令和7年度第2回高齢福祉部会 会議録
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概要
令和7年度 第2回地域健康福祉推進委員会高齢福祉部会 会議録
日 時:令和8年3月6日(金曜日)午後2時00分~午後3時30分
場 所:長岡京市役所 会議室401
出席委員:島田委員、林委員、山田委員、上岸委員、馬場委員、西小路委員、小橋委員、井戸委員
欠席委員:奥田委員、中西委員、他1名
傍聴者:1名
事務局:板垣高齢介護課長、藤田課長補佐、黒岡課長補佐、小川総括主査、菅沼総括主査、地域福祉連携室 田村主査
1.開会あいさつ
・委員11名中、8名の出席を確認。・資料の確認
・高齢介護課長 挨拶
・委員自己紹介
2.議事
(1)第10次高齢者福祉計画・第9期介護保険事業計画の進捗状況について
資料1「第10次高齢者福祉計画・第9期介護保険事業計画の進捗状況について」説明
・事務局より資料1について説明
1 介護給付費について、介護保険事業計画よりもサービス利用の増加が見込まれることについて。3ヵ年の計画を立て、これまでは計画通りその範囲内でサービス給付費がおさまっていたが、今年度は介護給付費総額約1億3000万円の不足が見込まれている。長岡京市において介護給付費は1日平均2000万円のため、約6日分の給付費に相当し、365日中の6日分が不足、率にすると2%以内であるが、額としては大きい。執行に不足が生じないよう3月議会で増額を要求している。
2 地域支援事業費についても、介護予防生活支援サービス事業費の増加が見込まれ、総額1300万円程が不足する見込み。1日大体平均約50万円の事業であり、27日分ほど。2の方は初めてではない。介護予防、介護の度合いの低い方々に対して提供するサービスであり、長岡京市は、要支援の方は介護予防に取り組む傾向があるため増加している状況。
なぜ計画値よりも上回るのかについて。被保険者数全体、65歳以上の高齢者は、ここ数年大きな変化はなく大体2万2000人弱で推移しているが、65歳から74歳までの前期高齢者と、75歳以上の後期高齢者数のバランスでみると、数年前から前期高齢者の数より後期高齢者の数の方が多くなってきている。そのため介護保険サービスを必要とする人数が増加している状況である。
介護サービスの給付費の執行状況の特徴としては、介護度の低い方の利用が見込んでいた計画値よりも伸びている。原因としてはコロナ禍によるフレイルの進行の影響が考えられる。
また長岡京市民の特徴として、介護予防の意識の高さが以前からあること、加えて今年度の執行状況より、医療系の介護サービス(訪問看護、通所リハビリテーション)の伸びが顕著になっていることがわかる。在宅サービスだけではなく、施設入所のサービス利用も計画値よりも伸びている。特別養護老人ホームと介護老人保健施設、介護医療院のうち、老人保健施設と介護医療院が大きく伸びている。介護と医療を同時に必要とする方々の増加があらわれていると思われる。
介護度の低い方のための介護保険法上のサービスは、一部が地域支援事業というものに位置付けられている。介護保険給付と同様の財源構成で、国府交付金と第2号保険料等から成り立っているものであるが、この3種類の財源を用いることのできる範囲額が制限されている。長岡京市においては、令和5年度以降、上限を超過して、市の一般財源での負担を増やしてでも、サービス提供を続けている。こちらは令和7年度も上限を超過する見込みである。
以上の状況から、今後も一層介護予防意識の向上や介護予防にかかる取り組みを促進していく。介護度が高くなるほど介護給付費1人当たりにかかる介護給付費は伸びるため、いかに維持、回復していただくかという方向性に変わりはない。以上が令和7年度の介護保険事業の進捗状況の説明となる。
会長
聞きたいことや感想などは。
委員
施設の関係で、例えば特養では定員が決まっておりほぼ100に近いような数字で推移してそれ以上伸びるということはない。老健や介護医療院も定員が一定決まっており伸びる余地がないが、どのような状況で伸びているのか教えていただきたい。
事務局
特養の場合は、終の棲家として選ばれる方が多く出入りの頻度は高くはないところ。老人保健施設の場合では基本的にリハビリテーション目的として、入院されていた方が退院後在宅に戻るまでの間にリハビリを3ヶ月間行う施設と位置付けられている。そのため少し余剰を持ちながら、常に満床ではなく、リハビリが必要な方を受け入れられるよう稼働率が100%までいかない運営をされている。老健、介護医療院が伸びているのは、新設の施設が近隣にできている影響を受けていると考えられる。長岡京市は立地が良い場所のため、範囲を広げて施設を選ばれたときに、市外の施設も含めた利用率が結果的に伸びていることも要因と思われる。
会長
年度途中のためまだ分析が確定していないが、例年通り年度がかわれば次回にも報告があるということでよかったか。
事務局
今回は途中経過としての報告である。給付費の不足はほぼ確定であるが、どのサービスが計画値よりも伸びたのか、少し下回ったのかなど詳細は例年通り資料を示して次回の部会において確認していただく。
会長
最初に報告いただいた介護給付費について、介護保険事業計画においてもサービス利用の増加が見込まれるのは一番大きなトピックスになると思う。今回は傾向を紹介していただいたので、年度が変わり次回には正式に進捗状況も詳しく報告いただけたらと思う。
次に案件2のアンケート調査結果について事務局から説明をお願いしたい。
(2)高齢者アンケート調査(日常生活圏域ニーズ調査)の結果について
資料2ー1「長岡京市介護予防・日常生活圏域ニーズ調査の結果概要について」
資料2ー2「長岡京市介護予防・日常生活圏域ニーズ調査【単純集計】」
資料1、2、3 「第10次高齢者福祉計画・第9期介護保険事業計画の進捗状況について」説明
・事務局より資料2ー1および資料2ー2について説明有効回答率が68.6%、前回から2.9ポイント回答率は減少しているが、概ね5%前後は誤差の想定範囲内であり、前回と同程度の回答は得られたと考えている。またクロス集計により、課題をより一体的に把握し、介護予防施策や地域づくりの方向性に反映していきたい。必要に応じて分析項目の見直しと拡充を行い、実態に即した計画策定につなげていきたいと考えている。
資料2ー2はアンケート結果の単純集計をした速報値となっている。特徴的な領域について説明。
まず基本属性、生活活状況に関わる内容で(2)年齢構成に関する項目で75歳から79歳が27.3%と最も多く、前回と比べて75歳以上の割合が増加している。また、80歳以上の層も広がっているという状況で、前回よりも年齢層の高い方の回答が多い。今回のアンケート全体でも1つの特徴と考えている。(4)の家族構成では、夫婦のみの世帯が約半数を占めている。(5)介護の状況では約8割が介護は必要ないと回答しているが、前回の結果9割からは減少しているという状況。
2つ目の身体機能と健康に関する内容で、5ページ目の(9)椅子からつかまらず立てるという部分は71.5%の方が、(10)15分続けて歩けるかで、75%の方ができる、しているとしており、前回からは減少はしているが基本的な動作は可能な方が多いという結果になっている。一方で(11)1年間の転倒経験が3割を超えており、また(12)転倒への不安が5割を超えているという結果が出ており、転倒に関する不安も一定みられる。(13)外出について、週2回以上外出する方が8割以上で外出頻度は比較的高い状況。
3つ目の日常生活と活動に関わる部分で、7ページ(23)から8ページの(26)、日常生活の中で買い物でしたり支払い後の預貯金の管理などの項目において、多くの項目でできる、しているが8割前後となっているが、できないと回答した割合も前回から増加傾向という状況が特徴的と考えている。また一方で7ページの(21)物忘れに関する項目で、物忘れが多いと感じる方が約4割弱という状況。8ページ目、(29)の5年後の生活で不安に感じる家事の項目で買い物、調理、掃除が多く挙げられている。
続いて9ページ、地域の関わりに関するところ。(32)から10ページ目の(38)。地域活動への参加についての項目で、多くの分野で6から7割の方が参加してないという状況。ただし10ページ目(41)で、地域づくりの参加の意向ということに関して、参加してもよい参加したいを合わせると、約半数となっており、潜在的な参加意向は一定程度見られる結果が出ている。
5つ目、将来の備えと制度に関わる項目で、14ページ目(65)認知症に関する相談窓口を知っているか、の問に関して、31.1%の方が知っていると回答しており前回より1割程度増えているという結果。
また(69)住まいに関するアンケートの部分で、具体的に考えてないという方が多い状況ではあるが介護が必要になっても、できるだけ自分の家で暮らしたいという希望も多く見られるという結果になっている。
以上、特徴的と思われる項目を説明した。一部の説明であり他にもいろいろな項目で結果が出ており今後参考にしながら次期の計画につなげていく。
概要の説明で伝えたが、属性別のクロス集計も進め、年代や生活状況などの特徴をより丁寧に把握し地域の実情に応じた支援の方向性や必要となる具体的な施策の整理につないでいく予定をしている。
会長
3年ごとに計画が変わるため、次期計画にあたっての基礎調査になるアンケートが3年に1回行われる。単純な集計の部分だけであるが、この調査結果から今後クロス集計をかける中で、ニーズを浮き彫りにして次の計画に生かしていきたい。どこをクロスにするとか言うと難しいかもしれないが、気になるところや、所属されている団体の立場から、着目したところや感想などあれば、ご意見いただくことで、事務局の方でクロス集計にかけていくところにつながると思う。ざっくばらんにアンケートのところから拾い上げて、自由にご意見をいただけたらと思う。
確認として、アンケート対象はあくまで65歳以上のお元気な方で介護認定を受けてないのが前提で、要支援1、2の方は入っているか。
事務局
事業対象者の方と要支援1、2の方は含まれ、要介護1以上の方は含まれてない。
会長
要介護1から要介護5の方はアンケートの対象外ということではあり、比較的お元気な方、日常生活がほぼ自立されているような方にアンケートをとっているという理解の中で、回答を見ていただけたらと思う。
委員
介護家族の会に所属している。介護をしている方々を守る方策を考えていたときに、一番小さな単位は家族だが、その次にあるのが自治会や老人会での共助とわかったが、その自治会の規約をずっと知らなかった。私は災害警戒地域に住んでいて、自主防災会の皆さんは活発に活動されている。その方々と話してわかったことで、自治会により規約が違い、参加者も違うと知った。古い住宅地と新しい住宅地に住んでいることで差がある場合もある。アンケートに書いてある自治会や老人会のことをどれだけ知って参加されているのか、ただ誘われたから参加しているのか。自治会に入る人が少なくなっている中で、行事や催しだけでなく、規約に対して目を向ける人も増えてきたと思うので、市役所としても調べてもらいたいと思う。地域一帯で高齢化が進み、高齢でも自分のように役を頑張っている人たちがいる。向こう3軒両隣、6軒の顔の見える関係で何とか地域を支えていこうと、困ったらすっと助けたり助けられたりやってきているが、小さな町であるが隅から隅まで見るのは難しい。自分も担当していたが、要配慮者の数も増えてきており個人的には無理なので、コンパクトなまちの中での組織づくりみたいなものをやっていきたいと思っている。そのためにも地域の規約を知りたいと思っている。
会長
委員からも話があったこのアンケートの中でも町内会自治会の参加頻度で、参加していない割合、59.4%で、この数をどう分析するかでおっしゃっていただいた規約のことも含めて、参加する人の影響もあるのかどうか、この中ではわからないが、参加していないというのが地域とのクロス、小学校区域でどの地域の参加が少ないのかとかいうのは出てくるかもしれない。分析及び今の意見含めて何か事務局の方からは意見はどうか。
事務局
クロス集計によって、自治会の加入の状況を特に高齢者に注目して、調査結果から推しはかることはできるかと思う。全市的には加入率は右肩下がりの状態は明らかで、特に高齢になって役ができないから抜けるというのはよく聞いている。このニーズ調査の中で、その傾向がつかめるのかどうか、町内会自治会への参加頻度は確かに前回よりも参加していない方の率が少し高まっているので、今回小学校区か中学校区、行政区ごと郵便番号単位でのより細かな地域単位でも取れるため参考にしたい。
会長
自治会の活動をどうまた盛り上げていくか、この調査がヒントになり、活用していけたらと思う。
委員
居宅部門の職員とも話をしていたが、介護認定の手続きをしてケアマネにつながりサービス利用につながるルートがあるが、そこまでいかない人たち、単身高齢者や高齢夫婦世帯という方々が日常生活に支障をきたしていたとして、どのように把握するのか。近所でもこのような話はしにくいと思う。市役所や包括、民生児童委員などそれぞれに相談されるとは思うが、相談された経過やどのようなアプローチを受けたが、そのときの苦労など、すでに特養に入所された入居者の方に対して、アンケート調査などができればと考えている。そこから、介護の入口、ラインぎりぎりの人をどう把握してアプローチしていくのか、一つの大切なポイントがわかるのではと思う。
事務局
現状、特別養護老人ホームに入所されている方とそのご家族に対して入所に至るまでのアプローチについて、分析することで、今後入所が必要な方にどう接触、案内などができるかという提案でよかったか。特別養護老人ホームについては制度が始まってからずっと待機者の問題が大きく、ようやく昨年ぐらいに特養の空きが少しできており、北部の地域や長岡京市の中でも一部そのような傾向が見られ、特養が以前より入りやすくなったという声は聞いている。
委員
去年、冊子をつくり家族や0B、法人の役員に向けて施設の資料を作って渡したが、その際に入居者の方の話を聞いているととても苦労されてきたなと感じた。苦労されていたときに、もっと適切な情報があれば、もう少し早くその苦労が軽減できたのではないかと思った。待機者でいうと、法人共通ではあるが10年くらい前には400~500ぐらい待機者があったが、今は100~120ぐらい。他施設の状況も変わり入られる方もいるが、私達の施設に申し込みされて入居された方がやはり苦労されてきたという話を聞くので、いろいろな意味で情報の周知は対策として検討していただく余地があると思う。
事務局
わかりました、ありがとうございます。
委員
長岡京市の老人クラブ連合会、やすらぎクラブはでは46の地域でクラブが形成され、それぞれ活動をしているが、アンケート結果にもあるように、もう加入率は今10%前後という状況。活動を続けることで、医療保険や介護保険を使わない健康な状態を維持してもらおうというのが我々の活動の目的。
今回のこの結果がわかりやすい結果になっているかなと思う。前回と今回の調査で多少年齢層が上がっているところもあるかもしれないが、前回の結果よりも多少数値が悪くなっている項目が散見され、自治会や老人クラブに参加していない数値が60%から70%というような状況になっているので、これが現状であり不安を感じている。一方で参加してもいいと、或いは参加してみたいと思っている方が30%ある。このあたりが大事と思っている。今期の介護保険の事業計画でもいろいろな施策があるが、地域の高齢者の皆さんのところになかなか浸透していかないという課題もずっと引き続いていると思う。ニーズに対しての施策を、具体的に市民生活の場でどう浸透させていくのかが大事だと思う。
会長
確かに参加自治会や老人クラブ参加としては少ないが、参加したいという希望、参加しても良いぐらいの人を合わせると30%~40%ぐらいの方のニーズはあるが、それがなかなか繋がっていないという指摘。そこをどのようにつなげていくのか分析していただきたいと思う。
事務局
今の意見から、先ほどと同じく郵便番号とのクロス集計をかけて、参加してみたいという方が、どの地域にどれぐらいの数が見込めるのかというアプローチの仕方も使えると思われた。もう1つ、老人クラブへの参加頻度と、例えば幸福度、健康の度合い、その他身体の維持の状態が保てているか、参加されてない方と、どのような違いが出るのかというのを出してみるのも、やすらぎクラブの意義を評価するという意味でも有効かと感じられた。
会長
数字の母数が少ないところがあり、難しいかもしれないが。分析はしていただくとして、公表するには検討が必要かと思う。他にそれぞれの立場で、ご感想でも気になるようなところなど何かあればお願いしたい。
委員
アンケート調査の中で、スマートフォンやタブレットをどのように利用しているかという(31)の質問について、このアンケート自体の年齢層が65歳以上の年齢層であるが、その中でも後期高齢者となると20歳以上離れている世代の方もいると思う。スマホ、タブレットを持っていないという回答が12.5%であるが、その多くは後期高齢者の中でも年齢が上の方なのかと思われる。私たち一般生活の中でスマホがなかったら正直生活できないぐらいになっている。この他のページの設問でも、コミュニティに参加するという情報をとることもほとんどスマホで検索が必要になると思うが、後期高齢者になればなるほど、スマホは持っているけど使いこなせない方、持っていても多少検索に使うか動画を見るくらいだと思う。自分の親世代がそうであり、持ってはいても設定がわからないという人が多い印象。コミュニティでの使い方講座なども耳にするが、もう少し身近なものにした方が、よりいろいろなコミュニティに参加しやすくなると思うので、このアンケートから見え隠れするところから生かしてもらえたらと思う。
会長
この項目に関しては今後の大きな課題、世代が変わってくことで使いこなせる世代になるかもしれないが、今過渡期なのか、使える方と使えない方と差が出ていると思う。タブレット含めて、今後活用にあたって行政の方から考えていることや今の分析も含めてどう考えているのかご意見があればお願いしたい。
事務局
(31)は前回から聞き方を変更しているため比較が出ていないが、持っていない人と持っているけど使ってない人を足すと19.8%であった。前回の同じような選択肢を足すと23.9%だったので4ポイント程度、持ってない、活用していないという人は減ってきているという傾向は掴んでいる。少し話がそれるが、5年後に困るであろう家事というところで、買い物が今回も前回も一番多かった。今回買い物でお困りの方が減っているが、ネットスーパーでスマホやタブレットを使った注文ができて便利になっていること、それを使いこなせる世代が少しずつ増えてきていることから、買い物に困っている方が若干減ったと考えられる。
先ほどお二人の委員もおっしゃったようにより小さな単位のところで、使い方に困っている人を手助けするようなコミュニティや互助のあり方で、地域づくりと高齢者福祉との兼ね合いが進んでいくと考えている。
会長
このアンケートで長岡京市独自で聞いている項目があったと思うが内容は。
事務局
国の方で雛形はあるが、かなりカスタマイズして長岡京市独自の項目を入れている。最終報告書になったときに、これは国、これは市というのはわかるようにしたい。
会長
5年後困りそうな項目は市独自のものとしてこだわっていると聞いている。また高校生が高齢者の方にスマホを教えたり交流したりされているというのも長岡京市の取り組みである。
委員
自分も高齢者であるが、年上の高齢者の方々と話すことが多く、最近よく聞くのはスマホ、タブレットを使わないといけない、パソコンを使わないといけなという圧力を感じる、使えなかったらそこから置いてかれるという恐怖があると。そういったものが使えなくても安心して暮らせるような施策を作ってもらえたらという意見を聞き、私もそう思う。
実際、確定申告もスマホで行う時代であるが、私はわざわざ会館まで出向き職員にやり方を教えてもらって確定申告した。紙だったら郵送で送るだけでよかったが。国や行政はスマホが便利だと推奨し業務ははかどるかもしれないが、市民が便利かどうかは別の話である。そういうところも考えてもらいたい。ただ、買い物は、確かにネットで買うと1日もあったら届くので、その人が出来なくてもその家族、子どもや奥さんができたら用が足りるが、その人個人が関わるような確定申告や、誰かと意見交換するとか、コミュニケーションツールとしての使い方を選択できるようなことを考えてもらいたいと思う。
会長
大事な視点であり、スマホを使いこなしている世代としたら、どんどん進む方が便利になり、慣れてもらえたらという視点になるが、まだまだ使いこなせない方もいらっしゃる中で、配慮を検討いただけたらと思う。他に何かご意見、ご感想等は。
委員
介護保険の予防にかかる財源を、一般財源から使わないといけない状況になっているということがわかった。これから先はもっと高齢者が長生きし、さらに保険料やサービス量は増えていくので、自分たちの力で元気でいないといけないとつくづく感じる。介護職員の数も減っていくと思うと、自分たちで助け合って地域で生活していくためには、ボランティア活動を広げていきたい。長岡京市としても、悩みながらいろいろな取り組みをされているとは思うが、他の市町村で行われている取り組みや、ボランティアの活動が盛んなところを参考にしてはどうか。
長岡京市でもボランティアの会がいくつもあり、特養に行ってタオルを畳むなどの活動をされているグループもあると聞いている。自分の地域の施設に、地域の高齢者が集まり、ちょっとタオルを畳みに手伝いに行こうとか、気軽にそこの地域ごとにできれば、自治会がなくても、そこに登録して、こういう楽しみがありますよとか、喜び声も聞くようなお知らせがあるといいが、あまり聞く機会がないと思う。のびのび苑もいろいろな取り組みをされているかとは思うが、自分が興味を持ってそこに行かないとわからない。私も全然まだ行ったことがなく、そこで何かできるのかとか、もっとお知らせがあったらいいなと思う。
私は民生委員をしているが、ボランティアは積極的には難しく、地域の人もこのアンケートに書いてあるように、気持ちはあるけどやらない、何かきっかけがないと踏み出せないということだと思うので、何かみんなできっかけづくりをするため知恵を出し合う場が欲しいと思う。小、中学生はいろいろな体験学習をするいい機会だと思うが、もっと中、高校生に長岡京市のボランティア活動に参加していただき、そこで学んだことなどを生かして、高齢者と一緒に参加できるような企画が何かあったらと思う。後の世代が自分たちの地域で暮らしていくときに、仮に自治会がなくても、自分たちでお隣同士つながっていこうという気持ちを持った暮らしがしていけるようなつながりのきっかけづくりのヒント、ボランティアの種を若いときから植えてあげたいなと思う。
委員
65歳以上の方調査ではあるので、違う代で聞くともっと需要があるかもしれないのでここだけではわからないと思うが、事務局の方から何か意見は。
事務局
先ほど意見にあった健幸すぽっとのびのび苑は指定管理者によって運営されていて、そこを使ってボランティア活動を展開していき、健幸すぽっとで学んだものを地域に持ち帰って活動につなげるという提案もいただいていたこともあり、指定管理者にあらためて実現に向けて働きかけるのもよいかと思う。
また長岡京市は立命館の中高とやすらぎクラブ長岡京とで多世代交流をしている実例もあり、少しずつではあるが進んでいるとも思っている。補足があればお願いしたい。
委員
やすらぎクラブ長岡京としては、先日立命館高校の生徒達と交流会を行った。今回はやすらぎクラブ長岡京本体の方で行ったが、各地域の単位クラブの中でも、いわゆる多世代交流という形で幾つかの地域の老人クラブで実践をされているところもある。個人的にはNPOの高齢者支援という形でボランティアをしていて、高齢者施設に傾聴ボランティアとして定期的にお年寄りの方の話し相手になったり、活動したりしている市民グループがたくさんある。その中に社会貢献で活動を展開しているグループもあり、そういう意味では、市全体として比較的他市に比べると活動が活発なのかなという印象はあるが、すべての地域に行き渡っているかというとまだそうではないかなと思う。
委員
ボランティアセンターがバンビオにあり、介護家族の会も入っているが、防災関連やこども食堂などいろいろな活動団体が登録していて、意見交換しながら楽しくボランティア活動をされている。父親の介護が大変で介護家族の会に参加して、皆さんのお話に助けられ父親が亡くなった後は活動の世話をしているが、家族会だけで介護している方を支えるのは難しいので、地域づくりが必要と思い、地域の団体を10年ほど前に高台地域で作った経過がある。今力を入れているのは、子どもからお年寄りまでフラットな関係を持てるようにすること。そこで犬や猫を飼っている人たちを対象に集まり情報交換できればということで、昨年集まりを開催した。高齢の飼い主も多いが、犬を飼うことで認知症になるリスクが半分に減るという科学的な根拠もある。寿命の関係もあり高齢になってからでも安心して犬が飼えるようなシステムはないかと思い、犬の保護団体の方々と相談し、私は子どもに犬の後見人になってもらって飼うことにした。いろいろな形を探っていきながらクラブを作り、それで今、楽しく活動していて5月に公園でイベントを行う。自分の興味のあることに関してつっこんで取り組むと新しい人生が待っていると思う。
会長
ここだけでもいろいろな情報があるいうことがわかったが、そのマッチングや情報をどのように仕入れるのかなども課題かと思う。
委員
今回このデータを見て、いろいろな職種や立場の方が、このデータの側面を切って自分のこれからの業務に役立てていくという使い方ができると思った。例えば、長岡京市で何か商売で起業を考えたときに、このデータを見てどこの場所に店舗を作っていくのか、この生のデータを活用できるのか。例えば先ほど言っていた郵便番号の地域ごとに、一人暮らしの人がどのぐらいどこにいるのか、スマートフォンを使える人がどこにどれだけいるのかとか、バスと電車で出かけられるけども出かけない人がどれだけどこにいるのかなどを知って、ここに店か構えようというようなことに対するデータの供与が可能なのか、考えておられるのか、教えていただきたい。
事務局
速報ということで、単純集計でしているがこの集計自体はホームページにアップするので、どなたも見ていただける。ただクロスをかけて集計する際に、ポジティブな理由でこのデータを利用する人もいれば、悪い方に使うという恐れもあるので、両方とも気にしないといけない。
しっかりした目的と活用の意図が把握できればお出しできると思う。一般公開してしまうと不具合も出てくると感じている。
会長
データを上手に使うことで、企業や買い物に困っている地域に出店するというようなデータの活用ができたら地域の活性にもつながるが、そのデータの扱い方で、悪いようにとらえてしまうとおそれもあるので、その線引きが難しいかもしれない。このデータ自体はそのままで出すことは問題ないということで、ご意見ありがとうございます。
民生委員の立場でも何かデータの中で、関連部分があるかわかりませんがご感想をいただけたら。
委員
(49)近所の人との関係で、民生児童委員などが訪問してくれるというパーセンテージがすごく低いと思った。元気な方が対象ということで、夫婦そろっておられるなど、民生委員も元気な方は訪問されてないことためこのような結果が出ているのかと感じているが。
先ほどの委員もおっしゃっていたが、ボランティア活動に関心があるかという点では、元気な高齢者対象のアンケートのため、そのような活動ができる余力がある方の増加が必要と感じた。
会長
確かにこのアンケートは比較的お元気な方の調査であり、ボランティアに関心ある方が26.1%とていうところが気になる数字ではある。また民生委員さんの訪問についての数字が少ないからといって、数値だけではないところでの活動や役割を様々にされている部分があるので、この数字のみで評価するかというのは要検討かと思う。
事務局の方からアンケートに関して、皆さんから意見いただいた中で、今後の流れを含めてどうか。
事務局
今いただいた意見も含めて、クロスする項目や詳細をすり合わせていきたい。年度末にはその結果報告書ができると思う。
会長
時間が迫ってきておりまだ他に意見があるかもしれないが一旦これで案件2を終わる。
(3)その他
時期計画(R9~11年)の方向性について
資料3 時期計画(R9~11年)の方向性
・事務局より資料3について説明
資料に記載していないことについて補足。
2ページ目の上のグラフ、次の計画を策定するにあたっての方向性ということの資料の説明をさせていただいている。今年度の介護保険状況の執行状況で、75歳以上の人口が伸びていることが、この国の示す資料でもわかると思う。75歳というのが、いわゆる健康年齢の平均値。そのため75歳を超えると何かしらどこかに介護や支援が必要な状態の方が多くなるということで、75歳が1つのライン、年齢の基準だと思っていただければと思う。その方々が2025年に向けて伸びるというのが、いわゆる2025年問題と言われるもの。こちらについて国がこれまでどのように対応してきたかというと、健康ではない方々が増えていく年齢を見据え、医療費、介護の給付費が増えていくために、消費税が8%から10%になったのが国の施策で、2025年問題は国としては対応済みの課題であるという認識である。
次に右のグラフで、85歳以上の人口はさらに伸びて2040年ぐらいにピークがくる見通しになっている。2040年問題の課題で、2040年が85歳以上の人口が一旦ピークに達することと、介護ニーズ、医療ニーズもピークに差しかかる。一方で、労働力の人口の方が減っていくこと。この件について国の方でもまだ対応策がないというのが課題。その中で2040年を見据え、次の計画期間の3年間で、2040年をめがけてどう対応、考えていくのかが次の計画の一番の肝になる。
資料の3~5ページは、長岡京市で来年度から始まる総合計画において実施計画といい、数ある事業の中でも、特に力を入れていくものをピックアップし、高齢介護の分野に関係のあるものを抽出している。
3ページ目、健幸長寿を支える環境づくりのために、健幸すぽっと運営事業で目標を持って実施していくこと、高齢者の健康生きがいづくり推進事業の中では、シルバー人材センター、やすらぎクラブ長岡京へ新規の登録者数を増やしていく。そういった目標を持ちながら、行政の施策を展開していきたいと考えている。4ページでは、高齢者への介護等支援の充実で、地域包括支援センターの認知度を高めていくこと。また、認知症サポーター養成講座の参加者数をもって、認知症の施策を推進していく。あとは介護人材の充足率をもって、介護職の人材確保や介護職場の生産性向上を進めていくといった取り組みを考えている。
5ページ、取りこぼさない支援体制の実践は、高齢者分野にも関わる課題であり高齢者介護だけではなく、担当課のところにたくさん名前が連なっている。地域福祉連携室は、いわゆる取りこぼさない支援体制を構築するということを所管している部署で、障がい福祉、高齢介護、あとは生活保護を担当する生活支援課、ここの4課において身寄りのない高齢者等への生活支援をどのようにしていくかということを目標の指標とし支援体制の構築ということで、5ヵ年かけて整えていくと考えている。
このような内容も含め次期計画の方にも謳っていくとことを考えている。説明は以上となる。
会長
この内容に関しては今日何か議論をすることではなく、こういう方向で考えているということをお知らせし、また来年度以降の部会の中で念頭に置きながら、また計画にも生かしていくことになってくるかと思う。特に皆さん何かご意見、ご質問よろしいか。以上をもち、本日の日程は終了させていただく。
閉会