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【市民ライターがレポート!】令和6年度第1回まち活MTG(ミーティング)

  • ID:14224

令和5年12月3日にスタートした「まち活MTG(ミーティング)」。

まちをよくする「まち活」について考えてみようという市民ワークショップで、無作為抽出や公募で参加者を募りました。

市民ライターの宇津亜季さん(ふるふる長岡京(別ウインドウで開く))に、当日の様子をレポートしてもらいました!

レポート

今年度もまち活MTGが始まりました。4月21日(日曜日)に開催された「補助金申請書の書き方講座」では、補助金の概要について説明を受けた後、実際にワークシートを使いながら、申請に必要な項目を記入する練習を行いました。

市の補助金に興味を持つ人から、昨年度のまち活MTG参加者まで、さまざまなメンバーが集まり、市民活動の継続に必要な資金について学び合う場となりました。

市民活動の理想の姿

講師・ファシリテーターを務めるのは、昨年度に続き、NPO法人テダスの高橋博樹さんです。

以前学んだ「ターゲット(A)が企画・プロジェクト(X)を経てA'に変化する」という企画立案の振り返りで、私が特に印象に残ったのは事業検証の考え方でした。

「たくさんの人が参加してくれたから成功」と考えがちですが、ターゲット(A)に目指した変化(´)が生じた場合を成功と定義するとのこと。「変化が起きたかどうかをアンケート等で確認し、不足していれば改善点を考えることが大事です」と高橋さん。

いよいよ本題の補助金の説明へ。市民活動に限らず何事もスタートする際には費用がかかります。この部分を補う手段の1つが補助金で、取得できればイニシャルコスト(※1)を軽減できます。高橋さんは、「補助金に頼り続けるのではなく、将来的には自己資金でランニングコスト(※2)を捻出できるよう着実な計画を立てることが理想的」と伝え、活動を続けるうち行政の目にとまり、業務委託を受ける事例もあると紹介しました。

(※1)イニシャルコスト…事業を始めるにあたってかかる初期費用。ゴミ拾い活動を例にすると、ごみばさみ・バケツなど備品の費用など。

(※2)ランニングコスト…固定費など継続的にかかる費用。会場費やチラシ製作費など。

補助金概要と営利・非営利の考え方

次に自治・共助振興室の赤松さんから「みんなの未来をつくるまち活補助金」について、この補助金には税金が使われており、団体への給付ではなく、不特定多数の市民に対する事業への支援が目的であると説明がありました。

そのため、長岡京市の課題を解決し、良い方向に向かう手助けとなる非営利の公益活動であることが求められています。私的な利益の追求や、サークルメンバーだけの活動は補助対象外とのこと。

自治会館を会場とする場合はどうなるのかという質問に「自治会員のみ対象とするのはだめだが、その地域の住民に参加を呼び掛ける内容であればOK」と回答。活動内容や申請書記入の相談は、中間支援を行う市民活動サポートセンターで対応しており、申請後に開かれる審査会の評価をもとに市が決定する流れとなります。

続いて高橋さんは、「非営利は参加費を徴収してはいけないという誤解がある」と、非営利でも収益事業をしても問題ないことを伝えました。非営利(NPO)である学校法人の例を挙げ、学費から必要経費を除いた余剰金は教育事業に充てられており、それは本来の使われ方であること、株主への配当(営利)は行われていないことを強調しました。

気づいちゃった者の責任

参加者は自分たちが考える活動をイメージしながら、ワークシートに申請に必要な項目を記入し、補助金申請書を作成する練習を行いました。

高橋さんが運営するテダスでは、「こうなったらいいな」という地域の課題を見聞きした瞬間、「やらなしゃーないよね」を合言葉に行動に移しているそうです。

それを「気づいちゃった者の責任」と話す高橋さんは、「行政に頼る時代は終わり、地域の問題解決にはみんなで協力するしかない」ときっぱり。

災害や緊急時だけでなく、日常から協力して支え合う関係を築き、居場所づくりができる「まち活」の意義を強く実感することができました。

高橋さんは「長岡京市も地域をなんとかしたい人や、やる気ある人を発掘したい、知っていきたいと思っている。今よりステップアップできるチャンスでもあるので、積極的に補助金申請にチャレンジしてほしい」とエールを送りました。

さいごに

後半はグループごとに自分たちが考えた活動案を出し合い、全体共有を行いました。

今後の開催についてメンバーで意見を出し合った結果、今年度の「まち活MTG」は毎月第3日曜日に開催することが決定しました!

会場はこれまでの市役所会議室に加え、1階ロビーやサポセン(市民活動サポートセンター)を利用する案も検討中です。

住みやすい長岡京市を築くため、市民が自ら行動し、まちの未来を考える場として、まち活MTGが浸透していくことを願っています。

事務局より

まち活MTGはいつからでも参加可能!1回だけもOK!

まち活MTG(ミーティング)は、途中から参加することも1回だけ来てみる、ということも大歓迎です。

まちと関わる活動はやったことがないけれどやってみたいという方、始めたところだという方は自治・共助振興室までお知らせください♫見学だけでも可能です!

原則、40代までで市民活動や地域活動、まちづくり活動初心者の方が対象です。

第1回概要

令和6年4月21日(日曜日)午後1時30分から4時まで

長岡京市役所新庁舎4階会議室401・402


令和6年度のスケジュール

原則毎月第3日曜日午後1時30分~4時(予定)

参加を希望される方は事前に自治・共助振興室にお知らせください。

特に、保育ルーム(生後6カ月~就学前)を希望される方は2週間前までにお知らせください。

日程(予定)
日にち場所
令和6年5月19日市民活動サポートセンター
6月16日未定
7月21日未定
8月18日未定
9月15日未定
10月20日未定
11月17日未定
12月15日未定
令和7年1月19日未定
2月16日未定
3月16日未定

お問い合わせ

長岡京市市民協働部自治・共助振興室地域協働係

電話: 075-955-3164

ファクス: 075-951-5410

電話番号のかけ間違いにご注意ください!

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