教育委員会平成25年7月定例会会議録
- ID:3301

会議の概要

日時
平成25年7月16日(火曜日) 午後3時

場所
長岡京市役所 会議室7

出席者
浅輪委員長、竹下委員長職務代理者、北畑委員、藤原委員、山本教育長

陪席者
教育部長(中村)、文化・スポーツ振興室長(岡本)、文化・スポ-ツ振興室担当主幹(柿原)、教育部次長兼教育総務課長(谷川)、教育総務課担当主幹(舟岡)、学校教育課総括指導主事(大木)、生涯学習課長(中尾)、生涯学習課主幹(関)、中央公民館長(荻)、図書館長(橋本)、教育支援センター所長(岡花)、北開田児童館長(森本)

開会
浅輪委員長開会を宣言する。

前回会議録の承認
承認・署名

委員長諸報告
・ 6月20日 議会最終日で市職員・議員の給与減額、議会での国旗掲揚について
・ 7月 9日 乙訓地方小学生駅伝大会委員会総会に出席、今年度よりインターネット配信を行う
・ 7月13日 平和を考える市民フォーラムについて
・ 7月13日 小学校での各まつり(長法寺・長岡第三・長岡第九)
・ 熱中症について
Ⅰ症状(初期)として、めまい・立ちくらみ
Ⅱ症状として、頭痛・吐き気
Ⅲ症状として、意識朦朧
子どもや中高年については、適体温度に未熟な者、感覚が鈍い者もいることから、喉が渇く前にこまめな水分補給が必要である。摂取の目安として1リットルの真水に2グラム程度の塩を入れて飲むと良い。経口保水液を飲むのも効果的である。また1時間以上の運動を行う場合は、エネルギーとなる糖分の摂取も必要である。締め付けない服装も効果的である。発症した場合は、わきの下や祖形部を冷やす。知識はあっても罹ってしまうこともある。室内外に関わらず意識的な水分補給が必要である。

教育長諸報告
・ いじめ防止対策推進法の施行について
法というルールによって規制しなければならない現状。人としてのあり様について、道徳等の教育の重要性を感じる。
今回の法律のポイントとして二点ある。①普段から教育現場において防止のために専門的な知識を持った方を含めて組織をつくり防止に努める②仮に事象が起きた時は調査委員会、第三者委員会を立ち上げることとなるが、委員の中に遺族の意向を汲んだ方も含める。
権限と立場を背負った委員会が複数立ち上がる、責任の所在を明らかにするためだけの委員会とならないよう考えていかなければならない。
・ アーリントンの訪日について
日本に初めて来た生徒も多く、ホストファミリーや子ども達との交流において、貴重な異文化体験をしてもらえたことを感じた。

各課長諸報告
各課長諸報告
(質問・意見等)
委員
コミュニティ・スクールについて。コミュニティ・スクールの問題と学校支援との連携はどのような形で行っているか。今年2校に増えているが、これまでの行っている学校も含めて予算との関係はどうなっているのか。
事務局
24年度は長岡中と長七小が「コミュニティ・スクール推進事業に係る調査研究事業」の委託を受け、本年度は長岡中は終了し、長七小が24年度から継続受託し、長三小が新たに受託することとなった。この事業は調査研究期間が2年間であり、本市においては、近年毎年1校ずつ新規に受託しており、2年目の学校と1年目の学校1校ずつ、毎年受託しているところである。長七小においては学校の芝生化、総合型スポーツクラブなど地域・学校・行政が中心となっていろいろ行ってきています。この調査研究事業には調査研究のために教員の加配措置がなされるとともに、1校あたり25万円程度の調査研究費が受けられます。加配教員は主に地域との連携の中に加わって取り組んでいただくとともに、運営協議会を設立・開催する上で尽力している教員の負担軽減のために配当されています。調査研究費は主に、旅費や報償費、諸費として充てています。本市においては調査研究は続けていますが、2年間の研究指定の後、実際にコミュニティ・スクールとして指定している学校はなく、研究指定終了後は多くの学校の運営協議会(準備会)はなくなります。神足小では研究指定終了後も運営協議会は存続しており、学校に協力いただいているところです。コミュニティ・スクールに指定すると運営協議会は、教育課程の編成その他校長が作成する基本的な方針の承認を行うことや運営に対して意見を述べることができる以外に教職員の人事に対しても意見を述べることができるとされていますが、この人事についてはいろいろな意見があり人事権を除いた形でコミュニティ・スクールに指定できるのか確認が必要です。現在、教育委員会としては人事権を除いた形での枠組みで考えています。
委員
そのあたりは、以前にも議論したことがあり、国が示すようなコミュニティ・スクールが考えるところである。気になったのは、例えば神足小では地域との連携としてかなり協力的で良い部分がある。ただし、予算的には補助が出ておらず、どのように運営されているのかが知りたい。
事務局
費用については、いただく補助の範囲で取り組んでいます。
委員
もう一点は支援地域本部事業について。これはどのように関わっているか。
事務局
直接的なコミュニティ・スクールとの関係はありません。学校が必要とする活動に対して、地域ボランティアを募集し、教育現場で子ども達の学力支援、指導の補助などをしていただく内容です。
委員
放課後子ども教室とのダブル支援ということか。
事務局
学校支援地域本部事業は、学校が求めている活動に対して地域の方の力を借りて行う内容です。放課後子ども教室は、地域の方々が自らの活動を通して子どもを育てる事業です。今、地域が子どもを育てる機能が無くなってきていることから、意図的に、地域の能力を持った方を募集し学校の活動に協力していただく事業として進めています。
事務局
各事業のスタートは、それぞれの思いがあってバラバラな動きですが、対子どもへ支援していく部分はかなり似ています。学校支援地域本部、コミュニティ・スクール、放課後子ども教室などありますが、どれも似ていて学校現場でも区別がついていないような動きをしていることも事実です。京都府教育委員会においては、統括的なものとして「結スクール」という形で緩やかにいつまでも行っていける、地域が支援していけるような形を作っていけないか、運営協議会のように人事に対して意見を述べるようなものでは無いソフトランディングできる形を模索してください、というような形で進められており、現状はその途中段階といえます。
委員長・委員
これらの連携が大事だということが良く解りました。これからも更に発展させていただきたい。
委員
次に。先日アーリントンのお別れ会に出席しました。剣玉や日本語でのスピーチをされていました。また来たいと思う子どもが多かったことが印象に残っています。毎年20名程度ではあるが、10年で200名となる。地味でもしっかり交流ができていると感じた。秋にアーリントン訪米の話を聞いたが、教育委員会での友好10周年の記念事業ですか。
事務局
毎年教育委員会が行う中学生の交流事業ではありません。
教育長
秋の訪米については、市長部局で行く友好交流協会からの派遣と聞いています。教育委員会で行っている交流事業とは別になります。
委員
夏休みのお盆の時期に学校の閉鎖日がありますが、とても良い取り組みだと思います。教職員のメンタル部分が厳しいだけに、3日間であっても学校から離れて心身をリフレッシュしていただくことは大事だと考えます。
委員長
いろいろな面から、先生へのサポートに努められたい。

協議事項
・平成25年度教育費9月補正について
(文化・スポーツ振興室、教育総務課、学校教育課、北開田児童館)
委員長
9月補正について、文化スポーツ振興室から順次説明をお願いします。
(文化・スポーツ振興室長、教育総務課担当主幹、部長、北開田児童館長から説明)
(意見・質問等)
委員
教育総務課の補正予算資料にある、長岡中学校プールの塗装はなぜこうなるまで放っておいたのか。写真を見ると相当傷んでいる。
事務局
細かい修繕はこれまでも行ってきました。どうしても学校耐震が至急課題であること、費用の問題からも今回となってしまいました。
教育長
役所の一般会計は予算に限りがある以上、優先順位をつけて、どうしても少しでもマシなところは後回しにならざるを得ない状況です。

報告事項
・(仮称)長岡京市ふるさと資料館基本構想(案)のパブリックコメント実施について
(生涯学習課主幹から報告)
(意見・質問等)
委員長
入りやすく、子ども達向けに絵などを使って解りやすい展示となるようにしていただきたい。
委員
まちなか博物館として街なかに作るイメージは、長岡天神の横などのイメージがあって作成されているのか。
事務局
いえ、違います。既に点在する埋蔵文化財センターや勝竜寺城2階等の展示室などを活用した中で、それらの展示物を案内できる内容の施設を前提としています。したがって大きな博物館としての展示というイメージよりは、資料館を中核として、各施設を案内できる情報発信施設としての役割、展示ではなく適切に保存する機能を備えた収蔵庫の設置、長岡京市に留まらず近隣の資料館や機関と連携した歴史文化を結ぶ取り組みの施設としての役割をもとに基本構想を策定しています。
・平成24年度公民館報について
(中央公民館長から報告)
(意見・質問等)
なし
・図書館年報について
(図書館長から報告)
(意見・質問等)
なし

行事予定
行事予定(7月17日~8月20日)について (教育総務課長)
(意見・質問等)
なし

その他
次回、教育委員会定例会の日程を平成25年8月7日に変更することを確認。

閉会
浅輪委員長、午後4時58分挨拶並びに閉会を宣言する。