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第12回コミュニティバス部会議事録

  • ID:5453

日時

平成27年7月7日火曜日  10時00分から11時55分

場所

長岡京市役所大会議室A

出席委員

下平部会長、野津委員、川合委員、山本委員、平田委員、山田委員、小山委員、和田委員

欠席委員

安田委員、米谷委員

事務局

山口建設交通部長、大西交通対策課長、浜川主幹、下澤総括主査、橋本主査、小野田(株式会社地域未来研究所)

傍聴者

なし

議事

1.開会

  • 部会長挨拶

2.議事

(1)平成26年度決算について

<事務局より資料説明>

【部会長】

・只今の案件について、ご質問、ご意見があればお願いしたい。

【委員】

・1,878千円の車両費の内容を教えていただきたい。

【事務局】

・26年4月から7月までの4か月分の車両費で、27年度はゼロになる予定。

【委員】

・収益は順調に増えており、経営的、全体的には悪いが順調にいっているのではないか。広告費については他のコミバス運営をしている所の収入状況を照会・情報交換してみてはどうか。醍醐のコミバスは広告を稼いでいる。事業を適正化するには増収、増益と経費の縮減があるが、運賃は大事な要素で、次の消費税の時は運賃をどうされるのか意見を聞きたい。初乗り150円は適正か。安いためにバス事業の運営を苦しくさせるのではと思う。

【委員】

・8パーセントになった時は据え置きしたが、10パーセントになると10円アップはしなければならない。180円を超える運賃については検討段階で運輸局さんにも指導をいただきながら検討していきたい。

【委員】

・値上げの可能性はあるということか。

【委員】

・150円、160円、170円は上げさせていただきたいと思っている。

【委員】

・醍醐のバスは、一般市民・民間企業・病院・商店などのサポーターが年間で寄付をする制度を作り、それを運行経費に回せる。店などにも運行経費をお願いする働きかけをしていく事も大事ではと思う。コミュニティバスの運賃は、地域の方の合意を得て利用しやすい額で始めているが、150円が良いのかどうか。維持していく為にはこれ位の負担は仕方ないと市民が納得しコンセンサスをえることが重要。初乗り200円で回数券を安くするという方法もある。木津川市の「きのつバス」で150円から200円に上げたところ、利用者は減ったが収入は増えたという結果がある。宇治市の明星地域の例では、赤字の部分は市と自治会で半分ずつ持ち、当初、ひと月一世帯300円の予定で1年走らせたが、結果115から120円で済んでいる。利用者が増えると市の負担も減りバス会社は黒字になり、増便や路線も増やせるという良い方向に展開していく。地元の合意形成をいかに作っていくか。商店・民間企業等の協力が大事ではないか。

【事務局】

・今現在の広告は実質6件で、はっぴぃバスの時刻表・路線図の裏側に入れて印刷費の一部もこの広告費で賄っている、広告費だけに限らず、コミュニティバスの成功している地区の事例を掘り下げた形で長岡京市に活かしていきたい。

【委員】

・長岡京市内から滝ノ町へ帰るのに、コミュニティバスは座れないから乗らないという声も聞かれる。お年寄りが多いだけに立って行くのは苦痛。車両の償却は終わったと聞くが現行の着席定員は15人でよいのか。2時台の利用者は多く、座れる阪急バスで行く人もいる。コミュニティバスの特異性からいうと着席定員を如何に増やすかが重要と思う。次回の車両更新時には、着席定員の増加を考えて欲しい。

【委員】

・滝ノ町が空白地帯のため何とかならないか、という事で出来たのがコミバスだと思う。滝ノ町が起点だと全員が乗れるが、長岡京駅が起点なので、長岡天神から延々と滝ノ町にいく。滝ノ町は交通の便が悪い上に高齢者ばかりでそれも元気な高齢者でないとバスに乗れない。今元気な高齢者もいずれバスに乗れなくなるという状況も出てくる。また、買物帰りには買物袋が2つ、3つあり座席が狭いと置く所がないが、買物には行かなければならない、この様な高齢者の現状を配慮して考えていただきたい。

【事務局】

・便によってかなり利用状況に偏りがあり、それぞれ行動パターンがある。バスの導入更新時は座席数を考慮し、時間帯によってのバラつきなど、利用促進も併せて検討をしていきたい。

【部会長】

・高齢者で病院に通う人たちは、実際まずは近所の病院で対応しているが、症状の重い人であればあるほど街中の病院に行かざるを得ず、その際に利用されるのがコミバスという話だが、今より更に高齢化が進んで行った時のコミュニティバスの役割、性格といったものについて、車両の更新時期に向けて、その議論もしていく事が重要な課題かと思う。

【委員】

・病院などは受付が一斉にされるので各地から集まりバスも混みあう。地域毎に受付の時間差を病院と連絡を取り合い調整して貰うと、バスもまんべんなく乗れるのではと思う。バスの集中する時間帯には座れない。ガラガラ状態の時間帯のバスもある。まんべんなく乗っていただける運行が出来ないか、という所も大事だと思う。

【委員】

・健康な老人は近所の医者に通うが、近所に病院が余りないので病院の順番を取る為に早く行く人が多くなる。そういった現状を把握しないと調整などは難しいのではと思う。

【委員】

・今後免許返納する人が増え、移動手段が公共交通しかなくなっても、5分や10分間隔で走らせる訳にはいかない。バスの時間帯にあわせた生活をするというのも必要と思う。山科の例で、路線バスが18年ぶりに復活し、朝10時と午後3時の1便ずつで2年間実証運行し、4月から本格運行している。利用が増えれば便数が増えるという地元の意識もあり、バスに合わせた生活をしている所もある。マイカーに頼り過ぎ、自由になり過ぎたという所を市民に如何に理解していただくかが重要。今は車があるから、はっぴぃバスはいらないという人もいるが、自分達が使って維持していくのだという意味で、マイカーから公共交通へ、マイカーを捨てて公共交通を利用して下さいではなく、週に1回、月に1回は利用して下さいと。それも維持していく為になるのだという理解・協力が必要かと思う。

【部会長】

・今、日本全国で、将来に向かって都市構造をどうしたらいいかといったことが議論されているが、それに欠かせない機能の一つが公共交通ネットワークとされている。全国でも取り組まれているが、それを高齢社会において更に維持していこうとすれば、ライフスタイルの変化が求められる場面も出てくるかもしれない。さらに居住の話も出てこようかと思う。まちを維持していく為のシステムというのは、皆で作っていくものなんだろうと。そういう意味でこの部会も非常に大きな課題に対して取り組んでいかなければならず、中長期的な課題も含まれるが、今後とも利用促進の取組も進め、少しでも多くの人に利用していただけるはっぴぃバスを目指していただければと思う。

(2)平成26年度はっぴぃバス事業評価について

<事務局より資料説明>

【部会長】

・只今の内容説明についてご意見ご質問等を。

【委員】

・はっぴぃバスが走る事により地域住民の約10パーセントのお年寄りがマイカー、自転車をやめている。もしはっぴぃバスがなかったらマイカーや自転車で動くという事で、少なからず、交通事故減少などの効果は出ているのではないかと思う。阪急を隔てて西と東側で交通事故がどうなっているかという評価も取れると良いと思う。また、関連的な効果、違う形の評価もあるのではないかと思う。

【事務局】

・間接による効果については検討する。免許自主返納者は、向日町署全体で25年度65人だったが、今回は長岡京市だけで、しかも6月からの実質10か月で234人返納している。返納していただいた後、どういった行動を取っているのかの追跡調査も、これからデータは取る予定。データについて公表する機会があればさせていただきたい。

【委員】

・運行経費をはっぴぃバス沿線地域の世帯数で割り、月いくら位かかるか、1回数字を出してみるのはどうか。ひと月一世帯いくら位乗れば維持出来るかという指標にもなると思う。

【事務局】

・沿線の世帯数をどう取るかなど難しいところがあるが、どういう形で出来るかというのは検討してみたい。

【委員】

・阪急バスさんが新路線(90系統)を走らせる時に、お客さんから意見の聞き取りをしていたが、利用者の年齢構成がわからないか。

【委員】

・手元に資料がないが、聞いているのは職業・利用目的などで、そこまで詳しい項目はなかったと思う。

【委員】

・はっぴぃバスと一般のバスとは年齢が全然違うという事がそれで分かると思う。

【委員】

・路線図の広告で、以前にも乙訓寺など観光名所を入れた案内図があったと思うが、何か効果はあったか。今回の時刻表もおでかけスポットが載っていますが、西条公園は毎日利用者が多く、朝・昼は親子連れ、学校が終わる時間帯には小学生など凄い数の利用者がいるが、周辺の路駐の車が多く、近所からクレームが出ている。はっぴぃバスに乗れば公園にいける案内があれば助かると思う。PRの仕方で何か工夫があっても良いのではないか。

【事務局】

・西条公園の周りに路駐が多いことも聞いており、はっぴぃバスで行っていただくような啓発と併せて実態として車で来ている人の状況を、担当の公園緑地課で公園利用者について聞き取りを計画している。聞き取り調査により、車で来るのを遠慮して貰うのとはっぴぃバス利用による来場の啓発とを併せて行いたい。それでどんな効果が出るのかは後で検討したい。

【委員】

・東側は子どもが安心して遊べる場所がないので、西条公園へ車で連れていっているが、小さな子供達だけでも安心して遊べるのでもっと利用者は増えると思う。はっぴぃバスが公園に停まるということ、子育て世代の人が安心して遊べるということなどをもう少しPRすれば、遊び場のない地域の子供達は喜んで出かけるのではと思う。ただし、小学校の高学年になると自転車で行けるが、新しい交差点の所が複雑で事故があると困るので、その辺の啓発もあわせて行って欲しい。

【委員】

・ジャブジャブ池にもたくさんの人が来るが、車でなければ行けない。はっぴぃバスで行こうとしてもバス停からの行き方がわかりづらい。親切に丁寧に公園を紹介するのとともに交通の便の紹介も必要。宣伝だけして、行き方がわからないようではいけない。

【事務局】

・ジャブジャブ池については、利用して貰うために作った公園なので当然来ていただきたいが、受け皿の話や、来訪者数の想定が甘いのではという指摘もあると思う。公共交通による来訪の啓発はこちらの方でもさせていただく。公園の管理者と連携してどれだけ出来るか検討を始めている状況で、出来るだけ合理的なやり方を考えていきたい。

【部会長】

・昨年度に引き続き利用面と経済面の両方から事業を評価している。昨年度より向上している項目もあるが、少し足りない項目もあったという事で、今後とも利用促進等に一層力を入れていただければと思う。

(3)その他報告<東部社会実験バスについて>

<事務局より資料説明>

【委員】

・東和苑から市内まで200円の運賃設定だが、既存の路線バスだと150円で行けるので、この格差をどう説明するのか。それとバス停を細やかにして欲しい。バス停はこういう機会がないと設置出来ないと思うので、東和苑や古市の中に出来て良い事かも知れないが、消防署の前や公共施設の所はバス停を作ってはどうか。バスに取ってバス停は命だと思うので、この2点を宜しくお願いしたい。

【事務局】

・バス停の場所は、東和苑については交通の対策が必要な地区という事で、自治会の皆さんに確認いただいた上で設置。他にも候補は何箇所かあったが、アンケート結果や地元の意向や安全面等を考慮し最小限になっている。これは社会実験なので確定ではなく、利用者の要望があれば検討していく。バス停の設置については、地域では賛成して貰っていてもピンポイントの話になると、家の前にバス停を置くのはいやだという人もあり、二転三転した。ご協力いただけるのであれば、当然増設という事もあると思う。運賃格差については、阪急バスの運賃体系に従った結果である。

【委員】

・距離制によって決まったという事か。

【委員】

・JR長岡京東口から一旦国道に出て、それを北上し向日市域に入ってJR西口へ向かう系統が長岡京東口から市役所の運賃を持っており、それとの整合の結果こうなった。見場走りや馬場からは150円で行くが、現在休止中の神足から長岡京西口へ行く系統の運賃を考慮すると、こうせざるを得なかった。

【委員】

・夏休みなので当面問題は無いかもしれないが、古市から東和苑を過ぎて消防署へ出る南行きの角までは通学路になっている。7時48分東和苑というこのバスは子供達の通学時間帯にあたる。子供達は道路いっぱいに広がって歩くなど何をするか分からないので、運転手さんには気をつけていただきたい。14時18分から16時18分位も子供達の下校時間に当たり、その後遊ぶ時間帯もずっと通り続ける。試運転が行われた時間帯には子供はいないが、実際には大勢の子供達が公園で遊び、自転車が溢れて道路が通れない状態にもなったりする。その辺、学校と自治会とで協力しながら注意を促していただきたい。消防署からの東口に向いて出る所もマンションが3棟建ったが、子ども達の通学路に横断歩道もなく、危険だという事を市役所や府にも届けている状況なので、子供達にも注意を促していただければ有難いと思う。

【事務局】

・東和苑・城の里の通学路をバスが通る事は、自治会には了解をいただいているが、子供の安全を第一に考え、対処方法を検討する。タイミング良く夏休みに入るので、この期間を利用して学校と調整し、子供達の安全については対処していく。

【委員】

・今の意見と関係ないが、マイクロバスと道幅の狭さの問題は、長法寺で普通の住宅の中を走っており、お互い徐行が必要だが、うぐいす台のバス停では定刻までバスが待機しており、反対側の車からすると道が狭いので早く動いて欲しいという様な感じも見受けられる。そういう場合ケース・バイ・ケースで対応してほしい。

【委員】

・社会実験バスの試運転に、身障者の人が乗ってみたいと言っている。

【事務局】

・22日からの社会実験開始に向け現在申請中で、その前に13日に無料体験乗車の機会を予定している。10時からJRを出発して東側を回るというパターンで、西側を回るのは無理だが、配布しているチラシの時刻とは違うので、それも併せて試乗については、後で個別に説明をさせていただきたい。

【部会長】

・今後も何かあったら当部会にも情報提供いただければと思う。その他連絡事項について。

【事務局】

・はっぴぃバスの新たな時刻表にはおでかけスポットの写真を入れ、広告も載せ、経費削減をしている。今年度の夏休み小学生以下の無料乗車体験はシールラリーという形で、1回乗車毎に1枚シールを渡しそれを4枚集めて記念品と交換できる。夏休みは出来る限り子どもにはっぴぃバスに乗車していただきたい。

【委員】

・はっぴぃバスの10周年の記念行事は考えているか。マスコミ対策用でなく地域で祝うべき。地域の方とのコミュニケーション、セレモニーをしてみてはどうか。周りの人がみても10周年とわかるよう、花輪をつけるなどしてはどうか。

【事務局】

・前回の時にも提案があり、内容については検討中である。地域と連携すべきという意見については、そうしたいと考えている。

3.閉会

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