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教育委員会令和6年12月定例会会議録

  • ID:14743
教育委員会会議録


1.日時

令和6年12月18日(水曜日) 午後3時00分から午後4時14分


2.場所

市役所 会議室402


3.出席者

教育長 西村文則

委員 京樂真帆子

委員    大下和徹

委員 盛永俊弘

委員     生嶌 匠


4.出席説明員

教育部長、教育総務課長、教育総務課主幹、学校教育課長、学校教育課総括指導主事、学校教育課主幹、生涯学習課長、生涯学習課主幹、文化・スポーツ振興課長、文化財保存活用課長、中央公民館長、図書館長、教育支援センター所長、北開田児童館長

事務局職員 教育総務課 総括主査

5.傍聴者

なし


6.開会

(教育長)

開会を宣言する。


7.前回会議録の承認

承認・署名


8.教育長諸報告

(教育長)

まず、市議会12月議会について。12月5日に開会し、11日と12日には一般質問が行われた。教育委員会関係の質問をいくつか紹介すると、米国短期交換留学制度により多くの生徒が応募できるようにする支援の検討状況や、留学経験者及びそのご家族を対象に実施したアンケート結果の概要等に関しての質問、ヤングケアラーの実態や把握方法に関しての質問、就学援助制度の周知に関しての質問、万博への参加に関する質問、万博の事前学習に関する質問、児童生徒の性被害を防ぐための教育に関する質問、デジタル・シティズンシップ教育についてオンラインプラットフォームの活用を提案する質問、南向き校舎での暑さ対策や校舎改修に関する質問等があった。17日には文教厚生常任員会が開催され、20日が閉会日となる。

次に、全国表彰について報告する。まず、長岡第五小学校長の浅野尊浩氏が学校教育の振興に特に顕著な功績があったとして、令和6年度教育者文部科学大臣表彰を受賞された。浅野校長はこの2年間、京都府小学校長会長として、小学校教育推進・充実の旗振り役となって活躍されている。本市の校長が京都府、文部科学省に評価され受賞されたのは本当に喜ばしい。そして、前社会教育委員長の田中久美子氏が全国社会教育委員連合会から、現スポーツ推進委員会会長の上杉秀之氏が全国スポーツ推進委員連合から、学校薬剤師の小林忠幸氏が日本薬剤師会から、それぞれ長年にわたるご功績により功労者表彰を受賞された。3名の方はそれぞれの分野で、長年にわたってご尽力をいただいてきただけに、全国表彰を受けられたことは大変うれしく思う。

その他の行事について。

11月24日に行われた環境フェアの中で、アゼリアエコチャレンジプロジェクトの優秀作品に選ばれた4年生4名の児童を表彰した。社会科「ごみのしょり」で学習したことをきっかけに、「環境への想いを絵にしよう」と取り組んでもらった作品で、それぞれ素晴らしいものであった。30日及び31日には長岡第八小学校の創立50周年を祝い、学校や地域やPTA等の皆さんで結成された実行委員会による記念式典や記念イベントが盛大に行われた。12月7日には、「人権・男女共同参画フォーラム2024」「第47回障がい者児の人権を考える市民のひろば」が開催され、人権擁護委員会の活動報告や伊藤真波さんの講演の他、各団体による体験・展示コーナーも開設された。14日には教育委員会で、ACP(アクティブ・チャイルド・プロジェクト)である「遊ぼう!キッズ」の見学を行った。幼児が興味をもって運動遊びに取り組むよう工夫されたプログラムにより、幼児が主体的に楽しく元気に運動遊びに参加している姿を見て、こうした取り組みを広げることで、将来的に児童生徒の体力・運動能力の向上に繋がるように思った。


9.議案

・第23号議案 長岡京市立小学校及び中学校の管理運営に関する規則の一部改正について

(教育長)

提案理由の説明を求める。


(事務局)

本規則に定める「学校の休業日」に関する規定を変更するため、規則の一部改正を行うものである。

改正内容は、「学年始休業日」の期間を小中学校ともに「4月1日から4月7日まで」に改めるもの。改正理由は、学校が新体制となる年度当初から始業式までの間に一定(5日間)の準備期間を確保することにより、児童生徒を受け入れるための学校体制を整え、安定した学校・学級運営を図ろうとするものである。

なお、施行日は令和7年4月1日。


(教育長)

質問、意見等はないか。


(意見なし)


(教育長)

特に、意見等が出なかったため、採決する。

では、「第23号議案 長岡京市立小学校及び中学校の管理運営に関する規則の一部改正について」、承認いただける委員の挙手を求める。

 

(全員賛成)


(教育長)

全員賛成。第23号議案は可決された。


10.協議事項

・令和7年度教育費予算について

(教育長)

本案件は、本市情報公開条例第6条第5号の規定する意思形成過程に情報で、市と協議中であり、公開することにより公正かつ適正な意思形成に著しい支障があると思慮される。

従って、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第14条第7項、及び本市教育委員会会議規則第15条第1項の規定により、本案件を非公開とするよう発議する。また、同法第14条第8項及び同規則第15条第2項の規定により、この発議に対する討論を行わないで直ちに採決することとなっている。

本案件を非公開とすることに同意する委員の挙手を求める。


(全員挙手)


(教育長)

全員賛成。よって本案件については非公開とする。


(非公開協議)


(教育長)

以上で非公開協議を終了する。


11.報告事項

・令和7年度始業式等の日程について

(事務局)

来年度の始業式、修了式等の日程について、本市小学校及び中学校の管理運営に関する規則に基づき、休日等を調整した日程としている。また、入学式・卒業式についても、始業式の日程に合わせたものとしている。


(教育長)

何か意見等はあるか。


(意見なし)


(教育長)

了承いただき次に進める。



12.主な行事・会議結果報告

(事務局)

行事・会議結果(11月21日~12月18日)について報告。



13. 次回定例会までの主な行事・会議予定

(事務局)

行事・会議予定(12月19日~令和7年1月22日)について説明。


14.意見交換

(委員)

私からは大きく3つ。

1つ目は、「遊ぼう!キッズ」に参加し、子どもたちが運動遊びを楽しむ様子を見ることができた。中でも「ふうせん遊び」は、テープを貼ると重さや飛び方が変わり、それに応じて運動遊びができるという点で素晴らしいアイデアだと感じた。

当日は西山短期大学の学生が参加されており、学生にとっては現場経験になり、子どもたちは若い人と触れ合え、とても良い雰囲気であった。ぜひ今後も、大学との連携の機会を続けてほしい。

2つ目は、男女共同参画に関する啓発教材について。11月24日に学術会議で、「教育現場における男女共同参画に関する取組について」議論する場に参加した。そこで、滋賀県と長岡京市の事例を紹介したので、報告する。

まず、滋賀県では、副読本として小学5年生向け(紙媒体の冊子)、中学生向け(教科別PDF)、高校生向け(教科別ワークシート紙媒体)を、県内の公立、私立の全学校に配布されている。私もその監修に関わっており、一定の効果があると評価している。しかし、コロナ禍以降は活用率が下がっているという課題もあり、何か工夫が必要だと思う。

次に、長岡京市では、2010年に男女共同参画推進条例が施行されたことを機に、「Dreams come true」という啓発冊子が作成された。公立の中学、高校へ冊子が配布され、総合的な学習時間や家庭科、社会科で活用されているとお聞きした。

学術会議では、市町村レベルでこのような冊子を作成していることに、称賛の声が上がっていた。また、ワークシートがあることで、子どもたちが自分の事として考える工夫がされている点も評価いただいた。引き続き、長岡京市でも改訂作業を行い、男女共同参画センターと教育の場との連携を続けてほしい。また、ぜひこの冊子を活用した授業を見学する機会も設けてほしい。


(事務局)

市町村レベルで啓発冊子を作成していることは珍しいことだと伺い、大変嬉しく思う。男女共同参画センターへも情報提供をしたい。今後も、この冊子は男女共同参画の啓発において大変重要だということを、校長会等でも伝えていきたい。


(委員)

3つ目は、長岡京発掘調査の「思い出座談会」について。京都新聞でも報道されたが、恵解山古墳発掘調査の思い出座談会が中山修一記念館で開催され、40年前の出来事が語られた。記念館だけではなく市のホームページ等でも、座談会の内容を記録・保存してほしい。

また、市内の発掘調査の歩みについても、記録・公開することを検討してほしい。新庁舎の歴史展示室や埋蔵文化財センター移転計画も明確になってきた。新しい資料館には、研究とその成果を公開するという機能をもってほしい。現在、インスタグラムでは4コマ漫画「迷子のがーこさん」を発信されていると思うが、今後は、もう少し学術寄りに整理し、定期刊行物やコラム集などでの発信も検討していただきたい。


(事務局)

今回の座談会については、中山修一記念館とも事前に調整し、映像で残し、ホームページで公開する方向で考えている。

また、発掘調査の歩み等については、歴史展示室の完成に伴い、文化財への市民の関心が高まることも想定されるため、WEBの活用は大変有効だと思う。学術的資料のWEB公開については、線引き等のルールを整理した上で、歴史展示室の開設に合わせて行っていきたい。


(委員)

今後、文化財のデジタル化を進めていただくとともに、学芸員の研究発表の場も設けていただきたい。


(委員)

私からは1点質問、1点報告をしたい。

1つ目は、タブレットのフィルタリング機能について。ほとんどの教育委員会では、子どもたちに配布されるタブレットに、性的、暴力的コンテンツ等にアクセスできないフィルタリングを行っていると聞いたが、長岡京市の状況はどうか。


(事務局)

本市では、「ロイロノート」(有料ソフト)を通じてインターネットに接続するのだが、その「ロイロノート」でフィルタリングをかけている。YouTubeや暴力的なものは閲覧できないように、学校側で制限をかけている。また、授業で必要な場合には、先生の判断で一時的に解除を行うことができる。


(委員)

フィルタリングをかける操作は、先生しかできないのか。


(事務局)

学校や教育委員会でも、制限の操作はできる。


(委員)

フィルタリングは非常に重要なことなので、引き続きお願いしたい。

2つ目は、出前授業の報告について。12月2日に長四小の4年生に「古紙回収と地球温暖化」をテーマに出前授業を行った。古紙回収が森林保護につながり、地球温暖化のストップにつながるという話をした。あまり知られていのだが、新しく作られる紙の8割が古紙回収によるものだと伝えると、子どもたちも大変驚いていた。

最近は、タブレットの導入やPDFの発達により、紙の使用率はピーク時の6割に減っている。一方で、紙の本の良さ、紙の本で読書することの大事さについても、最後に子どもたちに伝えさせていただいた。


(委員)

私からは2点。

1つ目は、教員不足に係る国の施策について。

政府は、産休や育休を取得した教員の代替要員について、非正規だけでなく正規の教員を充てた場合も、給与の一部を国庫負担の対象とする政令改正を閣議決定した。教育委員会が代わりを安定的に確保できる環境を整備し、教員不足の解消につなげることが狙いである。

この施策は大変良い話だと思うが、実際に、運用面での課題はないか教えてほしい。


(事務局)

すでに先行配置として、今年度は常勤講師を2名配置している。年度途中で欠員が出たときに、その方を欠員の出た小学校へ配備するなどの対応をしている。


(委員)

この施策を上手く活用し、引き続き、代替教員の確保をお願いしたい。

2つ目は、中学校の部活動について。

先月末、熊本市が「中学校における新しい部活動の在り方(素案)」を公表した。これは非常に大胆な提案であるが、主な特徴は、

・地域移行はせずに学校の部活動を継続する。

・指導は希望する教職員のみ。

・指導者には報酬を支払う。

というものである。この件について学生と議論をすると、私も部活動の指導をしたいから教員を受験したいという声が多く上がった。やはり学生の部活動への思いは大きいと感じた。

文科省が提案している地域展開は大きな流れであるが、一方で、この熊本方式も1つの方法である。そこで意見として、何か長岡京市独自のものが検討できないだろうか。何か良い方法があれば聞かせてほしい。


(事務局)

長岡京市でも、部活動の地域展開について検討を進めているところである。来年1月に、男子バレー部体験会、剣道部の合同稽古会を実施予定であり、地域との連携を試行的に行っていきたい。先ほどご意見いただいた長岡京市の独自ものについても、今後考えていきたい。


(委員)

私からは2点。

1つ目は、放課後児童クラブについて。長五小と長八小では、1つの学校に2つのクラブがあるという認識で良いか。


(事務局)

児童数が多い学校(長五小と長八小)では、2つのクラブに分けている。したがって長岡京市では10校で12クラブある。


(委員)

民間委託をしている放課後児童クラブの、メリット、デメリットを教えてほしい。市としては、今後民間委託に移行していく方向性を持っているのか。


(事務局)

現在、6つのクラブを民間委託している。

民間委託のメリットは、人員の確保が臨機応変にできること。デメリットは、民間委託に移行するときの引継ぎ期間が十分にとれないこと。

今後は、本市全ての放課後児童クラブの民間委託を進めていく方針である。


(委員)

民間委託は何社あるのか。指導員の資格は必要なのか。民間委託と直営では保護者の負担額は違うのか教えてほしい。


(事務局)

現在、3法人に委託している。運営にあったっては、「放課後児童クラブ支援員」という資格を有する人の配置(1支援単位当たり1名以上)が必要であり、配置基準に則った人数で運営している。保護者の負担額は同じである。


(委員)

2つ目は、小1の壁について。保護者の勤務開始時間と学校の始まる時間の差について聞きたかったが、12月市議会の一般質問での内容と同じであるため、今回は割愛させていただく。



15.閉会

(教育長)

午後4時14分に閉会を宣言する。

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長岡京市教育部教育総務課総務・施設整備担当

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