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第13回地域公共交通会議路線バス部会 議事録

  • ID:7126

日時

平成29年7月10日(月曜日) 午前10時から午前11時30分

場所

長岡京市役所大会議室B

出席委員

澤田部会長、清良井委員、杜下委員、野崎委員、児玉委員、山本委員、岡本委員、多貝委員

欠席委員

平尾委員

事務局

末永建設交通部長、大西交通政策課長、橋本総括主査、上村主査、三ツ島主事

傍聴

4名

議事

1.開会


2.部会長挨拶

3.議事
案件:東部社会実験バスの利用状況について
<事務局より資料説明>
【部会長】
・ 利用状況の説明とシャルマンコーポのルート及び夜便のダイヤ変更についてご意見があればお願いしたい。


【委員】
・ シャルマンコーポについて利用者減を想定しているとのことであったが、ひとつの案としてはあるかもしれないが、もう少し検討が必要である。
・ アンケートで「利用するために必要なこと」の回答として、「家の近くにバス停を設ける」「運行ルートを変更する」を挙げている人が多いが、実際に乗るかどうかは疑わしい。
・ バス停からどれくらいの圏域の方が現在利用しているかはアンケートをとれないのか?

【事務局】
・ アンケートで自宅から最寄りのバス停までの所要時間を聞いており、自宅から3 分以内にある人が6 割、5 分以内で8 割を占めているが、このうちどれだけの方に実験バスをご利用いただいているかまでは把握していない。
・ 東部地域は幅員の狭い道路が多いため、物理的にまたは交通安全上バスが通行できる道路が少なく選択肢が限られている。実験バス運行開始時のルート選定にあたっては、このような少ない選択肢の中から、事前アンケートにおいて要望が多かった箇所を選定し運行しているのが現状である。

【委員】
・ 経費がかかりすぎということであれば、25 人乗り程度のバスから10 人から15 人乗り程度のバスに変更するなどの対策を考えればよいのではないか。
・ 夜便のJR との連絡についてはバス運行にあたっての基本である。調べればすぐにわかる話でありもともとの計画に盛り込んでおくべきこと。すぐにでも実行に移すべき。
・ はっぴぃバスという実績のあるバスがあるので、比較すべきではないか。
・ 東部の事業所に他市町村から通っている人がどれだけいるのか、また、その方々の利用は見込めないのか。

【事務局】
・ 1 便あたり利用者が6 人前後であり、10 人乗りのような小さな車体でも運行できるのではないか、というご意見だが、時間帯によって利用状況が異なり、乗客の多い時間帯では積み残しの可能性があるため、実験としてデータを収集するうえで好ましくない部分もある。他市町村の事例と比較しながら、検討していきたい。
・ 平成28 年8 月のルート変更にあたって、特に済生会病院を目的地とする方を考慮し、JR 西部の路線バスとの乗継を有利にする時刻でダイヤ設定をした。そして、病院へ行きやすいよう設定したダイヤに基づき、利用促進のため各時間帯においてもパターンダイヤで運行しているが、夜便についてはパターンダイヤを崩しても良いのではないかと考えているところ。
・ はっぴぃバスの近況としては、平成28 年度から土日を除いた祝日にも運行を始めたところ、年間約4 千人の乗客が増えた。北コースだけなら目標である15 人/便を上回る状況である。ただし、はっぴぃバスは10 年間かけてここまで伸びているので、実験バスについても定着にはもう少し時間を要すると考えている。なお、はっぴぃバスは2 台で運行しているのに対し、実験バスは1 台で運行していること、また、はっぴぃバスは1 周に1 時間かかるのに対し、実験バス1 周に30 分しかかからないことなど条件が異なる。したがって、1 便あたり利用者がはっぴぃバスよりも少ないからといって収支率も少ない、ということにはならない。参考までにお伝えすると、現在はっぴぃバスでは収支率が13.6 人/便で30%程度であるのに対し、実験バスの現況6.0人/便を確保できれば収支率は25%程度となる。
・ 電話で近隣の事業所にヒアリングをしたところ、所内に駐車場を整備している企業や自社で送迎バスを運行している企業が多かった。また、長岡京駅の乗降者を比較してみると、午前では降車が午後では乗車が圧倒的に多く、他市町村の利用者ではなく、東部地域の利用者が大半であることを示している。
【委員】
・ 夜便の見直しということであるが、その他の時間帯についても随時変更を検討しても良いと考えている。また、京都方面と大阪方面の利用者が変わらないという事務局からの報告であったが、当方で把握している情報からは、京都方面のほうが多いのではないかと考えている。また、午前は鉄道からバスへの乗り換え、午後はバスから鉄道への乗り換えが多い。
・ 10 人以上のご利用があれば積み残しが出てしまうため、事業者として車両サイズは現状が好ましいと考えている。車両の小型化は車両の価格は下がるが、人件費が変わらないため、大幅な経費削減にはならない。

【委員】
・ 車両サイズを小さくすると多少燃費が下がるという面もあるが、運行経費は人件費が占める割合が非常に高く、大幅な経費削減は見込めない。
・ 城の里自治会のお試し券は非常に良い取り組みである。路線バスは沿線住民の協力が無ければ成り立たない。このような取り組みを通じて乗ったことが無い人に乗ってもらい、「気づき」を得てもらうと、そこから広がっていく。京都市バスでも沿線住民の方々と協力して利用促進を行っている例があり、乗ってもらえれば新しい声も拾えると思うので、ぜひこのような取り組みが広がっていけばよいと思う。

【部会長】
・ 利用意向調査の回答と実態が異なるということは多いのか?

【委員】
・ 事例は多々あるが、その背景まではわからない。

【部会長】
・ 城の里や東和苑でその理由などを聞いたことはあるか?

【事務局】
・ 乗らない理由までは聞いていないが、「バス利用に必要なこと」という項目ではアンケートをとっており、自分が思っていたルートや便数に合致していない、ということが大きな理由ではないかと考えている。なお、利用意向を示した半数の方が実際に利用しているというのは非常に好例と受け止めている。他の事例では2~3 割程度しか乗らないことがある。

【委員】
・ 城の里の無料乗車券について、他自治会の刺激になるということであるが、他自治会からこの件について問い合わせなどあったのか?

【事務局】
・ 取り組みは6 月20 日から始めているものであり、また、新聞記事は7 月8 日の記事ということで、乗降客数結果にはまだ表れていないし、問い合わせもまだ無い。この影響について特徴的な結果があれば次回の部会で報告させていただく。お試し乗車券や広報記事などのようなモビリティマネジメントを積極的にやっていかなければならないと考えている。


【委員】
・ シャルマンコーポへのルート変更の可否についてであるが、何を基準に決定していくのか。

【事務局】
・ シャルマンコーポ以外からも乗降客を拾うことができるか、また、既存のバス停への影響がどの程度あるか等を多角的に検討したうえで決定していきたい。

【部会長】
・ 夜のダイヤ変更はやる方向ということで良いか。

【事務局】
・ 先ほど委員からご指摘があったとおり、すぐに変更に取り組むことができるのでやっていきたいと考えている。ダイヤ設定にあたっては、乗り換え所要時間を実測のうえ決定したい。

【委員】
・ JR 西部へのバスの乗り継ぎについて、車内のPR やチラシなどの宣伝は充分にできているのか。

【事務局】
・ ルート変更時に「バス便り」を路線周辺に全戸配布しているが、随分と時間が経過しているので、改めてPR を実施する必要があるかもしれない。
・ もともと実験バスのダイヤ設定は、済生会病院へのバスのダイヤを基準にしている。

【委員】
・ それが実際に利用者や地域の方に伝わっているのか。

【委員】
・ 事務局と調整し、情報提供に努めていきたい。
・ 乗継時間については2 分では短すぎると感じる。3、4 分は欲しい。

【部会長】
・ シャルマンコーポのルートは利用者が減るということであったが。

【事務局】
・ 実績値と推計値との比較であり、実際に運行してみないとわからない、というご意見もあると思う。先ほども申しあげたとおり、他から乗降客を拾う等の工夫ができないかということも含めて検討していきたいので、もう少し時間をいただきたい。

【委員】
・ シャルマンコーポの北側の通りと小畑川の交差点周辺は交通事故が多い箇所であり、不安が残る。一方で、周辺の開発は進んでおり、人口が増えていく地域である。何にせよ神足・芝本との比較をしっかりとしないといけないと思う。

【部会長】
・ 夜のダイヤ変更は実施し、ルート変更については材料不足であるため、事務局で引き続き検討を重ねる必要がある。利用促進については工夫を重ね積極的に実施すべき、ということでよいか。

【委員】
・ 異議なし。

・閉会

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