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第27回地域公共交通会議議事録

  • ID:13276

日時

令和5年1月25日(水曜日) 午前10時から午前11時30分

場所

長岡京市役所 大会議室A

出席委員

計13名:小林会長、土井副会長、末永副会長、大庭委員、依田委員(代理)、筒井委員、中井委員、村上委員、忠津委員、中田委員、木原委員、日高委員、澤田委員

欠席委員

計5名:田中委員、畑委員、石崎委員、井口委員、落田委員

幹事

計3名:澤田統括官、舟岡教育部長、八木建設交通部長

事務局

柳沢課長、坂出主幹、田中主事

傍聴

5名

議事

1.開会

2.会長挨拶

3.議案

(1)はっぴぃバスの事業評価について

<事務局より説明>
【副会長】
・はっぴぃバス、なかなか健闘しているなという印象。資料の19ページ、北コースと西コースそれぞれ、1便あたり15人に到達していないというのは、コロナ等の理由もあると思う。さらに言うと15人の設定目標人数を設定した当時と、沿線の人口が変わってきているかもしれない。買物でよく乗っていた方が入院し、利用が減ってきたかもしれないので、この指標についてはもう少し沿線の状況を把握する必要があるかもしれない。
・収支状況については大切な指標だが、収支を上げることが目的なのか、あるいは運行することで外出ができてない人に外出を促すということが大事なのかを考えたときに、はっぴぃバスの目的はいろんな人たちにとって外出しやすくする環境を作るということなので、収支状況はあくまでも現状を把握するという程度で良いと思う。
・11ページではっぴぃバスがなくなったら何が困るか、どのような負担があるかというアンケート結果について、「金銭」や「身体」が多いが、はっぴぃバスがあるからこの金銭的な負担とかや身体的な負担が助かるということ。13ページと合わせて見ると、はっぴぃバスがなくなると、おでかけが減るのは、多分金銭的な負担とか身体的な負担が大きいからお出かけが減るということなので、はっぴぃバスが運行していることで、おでかけが減らず、身体的な負担とか金銭的な負担をサポートしているというように見ることができる。そうするとはっぴぃバスに乗っている意義がもう少しわかりやすくなるので、資料にそのあたりを分かり易くコメント等を入れるよう検討してほしい。
【委員】
・先ほど、人口構造の変化が起きていることも踏まえて、という話があったが、そういう意味では資料1の19ページの「公共交通空白地域の解消」についても、単に面積をどれだけカバーしていているのかという議論だけでなく、そこに住まれている方々の人口がどれだけカバーできているのかが、重要になってくると思う。その意味では、資料1の7ページの表のように、鉄道駅とバス停でマトリックスになっているが、それぞれでカバーされている人口はどういうふうに変化してきるのか、今後どういう見通しなのかなどを検討すると、より実態に合った「公共交通空白地域の解消」ということに繋がっていくと思う。
【会長】
・今回の内容について、原案通り進めていくということでよろしいか。
【委員一同】
・異議なし
【会長】
・異議なしと認め、本会議で了承したものとする。

(2)東部バスの事業評価について

<事務局より説明>
【副会長】
・東部バスについては、運行開始当初は全然利用がなかった。こんなに利用少なかったら運行しないほうがいいのではないかと、地域公共交通会議でも何度もそのような話をしたが、継続をすることで地域の方々にも東部バスをご存知の方が増え、利用も増えてきた。努力を続けるということも大事だということが今回の事業評価でも非常によくわかったというふうに感じる。地域の方々は東部バスをあてにされ、特に通勤の利用は多く、なかなかすごいと思う。
・1点質問だが、資料1の25ページの乗車客の属性ということで、男性と女性があるが、男性の70代がかなり少ない。これははっぴぃバスと違った特徴だと思うが、何か理由があるのか。もし何かヒントになるようなことがあれば、ご説明いただけたらと思う。
【事務局】
・はっぴぃバスについても男女比でいうと女性が圧倒的に多いというところで、東部バスが極端に少ないという認識は持っていなかった。確かに資料を見ると、顕著にその差が表れている。この差の理由は現時点では把握していないので、今後何かそのあたりを把握する努力をしていきたい。
【会長】
・今回の内容について、原案通り進めていくということでよろしいか。
【委員一同】
・異議なし
【会長】
・異議なしと認め、本会議で了承したものとする。

(3)はっぴぃバスの評価指標の変更について

<事務局より説明>
【委員】
・評価指標の見直しについて、厳密に考えれば、路線長は各コースで異なるのではないか、利用者数も違うなか3コースで単に按分していいのか等、意見があるかと思うが、わかりやすい指標、試算をする目安という意味合いで捉えるならば、提案された考え方がわかりやすいかと思うので、この形で一度評価をしてみるということが大事かと思う。
【委員】
・指標の明確な値をどうするかについて、今までの年間利用客数があって、バス停を増やすことによって需要を掘り起こすという考え方かと思う。今まで利用できなかった人が12.8%プラスで乗っていただくという考え方である。1便乗車平均が増えたら、バス停を増やして3ルートにしたことで需要を掘り起こしたという考え方を検証できるかなと思う。目標値としては、需要を掘り起こすという考え方のもと、この目標値で評価して良いと思う。
【会長】
・今回の内容について、原案通り進めていくということでよろしいか。
【委員一同】
・異議なし
【会長】
・異議なしと認め、本会議で了承したものとする。

4.報告

(1)路線バスの再編後の状況について

(2)利便性向上・利用促進策の状況について

<事務局より一括して説明>
【副会長】
・非常に興味があったのは資料1の39ページ、路線再編後の状況で、ここで委員の皆さんと随分議論したと思うが、コロナ禍の影響で阪急バスの利用者が減り、それに対して運賃改定をするということで、令和4年6月以降はその運賃改定の効果が結構あったということである。37ページには利用者がなかなか苦戦しているが、運賃収入が上がってきているということは、運賃改定をして、結果としてうまくいったということが読み取れると思う。

(3)東部バスのルート変更について

(4)はっぴぃバス「西の京」バス停について

<事務局より一括して説明>
【委員】
・資料1の47ページ、東部バスのルート変更案については、このマンションの供用開始に伴ってのことなので事前の周知をぜひお願いできればと思う。利用が見込めるので、利用促進を積極的にしていただくと良いと思う。
・1点質問だが、資料1の50ページの西の京のバス停について、地域の要望を踏まえて検討することについて、現在想定されているエリアに移す場合に、今のバス停からどれくらい離れるのか。
【事務局】
・どの位置に置くかによって変わるが、現在の位置からして200メートルから300メートルほどは動くことになるのではと想定している。
【委員】
・仮に300メートルの移設となるとかなり離れるような印象もあるので、地域の方々との協議のなかで、検討いただければと思う。
【委員】
・300メートルも離れるとは思えない。
【事務局】
・場所によるので、より交差点に近いところであれば、今のバス停からもう少し近くなると思う。移設の候補地付近には駐車場の入口等もあるため、バス停の標柱を建てる位置によって大きく変わる。
【委員】
・バス停はマンション前が良いと思う。
【委員】
・西の京の自治会長との話の中で、現在の場所が分別ごみの集積場所になっていて、収集の前の日から回収日までの1日半ぐらい分別ごみで道路の方まで出て、その中にバス停がありその間の状況は非常に危ないという、安全面もあるとの話があった。自治会長の話を聞き、あまり離れないようバス停を移されたほうがいいかなと思う。隣の地域だが、様子をちょっと報告しておく。

(5)地域公共交通ビジョン施策進捗状況の報告

(6)地域公共交通ビジョンの改定について

<事務局より一括して説明>
【会長】
・これは条例が改正され、次回の会議から新しい協議会方式に移るということでよいか。
【事務局】
・そのとおりである。
【委員】
・来年度から活性化再生法に基づく協議会に移行し、地域公共交通計画策定に向かうということでのご提案であった。地域公共交通ビジョンと根本的に大きく変わるのかというと決してそういうことではない。長岡京市はこれまでから良い取組みをしてきているので、ビジョンに基づいて着実に進めているが、法に基づいた地域公共交通計画を策定していこうということである。今までのように、地元の方々がどういうふうな交通が必要なのかというのをご議論いただきたい、という趣旨である。計画を策定した後、実際やってみてどうだったかを検証して、再度改めるというようなことを毎年やっていくということもあるが、それも今までもやっていることなので、何か難しい作業が増えるかと言われれば決してそうではないということを補足しておきたい。

5.その他

○事業の啓発について
【事務局】
・今年度6月からルート再編等にあわせ、学生及び高齢者に対する定期券への補助、はんきゅうグランドパス保有者に対するタクシー乗継券の交付の事業を進めてきた。ただ、周知不足もあり、まだまだご存知ない方が多い。そこで、啓発用のポスターを作成し、阪急バスの車内広告枠を使って周知するとともに、チラシをタクシー事業者の協力のもと、車内に置かせていただく予定。また、乗継券の見本をタクシーのどこかに貼るなど、より利用促進していきたい。
○公共交通の新型コロナウイルス対策について
【委員】
・資料にもあったが、阪急バスの利用人数は100%まで返ってきたわけではない。テレワーク等で通勤そのものが一部減ったという理由も当然あろうかと思う。しかし、仮にバスに乗る、あるいはタクシーに乗ることで、新型コロナウイルスに罹患したら嫌だと考える方がいたら、公共交通事業者は感染を防ぐ対策をとっているということを知っていただきたく、京都運輸支局では周知を行っている。京都運輸支局のホームページにチラシを載せており、こういった会議の場で皆様方にお知らせをしている。バスであれば換気性能が非常に強力で、2~3分もすれば空気がかなり入れ替わる。タクシーにおいても当然換気性能があり、窓も開けられるようになっている。また、ドライバーの健康管理には非常に気を配って、毎日営業に出ているという状況である。バスに乗る、タクシー乗ることで感染するのが嫌だと考える方がいれば、交通事業者はこういった対応をとっているということを伝えていきたい。参考までに路線バスについて、一昨年の11月に京都運輸支局で、車内でスモークを焚いた映像を近畿運輸局のYouTubeチャンネルに載せしている。乗降でドアが開くこともあるので、2分もすれば完全に綺麗になるというような映像なので、ぜひ見ていただきたい。バス、タクシーを積極的にご利用いただければと思う。
○資料について
【委員】
・支援事業の周知の仕方について、長岡京市のホームページが新しくなり、かなり見やすくなっていたが、これらの事業を検索してみると、最初に「くらし」というところを検索しても出てこず「健康・福祉」というところを検索しても出てこず、結局「道路・交通」というところで出てきた。「福祉」などから検索される場合が多いのではないかと思うので、そこからも見ることができるようになれば、より認知されるかなと思う。また、敬老の日に民生委員が一軒ずつお祝いの品を持って回っているが、その時にこれらの事業の案内を手渡しいただけると、よりわかりやすいのかなと思う。
・以前に説明があったかと思うが、資料1の7ページ「公共交通空白地域」の設定の仕方について、JRと阪急は別なので、これを根拠に何か対策を立てるのであれば、利用者の立場からするとそれぞれで空白地域を設定しないといけないような感じがする。例えばJRだったら遠いが、阪急だったら近いとかいう場合があるので、実態と離れるのでは、と感じた。
【事務局】
・同じ方であっても日によって、今日はJR、明日は阪急を使うというような利用の仕方は当然ある。長岡京市がこういった形で「公共交通空白地域」を設定をする際に、一人ひとり日々変わるその利用状況を反映するというのは難しいところがあり、一定こういった駅というものに対して、距離をみて空白地域を設定しているということで、ご理解をいただきたい。
【会長】
・空白地域だから、そのままにしておくわけではない。ここでどういうことが起こっているかを見極めていく道具としてこの「公共交通空白地域」が使われるということだと思う。阪急に近いから問題ないと言われても、JRから見たら遠い地域があるので、もうちょっときめ細かく見ていかないといけないと、そういうことだろうと思う。
【副会長】
・空白地域でも、タクシーは営業されている。一般にこのようにバス停から見たエリアを「バス停圏」などと言う。それで見た場合、手が及んでいない地域を見つけて計画を考える一つの目安なので、今意見のあった、どこかへアプローチしにくいという話は、次の段階で考えていくものだろうと思う。
【委員】
・事業評価のアンケート結果について、60代70代80代の女性が多いのは、そもそも運転免許をあまり持っていない年代だと思う。おそらく、昔は男性の方が免許を持っている率が高かった。50代くらいは、女性もほとんど免許を取るという世代になってきているので、これからかなり変わってくると思う。その辺を、これから考えていかないといけないのではないかと思う。
【事務局】
・ご意見のとおり、免許の保有の有無というところが、バスの利用に大きく影響しているというのはその通りだと思う。現に最近免許の自主返納という方が増えているが、これまでバスに乗ってこなかった、あるいはタクシー乗ってこなかったという方は、免許返納したからといって、すぐにバスを利用するかというと、これまでの経験というものに大きく左右され、なかなかご利用いただけないというのが実情ではないかと考えている。市としては、子どものころからバスに親しんでいただきたいと考えている。長岡第四小学校において近畿運輸局主催のバリアフリーの体験として、バスやタクシーの乗り方あるいは介助の仕方を、実際のバスやタクシーを使って学んでいただくということも実施しているのでそういった機会を通じて、子どもの頃から積極的に公共交通に慣れ親しんでいただき、大人になってからも公共交通を利用していただくような施策を地道に取組んでいきたいと考えている。
【副会長】
・先ほど委員から、せっかくこのような事業があるのに検索しにくいという話あったが、なるほどと思った。ポスターやチラシでも交通政策課の電話番号が書いてあるけども、時間帯によってなかなか電話しにくい方もいるので、チラシに交通政策課にURLを入れてホームページにということと、さらにそこでホームページ上で例えば申請できるようにして、市役所まで来なくてもいいようなことを検討いただくと、ハードルが下がっていくと思う。そういうことも、まずご検討いただけたらありがたいなというふうに思います。
【事務局】
・今年度中を目途に、LINEでも申請できるように、今準備を整えている。

6.閉会

お問い合わせ

長岡京市建設交通部交通政策課交通政策担当

電話: 075-955-3160

ファクス: 075-951-5410

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