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教育委員会令和7年1月定例会会議録

  • ID:14827
教育委員会会議録


1.日時

令和7年1月22日(水曜日) 午後3時00分から午後3時53分


2.場所

市役所 会議室402


3.出席者

教育長 西村文則

委員 京樂真帆子

委員    大下和徹

委員 盛永俊弘

委員     生嶌 匠


4.出席説明員

教育部長、教育総務課長、教育総務課主幹、学校教育課長、学校教育課総括指導主事、学校教育課主幹、生涯学習課長、生涯学習課主幹、文化・スポーツ振興課長、文化/スポーツ振興課主幹、文化財保存活用課長、中央公民館長、図書館長、教育支援センター所長、北開田児童館長

事務局職員 教育総務課 総括主査

5.傍聴者

なし


6.開会

(教育長)

開会を宣言する。


7.前回会議録の承認

承認・署名


8.教育長諸報告

(教育長)

まず、学校におけるインフルエンザの感染状況。今年の年末年始は京都府で大きな災害が発生することもなく平穏に過ごすことが出来たが、12月中頃からインフルエンザが警報レベルの流行となり、小学校3校で計5学級、中学校2校で計3学級が学級閉鎖となった。1月8日の始業式では、インフルエンザでの欠席は各校数名程度となっていたが、先週から感染拡大が見られるようになり、現時点で小学校3校計7学級において学級閉鎖を行った。学校では「手洗い」「うがい」「教室のこまめな換気」を奨励するとともに、保護者に子どもの健康観察と適切な対応をお願いするなど感染拡大の防止に努めているところである。

次に、長岡第四中学校の上田麻理子栄養教諭が、先週1月17日に、令和6年度文部科学大臣優秀教職員表彰を受けられたので報告する。上田栄養教諭は日々の給食に関する業務はもちろん、食の指導の充実に向けて、研究を通して知識等を深め、創意工夫を凝らした実践を行っている。本市の教職員が受賞されるのは2年連続となり、大変喜ばしい限りである。上田栄養教諭にお祝いを申し上げるとともに、日々のご努力に敬意を表す。今後の更なるご活躍に期待している。

それでは、前回の定例教育委員会から本日までの間の本市行事等を報告する。

各学校では12月24日に2学期終業式を行い、1月8日の始業式で3学期がスタートした。なお、12月25日と1月7日には校長会議を、1月15日には教頭会議を開催し3学期に向けて課題を共有している。

13日には、「二十歳の祝典 ~未来への羽ばたき」を開催した。今年も整然とした明るく楽しい雰囲気の中で、20歳を迎えた皆さんをお祝いすることが出来た。教育委員の皆様にもご参加いただき感謝を申し上げる。


9.協議事項

・長岡第四小学校再整備工事請負契約の変更(第5回)について

(事務局)

今回の変更は、契約後における建設資材単価や労務単価の上昇を反映させるため、インフレスライド条項の適用による増額と、当初予定の残土処分地の受入制限に伴う処分地の変更などによる増額により、請負契約を変更するものである。

変更後の契約金額は44億4,077万4,923円で、6,723万4,429円の増額となる。なお、工期の変更はない。


(教育長)

 何か意見等はあるか。


(意見なし)


(教育長)

異議なしと認め、承認する。



10.主な行事・会議結果報告

(事務局)

行事・会議結果(12月19日~1月22日)について報告。



11. 次回定例会までの主な行事・会議予定

(事務局)

行事・会議予定(1月23日~2月19日)について説明。


12.意見交換

(委員)

私からは、文化財について2つ。

1月18日に行われた大学入学共通テストの歴史総合・日本史探求において、長岡京市史に掲載されている市内の古文書の問題が出題された。問題としては、寛文9年(1669年)に長法寺村で出された村掟の資料について、村社会が村人の連帯責任を掟書に明記していることの解答を問う問題であった。

全国の受験生が長岡京市の資料を読んだことは、とても嬉しい。子どもたちにも自分たちの住む地域の江戸時代の歴史を考える機会になればと思う。長岡京市の歴史というと、乙訓古墳群、長岡京都城の発掘成果や勝竜寺城が注目されているが、このように近世の農村社会の資料が取り上げられたことに注目し、皆さまにも近世の歴史や資料に興味を持ってほしい。

そこで、ぜひインスタグラムなどで古文書の写真を掲載するなど資料の紹介をお願いしたい。また、講演会などで地域の歴史を読み解く機会を設けたり、新しい資料館でも江戸時代の資料についての展示をしてほしい。


(事務局)

大学共通テストで長岡京市史が取り上げられたことは、非常に有難いことである。今まで市史として丁寧にまとめてきたことが、今回の出題に繋がったのだと思う。情報発信としては、掲載方法を検討した上でインスタグラムなどで紹介していきたい。

令和8年完成予定の歴史資料展示室では、長岡京市の歴史文化の特徴の「7つのものがたり」を展示する予定である。その一つに「京都近郊農村」の物語があるので、その中で江戸の近世を含めた当時の暮らしの部分に焦点を当てた展示を検討していきたい。


(委員)

2点目は、朱雀大路の遺跡について。長岡京市で朱雀大路に関する遺跡が確認されたのは初めてで、溝と築地(ついじ)がセットで発掘されたことが重要である。これは、五条の辺りまできちんと朱雀大路を作っていた事が証明できる発掘成果になったと思う。この成果を市民にも周知してほしい。


(事務局)

今回の発掘現場は地権者との調整もあり、まだプレスリリースに至っていない。今後、埋蔵文化財センターで発掘調査の速報展を行ったり、3月頃に発掘調査の報告会も予定しているので、そこで市民の皆さまにもお伝えしたい。


(委員)

今年度はここ以外にも面白い発掘が出ていると聞いたので、ぜひ上手に周知をしていただきたい。


(委員)

昨年末からインフルエンザが流行している。休日診療や地域の医療の方などは大変だと思うが、大変有難みを感じている。予防の重要性と、受け入れ体制を手厚くする必要があると思う。

私からは1点、小中学校の図書室の利用について。各校の図書の利用数や状況を教えてほしい。


(事務局)

図書の利用数については、毎年、「児童・生徒の1人当たりの図書室図書の読書冊数」の数値を公表している。小学校は一定数を維持しているが、中学校では少し減っている。コロナ禍で利用人数は減っていたが、図書館司書が工夫をして読み聞かせや図書委員活動を企画しているため、利用人数は回復してきている。


(委員)

図書の管理状況はどうか。図書が古くなった場合は新しく図書を購入するのか、又は地域の方の寄贈があるのか、図書の廃棄や購入の流れについて教えてほしい。


(事務局)

図書の蔵書率は国の基準で決まっているため、毎年、各校の児童生徒数に応じた図書購入費を配当している。各校では、司書や子どもたちが選書会などで図書を選び、一定数の図書の入れ替えをしている。


(委員)

私からは1点質問で、各学校における「SNSリテラシー教育」の実態を教えてほしい。

その質問の理由は3つ。

1つは小中学生のスマホの所有率の増加である。所有率は調査機関で異なるが、例えば、小学6年生で約50%から62.8%、中学3年生で約80%から85.1%という全国データが公表されていること。

2つ目は、年末の12月25日に文部科学大臣から中教審に諮問があり、約10年に1回の学習指導要領の改訂に向けた審議がキックオフされたが、そのなかでも「情報モラルやメディアリテラシーの育成強化」などが検討課題としてあげられていること。

3つ目は、このテーマは世界各国でも喫緊の課題として認識されており、例えば、オーストラリアでは昨年11月に16歳未満のSNS利用を禁止する法律が成立したこと、などである。


(事務局)

SNSリテラシー教育については、1つは、道徳の授業の中で、SNSに関する教材を使って情報モラルの指導をしている。もう1つは、非行防止教室などの出前授業で、警察と連携してSNSの怖さなどの情報を伝えている。

また、小学校の放課後すくすく教室などでは、各携帯キャリアの方を呼んで講習をされている学校もある。中学校では、生命の安全教育の中で助産師さんからSNSのトラブル事象などもお話いただいている。


(委員)

私の勤務先の学生たちへのアンケート結果では、学校現場の教員が想像している以上にSNSでのトラブルなどが深刻である。小中の早い時期に、誹謗中傷やいじめに遭ったときの対処方法、デジタルタトゥーの理解などを含めて、さらに系統的に学習する機会を設けてほしい。

その際、各校での特徴的な実践事例を収集し、その14校分をまとめて紹介することも検討してほしい。例えば、各校2事例×14校=28事例となり、各校の事例提供の負担は極めて小さいが、それをまとめると、他校の様々な取組を参照することができるようになるからである。

 

(委員)

私からは2点。

まず、小1の壁について。小1の壁の問題は、働く保護者だけではなく教員にも関係している。そこで、教員の子育てサポート体制について現状を教えてほしい。

例えば、産前産後休暇や育児休暇の期間について。教員の方の育休期間は民間企業より長いと聞いたことがあるのだが、その期間と取得状況を教えてほしい。

また、育休復帰後はテレワークや時差通勤などの支援はあるのか。


(事務局)

まず産前産後休暇は、産前・産後どちらも8週間取得できる。育児休業は、お子さんが3歳になる日の前日まで取得できる。ただ、学校は4月に新学期が始まるため、3月末まで育休を取られる方が多い。

育休明けの支援体制については、本人が申請した場合には時短勤務が取得できる。担任をしながら時短勤務をするには学校体制上工夫を要するが、最近は取得される方もかなり増えている。

テレワークは、今のところ想定はされていない。


(委員)

育休明けの支援体制を充実させた方が職場や本人にとっても良いと思ったので、質問させていただいた。福利厚生の充実は、市町村単位で決めることができるのか。


(事務局)

教員の福利厚生制度は、京都府が所管している。


(委員)

もう1点は、ミニシアター部門でランキング1位になった映画「小学校~それは小さな社会~」についての紹介を。

この映画は、世田谷区の教育委員会が全面的に協力して作られたドキュメンタリー映画で、海外でも高い評価をされている。集団行動や勤勉さといった日本的価値が小学校の中でどう育まれていくのかを、1年生と6年生を中心に先生にもフォーカスされており、見どころが沢山ある。1月24日からイオン桂川シネマでも上映される予定なので、機会があればぜひ観てほしい。



13.閉会

(教育長)

午後3時53分に閉会を宣言する。

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長岡京市教育部教育総務課総務・施設整備担当

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