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市長と語る“対話のわ” 平成28年10月11日(火曜日)

  • ID:6296

平成28年10月11日(火曜日) 長岡第二中学校

日時

平成28年10月11日(火曜日)午後7時30分~

場所

長岡第二中学校 1階 多目的室

テーマ

「子どもたちと住みたいまちづくり」

参加者

16名

議事(要旨)

○長岡第二中学校PTA会長あいさつ

 皆さんこんばんは。沢山のお集まりをありがとうございます。市長と直接お話しする機会はなかなかないので、今日は活発な意見交換をお願いします。どうぞよろしくお願いします。

○市長あいさつ

 長岡京市では、平成28年度から第4次総合計画がスタートしています。「住みたい住みつづけたい悠久の都長岡京」と題しまして、これから15年間の長岡京市の目指すべき姿を掲げています。これからの15年は、今までの15年とは社会全体の環境が大きく変わってきています。その状況に対応するにはどうすればいいのかですが、今回の総合計画の6つの大きな柱でまちづくりを進めていこうということで、子どもや暮らし、輝き、経営等、安心・安全という事を定め、税金を使わせていただいた成果として、いろんな部分の結果・成果が見えてくることを明らかにしていこうということで、空き家の率やゴミの減量等、さらに評価していく指標として、ベンチマークを掲げています。子ども達の学力も長岡京市の子ども達は府下の中でもトップクラスです。全国でも良い方です。その他にもいろんな課題があります。その中でも、私自身は3つの戦略目標「定住促進」で子育て世代に選んでもらえるようにと、「交流の拡大」により外からのお金や人に入ってもらう仕組みと、「まちの新陳代謝」では公共施設の老朽化の更新を掲げています。今、長岡京市の人口は8万人です。急激に人口が増えた時期がありましたが、その時代から半世紀が過ぎました。また、高齢者の割合はこれから増えていきます。働く世代は減っていき、出生率も減っていきます。これから15年間の中で迎えていく現実です。なんとか今の8万人の人口を維持していく、子どもを産みやすい環境を作っていくというのが、総合計画の大きな目標です。そこで特に子育て世代の定住に力を入れていこうということです。何故、そういうことをしなければいけないのかといいますと、今、長岡京市の財政は比較的、健全です。何故、健全かというと大きな企業もありますが、市民の皆様の市民税と固定資産税が多数を占めており、分厚く支えてもらっております。しかし、これから人口が減り、働く世代が減るということは、市民税等も減り細っていきます。今の行政水準を維持していくためにも、若い子育て世代に定住してもらい、高齢者を支えていくためにも、子育て世代を確保していくことが大事になってくることをご理解下さい。どの自治体も同じように思っていますし、子育て施策としていろんな努力をしてそれぞれ競争させていただくこととして、子どもの医療費の拡充や、今回、中学校給食の導入という大きなテーマで動いておりますが、関東は給食導入に早く進んでいました。この10年で大阪、京都の阪急沿線等では導入している自治体が増えてきており、そういう環境を整えていくことで、子育て世代の方に選んでいただけるように、また女性が働きやすい環境であるため等に、中学校給食の導入に向けて進んでいます。方法としては親子方式と食缶方式です。配るのに時間がかかることや、また、出来る限り昼休みの時間を確保したいということで、当初は弁当箱型方式でしたが、配膳方法等を先進自治体に学び、食缶方式でと結論が出ました。暖かいものは暖かく冷たいものは冷たく、また子どもの成長に合った給食の量等に柔軟に対応し、おいしい給食を出せるよう進めています。各校に給食施設が作れればいいのですが、元々各中学校は給食をしない前提でしたので、給食室を造ることが極めて困難であり、また小学校の施設も古くて衛生上もよくない状態ですので一気に改善しようと思い、小中学校分の給食を作れるよう小学校の施設をリニューアルし、中学校に届けようと取り組んでいます。長二中は十小との親子方式で計画しています。目の前に三小がありますけれども、三小に建て替えの敷地の余裕がありません。既存の給食室が校舎の中に入っていて、その部分だけの拡張というのは難しいということと、十小は北側の敷地にスペースが確保できるということで、十小にということになりました。もう一つは法律の制限で、自分の学校のための給食施設は学校の敷地内に給食室を建てるのは可能ですけれども、作った給食をよそに運ぶことになると、都市計画法の法律の中ではそれは工場という扱いになるので、工場を住居地域等の用途地域では造るハードルが非常に高いので、十小は市街化調整区域ですので、この法律の対象に入りません。なので、一番早く給食が開始できる条件がそろっているのが十小ということです。次は、長中と六小、三中と八小、四中は組み合わせを考えていましたが、四中だけは親子方式の「親校」となり得る小学校がなく、敷地内に給食施設を造れる敷地もありましたので、自校でとなりました。実施時期は2018年に二中、次に四中、三中、長中が少し遅くなります。できれば、一斉にスタートするのが公平ですが、工事等の関係で少しタイムラグが生じます。六小ですが、六小では保育所と小学校プールの複合化施設が建設されるとともに、新しい給食室を建設する場所がないため、現給食室を壊した後に同じ場所で建て替えなくてはならないので、その間の給食は、四中から六小に給食を運ぶということを考えています。こうした子どもの環境を少しでも良くしていき「定住促進」ということで、長岡京市を選んでいただきたく思いますし、待機児童の問題等様々な施策に取り組んでいかなくてはなりません。また観光等のことや公共施設の老朽化等、一番古いのは市役所ですが、建て替えの案を計画中です。いろんな課題がありますが、日々、皆さんが感じておられる課題等をお聞かせ願えればと思っていますのでどうぞよろしくお願いします。

参加者

 子どもが小学校3年生と1年生と2歳の子がいます。長岡京市に9年前から住んでいます。子育てのしやすい住みやすいまちだと思っています。子どもを預けていて、安心ですし、ずっと住みたいと思っています。このような場を持っていただいてありがたいです。一つ思うことは、学童のことですが、子どもが三小の学童に入っていて人数が90名ほどと正規の職員が2名という体制でいっぱいです。国の定めているガイドラインより施設が狭い状況であることとか、学童の役員もしていますので、親同志もよく学童について話をしています。最近、新しい学童施設が出来て見に行きました。すごくキレイで豪華なので驚きました。今、民営化を進めておられますが、何故ですか?費用の削減と聞きましたが、メリットがあるのですか。

市長

 学童は国の基準どおり、一人当たり1.65平方メートルのスペースを確保するのが望ましい、指導員も40人に2人という基準が望ましいと言われております。長岡京市の学童の歴史で良い面は学校内で設置されていることや、全員受け入れをしているということだと思います。基準のスペースを守れということならば、建坪が決まっていますから40人以上になれば、溢れた人達には自分で探して下さい、と極端に言ったらそういうことになります。しかし、これまでの中ですべての子ども達を受け入れ待機を出さないということでの施設の面積や指導員の数も一定の基準は満たせていないと思いますが、指導員の確保も難しくなっています。先ほど申しました、民営化は経費の削減が目的とはあまり思っていません。むしろ指導員の確保、雇用条件等を柔軟にできると思うのです。公共では夏休み期間や時間の延長、人員確保等、労働条件の交渉等で決まりますので、ローテーションを組んだりしてみても人員の確保がなかなか難しい状況です。一方で民間は時間延長や人員の対応が出来ている。民間の方がそのあたりは柔軟に出来ている。結果、サービスとしての水準が上がっていくところは民営化を進めていくべき一つの大きな流れの理由かなと思っています。来年から十小も民営化させていただきます。現在の指導員もいますので、徐々にと考えていますが、最終的には他の施設も民営化が望ましいと思います。また、学校以外の外部の民間施設、料金設定は多少違うと思いますが、自分たちの子どもを預ける選択肢を増やすことが大事だと思っています。外部の活用や民営化の方向性の考え方というのは、基本的にそういうところにあるというのをご理解下さい。

参加者

 民営化は、海外でも進んでいますので、費用対効果が教育のところにも影響がおよんできていると思われ、非常に心配しています。私が親の立場として良いなと思うことは学童の先生が素晴らしいと思っています。建物等は狭くても、先生が工夫して、子どもたちは楽しくやっています。第七小が民営化になる前はすごく議論していましたが、結果、すごく良かったと思っています。先生方や建物も良く、時間等も対応してくれます。今後は、指導員の方の育て方や運営方法等を私の思いをくみ取っていただき、考えていただければありがたいです。

市長

 公立だから良くて、民間だから悪いわけでなく、公立だから悪くて民間だからすべて良いというわけでなく、すべてそこの現場で動いておられる人の力にもよるところがあるし、一概に言えないと思います。少なくとも言いたいことは、民間であろうが公立であろうが学童を運営しているのは市ですので、民間には委託しているだけですので、何かあれば市が補うべきものですから市としても実態をつかみながら、運営していくことが今おっしゃった不安にお応えしていくことと思いますので、全てを民間にではなく、これから動いていくのを見ていただければと思います。

参加者

十小の給食施設の件ですが、学校の中に出来るというので動揺しています。何故かというと大事にしていた農園が潰れ給食施設が出来るということが、今まで大事にしていた宝物みたいなものですので。いろいろ検討はされたと思いますが、バラ園もそうなのです。食育ということで、農園で収穫したもので給食に出されたり、学校の行事にもなっているので、動揺しています。

参加者

 十小の良いところは、農園で収穫した野菜が給食で使われますとか、収穫によってメニューが変更したりします、自分たちが作った食材が給食で使われるので、子どもも嫌いだった野菜が食べられるようになりました。すごく良い事が無くなるのはどうかと思います。屋上等に畑が出来るとか、違う場所にとか、何か工夫していただきたいのです。

 

市長

 単純に場所を選んだ訳ではありません。結果としてそのスペースしかなかったという事ですが、いろんな方法を考え、兼ねあった結果、十小の農園をやっていただいている場所しか無かったということについては、ご理解いただきたいと思います。伝統が残せるよう、可能な変更も考えたいと思いますが、学校の敷地外になるかも知れないですが、農家の方にご協力いただいて学校用の野菜を作る方法も考えながら、次の世代まで引き継いでいけるような伝統を作っていくことも大事だと思いますので、これから詳細な設計が出来、説明会もあると思いますので、その時にもいろんなご意見をいただければと思います。

 

市長

 皆さんにお聞きしたいのですが、市役所ですが、建て替えた方が良いと思われる方(挙手)。

参加者

 外部から来ました。まちは気に入っています。市役所に手続に行ってバラバラで大変でした。災害時にも一番しっかりして欲しい所なので、建て替えを進めて欲しいです。

市長

いろんな施設が老朽化しています。平成27年度に全小中学校の耐震化完了しました。市役所は耐震化出来ておりません。今でさえ手狭で不便ですので、建て替えの時期かなと思っています。一つは安心・安全の最優先。もう一つは建て増し建て増しで分散化、利便性が悪いので市役所だけでなく他のいろんな機能を集積して活用できるようにしたいなと考えています。もう一つ聞きたいのですが、阪急長岡天神の駅前周辺の事です。踏切の問題ですが、どれくらい閉まっていると思われますか。ピーク時は1時間当たり35分だそうです。駅前の広場やバスの交通、阪急京都線の特急が止まる駅なので、上を有効的に使いたいと思います。高架にするかどうかの結論は出ていません。皆さん直感でお応えしていただきたいのですが。高架にした方が良いと思われる方(挙手)

参加者

 阪急長岡天神駅周辺は危ないと思いますが、事故等はないのですか。

市長

 皆が危ないのはわかっていますので、事故はあまりないです。阪急長岡天神周辺整備については難しい判断ですが、着手等に約20年以上はかかりますね。ですが、南側(イズミヤの方)は短いスパンで改修をしたいと思い、今後は、府と協議していきたいと思っています。阪急長岡天神周辺整備のまちづくりにつきましては、皆さん方にご意見をお聞きしたいなと思っていますので、その時はどうぞよろしくお願いします。本日はありがとうございました。

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長岡京市対話推進部秘書課秘書係

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