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第5回路線バス部会議事録

  • ID:4486

日時

平成25年10月11日(金曜日)  10時00分~11時30分

場所

長岡京市立図書館大会議室

出席者

辻部会長、野津委員、小西委員、多貝委員、岡本委員、鈴木委員、辻村委員、川合委員

事務局

佐々谷建設交通部長、山口建設交通部次長兼都市計画課長、大西交通対策課長、下澤主査、河原主査、笹井(総合調査設計株式会社)

傍聴者

なし

議事

1.開会

  • 開会、会議の成立及び傍聴者の報告(以上、事務局から)
  • 部会長挨拶

2.議事(概要)

(1)新規バス路線(渡河路線)について

【部会長】
なぜバスの運賃について、協議事項の形になるのかという素朴な疑問をもっておられる市民委員の方もおられるかと思いますので事業者の方から協議運賃にいたった経緯をお話いただけたらと思います。

【委員】
京阪バスでございます。まず一点目として処理期間を簡素化していただくということがあります。もう一点は、この路線は初めて運行する路線ですので、長く運行する形をとるには、運賃収入が大前提になります。そこでできるだけ運賃収入を得られる形で設定させていただきこの場で協議を行い、ご了解いただけたらと考えています。

【委員】
今の補足をいたしますと、バス会社さん単独で路線バスを走らせる際に運賃を設定しますと、原価から計算します。地域公共交通会議で、コミュニティバスと同じように、その地域でこの額だと決めると、地域でそのバスを守るという意味合いが強くなります。今回は阪急バスと京阪バスが、自治体なり国の補助金なしで運賃を設定する形になっています。手続きでいうと通常3か月かかりますが、こういった会議で協議いただくと届出だけで済み、大変簡素化されます。

また、消費税に関する補足ですが、今消費税転嫁の指針をつくっているところですが、税の計算方法は105分の108をかけています。5%の消費税をとりはらい、8%かけるというものになっています。まだ確定していない転嫁方法につきましては今月末の本会議までには回答させていただきたいと思います。

【委員】
運賃に関してですが、例えば長岡京市内の阪急バスさんの距離運賃制でいくと、割高になっていますよね。経営収支を少しでもよくするために高く設定するということですが、利用者の立場からみるとわずかな差とはいえ、抵抗感があるのではないか。

【委員】
今回の路線エリアについては、長岡京市域の阪急バスエリアと京都市域の京阪バスエリアがございます。非常に難しいのは運賃制度にはいろいろな考え方があります。京阪バスの運賃設定では、特殊区間制の運賃を設定しています。通常は1区間で210円というものです。短い距離の場合はさらに特殊で200円を最低運賃として設定しています。今回京阪バスがもともと持っていた運賃設定の地域に、この路線が乗り入れてくるという形をしているので、阪急バスさんの運賃設定を使っても問題はないが、京阪バスの運賃設定の考え方を前提に設定しています。

【委員】
アンケートに関してですが、利用目的についてのアンケートはとっていますか。

【事務局】
目的についてですが、利用すると回答された66%の方の中で、「通勤・通学」、「通院」、「買物」、「飲食」、「娯楽・レジャー」という形で質問をしましたが、一番多いのは「娯楽・レジャー」で43%、次いで「買物」、「通勤・通学」、「飲食」、「通院」となっています。

【委員】
「娯楽」について意味がわかりかねますけれど、どういう意味なのですか。

【事務局】
推測ですが、大型ショッピングセンター等のアミューズメント施設などを指すと思われます。ただ、単なる買物とどのような差があるかまでの分析はできておりませんが、そういう回答かと思います。

【委員】
運賃に関することですが、JRAのシャトルバスは、この区間に運行されることはあるのでしょうか。もし、運行されるのであれば土日の運賃環境はどうなるのでしょうか。

【部会長】
現在競馬開催日の土日に阪急水無瀬駅から運行していますよね。

【委員】
シャトルバスは阪急電車の水無瀬駅とJRの山崎駅から運行しており、現在は260円の運賃をいただいております。現在社内検討中ですが、仮に同じ経路で運行することになれば、同じような額になるものと思われます。これはあくまで予測ですが。

【委員】
同じ区間を走っていながら違う運賃になってしまうということですよね。

【委員】
仮に同経路でシャトルバスを運行する場合は、同運賃に設定すべきと考えています。

【委員】
水無瀬からよりも長岡京からの方が距離が短くなるので、安くなってもよい。

【部会長】
それに厳密にいうと、シャトルバスと路線バスのサービスは異なるものですよね。シャトルバスは途中のバス停には止まらず、競馬場のそばまで行けるので、サービスが良い。

【委員】
ダイヤの関係で平日の朝夕は30分おきということだが、アンケートの回答では通勤・通学の利用が低くなっている。基本的にはそこをどれだけ取り込めるかによって採算がかわってくるだろう。平成26年9月に立命館中学校・高等学校が開校されることに対してや、現状でも通勤・通学客への重点的なダイヤ配分などはお考えでしょうか。

【委員】
朝夕に頻度をあげているのは、通勤・通学にご利用いただけると考えて設定しています。昼間の60分よりは頻度を高めています。立命館の中学校・高校については、また状況を見ながら対応していきたいと考えています。

【委員】
開設される中学・高校などに法律的に協議が決められたりはしていないですよね。

【委員】
法律はないですが、学校の新設とか毎年バス会社が実施している春先の入学生の利用実態調査に合わせて、バスをどのように配置するか常に考えていただいています。朝の頻度をあげると、その分昼間のバランスがとれないこともあります。まだ立命館も開校していませんし、まずはこれでスタートしてどう補足していくかということだと思います。

【委員】
京都府南部広域バス利用促進協議会にも入らせていただいていますが、地元の方にすれば、バス停に行けば乗れるという使い勝手が重視されると思います。昼間のクルマによる送迎を取り込むなど、全体として地域的なマネジメントの核になるものが出てくると非常にいいと思います。

【部会長】
立命館の話が出てきましたが、スクールバスを走らせるのか、路線バスで通学してもらうのか、立命館と市、バス事業者も入っていただいて、どのように生徒さんを運ぶのか詰めていかなければと考えています。

【事務局】
検討中の部分がありますが、企業MMなど、新規路線ができたとの周知活動が求められると思います。マップにルートを落とした路線図のようなものを市民の皆さんに提供できればと考えています。それを今準備しており、新規路線については11月のガラシャ祭りで周知を行います。

【部会長】
京阪沿線の皆さんが、新規路線に乗って西山天王山駅に来ていただくことで、高速バスへの乗り換えが生まれます。今度京都スタジアムができる亀岡方面へ西山天王山駅からの路線バス等ができれば応援に行くことができます。来年度は丹波-京丹波わちの開通に伴い京都縦貫自動車道が貫通することで、舞鶴や伊根などの府北部の観光にも利用していただける可能性を秘めている路線だと認識しています。

【委員】
あと2か月で新駅の開業と高速バスの利用が始まりますが、2か月の短い周知期間ではなかなか高速バスが停まっても利用されないと思います。広域的なバス利用という観点からももっと京阪・阪急沿線へのPRをしていくことが必要だと思います。路線バスのプレス発表の時に合わせて情報発信すべきだったと思います。

【委員】
先週、南部広域バス利用促進協議会の打合せの時に、プレス発表の中身として高速バスもちゃんと入れました。しかし新駅開業イコール高速バス開業ではないということがあると思います。

【委員】
新駅開業の時に合わせ、高速バス時刻表を載せたようなインパクトのあるPRが必要だと思います。

【事務局】
少し補足させていただきますと、12月21日の新駅開業、側道の開通、そして高速バスすべて同時に開業というのを目標にさせていただいております。今後どのようにPRしていくかは、最終的に高速バスの事業者が確定しましたらできるだけ早くPRしていきたいと思っております。

第二外環状道路、京都縦貫道についてはまだ全線開通しておらず、平成26年度末という中で、高速バス事業者も検討はいただいていますが、なかなか12月21日に走らせることができるバス事業者さんばかりではない状況です。

【委員】
ぜひ1社でもいいので高速バスが出る事実を伝えられるようにしていただきたい。

【部会長】
その方向で今進めさせていただいております。

【委員】
地域振興という点では、新駅の周辺も大きく変わりますが、もう一つの柱である観光拠点ということに関するPRが非常に不足しているのではと思います。西山天王山駅という全国的に有名な天王山の名前を冠する素晴らしい駅名を、京阪沿線ともつながる観光拠点としてPRしていただきたい。

【事務局】
まだ正式に決まっていませんが、京都府のMMの一環として、京阪沿線に阪急沿線の魅力を、阪急沿線に京阪沿線の魅力をそれぞれPRする周知マップを作成する計画です。もうしばらくお待ちいただければと思います。

【部会長】
阪急電鉄が、沿線駅のそれぞれ観光拠点を紹介するマップをつくっているので、渡河交通によってそのマップを京阪の沿線で宣伝する、もしくは逆もありえます。市長がよく口にするのが長岡京市内で駅ができるのは昔のJR神足駅以来で、約80年ぶりであるということをしっかりPRしなさいということがあります。新聞広告を大々的に打とうと考えています。西山天王山駅という施設ができるだけでなく、人・もの・文化・観光の交流拠点になると話をふくらませて大きな記事にしていきたいと考えています。

【委員】
ぜひ新駅開業の時点で、新駅命名の由来のPRをしていただきたい。駅中に何らかの仕掛けが必要だと思います。

また、京阪樟葉は乗降客が6万人もあるので、大阪府の広域バス利用促進協議会をもっと活用し、京都府域だけでなくもう少し大阪府域まで取り込んだ広域的なPRをしていただきたい。

【委員】
南部広域バス利用促進協議会への参加はまだ一回目ですが、できるだけ夢のあることを発言するようにしております。一方で、対象者をよく見極めながら、または地域を細かく分析しながらPRをしていく必要があると考えています。

【委員】
鉄道と高速バスに関しては、梅田も決して乗り継ぎがいいことはない。西山天王山駅の方がはるかに乗り換えがスムーズであり、簡単に乗ることができる。途中の渋滞などを考えると、こちらの方が便利になるエリアの人も多いだろう。そういったことを十分に伝えていくべきだ。

【委員】
京都府として南北を結ぶ第二外環状道路ができたことで、北部の方に南部にきていただく、または南部の方に北部にきていただくということで、バスツアーを10月11月に増設し、結構人気があったりします。山城広域振興局では山城広域観光というものをやっているので、そういう中でも新たなルートをつくっていくことはやっていきたいと思います。

【部会長】
西山天王山駅の開業は、駅の開業にとどまらず広域の交通結節点ができるということで京都府も我事ということでリーダーシップをとって動いてくださっているので、京都府とも連携をとってPRをしていきたいと考えています。12月21日の開業に合わせ、その際に物産展も開催予定です。

【委員】
今も淀駅に行くことがほとんどないし、JRから西山天王山駅の道を通ることがないのでなかなかピンとこない。新規路線の値段に関してだが、京都市バスはどの区間も220円なので、安くしていただいている印象がある。

【部会長】
ルートを見ていただきたいのですが、駅間を結ぶというだけではなく、洛西浄化センターという京都府の下水処理場があります。ここでは多目的広場としてサッカーやテニスなどのスポーツをすることができます。現在はほとんどマイカーや自転車で来られる方が中心です。今後はバスを利用したアクセスが可能になります。

【委員】
樟葉やイオンモールなど、淀方面に毎日行くわけではないので通勤通学以外の対象というのがなかなかイメージが湧かない。使われるバスは車いすが乗りやすいですとか、どういったバスになるのでしょうか。

【委員】
阪急バスですが、長岡京市内を走っているものと同じバスが走ります。一部ノンステップバスもありますが、まだ車いすに対応できていないバスも多数ございます。

【委員】
京阪バスですが、私どもは100%車いすに対応できるバスにしております。ノンステップバスは50%ぐらいですが、ワンステップバスでもスロープがついているので車いすに対応できます。

いろいろご意見をいただく中で、私ども事業者側から一言申し上げさせていただきますと、今まで少子高齢化などいろいろな問題を抱える中、渡河交通の路線を開設するというのは正直に申し上げますと二の足を踏んでおりました。採算が取れるかという判断が一つの大きなポイントですが、阪急バスさんと京阪バスで共に一歩踏み出し、今後これをどう育てていただけるかというのはやはり市民の皆さんの利用促進にかかっています。できるだけ面白い取組みをやっていただけると、この路線も他の路線のように育てていけるものと考えております。

渡河交通については寝屋川-茨木間の路線がありますが、当初は1時間に1本でしたが、現在は1時間に2本に増便している例もあります。

【部会長】
本日一番目の議題とさせていただきました運賃の設定でございますが、了承という形で本会議にあげさせていただきます。委員の皆様からいただいた意見として、企業を中心に利用者の掘り起しをしていくべきだということと、地域の振興、観光に重点をおいたPR等を積極的にしていくべきというようなお話を本会議に報告をさせていただこうかと思います。ありがとうございました。

報告:阪急バス長岡京線の事業計画変更について

【委員】
長岡京市のお話もあって、当初の提案から便数が増えるようなので非常に結構なことだと思います。西山天王山駅を経由するとなると所要時間はだいぶ長くなるのですか。

【委員】
金ヶ原の系統で新駅に入ることで3分は多くなるものと思います。一度バスで試走をして時間を計り、最終的なダイヤ設定をしたいと考えています。

【委員】
この路線は循環になっていますけれど、コの字型の路線検討はされたのですか。

【委員】
おっしゃっているのは梅ヶ丘から金ヶ原をまわって西山天王山で折り返して同じ経路を行くというものですよね。一度は検討しましたが、その場合、友岡の停留所の縦筋を走らなくなることがあり、とりあえず今の循環の系統を基本にしながら新駅に入れています。

長岡京市さんからもいろいろ要望をいただいたこともあり、最終的な計画をこのようにしています。やはり収支的に厳しいところがあり、当初計画していた内容については、本来阪急バスとしてこれをしないといけないという考えは基本的には変わっていないですが、この部会あるいは本会議をはじめ利用促進に取り組んでいただけるということと、利用者の「みんなで乗って公共交通を守ろうよ」という土壌を育んでいただいてバスの利用が想定よりも多くなるというところを期待して、暫定的にこの計画に見直したところです。是非、皆様の協力をお願いしたいと思います。

【部会長】
需要によりけりで、想定よりもお客さんが多ければ増便もあり得る、想定よりもお客さんが少なければ減便もあり得るということが共通して言えると思います。バスについては環境にやさしい乗物であり、一人の人を1km運ぶ二酸化炭素の排出量を1とすれば、バスは3分の1、鉄道は9分の1というデータもございますので、そういうことを市民にPRする必要があると思います。

地域で支えるという話がありましたが、そもそもバスが乗りづらいという話も耳にしますので、市の方から補助金を出させてもらっていますが、ノンステップバスの導入を推進してもらう。

それから、アゼリア通りの改築工事が進んでおります。一部できる所では、歩道の幅が今までより広くなっているとか、歩道と車道の段差が解消されているというようにバスを利用する際の道路も歩きやすくなっているということがあります。また、青い自転車レーンができましたので、歩行者と自転車と車のそれぞれが通行しやすいように誘導をしています。

あと、利用促進ということでお出かけマップ等のこれからの作成ということも触れさせていただきましたので、我々長岡京市、それから京都府も巻き込んで協力いただいて努めてまいりたいと思っています。

【事務局】
本日の内容につきまして、10月31日に本会議を予定しております。本会議でもご意見をいただいて、今日議論していただいたことについてまとめていくと考えております。

その他

【事務局】
利用促進に関しましては、関係機関と調整して取り組んで参りたいと思います。それでは、第5回路線バス部会を終了させていただきます。ありがとうございました。

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長岡京市建設交通部交通政策課交通政策担当

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