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教育委員会令和6年11月定例会会議録

  • ID:14680
教育委員会会議録


1.日時

令和6年11月20日(水曜日) 午後3時00分から午後4時16分


2.場所

市役所 会議室401


3.出席者

教育長 西村文則

委員 京樂真帆子

委員    大下和徹

委員 盛永俊弘

委員     生嶌 匠


4.出席説明員

教育部長、教育総務課長、教育総務課主幹、学校教育課長、学校教育課総括指導主事、学校教育課主幹、生涯学習課長、生涯学習課主幹、文化・スポーツ振興課長、文化・スポーツ振興課主幹、文化財保存活用課長、中央公民館長、図書館長、教育支援センター所長、北開田児童館長

事務局職員 教育総務課 総括主査

5.傍聴者

なし


6.開会

(教育長)

開会を宣言する。


7.前回会議録の承認

承認・署名


8.教育長諸報告

(教育長)

まず、本日開催した総合教育会議について。今回のテーマは、現在、第2期長岡京市スポーツ推進計画を策定しているところであることから、今後10年間を見通した本市のスポーツの推進に向けて、どういった施策が求められるか等について議論を交わした。今回出された意見を推進計画に反映させていきたい。

次に、その他の会議、研修会について。

10月23日及び11月19日には教頭会議、11月5日には校長会議を開催し課題を共有した。また、11月19日には社会教育委員会議を開催し令和6年度の社会教育関係団体の活動状況の報告を行うとともに、来年度の各団体への補助金交付について協議を行い、どんぐり会と交流を行った。

研修の関係では、11月 8日に、「学校のデジタル化を踏まえたこれからの教育のあり方」をテーマに京都府市町村教育委員会連合会研修会が開催された。13日には、「コミュニティ・スクール」をテーマに近畿市町村教育委員会連絡協議会研修大会がオンラインで開催された。

その他の行事は日程順に報告する。

まず、10月19日には、すべての小学校で体育大会が開催されたが、予報より早く降り始めた雨の影響で、やりきった学校、中断して残りは他日に行った学校など対応は分かれた。21日にはオータムレビューが行われ、市長や副市長等と課題を共有した。26日には文化賞・スポーツ賞の表彰式を開催した。スポーツ賞文化賞と多くの方を表彰することが出来た。なお、同日は長岡京市少年補導委員会等による安全安心子ども絵画展の表彰式も開催された。31日には長岡第二中の体育大会が開催され、11月1日には各校6年生が集まり小学校陸上交歓記録会がたけびしスタジアムで開催された。

11月2日には、恵解山古墳公園の開園10周年を記念してフェスタの開催が予定されていたが大雨のため中止し、記念式典のみ長岡第八小学校の体育館で行った。9日には長岡中学校の創立70周年記念式典が開催された。

また、15日には、小学校5校で研究発表会が行われ、各校が2~3年に渡って取り組んできた研究の成果を発表した。


9.議案

・第21号議案 長岡京市教育委員会事務の点検及び評価の実施(令和5年度実績)に

ついて

(教育長)

提案理由の説明を求める。


(事務局)

地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条の規定により、教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況について点検及び評価を行うため提案するもの。

令和5年度に実施した事務の状況について、点検及び評価を行った報告書案に学識経験者の意見を付したものを作成している。議決を得たら長岡京市議会に提出し、その後公表を行う予定である。


(教育長)

質問や意見はあるか。


(委員)

昨年度に比べ、評価がBからCに下がっている事業について、詳しく説明をお願いしたい。


(事務局)

通番44の「地域学校協働推進事業」について、評価が下がった理由を説明する。この事業では、「すくすく教室における1教室あたりの参加児童数」を目標値に設定しており、令和5年度は目標22名のところ実績は16名であった。

目標値を下回った理由としては、コロナ前と比べ、ボランティア数や参加児童数が減っていること、また、コロナ禍を経て、学年ごと等の小さな単位で開催する学校が多くなり、1教室あたりの参加人数が減っていることが主な要因である。

今後は、本事業の活動をより正確に測れる指標の設定についても、改めて検討していきたい。


(委員)

ご説明いただき、理由がよく分かった。目標指標の見直しも検討してほしい。


(事務局)

目標指標の設定については、難しいところがある。必要な場合は、指標の見直しを行いたい。


(委員)

通番46の「次年度以降の対応」のコメントで「1日当たりの相談件数の均等化」の意味がちょっとわかりにくいので補足説明をしてほしい。


(事務局)

教育相談のニーズが高まり、曜日によっては連携機関との情報共有が十分にとれていないため、曜日による偏りを無くすという意味で、「1日当たりの相談件数の均等化」と記載した。もう少し分かりやすい表現に修正したい。


(教育長)

今回ご意見いただいた部分を修正するということで、「第21号議案 長岡京市教育委員会事務の点検及び評価の実施(令和5年度実績)について」、承認をいただける委員の挙手を求める。


(全員賛成)


(教育長)

全員賛成。第21号議案は可決された。



・第22号議案 長岡京市社会教育委員の委嘱について

(教育長)

提案理由の説明を求める。


(事務局)

このたび人事異動に伴い、その後任を委嘱する必要があるため提案するもの。自治会長会からの推薦委員に交代があったため、新たに1名を委嘱するものである。任期は、議決日から前任者の残任期間。


(教育長)

質問、意見等はないか。


(意見なし)


(教育長)

特に、意見等が出なかったため、採決する。

まず、「第22号議案 長岡京市社会教育委員の委嘱について」、承認いただける委員の挙手を求める。 


(全員賛成)


(教育長)

全員賛成。よって、第22号議案は可決された。


10.協議事項

・令和6年度教育費12月補正について

・長岡京市立学校施設使用条例の一部改正について


(教育長)

本案件は、本市情報公開条例第6条第5号の規定する意思形成過程に情報で、市と協議中であり、公開することにより公正かつ適正な意思形成に著しい支障があると思慮される。地方教育行政の組織及び運営に関する法律第14条第7項、及び本市教育委員会会議規則第15条第1項の規定により、本案件を非公開とするよう発議する。

同法第14条第8項及び同規則第15条第2項の規定により、この発議に対する討論を行わないで直ちに採決することとなっている。本案件を非公開とすることに同意する委員の挙手を求める。


(全員挙手)


(教育長)

全員賛成。よって本案件については非公開とする。


(非公開協議)


(教育長)

 以上で非公開協議を終了する。



・公の施設の指定管理者の指定について(長岡京市立神足ふれあい町家)

(事務局)

長岡京市立神足ふれあい町家の管理運営に当たり、本年度末をもって指定期間が満了する当該施設の指定管理者候補者を選定した。本案件は、令和6年12月議会定例会にて議案として提案するもの。

指定管理者候補者となる団体は、特定非営利活動法人乙訓障害者事業協会で、指定期間は、令和7年4月1日から令和12年3月31日までの5年間。

指定管理者の選定の募集については、広報長岡京及び市ホームページで周知したところ、特定非営利活動法人乙訓障害者事業協会から応募があった。選定方法は、長岡京市指定管理者候補者評価委員会の評価をもとに面接審査と書類審査を行い、選定した。


(教育長)

何か意見等はあるか。


(意見なし)


(教育長)

異議なしと認め、承認する。



11.主な行事・会議結果報告

(事務局)

行事・会議結果(10月17日~11月20日)について報告。



12. 次回定例会までの主な行事・会議予定

(事務局)

行事・会議予定(11月21日~12月18日)について説明。


13.意見交換

(委員)

本日11月20日は「世界子どもの日」で、子どもの人権について考える記念日である。改めて、子どもの人権を守るためにできることを考えたい。

私からは大きく2点。

1つ目は、体育大会のこと。10月19日に小学校10校で体育大会が行われた。集団演技が素晴らしく、徒競走でも一生懸命走っている子ども達の姿を見て、感激した。子ども達の頑張りと成果であり、先生方のご指導の賜物である。当日は悪天候で、競技実施の判断が難しかったと思うが、子ども達には雨が降った事も良い思い出になると思う。今後も、児童の安全を第一に安心・安全な学校運営をお願いしたい。

2つ目は、文化財について。「いげのやまフェスタ」は雨で中止になり大変残念だったが、恵解山古墳公園をイベントで活用することは大賛成である。今後、歴史系イベント等で古墳公園の活用など、何か考えていることがあれば教えてほしい。


(事務局)

今回のイベントを通して、参加者の反応を見ていると、恵解山古墳を活用したイベントは非常に価値があると実感した。地元では活用されているが、地元外の方には認知度が低い。他団体等に恵解山古墳をイベントに使って貰えないか色々と提案はしているが、立地面などの理由で、今のところ実現していない状況である。今後も情報発信の仕方を工夫し、文化財の魅力を伝えていきたい。


(委員)

イベントの開催においては、トイレ設置などの課題があると思うが、ぜひ、歴史に関するイベントを実現してほしい。


(委員)

私からは2点。

1つ目は、現在のインフルエンザの感染状況について、学校での感染状況を教えてほしい。


(事務局)

現在、中学校の学級閉鎖が1件である。


(委員)

引き続き、感染予防対策を各校でお願いしたい。

2つ目は、運動能力テストの公表について。

児童の現時点での位置を知ってもらうためにも、ぜひ結果を公表してほしいと思うが、方向性はどうか。


(事務局)

今年度に公表予定であるが、公表の仕方や内容については、現在検討中である。


(委員)

私からは不登校に関して質問する。 

文部科学省は10月31日に、昨年度の「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」を公表した。そこには、不登校、いじめ、暴力行為の件数がいずれも過去最高となり、例えば、小中学校の不登校児童生徒は346,482人と急増していることを報じている。その中で、本市でも不登校対策は大きな課題ではあるが、各学校の取組の結果、昨年度も出現率は全国と比較して低い状態である。

そこで質問だが、各校の取組のなかで、効果的な対策と考えられることは何か。

また、最近「仮想空間の学校・メタバース」の活用が各地で急増してとの報道があるが、本市でも導入の予定があるか。


(事務局)

本市の小学校では、令和5年度は前年度に比べ不登校児童数は減少している。中学校では増加しているが、上昇率は全国よりも緩やかである。

効果的な対策としては、1つは、小学校6校に校内教育支援センターを設置し、別室登校として専属の教師を配備し、居場所づくりを進めていること。学校にいる滞在時間が長くなった、子どもの笑顔が増えてきた、などの報告を受けている。

2つ目は、心と体の健康観察アプリを中学校4校、小学校5校に導入したこと。アンケート結果によると、今まで話せなかったことがアプリなら言える、心に溜めていた事が言えて良かった、このアプリがあると相談しようと思えるという報告があった。 

また、不登校研究部門では、授業に苦戦している子どもへの配慮などの事例集を作成し配布した。これらが功を奏しているのではないかと推測している。

メタバースについては一度検討も行ったが、費用面や効果面でかなり難しいと感じた。


(事務局)

効果的な対策としては、先生の早期対応も考えられる。長く休んでいる児童に対しては、ケース会議を開き家庭訪問をするなど、チームとして個別対応を行っている。

また、SC(スクールカウンセラー)等への相談体制もあるため、保護者ともつながり、学校に登校しやすい環境作りができている。


(委員)

不登校対策として、一人ひとり異なることを前提に、引き続き効果的な取組を進めてほしい。


(委員)

私からは2点。

1つ目は、運動会について。長岡第九小学校の運動会を見学した。集団演技は学年が下がるほど可愛らしく、6年生の集団演技では心温まる場面もあり感動した。学校では、相手を思いやる教育を高いレベルできていると感じた。

2つ目は、給食に関して、いくつか質問したい。

共同調理場は配送の距離があると感じるが、業者の負担はないのか。学校給食施設は、長期休業中は完全に閉鎖しているのかどうか。調理員さんのその間の雇用関係はどうなっているのか。


(事務局)

本市小中学校では「親子方式」といって、小学校に共同調理場があり、そこから校区内の中学校に給食を運んでいる。ただ、長岡第四中学校は、自校方式で校内に施設がある。調理にあたっては、それぞれ小学校と中学校のチームに分かれており、献立は統一している日が多い。

まず、業者の負担については、共同調理場は規模が大きいが、それに見合った人員配置での委託契約をしている。配送用トラックを手配する必要があるため、契約期間を見直すなど対応をしており、特に負担だという声は上がっていない。

長期休業中には給食は作らず、調理場のメンテナンスなどを行っている。長期休暇中の雇用については、業者の範ちゅうであるが、調理員は休暇をとられたり、学校以外の他の調理現場に行かれたりしていると聞いている。


(委員)

もう1点、学童での長期休業中の食事提供について。

三鷹市では、小学校の家庭科室を民間の「こども食堂」に開放し、朝食を提供していると聞いた。そこで、長岡京市では学童における食事提供のニーズはあるのか、また、今後、食事の提供を検討されているかお聞きしたい。


(事務局)

学童では、長期休業中はお弁当を持参してもらっている。実際に、保護者からは自己負担でも良いので、給食の提供をしてほしいという要望はある。しかし、ニーズ調査をした結果では、それほど要望は多くなかったため、現状のとおりで考えている。

また、学童では、キャンプ活動に向けてカレーライスを作ったり、レトルトの日を設けるなど、保護者の負担を減らす工夫も行っている。


(事務局)

こども食堂については、福祉部局(市の所管部署は明確には無い)の方で、民間のこども食堂に関する情報提供を行っている。長岡京市にも、民間のこども食堂のような居場所づくりの取組みはあるが、常設ではなく、週に1回程度開催されている状況である。


(委員)

他の自治体での取組みも参考にしながら、今後も、保護者の負担を減らせるような工夫を行ってほしい。



14.閉会

(教育長)

午後4時16分に閉会を宣言する。

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長岡京市教育部教育総務課総務・施設整備担当

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