地球温暖化対策実行計画（平成23年度進捗報告書）

平成23年3月に策定された「長岡京市地球温暖化対策実行計画（区域施策編）～持続可能な未来（アース）プラン～」の平成23年度の進捗を報告します。

平成22年度の温室効果ガス排出量は、1990年度比で16%削減されました。しかし、前年度に比べ、増加しています。
これは、産業部門で2006年度から大幅に削減されてきた排出量が、2010年度には経済の復調による製造出荷額の増加と記録的猛暑により、前年度比46％増となったことによります。家庭でも同様に猛暑の影響で電力消費量が大幅に増加したため、排出量も11％増加しました。あわせていずれの部門においても、電気の排出係数が上昇した影響が出ています。

※温室効果ガスの排出量を算出するためには、電気やガス等、エネルギーの使用量や各種統計の数値が多く必要ですが、それらがすべて出そろうのは、2年後の12月頃です。
そのため、温室効果ガス総排出量の数値は、他の目標の取組み年度とは異なる年度での公表となります。

温暖化対策を進めるため、特に重要な取組みを「長岡京市8つの取組み」として、推進に重点を置いています。
これについて、市として「長岡京市地球温暖化対策実行計画進捗報告書」を作成し、「長岡京市地球温暖化対策実行計画推進協議会」で学識経験者や市民、環境団体の代表などから意見を聞いています。
今年度の取組み成果としては、24項目中、19項目で達成、2項目で未達成、3項目で目標の7割程度を達成しいますが、実質の温室効果ガス量が減っていない家庭部門などでは、市民への啓発を強化する必要性などの意見をいただいています。