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令和6年度第1回総合教育会議会議録

  • ID:14844

日時

令和6年11月20日(水曜日)午後1時00分から午後2時20分

場所

長岡京市役所 会議室401

出席者

中小路市長、西村教育長、京樂教育委員、大下教育委員、盛永教育委員、生嶌教育委員

事務局

〔教育部〕

教育部長、教育総務課長、次長兼文化・スポーツ振興課長、文化・スポーツ振興課主幹、教育総務課 総括主査


〔総合政策部〕

総合政策部長、総合計画推進課長、財政課長


傍聴者

なし

議事

(市長あいさつ)

本日は、令和6年度第1回の総合教育会議を招集したところ、ご参集いただき感謝する。

現在、本市の最上位計画である第4次総合計画の第3期基本計画の策定に向けて、議論をスタートしている。そこで常に私が申し上げていることは、定住の促進、交流の拡大、まちの新陳代謝の3つである。

定住という点では、本市の人口は微増傾向にある。定住促進のためには、教育面での充実は大きな魅力であり、やはり教育行政の役割は大きいと考えている。また、交流の拡大については、自治会加入率の低下、PTA活動や担い手問題など、様々な課題を解決する必要がある。最後に、まちの新陳代謝については、新庁舎の建設に加え、小学校や教育施設の再整備を行うなど、今後さらなる新陳代謝を図っていきたい。

本日は、総合計画のスポーツ分野でもある、長岡京市の新たなスポーツ推進計画について、様々な角度から議論をさせていただきたい。


(教育長あいさつ)

いま市長からも総合計画の話があったが、スポーツは、健康の維持・増進だけでなく、人と人とのつながりを深め、心豊かな生活を送るために欠かせないものである。

今後、第2期長岡京市スポーツ推進計画の策定を行うなかで、市民や子どもたちの生活がより豊かになり、また、子どもたちの運動能力や体力が向上し、様々な場で活躍できるようになればと願っている。

本日は、今後10年間の長岡京市のスポーツの在り方について、皆さまと意見交換をさせていただきたい。


(市長)

まず、「第2期長岡京市スポーツ推進計画について」、担当からの説明を求める。


(事務局)

資料に基づき説明。


(市長)

続いて「本市の様々なまちづくりの取り組みについて」、私から説明する。


(市長)

資料に基づき説明。


(市長)

それでは、ただいまの説明についてご意見をいただきたい。


(委員)

私からは、スポーツに関して子ども向けと大人向け、2つの意見を申し上げたい。

1点目は、子どもの体力向上のために、子ども達が自由に遊べる場を作ってほしい。

先ほど市長からインクルーシブ公園の整備案のお話をいただき、とても良いと思った。ただ、インクルーシブ公園の対象者は幼児になると思うので、もう少し年齢の高い子をターゲットにした場所も作ってほしい。例えば、自由に走り回れたり、ボール遊びができたり、雨の日でも遊べる場所があれば良いと思う。

また、インクルーシブ公園に柵を設けるなど、保護者の見守りやすさという視点も意識してほしい。

2点目は、スポーツ環境の整備について。散歩やウォーキングを安心して行うためには、治安の良さ、散歩しやすい環境が必要であるため、その環境整備を行ってほしい。

また、本市は住宅地の開発やマンション建設が進んでいるが、それに見合う場所にスポーツ施設が無いことが欠点だと思う。交通の便の良いところに、スポーツ施設の整備をお願いしたい。

最後に、本市では万歩計アプリを導入されているので、市民の運動意識が高まるように、ぜひこのアプリの活用方法をアピールしてほしい。


(委員)

今日のテーマに関連するのだが、先日、本市の文化賞・スポーツ賞の表彰式に出席した。スポーツの振興・発展に貢献された方、スポーツ活動で優秀な成績を収めた方のご活躍を大変うれしく思ったところである。また、市長の「本市の様々なまちづくりについて」のプレゼンは大変魅力的で、今後もスポーツ推進と一体となったインフラ整備推進を期待したい。

さて、私からの意見は3点。

1点目は部活動改革のこと。

子どもたちにとって部活動の教育的意義は極めて大きい。とはいえ、教員の負担軽減という課題も切実である。そのバランスを上手く検討しながら「部活動の地域移行・展開」を進めてほしい。その際に一番大切なのは、当事者の子どもたちの声である。

2点目は高齢者への施策推進のこと。

本市は平均年齢が46.6歳で、全国の自治体と比較しても「若い市民」で構成される自治体の一つだが、これからの10年間を見通した推進計画として、介護予防や健康寿命と平均寿命の差が約10年という現状を視野に入れて、さらに高齢者への具体策も講じてほしい。

3点目は、推進計画で使用されている用語の問題について2つ。

1つは「部活動の地域移行」という用語だが、スポーツ庁でも地域移行という名称が「もう学校は関わらなくなる」「地域に丸投げ」というイメージがあるため、学校を含む地域全体で支えていくという理念をより明確にする新たな名称として、「部活動の地域展開」などに変更することが議論されている。この推進計画でもより適切な表現にすることを検討してはいかがか。

もう1つは、基本理念の「あんたもスポーツ心を!」の「あんたも」という表現に違和感がある。「あなたも」などに修正されてはいかがか。


(事務局)

「あんたもスポーツ心を!」は、昭和63年京都国体が開催された年に、長岡京市スポーツ推進審議会より市長へ答申されたものである。「あんたも」という言葉は、スポーツ推進審議会の中でも違和感があるというご意見をいただいている。今回のご意見も踏まえ関係者と調整していきたい。


(委員)

「あんたも」という表現は親しみのある言葉ではあるが、それは昭和の感覚であり、男性のジェンダーを感じる言葉である。今は多様性がキーワードになる時代であり、「みんなでスポーツ心を!」の方が良いのでは。


(委員)

私も「あんたも」には違和感がある。時代に合わせて変えていけたらと思う。

私からは2つ質問したい。

1つ目は、スポーツマップについて。私が大学生の頃は関西スポーツ施設マップがあり、それを見て施設を探していた。本市でも、民間施設やスポーツショップなどが掲載された、スポーツに特化したマップがあると良いと思う。西山公園体育館などは、市外からの利用も多いと思うので、乙訓地域や市外との情報共有もできれば良い。

2つ目は、子どもの体力低下について。コロナの影響もあり、近年は子どもたちの体力低下が課題になっている。乙訓地域としてはどうなのか、今後経過を見てほしい。


(委員)

私も、「あんたも」は相手を尊重していない表現だと感じたので、検討した方が良いと思う。

いくつか意見を申し上げる。

1つ目は、この推進計画で使われている言葉について、言葉の定義や使い方を明確にしたほうが良いと思う。例えば「スポーツ」と「運動」という言葉が出てくるが、どのように使い分けをしているのか教えてほしい。

2つ目は、目標と基本施策のつながりが不明確だと思う。また、目標設定については、本来、目標値は現状よりも高く設定すると思うが、現状維持を目標としている項目が多いことも少し疑問である。もう少し施策と目標のつながりを明確にすることで、次回の施策継続や廃止という判断に繋がるのではないかと感じた。

3つ目は、本市のまちづくりについて。私が知っている親水場所(水に親しめる場所)は、じゃぶじゃぶ池、バンビオの噴水、洛西浄化センター、の3つである。夏場は暑すぎて公園で遊ぶことは難しいので、もう少し市内に親水場所を整備してほしい。


(市長)

夏場の避暑対策については真剣に考えたい。本市では日除けの無い公園が多く、雨でも遊べる施設が少ないことが課題である。他市でも、最近は小さい子ども向けの室内遊技場の整備も進んでいるので、今後、総合計画の見直しの中でも検討したい。

先ほどご質問のあった、「スポーツ」と「運動」の言葉の定義、目標設定の仕方について、事務局からご説明をお願いしたい。


(事務局)

言葉の定義については、「スポーツ」は競技性があり種目に特化しているもの。「運動」は競技性が無く体を動かすものである。ご指摘のとおり、定義づけは大変重要なことだと思うのでもう一度考え直したい。

目標の設定については、例えば、「市民スポーツ実施率の向上」は、京都府のスポーツ推進計画の数値を参考に設定した(目標値は京都府と同様)。

また、今回の計画は10年間という長期施策であるため、今回の目標値に設定しているが、施策と目標値の関係についてはもう少し細かく、明確にしたいと思う。


(市長)

行政の目標設定の仕方についてはスポーツ分野に限らず、非常に難しい部分がある。例えば、いくつかの施策を総合的に行うなかで現状よりも数値が上がり、総合的な評価につながるという形になっている。いただいたご意見を参考に、今後の目標設定を考えていきたい。

「スポーツ」という言葉の定義は、時代に合わせて変化している。ご指摘いただいたとおり、言葉の定義を明確にし、計画の中で適切に使われているかをもう一度点検したい。

その他に、先ほどいただいたご質問に順番にお答えする。

インクルーシブ公園については、子どもだけではなく大人の視点も意識し、安心安全に配慮した公園にしたい。将来的には遊具の使い方も含め、遊び方のプログラムを作る予定である。また、スポーツ施設へのアクセスは本市の課題でもある。粟生の共生型交流エリアの「健幸すぽっと」は市街地から離れた場所にあるため、今後はモビリティの確保をどうするか、実験的に取り組んでいきたい。

部活動の地域展開については、指導者の確保が大きな課題だと思う。地域への移行に限らず、新たな機会の創出に向け、教育委員会でも議論を続けてほしい。

スポーツマップは、ぜひ参考にさせていただきたい。紙だと情報がすぐに古くなるため、データで掲載することも検討したい。


(委員)

あと1つ意見がある。3ページの「新体力テストの結果」だが、小学生しか書かれていないが、中学生の現状はいかがか。また、結果の平均値だけに注目するのではなく二極化している実態がないか、さらに結果の経年変化(推移)から読み取れることはないか、なども検討してほしい。


(事務局)

中学校では、半分以上の項目で平均よりも上回っている。なぜ小学校では低く、中学校では高くなるのか、因果関係ははっきりしていない。

今の小学生が中学生になったときに結果がどうなるかを、今後追跡して調査したい。


(市長)

一人1台タブレットの導入に伴い、今後、一人ひとりの成績や体力測定のデータを個人の経年データとして残せるようになると思う。統計データも取りやすくなると思うので、もう少しデータのとり方を検討してほしい。


(教育長)

本日は、多くのご意見やアイデアをいただき感謝申し上げる。

スポーツを通じて生活が豊かになると、心も豊かになり、ストレスも発散できる。また、子どものときから継続してスポーツをすることで、生涯を通じて健康に過ごせる。そこで、みんなが気軽にスポーツに取り組めるように、様々な情報を発信することが大切だと思っている。

本市では、総合型スポーツクラブの取組みが充実しており、子どもたちの体力・運動能力の向上に大きく影響している。一方で、その取組みが十分に知られていないことが非常に残念である。今後は、積極的に情報発信を行い、少しでも市民が関われるような仕組みにしたいと考えている。

今回いただいたご意見を参考に、スポーツを通してみんなが繋がれる社会を目指して、スポーツ推進計画の策定に反映していきたい。


(事務局)

以上で閉会する。

お問い合わせ

長岡京市 教育部 教育総務課 総務・施設整備担当
電話: 075-955-9532 ファクス: 075-951-8400
長岡京市 総合政策部 総合計画推進課 企画総務・行革担当
電話: 075-955-9502 ファクス: 075-951-5410