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令和元年度第1回長岡京市平和ビジョン懇談会議事録

[2019年9月4日]

ID:8882

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日時

令和元年5月27日(月曜日)午後1時30分から2時30分まで

場所

長岡京市役所 会議室2

出席者

田所会長(学識経験者)、瀧川委員(女性の会)、斎藤委員(自治会長会)、品川委員(原爆被災者の会)、和田委員(労働者団体)、井上委員(公募市民)、髙橋委員(公募市民)、鳥居委員(小中学校長会)、越智委員(市内高等学校長)

欠席者

中村委員(済生会京都府病院)、髙嶋委員(やすらぎクラブ長岡京)、土岐委員(戦没者遺族会)、加藤委員(マスメディア関係者)

事務局

喜多対話推進部長、藤井人権推進課長、中田総括主査、齊藤主査

傍聴者

なし

議事

1.開会

2.市長挨拶

 本日は、大変お忙しい中、令和元年度の第1回平和ビジョン懇談会にご出席いただき御礼申し上げる。引き続きお世話になる委員の皆様、また、新たにお世話になる委員の皆様には改めて2年間お世話になるがよろしくお願いしたい。

 この平和ビジョン懇談会は平成元年に設置をされ、以後平成の30年余り取組みを進めてきた。設置した当初の思いというのは、時代が「昭和」から「平成」に移り変わる中で、まさに「昭和」の時代の大きな戦争の体験をされた方がどんどん減っていく、そういう中で、悲惨な戦争の記憶を次の世代までしっかりと引き継いでいかないといけない、そういう思いの中で取組みが始まったときいている。

 そして、今年は「平成」という時代から、新たに「令和」ということで時代が移り変わってきた。その最初の『志』というものを考えるならば、さらに戦争の記憶をもつ方はもっと減っていくわけで、その思いをどうこれから次の世代に引き継いでいくかということが、さらにもうひとまわり難しくなってきているのではないかと思っている。

 その意味で、本市においても「平和の日」や、前年度開設した「バーチャル平和祈念館」では長岡京市にあるいろいろな戦争の資料をインターネットを使いながら伝えていく、そういう取組みもスタートしているところである。そうした次の世代の、特に子どもたちに戦争の悲惨さを伝えていくために、何をしていけばいいのか、どういう形で取組みを進めていくのか、ぜひ皆様にはさらなるお知恵を出していただければ幸いに思う。

 「令和」という言葉にこめられた思いは、英語でいうと「ビューティフルハーモニー(美しき調和)」というと聞いている。まさに「令和」という時代が「調和」「多様性」を認め合えるような新しい時代を築いていくべく、皆様には2年間お力を賜るようお願いしたい。 

3.委員および事務局の紹介 

4.会長、会長代理の選出

田所委員を会長に決定。

田所会長が瀧川委員を会長代理に指名。 

5.会長挨拶

 ご経験のある方々がおられる中で、新任の私が会長職を任されて、とても身の引き締まる思いをしている。私は、京都府立大学で社会教育について研究、歴史の研究をしている。公民館などの歴史の研究で、教育にしても、福祉においても、市民の生活の基盤というのは、何より「平和」である。私たちの声、市民の声が施策に反映されることを願いつつ、懇談を深めたいと思う。

 私自身は千葉県野田市で、社会教育主事として公民館で長年働いてきた。野田市においても平和記念碑があり、被爆した広島の市役所の側壁の石を譲り受けたものがはめられている。また「人権」や「平和」を尊重する都市宣言も行っている。一方、この長岡京市においても、「平和」に関して戦没者の追悼の日や、「いのち輝く長岡京市平和都市宣言」など、様々な取組みをされていると知り、これからの平和施策をはじめ平和ビジョンに関する意見を交わす懇談会に参加できることを光栄に思っている。

 「平和」を尊重するだけではなく、「平和」を創造するには地域でどうしたらよいか、先ほど市長から継承の問題ということが出ていたが、そうした課題を地域に根ざして、皆様と自由闊達にご意見・議論が交わされるよう役割を務めたいと思う。知恵やお力を合わせたいと思うので、よろしくお願いしたい。 

6.議事

[案件1]令和元年度平和施策(案)について

・事務局より、「令和元年度平和施策(案)」について説明(資料1)


各委員の意見は以下のとおり。

・(会長)全体の施策について、意見を交わしたい。一番目が「平和を祈る折り鶴」の募集。市内学校というのは、小中学校か、高校も入るか。

・(事務局)小中学校、それから高校も依頼をする予定。

・(会長)二番目は「平和メッセージ」の募集。メッセージのタイトル案に関して、何か意見はあるか。このタイトルは3年目になるか。

・(事務局)3年目になる。比較的どなたでも身近に感じていただける、書きやすいテーマにしている。

・(会長)「平和を祈る折り鶴」にしても「平和メッセージ」にしても、それを考える間、つくる間、「平和」への思いを託すことができる。手を動かしたり、頭を使ってみることで、「平和」を考える機会にもなる。このようにいろいろな方法で啓発事業を考えておられる。

 続いて、「バーチャル平和祈念館」について、小中学校等での平和学習の教材として活用していただけたら、ということだが、まだ日が浅いが、学校現場で何か声は出ているか。

・(委員)自分の携帯で見させてもらった記憶はあるが、まだ実際に活用というところまでは至っていない。今後、ぜひ活用できたらと思っている。

・(会長)現場の先生方の実践の際、指導の際に、かゆいところに手のとどく内容・コンテンツになるといいのかと思う。子どもたちを核にして、継承のツールになるようにグレードアップを図れたらいいかと思う。

・(委員)「バーチャル平和祈念館」のホームページを見た。資料がすぐわかるということで非常にメリットがあると思った。三重県もたぶんこのような平和の資料をやっていると思う。立命館大学のミュージアムでもインターネットで、資料を、例えば論文もとれるような状態になっており、そういう意味では、今後こういうものは広がっていく可能性もある。ただ、戦争の現物を見られる場というのも非常に重要な点として、そういう良さもあるので、それを同時に展開できたら、子どもたちにもわかりやすいかと思う。運用の問題と今後の展望なり、まだまだ広がっていく可能性はあり、期待している。がんばっていただきたい。

・(会長)損失しにくい資料はデジタルでの提供はとても便利だが、実物が伝える力というのは非常に大きいものがある。ぜひ実物資料との連絡連携がうまくとれるような「バーチャル平和祈念館」であってほしいと、今の意見をきいて思った。また、他の自治体や団体などで行われている実践も参考にするとさらによくなるのではないかというお話であった。スタートして1年という今の時期が一番大事な時かと思うので、施策の充実を期待したい。

 続いて小学校における平和学習。フォローアップというか、学習後の取組みもしっかりしているようだが、意見はあるか。

・(委員)平和学習の授業は、明日にさせていただく予定になっている。実際に打ち合わせをする中で、子どもだけではなく教師も勉強ができるなと思った。ただ、子どもにとれば、6年生で歴史を学んでいっているが、授業の中では、まだこの時代まではいっておらず、子ども自身がどれくらい受けとめられるかというふうには思うが、この機会はありがたいことだとは思っている。

・(会長)明日の平和学習で、取組みの成果や、これから良くしていくための前向きな課題があれば、整理してもらえるとありがたい。

 その他、全体を含めて皆さまから忌憚のない意見交流をしたいと思う。募集の時のスタイルや、呼びかけ方について、往々にして、マンネリ化する時がある。間違いのない方法で出そうということが働いてしまい、また同じ書式で、同じスタイルで、となってしまうと新鮮味も欠けるので、また、読み直してみたいと思える募集の呼びかけ、あるいは、初めて「見る」「触れる」子どもたちが参加してみようと思える募集の仕方、あるいは、それを呼びかける教員や職員の方へのアピールがあるようなものになることを希望したいと思う。

・(事務局)さきほど、明日が小学校の平和学習という話があったが、昨年度、長岡第四小学校にて、大学教授が講師となる形式で初めて平和学習を実施し今回が2回目ということになる。特に「バーチャル平和祈念館」ができてからは初めての平和学習ということで、明日は、「バーチャル平和祈念館」にアップされている資料を使ってもらいながら、長岡第五小学校の6年生5クラスを対象に、昨年同様、京都府立大学小林教授に授業をしていただく。また「バーチャル平和祈念館」についてもこういう機会を通して小学生にできるだけPRをしていきたいと思っており、先ほど委員さんから提案いただいたとおり、「バーチャル平和祈念館」の管理・更新についても、様々な他市や他の平和博物館のものも参考にしながら管理・更新に取り組んでいきたいと思っている。皆様から意見等あれば人権推進課まで寄せていただけると大変ありがたい。


[案件2]平和を考える市民フォーラム‘19企画(案)について

・事務局より、「平和を考える市民フォーラム‘19企画(案)」について説明(資料2)


各委員の意見は以下のとおり。

・(会長)内容について、具体的なところまではもう固めつつあるようだが、意見等あればお願いしたい。女性の会は、「すいとん体験教室」は、どうか。

・(委員)毎年同じ量をつくっているが、たくさん来られるときは、あっという間になくなるが、少ない時もあり、お勧めしても素通りする方もいたり、関心が「ある」「なし」も、その年その時によって違うのかと思う。

・(会長)よろしくお願いする。

 ところで、「平和を考える市民フォーラム」は、式典にせよ、講演会にせよ、申込制ではなく飛び入り参加は可能か。

・(事務局)可能である。

・(会長)今年の講演会は、広島の平和記念資料館の前館長である志賀賢治さんが講師だが、ご意見等はあるか。学校も学期末で忙しい時期だが、ぜひ若い先生方にもきいてもらいたい講師である。きっと、長年この活動に従事されてきた、関心をもってこられた志賀さんの貴重なお話をきけるのではないかと思う。

・(事務局)今、話がでた広島平和記念資料館前館長の志賀さんは、この3月末に退職されたが、数年前に、アメリカのオバマ大統領が平和公園に来られた時に館長をされていた。そして、ご自分も被爆者二世で、市役所の元職員ではあるが、非常に今もテレビやマスコミでも取り上げられている。また、この4月から広島の平和記念資料館の本館が大がかりにリニューアルされたということで、その際にもよくテレビ等で取り上げられており、それが講師を依頼するきっかけでもあった。そして「平成」も終わり「令和」が始まったが、やはり、世界で唯一の被爆国である日本、原爆のことを忘れてはならない、引き継いでいかないといけないということで今回、前館長に講演会の講師としてお世話になることになった。

 また、プログラムでは、特に第2部のフォーラム、式典で、今回、乙訓高校の生徒に総合司会をお世話になる予定である。また、西乙訓高校の演劇や、小中学生の「平和メッセージ」「平和に関するポスター展示」など、少しでも若い世代の皆様に参画をしてもらいながら平和を考える機会にしてもらえれば、ということを、考えながら企画をしている。

ただ、若年層への戦争の悲惨さ、平和の尊さを引き継ぐということは、口ほどに簡単ではない。これも、皆様にいろいろな提案・協力をいただき、若年層を始め、市民の皆様に平和について考える機会になるよう取り組んでいきたいと思うので、ご協力をお願いしたい。

・(委員)乙訓高校にこういう機会を与えてもらえるのは大変ありがたい。放送部の人数は少ないが、こういったフォーラムで日頃の成果を発揮させてもらえるのは大変ありがたい。また、「平和を祈る折り鶴」や、「平和メッセージ」、「平和に関するポスター」についても、美術部や生徒会を中心にさせていただきたいと思っているので、今後もよろしくお願いしたい。

・(会長)舞台の発表、演劇は、おおむね、どのような内容か。

・(事務局)明後日の打ち合わせ時に初めて話をする予定だが、内容は10分程度で、「平和」をテーマにした内容を発表してもらう予定である。

・(会長)広報については、考えうるものはすべて駆使して周知に努めておられるようだが、例えば、自治会の会長会でお集まりの時に一言口頭でもお伝え願えると、配付物などとは違って、生の声で呼びかけがあるとまた違うと思う。ご協力いただけるとありがたい。自分が教鞭をとる京都府立大学でも、ちらしは学生にも配ることはできるのでお声かけいただければと思う。こういうことは、技術が進歩しても、人の「声かけ」とか「手渡し」が一番の力になる。「知恵」を、「力」を出し合いたい。

そして、一番大事なことは、「平和を考える市民フォーラム」をきっかけに、どのように「平和」について立ち止まって考えるかという「きっかけ」と、その後どのように続けていけるかが大事なので、「集める」ことと、「続ける」ことを視野に運営を頑張っていただきたい。


7.その他

・(会長)何か報告、懇談の事項があればお願いしたい。平和ビジョン、平和施策に関して、自由な意見の場にしたいと思う。

・(委員)初めて出席し、長岡京市はいろいろなことをしていると関心した。「平和」や戦争体験等の継承については、直接戦争体験者が非常に高齢になっていたり、直接従軍された経験がある方々はもはや少ないような状況もあり、そこから勘定すると「第四世代」という言葉があるくらい、若い世代が中心になっている。「バーチャル平和祈念館」においても、どうやって若い人に伝えるかということが課題になっており、広島の平和記念資料館においても高校生が絵を作成するとか、長崎の原爆資料館でも高校生に呼びかけるとか、舞鶴の引揚記念館でも中学生を語り部にしていこう、そういう動きもあるくらい。その中で、地域の戦跡とか地域の戦争の歴史というものを踏まえて、地域の子が学ぶベースがあれば、遠い広島であろうが世界のことであろうが、地元が戦争時代どうだったのか、というところと結びつく知識がベースにあれば、若い世代が当事者意識をもって「平和問題」や「平和学習」に関われるし、演劇などいろんな活動が芽を育てていくと思う。そういう意味では、地域の戦争の問題、地域の平和の問題、長岡京から乙訓、この地域との関わりというところが非常に大事ではないかと感じる。この活動が広がっていくことで、地域を見つめていけるということを期待をして応援したいと思う。

・(会長)身近なところで、今、当たり前と思っている風景、地域の地元の過去について、戦跡なり歴史なりを学ぶ基盤をつくれるよう、施策を練る時も意識をしてもらいたいと思う。

・(委員)戦争体験者が高齢になって亡くなっていっているという話だが、私の父は海軍で戦争体験者だったが、身近にいても、子どものころに聞いても答えてくれなかった。もっと聞いておけばよかったと思うけれど、本人は話したくない、その時のことは蓋をしておきたいというのがあったみたいである。私たちは知りたい、体験者の話を聞きたいという希望はあっても、たぶん当事者は話したくない場合も多いと思う。それくらい、言いづらいことがいっぱいあったのだと思う。そういうことを考えると、次世代に受け継ぐことは大事だが、体験者に話をしてもらうことはすごく難しい。聞きたい思いと、相手は話したくない部分があるので、そこがうまいこと、折り合いがつけばいいと思う。

・(会長)「平和教育」「平和学習」において、直接の体験者の方からの継承の際に、いわば、間に立つ教育者であったり、職員であったり、博物館の専門的職員であったり、いろいろな方たちの役割というのがとても大きくなる。当事者の気持ちをつなげていく時の場の作り方とか、そっとしておくべきこともあるだろうし、どんなふうに記録化していくかなど、いろいろな課題について検討を深めなければならないと思う。


 以上、意見交換ののち、これらの意見を踏まえ、今後の平和施策について事務局と検討、相談しながら進めていくことで、懇談会了承。

8.閉会

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