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教育委員会令和6年3月定例会会議録

  • ID:14199
教育委員会会議録


1.日時

令和6年3月27日(水曜日) 午後3時から午後4時


2.場所

市役所 会議室402


3.出席者

教育長 西村文則

委員 福澤秀夫

委員 京樂真帆子

委員  大下和徹

委員 盛永俊弘


4.出席説明員

教育部長、教育総務課長、教育総務課主幹、次長兼学校教育課長、学校教育課総括指導主事、学校教育課主幹、生涯学習課長、生涯学習課主幹、文化・スポーツ振興課長、文化・スポーツ振興課主幹、文化財保存活用課長、中央公民館長、北開田児童館長

事務局職員 教育総務課 総括主査

5.傍聴者

なし


6.開会

(教育長)

開会を宣言する。



7.前回の会議録の承認

承認・署名


8.教育長諸報告

教育委員会関連の会議に関して、2月26日には教職員人事異動に係る臨時教育委員会を開催した。また、3月 7日の校長会議で今後の課題を共有した。

議会関係では、2月22日に、市議会3月定例会が開会し、教育委員会関係では、28・29日の一般質問、3月5日の文教厚生常任委員会、12日の予算審査常任委員会第3分科会、18・19日の予算常任委員会小委員会(総括質疑)などを経て、体育館LED設置などに係る補正予算や、小学校でのフッ化物洗口に係る経費や教職員等支援システムの導入など新規事業を含めた6年度の当初予算をお認めいただき、22日に閉会した。

3月 2日には、長岡京市PTA連絡協議会第2回理事会が、3日には、乙訓文化財事務連絡協議会主催の報告会「スライドで見るおとくにの発掘」が、10日には長岡京展表彰式が開催された。

13日には、友好都市寧波市の寧波出版社から市立図書館に対して、歴史、文学、音楽、絵本など幼児から大人までが楽しめる16冊の図書の寄贈があった。

14日には、長岡第七小学校の創立50周年を記念して作られた水車の除幕式があった。6年生一人一人が自らデザインした、未来に向けた言葉と自分の名前を書いたプレートが水車に取り付けられており、水車が回転するととても美しいものであった。

そして、15日には中学校の卒業式が、19日には小学校の卒業式が挙行された。22日には小中学校とも令和5年度の修了式が行われた。25日にはスポーツ推進審議会が開催され、次期スポーツ推進計画に向けて無作為抽出した市民の方に協力をいただいたアンケート結果をもとに協議を行うなどした。


9.議案

・第3号議案 長岡京市いじめ防止対策推進委員会委員の委嘱について

・第4号議案 長岡京市地域学校協働本部委員等の委嘱について

・第5号議案 長岡京市スポーツ推進委員の委嘱について

・第6号議案 長岡京市文化財保護審議会委員の委嘱について


(教育長)

 この4件は人事案件となるため、一括して提案の説明を求める。


(事務局)

・第3号議案 長岡京市いじめ防止対策推進委員会委員の委嘱について

 長岡京市いじめ防止対策推進委員会委員について、本間友巳委員の退任に伴い、後任の委員を委嘱する必要があるため提案するもの。後任委員としては、同志社女子大学特任教授の中川美保子氏を委嘱する。

なお、任期は、令和6年4月1日から令和8年10月31日まで。


・第4号議案 長岡京市地域学校協働本部委員等の委嘱について

令和6年4月1日より、従来の長岡京市すくすく教室運営委員会、長岡京市地域で支える中学校教育支援事業実行委員会を統合し、より多くのより幅広い層の地域住民、団体等が参画し、緩やかなネットワークを形成することにより、地域学校協働活動を推進する体制を整備するため、長岡京市地域学校協働本部を設置する。

これに伴い、長岡京市地域学校協働本部の本部長及び委員を委嘱する必要があり、名簿のとおり提案する。なお、本部長及び委員については、社会教育法第9条の7に規定する「地域学校協働推進員」として委嘱することとする。


・第5号議案 長岡京市スポーツ推進委員の委嘱について

このたび、スポーツ推進委員の任期満了により、その後任を委嘱する必要があり提案するもの。スポーツ推進委員は、市民スポーツの普及、また、推進をするため、スポーツ基本法に基づき教育委員会が委嘱をしている委員である。

条例では、委員定数は24名以内と定められているが、現任期は、15名の委員を委嘱しているところ、1名の退任と1名の新規委嘱により、新しい任期のスポーツ推進委員は15名の委員に委嘱し、スポーツ推進委員に関する条例第4条の規定により議決をお願いする。

なお、任期は、令和6年4月1日から令和8年3月31日まで。


・第6号議案 長岡京市文化財保護審議会委員の委嘱について

文化財保護審議会委員の任期が、令和6年3月31日をもって満了したことに伴い、その後任の委員を委嘱する必要があるので、長岡京市文化財保護条例施行規則第23条の規定により、教育委員会の議決を求めるもの。

委員名簿のとおり、この10名の方に委員として委嘱する。なお、任期は、令和6年4月1日から令和8年3月31日まで。


(教育長)

 質問、意見等はないか。


(意見なし)


(教育長)

特に、意見等が出なかったため、採決する。

「第3号議案 長岡京市いじめ対策推進委員会委員の委嘱について」から「第6号議案 長岡京市文化財保護審議会委員の委嘱について」まで、一括で採決する。

第3号議案から第6号議案までの4件について、賛成の委員の挙手を求める。 


(全員賛成)


(教育長)

全員賛成。よって、第3号議案から第6号議案までの4件については可決された。



・第7号議案 長岡京市立小学校及び中学校の管理運営に関する規則の一部改正について

(事務局)

この規則に定める「校長の府外出張」に関する規定を変更するため、規則を一部改正することについて提案する。

改正内容は、別紙のとおり、校長の「府外への出張」を「引き続く3日以上の府外への出張」に改めるものである。

改正の理由としては、校長の出張手続きを簡略化し、服務管理の負担軽減を図ろうとするもの。なお、施行日は令和6年4月1日とする。


(教育長)

 質問、意見等はあるか。


(質問なし)


(教育長)

 第7号議案「長岡京市立小学校及び中学校の管理運営に関する規則の一部改正について」賛成の委員の挙手を求める。


(全員挙手)


(教育長)

全員賛成。第7号議案は可決された。



・第8号議案 長岡京市中央公民館設置条例施行規則の一部改正について

(事務局)

この規則に定める「使用申請の期間」に関する規定を変更するため、規則を一部改正することについて提案する。

改正内容は、別紙のとおり、社会教育ホールの「使用申請の期間」を「使用日当日まで」に改めるものである。

改正の理由としては、現在、中央公民館の社会教育ホールの使用申請は前日までであり、当日に申請できないこととなっている。しかしながら、使用者から当日申請の要望や、市内で時間貸しや時間区分で使用できる他の施設については当日に申請できることからも、取扱いを統一するため、規則の一部を改正するものである。なお、施行日は令和6年4月1日とする。


(教育長)

ただいまの説明について、何か質問はあるか。


(質問なし)


(教育長)

第8号議案「長岡京市中央公民館設置条例施行規則の一部改正について」賛成の委員の挙手を求める。


(全員挙手)


(教育長)

 全員賛成。よって第8号議案は可決された。


10.報告事項

・長岡京市立の小学校及び中学校に勤務する府費負担教職員の服務に関する規程の一部改正について

(事務局)

 先ほどの規則改正と同様に、校長の休暇取得及び出張に関する手続きの簡略化を図るために、関連部分について所要の改正を行ったものである。なお、施行日は令和6年4月1日とする。


(教育長)

 今の説明に対し、質問等はあるか。


(質問なし)


(教育長)

 了解いただき、次に進める。


・歴史文化ドリル「長岡京市の!タケノコ食えスト-タケノコ勇者と長岡京の宝-」の作成について

(事務局)

 歴史文化ドリルは、市の歴史文化の特徴である「七つの物語」を中心にまとめた1冊として制作した。イラストや色合いなど、子どもたちにも手を取ってもらいやすいように工夫し、ぜひ、長岡京市の歴史文化のうんちくを語れるようにという思いを込めている。

また現在、冊子は、図書館、神足ふれあい町屋、中山修一記念館、埋蔵文化財センターの4ヶ所で無料配布している。

次年度以降も、啓発イベント等と関連付けて活用を予定している。


(教育長)

 今の説明に対し、質問等はあるか。


(教育長)

 了解いただいたということで、次に進める。



・西山短期大学との協定の更新について 

(事務局)

 京都西山短期大学とは令和2年4月から連携協定を結んでおり、各種連携事業を重ねてきた。本年度に有効期間である3年が終了することから、引き続き協定を継続することで合意し、更新を行うものである。なお、今後この協定の有効期間を1年間とし、この協定書の期間満了の日前、3ヶ月までに両機関から変更又は廃止についての申し立てがない場合は、1年ごとに自動更新とするとしている。


(教育長)

 今の説明に対し、質問等はあるか。


(質問なし)


(教育長)

 了解いただき、次に進める。


11.主な行事・会議結果報告

(事務局)

行事・会議結果(2月22日~3月27日)について報告。



13. 次回定例会までの主な行事・会議予定

(事務局)

行事・会議予定(3月28日~4月24日)について説明。



13.意見交換

(委員)

3月19日に小学校卒業式に参加した。コロナによる制限がない中で立派な式典が開催され、先生や保護者の方も大変喜ばれていた。平和の有難みを感じるとともに、これからも戦争が無いように心から願う。

次に、セクハラのことについて聞きたい。現在、先生に対してセクハラの研修はされているか。


(事務局)

各学校で、毎年1回以上は研修をしている。校長先生等を中心に、コンプライアンスハンドブックなどを活用して実施している。


(委員)

私もセクハラ研修を受けたことがあるが、相手の受け取り方によっては認識のずれ、違いがあるということを、先生方にも十分認識してほしいと思う。

そこで、「不登校の要因で、子どもと保護者、教員で認識に大きなずれがあることが文科省の調査で分かった。」という内容が新聞報道であった。

 例えば、先生がいじめだと認識していなくても、子どもたちはいじめだと思っている場合もある。このようなギャップを埋めることは難しいことだと思うが、心の観察アプリ等も活用しながら、先生方には日々の教育を進めていただきたい。


(委員)

私も小学校の卒業式に参加させていただいた。久々に行事がもとに戻り、子どもたちの頑張りも拝見でき、大変良い式典だった。

次に、歴史文化ドリル『長岡京市の!タケノコ食えスト』について。この冊子を作ることになった経緯と、子どもたちの反応について教えてほしい。


(事務局)

作成した経緯としては、長岡京市の歴史を語れる方が少ないと感じることも多く、ぜひ大人も子どもも自分たちの町を誇れるようになって欲しいという思いがあった。そこで、今回は長岡京市の歴史文化をまとめた「長岡京市文化財保存活用地域計画」を子どもたちにも分かりやすいように、子ども向けのドリル形式で作成した。

また、子どもたちの反応は非常に良かった。今回は、夏にワークショップを行い、実際に写真を撮って新聞を作るなど、その時のセンテンスもドリルに盛り込んだことが良かったと思う。

なお、想定外だったのは、今回のイベントは高学年を対象にしていたものであったが、実際には、低学年の子どもたちも多かったことである。嬉しいことだが、もう少し高学年の方にアプローチしたかったという思いもある。


(委員)

このドリルを見て特徴的だと感じたのは、歴史順に並んでおらず、自分の興味のある部分から見ることができる点が良いと思った。また、クロスワードでは条坊が4掛ける4からできていることが良く分かり、自分の家はどこにあるのかなど、楽しんで解けるところが良かった。こういった独自教材を作ることは大変重要だと思う。今後もぜひ続けてほしい。

しかし、一方で、気を付けてほしいことはジェンダーバランスである。歴史上の人物は男性が多いので仕方がないが、もう少し、女性や性別の分からないキャラクターなども登場させるなどバランスを取ってほしかった。アンコンシャスバイアス(無意識の思い込み)にも配慮し、市の男女共同参画部局とも相談しながら進めてほしい。


(委員)

私からは2点お聞きしたい。

1つ目は、不登校の話。各学校の不登校の児童生徒数はどういった頻度で取られているのか。統計の取り方はどうされているのかお聞きしたい。


(事務局)

不登校の報告は、各校から毎月提出してもらっている。毎月休んだ日数を報告してもらい、年度末に不登校(年間30日以上休んだ子)の人数が確定する。

また、年々不登校の子どもは増えている。特に中学1年生が多いという傾向はある。


(委員)

実践研究を続ける中では、そういうデータと照らし合わせて見ていくことが大事だと思う。データにも注意をしながら進めてほしい。

2つ目は、教員の保護者対応について。天理市では、保護者の要望や相談を一元的に受け付けるセンターを設立するという話があった。

そこで、長岡京市では、保護者からの相談が深刻化しているケースがあるのかどうか。また、相談センターの設立などは考えておられるかお聞きしたい。


(事務局)

現在、深刻化しているという話は聞いていない。ただ、学校とのやり取りで収束に至らない場合に、保護者が直接教育委員会へ相談されることもある。その時は、学校側と一緒に話を聞いたり、個別に教育委員会で対応する場合もある。

本市の場合は、センターを設立させるというよりは、経験豊富な指導主事も一緒に対応するなどして、学校と十分連携して解決する方が良いと考えている。


(委員)

先ほどから話題になっていることで2点。

1つ目は、文化財保存活用課が編集した『長岡京市の!タケノコ食えスト』だが、私も、本市の歴史や文化を楽しく学べるドリルとして、素晴らしい力作だと感じた。

2つ目は、不登校のこと。

不登校本人が考える要因と学校が考える要因が一致していないという新聞報道は、実は、これまでも文部科学省の2006年度追跡調査や2020年度調査などでも報告されてきたことだ。つまり、学校は、不登校の要因を本人や家庭の問題と捉える傾向に対して、不登校本人は、勉強のことや教員との関係、また、いじめや友人関係など、学校要因と回答しているのである。

 不登校の要因特定は難しいが、本人・保護者と学校の認識に大きなズレ、乖離(かいり)があれば、対応策のズレにつながる。関係者間の連携と対応への効果を生み出すためにも、認識不一致の現状を再検討する研修を進めてほしい。

あと、質問が1点ある。それは、小学校のチーム担任制のこと。

いま、各地で、固定的な学級担任制を廃止し、チーム担任制を推進している学校が増えてきているが、新年度に向けて、本市の小学校でも、そのような方向で検討されている学校はあるか。


(事務局)

全校の状況を把握しているわけではないが、一部の学校では、チーム担任制というよりは、教科担任制を導入すると聞いている。


(委員)

チーム担任制のメリットは、私が視察した学校では、指摘された教科学習面に加えて、教員不足や若手育成への対応にも効果があると強調されていた。ぜひ、校長会等でも実践校の事例研究を深めてほしい。


14.閉会

(教育長)

午後4時に閉会を宣言する。

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長岡京市教育部教育総務課総務・施設整備担当

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