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第2回(仮称)中小企業振興条例検討会会議録

[2022年2月10日]

ID:12032

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日時

令和3年9月30日(木曜日)午後2時00分から午後4時00分まで

場所

長岡京市立産業文化会館

委員の出欠

岡田 知弘(京都橘大経済学部学教授・京都大学名誉教授)

藤井 宣之氏 (長岡京市商工会会長)

山添 和富(長岡京市商店街連絡協議会副会長・長岡天神駅前相互会会長)

村谷 昌彦(西山会・京都銀行長岡支店支店長)

山本 純一(長岡京市経済協議会・株式会社村田製作所) 

多貝有美(代理)(京都中小企業家同友会乙訓支部)

南本 宜子(社会福祉法人恩賜財団済生会京都府病院福祉相談室長)

高橋 多賀子(市民公募)

松本 康雄(代理)(京都府中小企業総合支援課)

木村 靖子(長岡京市環境経済部部長)

小林 康夫(長岡京市商工会総括主事)

<欠席>

松嶋 智仁(京都中小企業家同友会乙訓支部支部長)

小林 茂(長岡京市地産地消推進協議会会長)

向井 信一(京都府中小企業総合支援課課長)

傍聴者

1名

議事内容

開会

会長挨拶

(会長)前回の会議は7月19日、初回だったが、かなり活発な議論だった。今日から条例そのものの内容をどうするか、前文から各条項、大事な理念や目的などを議論していくが、今日だけで完結するのではなく、回を重ねながら内容をつめ、議論できればと考えている。

今日は二つのグループに分かれて議論をしたいと事務局からも聞いている。より発言の機会も多くなり、色々な立場や視点から情報提供してもらいたい。

(事務局)(仮称)長岡京市中小企業振興条例検討会設置要綱第5条の規定に基づき、事務局から岡田会長に会議の議長を依頼。

事務局説明

(事務局)ご議論いただきたい点は大きく分けて2点。1点目として、条例の重要な部分であり、今後の検討でも基本となる「理念」部分を中心とした「前文」「目的」「理念」等。2点目として、市や事業者、市民などそれぞれの役割等の議論である。皆様の共通認識が不可欠な1点目の「理念」部分については全体で、2点目の「役割」等の部分を含めたご議論については、2班に分けて会議を振興したいと考えている。より多くのご意見を条例に反映していきたい。概ねの時間として、前段の「理念」等の部分は事務局説明を含め30分程度、後段の「役割」部分は、事務局説明と班での議論合わせて50分程度と考えている。それぞれの説明については、事務局から一括で説明をさせていただく。

(会長)2班に分かれての議論について、異論がないか。

(委員一同)異議なし。

(事務局)提示した条例素案は、前回示した「骨子案」をベースに、条例の体裁となるよう、他市条例等も参考に肉付けして作成した「たたき台」である。骨子案には入っていたが、今回の事務局案でお示ししていない項目が2つ。

1つ目は、「施策の方針」に関すること。これは「市の責務」に似通った内容になるが、「市の責務」よりも具体的に記載すべきものであるが、今回それぞれ条項で定める「役割」を市が具体化するに当たって必要な施策展開となるため。次回3回目の時に施策を説明する予定。

2つ目は、「仕組み」「地域経済循環のため、市・商工会や他関係機関が支える仕組み」も同様の理由で示していない。年度最終の第4回から具体的に話していく。 

(1)前文について

検討準備会で作成されたものを事務局で一部修正したもの。素案は、前文の概ねの流れ、事務局が記載すべきと考えた内容にしているが、歴史を含めた長岡京市の背景・商工業が担ってきた役割、課題、今後の展望など、前文にしか記載できないものもある。ご議論いただく中で、「条文」ではなく、「前文でしっかりと明記すべき」と思われる内容や付与すべき事項、エッセンス的なものを記載することで、「長岡京市」にふさわしい前文になるのではないかと考えている。

1.目的について

法律や条例に、条例制定の目的を端的に入れる「目的規定」になる。この「目的」にどのような「理念」をもって取り組んでいくのかを示すことが、本条例の背骨にもなる部分と考えている。事務局として必要と考えた項目は、次のとおり。

(1)「中小企業の振興についての基本的事項を定める」と条例の制定する内容を示すこと。

(2) 各ステークホルダー(事業者や市民等)の「役割・責務等」を明記する条例

(3)「地域経済の持続的発展及び環境と調和した地域社会」と「市民生活の向上」

この(1)から(3)の3点を目的として、一文・端的で、過不足なく条例の「目的」が記載されているかをご議論いただきたい。

2.定義について

第2条の「定義」は、本条例で使用される用語の意義について、明確化し、各条項の文章を読みやすく、理解しやすいように定義するもの。まとめ方や「役割」によって変わってくる部分が多い。現時点では、事務局が素案を作成する段階での「定義」になっている。この部分を直接ご議論いただくのでも構わないが、本検討会の議論を受け、事務局で修正することを想定している。

3.基本理念について

第3条の「理念」について、ここが肝になる部分であるが「長岡京らしさ」がみえないとのご指摘をいただいている。「目的」に向かい、「理念」をもって取り組んでいくのか、条例の方向性を示す部分にもなる。この部分や前文に、「長岡京市らしさ」を如何に入れられるか。条例により、相互の役割認識や連携、未来に向けてどう進めるかを決める重要なポイント。委員皆様のご意見・ご検討により、「長岡京市らしさ」を盛り込んでいくことが重要と考えている。

《前文についての協議》

(委員)条例制定のポイントに関して、誰のための条例なのかを文言を入れるほう良いのではないか。条例はこのような人のためにある、という説明があると、自分事に捉えられると思う。

(委員)2点意見があり、1点目はこれが何のための条例なのかに関して。「中小企業の振興、成長発展」に関する条例なので、最後2行の「皆が支えあいまちづくりを進めていく条例」という表現には、違和感がある。2点目は前文。長岡京市の特徴として、西山の豊かな自然が支えてきたという現状が書かれている。現状を踏まえ、今後も環境豊かな緑の街と中小企業の発展と市民生活の向上のバランスを図る観点があればよいと思う。

(委員)基本理念は何のためにこの条例を作成するかの部分。まずは基本理念を作り、理念をもとに条例を作るための前文ができてくると思う。まずは理念や目的を作り、前文が必要ならつけたらいいのではないか。必ずしも前文が必要になるとは思わない。なぜ作るのかというところをもう少ししっかりと話し合うほうが良い。市民にとっての「住みよいまちに」が大事なのもわかるが、あくまでも「中小企業振興」がテーマなので、企業が成長し、納税が増えたら市民も盛り上がるという流れを入れるほうが良いのではないか。

(会長)前文は複数回の議論の上で決めていくもの。なくても条例は成り立つ。逆に中身があまりにも固い法律用語ばかりで、各自治体の約8、9割が前文を付け替えたりしている。「前文→理念→前文→目的」と循環しながら条例を作り、最後にタイトルと合わせて前文を決める自治体が多い。事務局案は他市の条例を参考にして、配慮しすぎている等、そういった部分も含め、ご意見があればお願いしたい。

(委員)第1条には、中小企業の記述があるが、前文では小規模事業者に言及されている。小規模事業者は目的に入らないのか。前文に「地域循環型経済」とあるが市民が読んでわかるのか、もう少しわかりやすいようにしたほうが良いのではないか。

(委員)前文の下から5行目にある行政、大企業、関係団体はどういったものを示すか。ぼやけていてわかりにくい。

(事務局)どこまで列挙するかの話になるが、中小企業と対になるようにした。想定していたのはステークホルダーとなる、商工会、同友会、商店街、任意団体などである。関係団体はその他すべてということになる。

(会長)委員が前半で言われた「どのような主体を対象として振興するのか」という問題は非常に大事な議論である。一般的な中小企業の範疇に入らないようなものもある。例えば、京都工芸染匠協同組合のようなもの。医療福祉系は経済活動で市民生活を支えている。小規模な診療所はコロナ禍で支援なしには経営が厳しくなってきている。そういった事業所を対象とするかが大きな問題。委員会を立ち上げている自治体では対象を絞り込んでいるところもあるが、長岡京市では、対象を広くして、小規模事業所、中規模企業と、それらをサポートして支える大企業も含んで、条例を制定していくというスタンスでは。

(事務局)事務局で素案を作成する上で悩んだのが、「中小企業」にどのような意味を持たせるかであった。(定義)第2条の(1)中小企業者は法律で定められている。(2)の小規模企業者、(3)の中小企業は(1)と(2)を包括する形となっている。一見して、中小企業に中小企業者しか入っていないと判断されるのは本意ではない。

(会長)条例が基づく国の法律との関係性もある。どの事業者をターゲットにするかを検討する必要がある。

(委員)判り易くということであれば、「中小企業とは(1)でいう中小企業者、(2)でいう小規模企業者」といった表現上の工夫でわかりやすくする方がよい。あるいは、よりわかりやすくするため、例示や図で示すなどの方法もある。

(委員)市民の方に判り易くするために、多くの自治体では、解説版を作っている。条文の中に説明を入れてしまうと、かなり長い条文になってしまうため、条例として相応しくないものになってしまう。そのため、参考情報として解説をつけるので、その中に、図なども入れて考える。

(委員)市民目線だが、中小企業条例で「中小企業とは何か?」何条などではわかりにくい。解説がつくとのことで、条例はこういったものかもしれないが、中小企業とはこういうもので、大企業はこういうものというのが市民にとって明確に分かりやすければ良いと思う。

(会長)短い条項の中で、伝えることはなかなか難しいと思われるが、前文に入れるか、解説でフォローするか、本文で記載するかなどを検討して、全体としてわかりやすいものにできれば良い。親しみやすいネーミングも含めて作っていくことが大事。

(委員)ステークホルダー全体を貫いているのが「地域循環型経済」という概念と理解している。前文のところで地域循環型経済という言葉が突然出てきている。「中小企業」ための条例なので、前文に各中小企業等が置かれている現状を含め、地域循環型経済の中身や必要な事項を書いておけば後半のステークホルダーに内容がつながるので良いのではないか。

(会長)どのような条例で何を目的として目指すのか、ということと、「中小企業」は広く対象を設定するというのが全体で共通認識できたのではないかと思う。

(事務局)事務局で素案作成した中でも、基本理念に悩みが多い。この文言は変えた方がよいという直接的なご意見があれば、頂戴したい。基本理念だけ見ると、他市町の条例だと言われても気が付かない。小規模事業を入れ込めていなかったのは反省点。

(委員)商工会を構成する会員の企業はほとんどが小規模企業であり、条例で言うと基本の考え方を示す基本理念で、特に小規模事業の持続的な発展に配慮することを思想として取り込んでいただきたい主旨で要望した。「経済循環」というワードは、条例を作る上で基本的な思想だと思っている。関連して「経済循環」の中に「地産地消」という思想をどこかに取り込んでもらえたらと思う。

(会長)小規模企業振興を重ねて書くと大変くどくなるので、第2条(3)の既定で小規模事業者を併せた「中小企業」としており、小規模企業を含めて中小企業を振興しているという筋立てになっているが、その部分の明確化は必要。地域経済循環、地産地消を推奨していく、努めるといった文言を基本理念に文章として入れる方がよいかもしれない。地域資源を活用して経済循環を起こす、地産地消を促し、中小企業の成長を図る、といった流れ。文章を繰り返し、くどくすることで長岡京市らしさを出すといったこともできる。

(委員)基本理念のところには中小企業のことが書いてある。まちづくりに資する趣旨の文言があるので、同じように中小企業の振興に資するという表現もあった方が良いと思う。

(委員)長岡京市の特色として、駅の近くに4つの商店街があり、まちづくりのために大切な要素だと思われる。基本理念に入れるべきかわからないが、条文のどこにも4つの商店街がある旨は入っていなかった。長岡京市らしさを出すために入れるべきだと思う。

(委員)企業の大小に関わらず発展すれば、長岡京市は元気なまちになり、市民に還元される。経済循環と地産地消により、循環型社会になり、市民に還る。このこと基本理念に入れ、基本理念に合った前文にすべき。基本理念が簡潔すぎるので、しっかりと記載して、理念と前文の考えを貫くべき。

2班に分かれての議論

(事務局)皆様のご意見を素案に今後反映させていく。後半部分は各条項に関して、2班に分かれての検討をお願いしたい。 

《各班での議論に移る前に、事務局から説明。》

(事務局)各条項を順番に見ていくが、まずは市の責務から説明する。

【市の責務】

(1)長岡京市全体の議論、部署横断的に施策を実施。

(2)市単独でない、団体と協議・提携しながら進める。

(3)市内事業者への発注に努める。

「市」とは、執行機関だけではなく、教育委員会などの各委員会や議会も含めた、長岡京市全体を指す。議事録で作成する際に迷うのが、他市条例で見られる「財政上の措置」である。予算の段階で考えるべきかと考えている。

【経済団体の役割と責務】

骨子案から変更している。商工会のみではなく、経済団体として作成。商店街など、他の中小企業支援団体も含む形にしている。「役割と責務」として、市に次ぐ強い位置づけにしている。①②で中小企業支援団体としての「商工会」等のあるべき役割、③で関係団体との連携や市の施策との連携、④で、団体として中小企業では困難な事業の実施を明記している。商店会を「経済団体」の中に内包するか。別建てとするかは、検討課題であるが、同じ文書になってしまうため、内包する形で記載している。

【中小企業の努力】

中小企業の努力規定。中小企業が本条例に基づく各種施策について積極的に活用することを主眼において作成している。①で、中小企業(事業者)の事業に向かうスタンス、②で、人材育成、労働環境整備、ワークライフバランスへの配慮など事業者として求められるもの、③で事業を通じた地域内経済循環を明記している。④で商工会等の中小企業支援団体への加入と施策への積極的な協力など①②にプラスされるべきことを記載。⑤で、地域社会の一員としての自覚を明記している。

【大企業の役割】

中小企業の振興を推進していくための大企業の役割について規定。①でその前段階として、大企業も当然に事業活動の展開を図っていくこと、その事業活動が地域経済に有する影響力を明記。

②で市内事業者として、①の上に、中小企業や経済団体との連携に努めることを明記。③で事業を通じた地域内経済循環への寄与を記載。大規模商業施設等をここに含めるべきかは論点になると考えている。

【金融機関の役割】

金融機関の役割として、中小企業が事業活動を行う上で不可欠な資金調達と中小企業の経営革新や経営改善への支援について協力することを定めている。併せて、起業・創業や事業継承等を企図する市民や事業者の支援についても、明記することで、既に金融機関が実施している、中小企業の創設から事業継続、事業発展、事業継承といったライフサイクルに合わせた支援を資金面に加えた金融機関の役割を記載している。悩んだところとしては、創業や事業承継という単語が他の団体に入りづらかったため、金融機関にしか明記できていない点。

【市民の理解と協力】

①で中小企業の事業活動が、地域社会の発展に不可欠な地域経済や雇用を支え、市民生活の向上に大きく寄与していることへの理解を求めている。②で市民も地産地消への理解を深め、地域サービス利用を務めること、事業参加を協力していただくことを規定。

【教育機関の理解と役割】

教育機関の枠割として、教育活動を通じ、文部科学省のいう「生きる力」(豊かな人間性、確かな学力、健康・体力)を育む。次世代の地域産業を担う人材育成を行う機関。そのため、地域企業の事業活動の重要性を改めて認識し、児童・生徒に伝える重要性への理解と役割を規定している。大学等の学術機関が長岡京市にはないため、記載できていないことが課題と捉えている。

(会長)各班の議論後、班を代表して班の意見を誰かに発表してもらう。

―A班とB班に分かれて議論―

(会長)かなり活発な議論が交わされていたが、各班での検討結果について、主要な発言内容を述べられたい。後ほど、発言内容については事務局が議事録をまとめる。

(委員)中小企業振興条例に関して市民目線で話すと、検討会の議論の結果、いいものができても、情報を市民に伝わるようなものにして欲しい。言葉も分かりやすく情報を共有化して、理解できる条例を作り、地域に貢献するような形にして欲しい。経済団体や中小企業、大企業に関して大事なことは、大企業、中小企業、経済団体の横のつながりが沢山生まれる状況を条例によって作り、それを活用して話す機会を作れるような条例を作って頂き、市のタイアップをして頂きたい。

(委員)なかなか内容が抽象的で、意見が出にくいところもあり、委員の皆様には感じたことを述べていただいた。経済団体の役割、市の責務として、調査分析をして、市内の業者と市民との窓口を作り情報提供に努力してほしい。教育機関に関しては、企業と学校が努力をしながらお互いに利用する、産学連携で色んなことを研究することが必要。高齢化社会に向けて、企業も行政も働く窓口を拡げ、福祉関係、障がい者雇用に積極的に取り組んでいく。個々の話し合いによって、全体の大きなテーマに繋がる考えが出てくる。ここでの話し合いが議事録に現れ、次回以降の検討に繋がっていく。

(会長)自分もA班の議論に参加していたが、色んな意見や議論が見られた。事務局としてはこれを言葉にして条文化していくと思う。今日出た意見をもとに、後半部分条項の修正作業に入られたい。

今後のスケジュール

(事務局)今日色んな意見やご指摘をいただいて、やはり市役所1団体のみで考えるのではなく、全体での議論が不可欠と感じた。1つの団体では当たり前のルールが他の団体にとっては当たり前ではない。意見の擦り合わせによって、全員にとってわかりやすい条例になっていく。次回の検討会は11月下旬の予定。今日この場で全てを語りつくすことは難しいと思うので、追加の意見等あれば事務局までお伝え願いたい。それらを反映させた議事録を出して素案を作成する。条例についてより多くの人に知ってもらうために、令和4年1月22日に、バンビオメインホールで意見交換会を実施予定。シンポジウムやワークショップ形式も考えられるが、詳細については、第三回に諮ります。

組織内ジャンル

環境経済部商工観光課商工振興係

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