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教育委員会令和7年6月定例会会議録

  • ID:15193
教育委員会会議録


1.日時

令和7年6月18日(水曜日) 午後3時00分から午後4時32分


2.場所

市役所 会議室401


3.出席者

教育長 西村文則

委員 京樂真帆子

委員    大下和徹

委員 盛永俊弘

委員     生嶌 匠


4.出席説明員

教育部長、教育総務課長、教育総務課主幹、学校教育課長、学校教育課総括指導主事、学校教育課主幹、生涯学習課長、生涯学習課主幹、文化・スポーツ振興課長、文化・スポーツ振興課主幹、文化財保存活用課長、中央公民館長、図書館長、教育支援センター所長、北開田児童館長

事務局職員 教育総務課 総括主査

5.傍聴者

なし


6.開会

(教育長)

開会を宣言する。


7.前回会議録の承認

承認・署名


8.教育長諸報告

(教育長)

   5月22日(木曜日) 、令和5年8月7日付で国登録有形文化財に登録された「今尾家住宅土蔵・茶室薫風亭」の登録プレートが文化庁から届いたので、改めて交付式を行った。長岡天満宮境内地に隣接する今尾家住宅は、明治・大正・昭和の時代に活躍した京都画壇の重鎮、今尾景年氏が迎賓施設として営んだ別邸に始まるもので、近代数寄屋建築の造形の規範として、国登録有形文化財に登録されたものである。当日は今尾家の皆様の御厚意により、本市文化財保護審議会委員の皆様とともに屋内外の見学をさせていただいた。書院座敷に大きな円窓を開けるなど草庵茶室の要素が見られる自由な意匠で、竹や細木、清水焼の襖引き手など、細部にまで趣向を凝らした建物のすばらしさに感銘を受けた。今尾家の皆様、関係者の皆様に改めてお礼申し上げる。なお、当日の午後に文化財保護審議会を開催し、昨年度の文化財保護事業の報告、今年度の事業計画について説明したのちご協議をいただいた。

     24(土曜日)及び25(日曜日)には公サ連祭りが開催された。26日(月曜日)には社会教育委員会議を開催し、昨年度の事業報告、今年度の事業計画について説明したのち、今年度のテーマである「人のつながりを生み出すための生涯学習・社会教育の仕組みづくり」について協議をいただいた。

    27日(火曜日)には第1回長岡京市教育振興基本計画審議会を開催した。令和3年4月から10年間を対象にしている第2期計画の中間見直しに向けて協議がスタートした。

    30日(金曜日)には京都府市町村教育委員会連合会定期総会・研修会が開催され、その冒頭に全国市町村教育委員会連合会及び京都府市町村教育委員会連合会の教育行政功労者表彰が行われた。本市で8年に渡って教育委員、教育長職務代理としてお世話になった福澤秀夫前教育委員が全国及び京都府の表彰を受賞されている。お祝いを申し上げるとともに、改めて長年の御労苦に感謝申し上げる。

    30日(金曜日)と31日(土曜日)には長岡天満宮本殿屋根修理現場の特別公開が行われ多くの方が見学をされた。31日は長岡京市在住の小学生・中学生・高校生が対象であったが、参加した児童生徒たちは檜皮葺屋根の改修作業を興味深く見学し、竹くぎ打ち体験なども楽しんでいた。

   6月5日(木曜日)には校長会議を開催し課題を共有した。また、市議会6月定例会が開会し、11日(水曜日)・12日(木曜日)の一般質問、17日(火曜日)の文教厚生常任委員会などを経て、20日(金曜日)に閉会する。

    8日(日曜日)には長岡京市PTA連絡協議会の第1回理事会が開催された。PTA(ペアレント・ティーチャー・アソシエーション)はその名の通り、親と教師が協力し合いながら子どもの健全育成を図るための社会団体だが、近年は全国的に「PTAへの加入・非加入は個人の意見が尊重されるべき」、「PTAの必要性を感じない」、「活動に無駄が多い」、「私生活が忙しいので委員や役員になりたくない」などといった理由でPTAに参加しない保護者が少しずつ増えてきている。本市でもそういう傾向が見られることから、長岡京市PTA連絡協議会では、保護者の皆さんに、PTA活動の意義や重要性を伝えながら、活動を精選し負担を軽減し、楽しくやりがいのある活動に向けた改革に取り組んでおられるところである。子どもたちの幸せに生きる力を育てるためには、学校・保護者・地域の連携が欠かせないところであり、今後も長岡京市PTA連絡協議会との連携を大切にしていきたいと考えている。

    ところでこの間、乙訓教育局及び市教育委員会による学校訪問を実施した。公開授業に参加をいただいた委員の皆様に感謝申し上げる。

 

8.議案

・第10号議案  長岡京市スポーツ推進審議会委員の任命について

・第11号議案  長岡京市図書館協議会委員の任命について


(教育長)

 まず、「第10号議案 長岡京市スポーツ推進審議会委員の任命について」説明を求める。

(事務局)

・第10号議案「長岡京市スポーツ推進審議会委員の任命について」

    このたび任期満了に伴い、その後任を委嘱する必要があるため提案するもの。委員は学識経験者4名、市内関係団体7名、公募2名、関係行政機関1名の14名を任命する。なお、14名のうち、新任は6名、再任は8名となっている。任期は、令和7年7月1日から令和9年6月30日まで。

(教育長)

 質問、意見等はないか。

(意見なし)

(教育長)

     特に、意見等が出なかったため、採決する。

 まず、第10号議案「長岡京市スポーツ推進審議会委員の任命について」、承認いただける委員の挙手を求める。 

(全員賛成)

(教育長)

    全員賛成。よって、第10号議案は可決された。

    次に、「第11号議案 長岡京市図書館協議会委員の任命について」説明を求める。

(事務局)

・第11号議案「長岡京市図書館協議会委員の任命について」

     長岡京市図書館協議会委員のうち団体から選出される委員の人事異動に伴い、その後任を任命する必要があるため提案するもの。備考欄に新任と記載されている3名の方を任命したい。任期は令和8年6月30日まで。

(教育長)

 質問、意見等はないか。

(意見なし)

(教育長)

 次に、第11号議案「長岡京市図書館協議会委員の任命について」、承認いただける委員の挙手を求める。 

(全員賛成)

(教育長)

     全員賛成。よって、第11号議案は可決された。


10.報告事項

・公益財団法人長岡京市埋蔵文化財センターに係る経営状況を説明する書類の提出について

(事務局)

    地方自治法の規定に基づき6月議会に提出したもの。令和6年度は、発掘調査事業として宅地開発道路新設等に伴う発掘調査を19件、国庫補助事業に伴う発掘調査を23件実施した。また、啓発・研究事業として調査成果報告会や文化財講演会などを開催した。

(教育長)

     質問、意見等はないか。

(委員)

 文化財保存活用課と埋蔵文化財センターはどのような関係か。

 埋蔵文化財センターと埋蔵文化財調査センターの違いは何か。

(事務局)

 市が出資している。発掘業務は、文化財保護法で定められた公益性の高い業務。

 文化財保存活用課でやるべき仕事を切り出して、こちらの財団で行っており、市と財団の業務はすみわけされている。

なお、埋蔵文化財調査センターは建物の名称、埋蔵文化財センターは法人名である。

(委員)

 派遣と出向の違いは何か。

 派遣された方の給与はどこから出ているのか。利益供与のように見えかねないのではないか。

 費用負担の取り決めはどのようになっているのか。

(事務局)

     給料は市町村から出している。市と関係の深い業務には補助金を出している。市としては発掘業務の単価の抑制もできればと人材を派遣している。

(教育長)

 派遣、出向の違い等について次回までに整理しておくように。

 他に質問、意見等はないか。

(委員)

 発掘調査の件数が23件と多いことに感謝。今後も調査漏れのないようにお願いしたい。また、結果を市民にしっかりと還元していただきたい。

(事務局)

 成果報告会では、2市1町の皆さまに1年間の成果を報告させていただいている。


11.主な行事・会議結果報告

(各所属長)

     行事・会議結果(5月22日~6月18日)について報告。


(教育長)

    質問、意見等はないか。

(委員)

 図書館の取り組み「まちとしょ」について。反響はいかがか。

(事務局)

 新聞に掲載いただいたこともあり、チケットの売れ行き、俳句に関する本の貸し出し件数ともに好調である。

(委員)

 教育支援センターのリスクアンケートの進捗について、次回以降に伺いたい。

(事務局)

 今後の実施については、学校の状況を見ながら行っていく。


12.次回定例会までの主な行事・会議予定

(事務局)

     行事・会議予定(6月19日~7月16日)について説明。


13.意見交換

(委員)

 私からは2点。

 まず文化財について。今尾家住宅の事。今回のプレートをきっかけに乙訓画壇のことをまとめていただき市民に知っていただく機会を設けてほしい。

 長岡天満宮の屋根修理、何十年に1度くらいのことなので檜皮葺の意味や修理の必要性を総括する機会をもっていただきたい。

 発掘調査の際、暑さ対策を万全にしていただきたい。

(事務局)

 今尾家住宅、今後皆様に知っていただく機会を作っていきたいと考えている。長岡天満宮の屋根修理、文化財の修繕現場で40年サイクルと伺った。なかなか巡り合えるチャンスがないなか公開できた。市民の皆様も圧倒されていた。今後も普段見られない事業を公開したい。

 暑さ対策について、暑さ指数計の使用、休憩時間の記録の集計を取り、実働時間の検討を行っている。緊急体制の整備、マニュアル化を進め最善を期して臨みたい。

(委員)

 学校給食について。

 6月12日に長岡第六小学校を訪問した。暑い中体育館で体育の授業を見学し、体育館にクーラーの必要性を実感した。順次空調整備を進めていただきたい。

 月に一度、万博献立があると知った。同じ日に乙訓の小中学校が一斉に行われているそうだが、4月がスペインのパエリア、5月はタイのガパオライス、6月はエジプトのグラタン風ムサカだった。給食だよりにはそれぞれの国の人口や美味しいという言葉はなんと言うか食文化など記載されており楽しい企画になっていた。京都市内や他市には万博献立は無かった。万博献立を導入された経緯、どの国のメニューを選ぶのか、子どもたちや保護者の反応等教えていただきたい。

(事務局)

 乙訓は2市1町で共通献立となっている。万博メニューの企画は本市の栄養士の発案で、4~10月万博に参加している各国の代表的なメニューを月に1回提供している。栄養士部会の栄養士が持ち回りでメニューを決め、楽しみながら作っている。子どもたちからは「おいしかった」「メニューを通じて初めてその国のことを知った」「来月も楽しみだ」、保護者からは「家庭でも話題になり子どもが喜んでいる」、「面白い取組みだと思う」といった声をいただいている。給食の時間が楽しみになるような取組みを工夫しながら今後も行っていきたい。

(委員)

 楽しんで作っていただけるのはとても良い。7月は韓国と伺っているのでどんな料理か楽しみである。

(委員)

 PTA連絡協議会について。PTAも色んな課題があると思う。自身も10年前にPTA会長をしていたが、大事な組織であって重要だと思うが先生とのつながりが薄いと感じた。

    これは長年の課題だろう。働き方改革が進むと尚更つながりが薄くなると思うが、現在の状況や今後の方向性を教えていただきたい。

(事務局)

 長岡京市のPTA連絡協議会の会議に参加しているが近年、様々な課題を抱えておられる。

 共働き世帯の増加、会議へ出席することへの負担感や、保護者からのPTAを脱退したいという訴えに対する対応など。

 PTAの加入率は高い学校が多いが脱退の相談はある。役の数を減らしたり、行事を集約し役員の負担減を図られている。分担金の減額や各PTAから連絡協議会へ出ていただく役を分担するなどの対応もされている。LINEグループでのやりとりやZOOMで会議を行うところもあると聞いている。

 今、過渡期である。事業の意義があり続けていきたい部分と簡素化していきたいところがあられる。

 今後、学校と協議しながら進めていかれるよう支援していきたい。

(委員)

 一番大事なことは子どもたちが活発に元気に育っていくのを促すのが目的だと思うので簡素化など改革も考えながら見守っていきたい。

 「早寝早起き朝ごはん」とよく言われるが、市内小中学生の統計データはあるか。

(事務局)

 朝食の喫食率は年1回とっている。90%を超えてはいるが、低下傾向が見られる。

(委員)

 就寝起床時間のデータを取ることも検討いただければと思う。

(教育長)

 先日の校長会で報告があったように伺っているが大阪大学が調査したものの中に就寝起床時間のデータはなかったか。

(事務局)

 全ての学校ではないが長岡京市内の学校で調査されている結果が出ている。

 アーリントンとの比較をしているが中間報告だったので、今後市民講座などで報告いただく予定である。

(委員)

 大下委員から子どもたちの生活面のデータを継続的にとることの重要性を指摘された。

 強く賛同する。

 自校の実態に即した施策を進めるうえで、学習や生活の実態調査は欠かせない。しかも、調査は一人一台端末の活用により短時間で集計も容易かと思う。

(委員)

 続いて「熱中症対策」について。

    まだ6月だが、連日の暑さのなかで熱中症関連のニュースが日々報じられている。本市でも、体育の授業や部活動の実施の判断に苦労されていると思うが、現状の対策や課題などを教えてほしい。

(事務局)

 昨年度改定した「長岡京市立学校熱中症対策ガイドライン」を元に今年度も小中学校に対応を依頼している。具体的には、体育などの開始前に活動場所で暑さ指数を測り、31度を超える場合は活動中止。31度を超えなくても水分補給や活動時間を短くするなど熱中症対策を講じている。登下校の際も、涼しい服装や帽子、日傘の活用等指導している。ガイドラインを策定することで学校によるばらつきがなくなったことが成果であると考えている。

(委員)

 本市のガイドラインを踏まえて、各校で統一した対策が実施されていることがよくわかった。

 引き続き、子どもの命を守ることを最優先とした予防策をお願いしたい。

 あと、対策に関して、2つ紹介したい。

 1つ目は文部科学省の「学校における熱中症対策ガイドライン作成の手引き」だが、

そのなかの「学校での死亡事故例」には、学校に知ってほしい事例が掲載されている。

 例えば、中学生が気温27度2分で死亡。その教訓は、それほど気温が高くなくても湿度が高い日は注意。 

 また、小学生が暑さ指数(WBGT)32で死亡。教訓は、激しい運動ではなくても、暑さ指数が高い日、特に小学校低学年では注意、とのこと。

 ぜひ、こうした事例も現場の先生方と共有化、教訓化してほしい。

 2つ目は最新情報で、名古屋工業大学大学院が開発された「熱中症搬送者数の予測サイト」のこと。

 最近(5月28日)、都道府県ごとに1週間先までの熱中症による搬送者数を予測して表示するウェブサイトが公開された。私はこのサイトを見て精度の高さにびっくりした。過去の予測値(1週間先まで搬送者数を日ごとに予測)と実測値を示すグラフがほとんど重なるからである。開発した平田教授は「学校現場での熱中症は、かなりの確率で防げるもの。暑さ指数とともに、事前の計画づくりなど熱中症対策に役立ててほしい」と話している。ぜひ、熱中症予防、対策のため、このサイトも学校に紹介してほしい。

(委員)

 京都府市町村教育委員会連合会の総会、研修会に初めて参加した。

 そこで新規教員の採用について話を聞いたが、教員の採用や働き方改革の難しさを感じた。

 PTA連絡協議会の資料を見て、会費減額と同時に、先生の分は免除となっている。先生の分については学校なり教育委員会が負担してもよいのではないかと思った。

 学校訪問はある中学の授業を見学したが賑やかだった。学校によって、生徒の雰囲気の違いを感じた。その学校は先生と生徒の距離感が近いと感じた。

 授業では、ある学校はタブレット中心に進めていた。別の学校ではタブレットと板書をうまく使われていた。理科の実験ではマッチを使っていることに驚いた。

 小学校では学校による授業の差は感じなかったが、生徒があいさつをする学校、しない学校があった。

 タブレットを使うカリキュラムはあるか。

 ロイロノート、市町村によって違うと思うが、転入生へのフォローはどのようにされているか。

 特別支援学級で学校によって複式学級となっているところがあったがそれは意図的にされているのか。

(事務局)

    長岡京市PTA連絡協議会の各校PTAから集める分担金は、各学校PTAの子どもの世帯数分を集め、教員の人数が積算に含めておられない。各学校におけるPTA会費は教員からも集めておられる。

(事務局) 

 賑やかな学校の授業について、学校の実態に合わせ指導していくようにしている。

 1点目のタブレットの使い方を教えるカリキュラムについて。低学年では、学級活動等の中でタブレットの基本的な使い方を教える時間があるが、それ以降はない。子どもたちは理解が早く自然と覚えていく。

 3点目の特別支援学級については、教員1名に対し、最大8名の児童生徒を指導する。学級編成については、学年ではなく子どもの障がい種別によって編成されるため複式学級になったり、児童生徒の人数が変わったりする。

(事務局)

 2点目のロイロノートについては、学校現場の負担を減らすため民間へ委託してヘルプデスクを設けている。転入生があった場合には、学年に応じたアプリを入れて生徒に渡している。転入時には教師から教えているが、子どもたち同士で教えあう姿も見られる。

(委員)

 産業文化会館、中央公民館、バンビオの施設を市民サークルが利用するには登録が必要か。

(事務局)

 中央公民館サークル連絡協議会がある。連絡会に入っているサークルは、部屋の予約が早くできるが、一般の方、連絡会に入ってないサークルでも予約は可能である。

(事務局)

 バンビオの中央生涯学習センターは、個人、団体、企業も利用できる。予約システムのためのID登録はお願いしているが、公民館のような仕組みはない。

(事務局)

 中央公民館1、2階は社会教育施設のため、社会教育法第23条で営利、宗教、政治目的ではお貸しできないとなっている。中央生涯学習センターはそのような規定はない。

(事務局)

 市では、いろいろな市民活動団体がある中で様々な角度からサポートさせていただいている。


14.閉会

(教育長)                                    

     午後4時32分に閉会を宣言する。


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長岡京市教育部教育総務課総務・施設整備担当

電話: 075-955-9532

ファクス: 075-951-8400

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