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教育委員会令和6年5月定例会会議録

  • ID:14334
教育委員会会議録


1.日時

令和6年5月15日(水曜日) 午後3時から午後3時50分


2.場所

市役所 会議室401


3.出席者

教育長 西村文則

委員 福澤秀夫

委員 京樂真帆子

委員  大下和徹

委員 盛永俊弘


4.出席説明員

教育部長、教育総務課長、教育総務課主幹、次長兼学校教育課長、学校教育課総括指導主事、学校教育課主幹、生涯学習課長、生涯学習課主幹、文化・スポーツ振興課長、文化・スポーツ振興課主幹、文化財保存活用課長、中央公民館長、図書館長、教育支援センター所長、北開田児童館長

事務局職員 教育総務課 総括主査

5.傍聴者

なし


6.開会

(教育長)

開会を宣言する。


7.前回会議録の承認

承認・署名


8.教育長諸報告

(教育長)

まず、長岡京市中学校米国短期交換留学事業に関して。今年度は、16名の中学生、4名の引率者、計20名のアーリントン訪問団が4月23日に旅立ち、11日間の活動を終えて5月3日に帰国した。

本市とアーリントンとの姉妹都市締結40周年を迎えた今年、市長、議長、友好交流会長等からなる友好代表団が4月26日から5月2日の日程で現地を訪問された。訪問日程が一部重なることから、中学生訪問団は、40周年記念植樹の式典やタウンミーティング、学校訪問などで友好代表団と行動を共にした。 

生徒たちは、ホストファミリーをはじめ現地の人々に温かく接していただき、学校訪問や授業を通して現地の児童生徒と交流するなど、交流を楽しんだ。事前に練習を積んだ日本の歌の合唱や踊りも現地の人に大変喜んでいただいたようだ。また、生徒たちは、消防署やテレビ局での番組作成体験、大リーグの試合観戦等、有意義な体験をすることができた。明日18日に市長・議長を交えた報告会が開催されるので、彼らからの報告を楽しみにしている。なお、コロナ禍で途絶えていた交換留学が復活し、7月にはアーリントンから学生訪問団が短期留学に来られることとなっている。

4月25日には近畿都市教育長協議会定期総会が、5月13日 には乙訓教育委員会連合会定期総会が開催され、それぞれにおいて、昨年度の決算報告及び事業の報告及び今年度の役員体制、予算、事業計画等について協議が行われた。13日には、乙訓地区小中学校使用教科用図書採択協議会の第1回会議が開催され、来年度から中学校で使用される教科用図書の採択に向けた調査研究がスタートした。5月10日には校長会議が開催され、今後の課題等を共有している。

行事関係では、5月4日に長岡京駅前広場コンサート、11日には少年少女発明クラブ開講式が行われた。また、「心をつなぐキャッチボールプロジェクト」が14日には長法寺小学校、15日には長岡第六小学校で行われた。4年生以上の児童を対象に、プロ野球OBの方が講師となって「キャッチボール教室」を、サントリーホールディング株式会社の方から「ペットボトルリサイクルについてのお話」をしていただいた。子どもたちも本当に楽しく参加し多くを学ぶことができた。

ところで、今年は中山修一先生が長岡京の会昌門跡を発見され70年を迎える。そして、平成14年開館の中山修一記念館の入場者が5万人となった。5万人目を迎えた5月8日に5万人目の入場者となった小学校5年生の児童に記念品をお渡しした。


9.議案

・第9号議案   長岡京市社会教育委員の委嘱について

・第10号議案  長岡京市地域学校協働本部委員等の委嘱について

・第11号議案  長岡京市公民館運営審議会委員の委嘱について

・第12号議案  長岡京市教育支援委員会委員の委嘱について

・第13号議案  教育支援センター不登校研究部門研究員の委嘱について


(教育長)

 全件が人事案件となるため、一括して提案の説明を求める。


(事務局)

・第9号議案「長岡京市社会教育委員の委嘱について」

このたび長岡京市PTA連絡協議会からの推薦委員に交代があったため、新たに1名を委嘱する。任期は議決日から前任者の残任期間である。


・第10号議案「長岡京市地域学校協働本部委員等の委嘱について」

このたび長岡京市PTA 連絡協議会からの推薦委員について、長岡京市地域学校協働本部委員並びに地域学校協働活動推進員に委嘱する必要があるため提案するもの。

任期は議決日より令和8年3月31日まで。


・第11号議案「長岡京市公民館運営審議会委員の委嘱について」

長岡京市公民館運営審議会委員の任期満了に伴い、その後任を委嘱する必要があるため提案するもの。学識経験者、学校教育及び社会教育の関係者、家庭教育の向上に資する活動を行うもの、市民公募者を合わせ、10名を委嘱する。任期は本年6月1日から令和8年5月31日まで。


・第12号議案「長岡京市教育支援委員会委員の委嘱について」

長岡京市教育支援委員会委員の任期満了に伴い、新たに委員を委嘱する必要があるため提案するもの。小中学校長、特別支援学級担任、医師、児童福祉施設職員など計57名の方々を任命する。任期は令和7年3月31日まで。


・第13号議案「教育支援センター不登校研究部門研究員の委嘱について」

本市における不登校の課題に対応するため昨年度新設した不登校研究部門研究員について、任期満了に伴い新たな委員を委嘱する必要があるため提案するもの。15名の方々を任命する。任期は令和7年3月31日まで。


(教育長)

 質問、意見等はないか。


(意見なし)


(教育長)

特に、意見等が出なかったため、採決する。

まず、「第9号議案 長岡京市社会教育委員の委嘱について」、承認いただける委員の挙手を求める。 


(全員賛成)


(教育長)

全員賛成。よって、第9号議案は可決された。


(教育長)

次に、第10号議案「長岡京市地域学校協働本部委員等の委嘱について」、承認いただける委員の挙手を求める。 


(全員賛成)


(教育長)

全員賛成。よって、第10号議案は可決された。


(教育長)

次に、第11号議案「長岡京市公民館運営審議会委員の委嘱について」、承認いただける委員の挙手を求める。 


(全員賛成)


(教育長)

全員賛成。よって、第11号議案は可決された。


(教育長)

次に、第12号議案「長岡京市教育支援委員会委員の委嘱について」、承認いただける委員の挙手を求める。 


(全員賛成)


(教育長)

全員賛成。よって、第12号議案は可決された。


(教育長)

次に、第13号議案「教育支援センター不登校研究部門研究員の委嘱について」、承認いただける委員の挙手を求める。 


(全員賛成)


(教育長)

全員賛成。よって、第13号議案は可決された。


10.協議事項

・令和6年度6月教育費補正について

(教育長)

本案件は、本市情報公開条例第6条第5号の規定する意思形成過程にある情報で、市と協議中であり、公開することにより公正かつ適正な意思形成に著しい支障があると思慮される。

従って、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第14条第7項、及び本市教育委員会会議規則第15条第1項の規定により、本案件を非公開とするよう発議する。また、同法第14条第8項及び同規則第15条第2項の規定により、この発議に対する討論を行わないで直ちに採決することとなっている。本案件を非公開とすることに同意する委員の挙手を求める。

(全員挙手)

(教育長)

全員賛成。よって本案件については非公開とする。

(非公開協議)

(教育長)

以上で非公開協議を終了する。


・長岡第四小学校再整備工事請負契約の変更(第4回)について

(事務局)

今回の変更の内容は、長岡第四小学校の体育館工事に空調設備を追加するものである。現在、変更金額を算出しており、仮契約締結後、本契約に議会の議決が必要となることから、6月議会に上程を予定している。なお工期の変更はない。


(教育長)

何か意見等はあるか。

(意見なし)

(教育長)

異議なしと認め、承認する。


11.主な行事・会議結果報告

(事務局)

行事・会議結果(4月25日~5月15日)について報告。



12. 次回定例会までの主な行事・会議予定

(事務局)

行事・会議予定(5月16日~6月26日)について説明。



13.意見交換

(委員)

1点目は、教科担任制について。働き方改革を進めるためにも、小学校への教科担任制の導入の議論がされていると思うが、本市ではどのような状況か。


(事務局)

現状では、京都府から英語の専科教員が4名派遣されている。全校の6年生に専科教員が巡回して全教科を担当、5年生は拠点校方式として担当してもらっている。本市としても少しずつ教科担任制の拡大を図っているところである。

また、理科の専科教員は小学校3校に配属されている。


(委員)

では現在、全ての専科教員は京都府から派遣されているのか。また、教科担任制の効果や課題があれば教えてほしい。


(事務局)

京都府から派遣されている場合と、学校の中で、それぞれの専門性を高めるため教員を交換するなど工夫している場合もある。

効果としては、空き時間が確保できること。課題としては、専科教員に全てを任せることはできないため、担任としてサポートが必要であること。


(委員)

2点目は、若手の新任教員について。

先日の乙訓教育委員会連合会総会の研修の中でも、新任教員の離職が課題となっているというお話があった。そこで質問だが、新任教員の着任後のケアは誰がされるのか、学校ではどのような体制になっているのかを教えてほしい。


(事務局)

新規採用者に対しては初任者指導教員が付き、週に1日程度ケアを行っている。それ以外の日には、校内指導員(主に教務主任など)が授業をケアしている。しかし、初任者ではなく講師1年目の教員については初任者指導教員が付かないので、教務主任、管理職、同じ学年の先生等が学校全体で注意深く見て、支援している状況である


(委員)

教務主任やその他の先生方も忙しいと思うが、新任教員には気をかけてケアをしてほしい。


(委員)

私からは文化財について。

1点目は、中山修一記念館の入館者が5万人を突破したということで、京都新聞にも掲載されていた。開館から22年目に来館者5万人となり、お祝いを申し上げたい。5万人目の小学5年生からは「中山修一先生のことは学校でも習う。この地域に都があったのはすごい。」という素晴らしいコメントもいただき良かった。この件について、文化財保存活用課からコメントをお願いしたい。


(事務局)

5万人目の小学生からは、「中山修一さんに興味があって来館をした。」というコメントをいただいた。記念館は小学生もターゲットにしているため、実際に小学生が学習したうえで来られたことは、本当に嬉しい。コロナの影響もあり来場者が鈍化していることは課題であるが、今後来館者を増やしていくための工夫と、中山さんの功績を後世に伝えるなど施設の役割を果たしていきたい。


(委員)

中山修一記念館は、長岡京市のまちなか博物館を整備していくなかで、その核の一つとなる資料館でもある。また、乙訓・山城地域の公立資料館の相互連携を図っている京都府南部地域ミュージアム連絡協議会に参加している資料館でもある。そのため、京都府内、全国の資料館とも連携をとりながら、充実した展示と解説の場となることを期待している。

2点目は、塚本古墳の前方後円墳モデルについて。塚本古墳自体は無くなっているのだが、発掘調査がされ道路も広がり、古墳の形をした花壇が作られており、全国の古墳ファンの注目を集めている。この花壇は約10年前に設置され、以前は綺麗に管理されていたが、最近は雑草も生え放置されていることが問題だと思う。文化財を身近に感じてもらう良い施設なので、ぜひ維持管理をお願いしたい。

 

(委員)

私からは2点お聞きしたい。

1点目は、『2024年読書のすすめ』という冊子より。

「若い人たちが本を読まなくなったと言われて久しくなります。若い人たちが本を読まなくなったという年上の人たちのことばは、若いときにこそ本を読むべきであったという、後悔のことばでもあります。思いもかけない幸せな「本との出会い」がきっとやってくるにちがいありません。」とあります。

以前参加した近畿の教育委員会研修会では、東北大学の川島先生が「(特に子どもの間は)本を原文で読まないでスマホを介すると、脳に悪影響を及ぼす。」と話されていたと思うが、ぜひ、若い人たちには本を手に取って読んでほしい。

そこで質問だが、図書館の最近の入館者数を教えてほしい。


(事務局)

今年6月に令和5年度の来館者数が公表される。正確な数字はお伝えできないが、来館者数は横ばいのイメージである。


(委員)

何か来館者を増やす工夫ができるといいと思う。

各小中学校の図書室の利用者数はどのくらいか。授業の宿題として活用する場合もあると思のだが、授業ではどのように活用しているのか。


(事務局)

利用者数は、小中学校全体では、昨年度から横ばい傾向である。現在、タブレットを活用し電子図書の移行も進むと感じている。一方で、本の良さや、本を手に取る大切さについても啓発していきたい。


(委員)

やはり成長期の育ち盛りの時には、電子ではなく本に触れるのが良いと思う。素敵な人生における一冊が見つかるようにと願う。


(委員)

先ほど、教育委員会事務局各課や所管施設で取り組まれている行事に、多くの市民が参加されている報告を受けた。毎回思うのだが、市民の文化・スポーツなどへの関心やニーズの高さに感激すると同時に、その市民のニーズを的確に把握して、工夫したイベントを企画・開催している各課や施設に心から敬意を表したい。

さて、私からは1つ質問。昨年5月からスタートした京都府教育委員会の「学校改善支援プラン」(京都府学力・学習状況調査~学びのパスポート~)のことである。この調査は小学校4年生~中学校3年生を対象に、「教科に関する調査」と「児童生徒質問紙調査」で構成され、本市の該当学年の児童生徒も全員参加している。そこで、各校はこの調査結果をどのように分析しているのか、また、この調査を活用した特徴的な事例があるかをお聞きしたい。


(事務局)

現在、今年度2回目の調査をしている段階である。まだ、顕著な成果は出ていないが、本市で非認知能力に関する研究をしている学校では、微増であるが個々の学力の伸びが見られるものもあった。また、学校は安心して通える安全な場と捉えている子どもほど学びへの意欲が高くなり、それによって学力も向上すると感じている。


(委員)

引き続き分析を進め、各校がその結果を効果的に活用できることを期待している。



14.閉会

(教育長)

午後3時50分に閉会を宣言する。

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長岡京市教育部教育総務課総務・施設整備担当

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ファクス: 075-951-8400

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