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令和2年度第2回高齢福祉部会 会議録

  • ID:11919

概要

日時:令和2年12月22日(火曜日)午後2時00分~

場所:長岡京市立図書館 3階大会議室

出席委員:南本部会長、五十棲副部会長、細平委員、今堀委員、澤田委員、上岸委員、西小路委員、鵜川委員、小西委員

欠席委員:菅田委員、笹井委員

傍聴者:0名

事務局:能㔟健康福祉部長

髙橋高齢介護課長、黒河主幹、河南課長補佐兼高齢福祉係長、菅原介護保険係長、黒岡主査、山添主事

福祉政策室 名和福祉政策室長

社会福祉課地域福祉・労政係 中村主事

 

1.開会あいさつ

・  委員11名中、9名の出席を確認。

 

2.議事

(1)第9次高齢者福祉計画・第8期介護保険事業計画の策定について

事務局                    

計画素案について説明


会長            

計画案について忌憚のないご意見をお願いしたい。


委員                

介護保険事業計画について、コロナの関係もあり実績値は下がっていると思う。夜間対応型訪問介護はかなり減っている実感がある。また、実績をみるとコロナに関係なく下がっている事業もある。定期巡回・随時対応型訪問介護看護は平成30年度以降実績値が減少傾向にあるが、第8期計画では増加傾向になっている。3年間の実績を踏まえての推計だと思うが、なぜこのような数値になっているのか。
高齢者配食サービスを見守りとして位置づけているが違和感がある。配食サービス事業は見守り事業ではなく、健康的な食生活の維持、食の確保が目的ではないのだろうか。その一方で、食事に補助金、税金が使われていることは市民の理解を得にくいので気を付ける必要もあるだろう。
健康づくり・介護予防の「めざす姿」には、「正しい知識を学ぶ」と掲げている。正しい知識の情報発信の仕方を考えていく必要があるのではないだろうか。具体的な取り組みとして、広報誌、ホームページでの情報発信を記載しているが、活字だけで正確な知識を身に着けることは難しさがある。例えば、出前講座等を実施する人員を確保し、行政、地域包括以外の人が出前講座等を実施することができないだろうか。


事務局                    

介護保険事業計画の推計は令和2年度8月までの実績値を踏まえて行っている。さらに、今年度はコロナの影響があったことを踏まえ、昨年12月までの支払い部分をみながら補正をかけている。12月までの実績では年間の給付料は増加している。人数と金額の整合はもう一度確認する。


委員                

夜間対応型訪問介護、定期巡回・随時対応型訪問介護看護は期待値なのか。


事務局                    

過去の実績を見ながら推計しており、期待値ではない。
配食サービスは見守り体制充実の位置づけで事業費を確保している。現場の感覚とは違うかもしれないが、見守りであり、見守り事業であることがわかるように記載を調整したい。
「啓発」の具体的な手法としては、広報、ホームページ、パンフレットとしているがこのツールを使って住民の方に情報発信するのは人である。各人がスキルアップを図るとともに、地域に出向いての情報発信を強化していきたい。地域包括支援センター以外にも多様な人材がいる。そういった方々の協力を得ながら実施していきたい。
「正しい知識」を若い世代から知っていただくために、今後はSNSの活用なども進めていきたい。


会長            

権利擁護の指標として介護相談員派遣回数を掲げている。これは施設に行かれる介護相談員だけか。在宅が含まれているのか。施設中心ならば、在宅で過ごされている方むけに指標があった方がよいのではないか。


事務局                    

介護相談員は施設に行く回数だけである。施設での高齢者虐待が増えているため指標として設定した。


会長            

在宅の権利擁護の推進していることがわかる指標があるとよい。
ケアマネジャーの人数が足りておらず、介護サービスを受けられない状況がここ数か月あると聞いている。どの取り組みと関連するかわからないが、介護保険のサービスを安心して受けられる環境の維持のためにもケアマネジャーの不足への対応について計画に反映するのか。


事務局                    

ケアマネジャーの不足は他の会議でも課題としてあげられている。市町村単独で介護人材確保の施策を打てればよいが難しさがある。今後、具体的な取組については検討していきたい。


委員                

数値が延べ数の場合と単年度数値の場合がある。延べ数、単年度数値、単位等わかりやすく記載いただきたい。


事務局                    

指標の記載について調整する。


委員            

具体的な取り組みに「認知症カフェを含めた高齢者の通いの場を増やす」とある。現在、市内には11か所あり、前回計画策定時から増えたと思う。その一方で内容が充実しているのか疑問である。数を増やすことが成果ではない。また、今後も増やす方針なのか。
同じく具体的な取り組みの一つ目で民生児童委員の認知症ケアパスの共有が記載されている。民生児童委員も認知症のことを勉強する必要はあるが、実際にはそのような取り組みができていない。民生児童委員でも認知症ケアパスを知らない方が多くいると思う。今後、民生児童委員の方にも指導をいただけたらありがたい。


事務局                    

令和元年度に国が認知症大綱をとりまとめ、今回から計画への記載が義務付けられた。それを踏まえて新規に追加した内容である。
認知症カフェの場所数を今以上に増やす予定は現時点ではない。内容、質の向上、実施場所等を図っていきたい。また、「認知症カフェ含めた高齢者の通いの場」と記載しており、介護予防の点から高齢者の通いの場を増やしていきたい。
平成28年に認知症ケアパスを作成した。作成時に民生委員児童委員の方にご説明させていただいたがそれ以後は行っていない。新たに総合事業も開始しており、市から認知症ケアパスについて説明させていただく機会を検討したい。


会長            

認知症カフェを増やすわけではないが、内容の充実などがわかる方向で修正してはどうか。


委員                

カフェはコロナ禍で難しさを感じている。これまで借りている部屋ではコロナの対策を十分にとれず大きな部屋を借りている。
認知症予防について気になる点がある。生活習慣病予防、介護予防は理解できる。しかし認知症は予防できるものなのか。その科学的根拠は乏しいように思う。認知症予防と表現すると、予防をしないから認知症になったような印象を与えかねない。認知症予防の表現は慎重に使っていただきたい。
成年後見制度の普及は10年前から取り組んでいるが、司法書士等の専門家の方は制度を説明するだけで具体的な効果、成果がわかりづらい。今年の2月に京都弁護士会に話を聞いたが、成年後見制度に取り組もうと考えている弁護士の方に知識がない。自分たちがやっていることに疑問をもっていない。
書類としての成年後見はできるだろうが、一人の権利を守るという視点でそれで充分なのだろうか。成年後見を受ける立場で考える必要がある。
数年前に社会福祉協議会が当事者団体等と協力して成年後見制度の冊子を作成した。それなりによくできている冊子だと思う。この冊子をたたき台にして成年後見制度の勉強会をしたらどうだろうか。また、成年後見をやりたい人の話は聞くことができるが、その制度を使った人の話を聞くことが難しい。使った人の話をきくことが大事だと思う。メリット、デメリットが学べる研修会の開催を期待している。


事務局                    

認知症予防の表現は気を付けてその取り組みを発信していきたい。P.24では認知症予防ではなく、認知症の発症や進行を遅らせるという視点で予防と表現を用いている。
成年後見制度の研修にあたっては当事者、制度を使用された方の意見も聞くといったことを踏まえられたらよい。参考にさせていただく。


会長            

成年後見制度を使った人の声はケアマネジャーとしてもききたい。ぜひ、そういった研修会を開催いただきたい。


委員     

長岡京市には様々な計画がある。計画によって「第2次」が計画名の頭にくるのか、途中に入るのか、統一してはどうか。
今回の改定で表記を「施策」から「具体的な取組」としたことでわかりやすくなった。フォントサイズなど全体の体裁は整えていただきたい。
介護保険事業計画については、コロナの影響がでているなかでどのように推計値を示すか。京都府との調整もあると思うが推計と保険料の算定は注意深くお願いしたい。


委員                

長岡京市は高齢者虐待防止、権利擁護、成年後見などに早くから積極的に取り組んでいる。同時に本人の意思決定支援も大切ではないだろうか。計画にその内容が記載されていなければ、本人意思決定支援の考え方や取り組みを認知症、権利擁護、成年後見等の取り組みの中で記載できないか。

 

(2)その他

事務局                    

老人福祉センター 竹寿苑の方向性について説明


委員                

竹寿苑の建て替えはいつなのか。それまで竹寿苑は利用できないのか。


事務局                    

令和6年の6月を目標にしている。新しい施設ができるまでは今の竹寿苑を利用いただける。


委員                

竹寿苑のバスを廃止するということだが、バスは廃止しない方がよいのではないだろうか。以前に父が竹寿苑を利用していたが、自分で運転することができなくなってもバスがあるため竹寿苑にいくことができた。80才ぐらいになると自分で移動するのは大変。施設そのものが高齢者の居場所になっていて、目的の場所にいくのに交通手段がなくなるのはどうだろうか。お風呂に関しては、以前から市がしないといけないのかという疑問があった。利用者が固定している印象がある。民間でやるべきものであると思う。


委員                

一度見学をしたときに、お風呂の床が石でできていたので怖かった。竹寿苑は何時から何時までやっているのか。使ってみたいと思う魅力が今はない。どのようなことをしているのか。


事務局                    

9時~16時までやっている。麻雀、囲碁や将棋、カラオケ、ビリヤード、陶芸などもできる。


委員                

施設に関する情報提供がないため、そこで何をやっているのかわからない。今度できる施設は何ができたら引き寄せられるかと考えたら、食事が提供されると魅力があるのではないか。行って遊んで食事ができてお風呂に入れるのならよい。食べることから始めて楽しむ、家で満たされないことが提供されるとよい。


事務局                    

竹寿苑にはカフェの併設は考えていないが隣接するところと一体的な共生型施設ということで、カフェや食事する場所などができたらよいと考えている。民間の法人に立ち上げていただくことを考えている。


事務局                    

案件1の計画案はご意見を踏まえて追加修正見直しにして1月8日から2月6日までパブリックコメントを予定している。表現の修正等については会長へ一任いただきたい。

―異議なし―

パブリックコメント案を委員の皆様には送付させていただく。
次回第3回の部会は2月9日に予定している。


閉会

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長岡京市健康福祉部高齢介護課高齢福祉係

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