令和8年7月 教育委員会 定例会 会議録
- ID:16035
1.日時
令和8年7月15日(水曜日) 午後3時~午後4時6分
2.場所
図書館大会議室
3.出席者
教育長 西村文則
委員 京樂真帆子
委員 大下和徹
委員 盛永俊弘
委員 生嶌匠
4.出席説明員
教育部長、教育総務課長、教育総務課担当主幹、教育施設課長、教育施設課主幹、学校教育課総括指導主事、学校教育課長、生涯学習課長、生涯学習課主幹、文化・スポ-ツ振興課長、文化・スポーツ振興課主幹、文化財保存活用課長 、図書館長、教育支援センター所長、北開田児童館長
事務局職員 教育総務課総務係長
5.傍聴者
なし
6.開会
(教育長)
開会を宣言する。
承認・署名
8.教育長諸報告
(教育長)
まず、令和8年度日米交換留学事業について。市民報告会が6月30日(火曜日)に行われ、アーリントンを訪問した16人の生徒それぞれが現地での交流や体験を通して得られた喜びや感動を語るとともに、今後の抱負についても語ってくれた。生徒たちの更なる成長が楽しみである。
一方、米国アーリントン高校の訪日団、生徒13人、引率者3人が7月6日(月曜日)に来日し、長五小、長三中、乙訓高、西乙訓高を訪問して児童生徒と交流するとともに、名所見学や体験、ホームファミリーとの交流を行い、本日15日(水曜日)に帰国した。交流を通してお互いに多くのものが得られたことと思う。
次に、文化ゾーンリノベーション事業について。本事業は令和12年度中に完了することを目指しており、今年度は基本計画の策定に向け、市民や関係団体からご意見を聴取することとしている。第1弾として、5月25日(月曜日)から6月30日(火曜日)までの間、Voice NAGAOKAKYOを活用して市民の皆さんからご意見をお聞きしたところ、静かに学習できるスペースや読書空間の充実、子どもや若者の居場所づくり、カフェ機能の導入、芝生広場などの屋外空間の活用に関するものなど、1558件に及ぶ、多様なご意見をいただいた。
6月8日(月曜日)に開会し15日(月曜日)・16日(火曜日)に一般質問が行われた市議会定例会は、19日(金曜日)に文教厚生常任委員会が行われ、6月24日に閉会した。7月2日(木曜日)には令和8年度第1回部活動地域展開検討会議を開催し、今後の方向性や今年度の取り組みについて協議を行った。また、同日2日(木曜日)に校長会議、14日(火曜日)に教頭会議を開催し、課題の共有を行った。
9.報告事項
・長岡京市立の小学校及び中学校に勤務する府費負担教職員の服務に関する規程の一部改正について
(事務局)
教職員の特別休暇の規定が改正されたことに伴い本市の規程も改正するもの。6月30日から適用する。
(委員)
これまで適用例はあるか。
(事務局)
把握しているものはない。
(教育長)
他に質問、意見等はないか。
(教育長)
了解いただいたということで、次に進める。
10. 行事・会議結果報告
(各所属長)
行事・会議結果(6月18日~7月15日)について報告。
(委員)
図書館臨時休館中のサービスはどうなっていたか。
(事務局)
総合交流センターの予約貸出は継続。ブックポストの回収も通常通り。
11. 次回定例会までの行事・会議予定
(事務局)
行事・会議予定(7月16日~8月26日)について説明。
12.意見交換
(委員)
学校の火災対策について。6月19日に東京の小学校で火災があった。その過程で学校における初期消火の難しさが話題になっている。報道の内容では、スプリンクラーの設置は学校では義務ではないと報道にあった。避難訓練のおかげで子どもたちはスムーズに動けた。
本市の避難訓練の頻度、スプリンクラーの設置状況はどうか。
(事務局)
避難訓練について。年2回程度。最近は不審者対応の訓練も各学校で行っている。
(事務局)
市内小・中学校はスプリンクラーの設置はしていない。校舎内をすべてカバーできるよう消火栓を配置しているため。
市役所新庁舎はサーバー室と7階収蔵庫にN2消火、窒素で酸素濃度を下げて消火するものが設置されている。その他は消火栓で届く範囲。
(委員)
初期消火の大切さを改めて知った。スプリンクラーも検討していただきたい。
文化財についてお聞きしたい。れきしるの報道向け、関係団体向けの見学会の様子、夏休みのプレ企画についてご紹介をお願いしたい。
(事務局)
6月22日の報道向け見学会について。まちなか博物館の拠点であるということを記事で発信していただくよう伝えている。コンパクトな空間ながら、歴史的要素をつめこんでいるという感想を持っていただけた。
関係団体には共に情報発信していただくため、この機会にお招きをした。12月に内覧会も予定しているが、今の段階で見ていただいた。
市の文化財を市民の皆さまに知って頂くためには、観光との連携が不可欠であるため観光団体、商工会に見学していただいた。
夏休みの8月5日に、「マイミュージアムをつくる」イベントを予定している。施設は完成し什器の設置はできているが文化財が入っていない。この状況である今だからこそできる企画を考えた。
直近での情報発信となり、広報誌には掲載できてないがLINE等の告知で応募は順調に増えてきている。
(委員)
報道内容がよかった。れきしるを見て完結するのではなく、れきしるが出発点でそこから市内をみていただく事が伝わっていてよかった。
本物の力はすごいので子どもたちにも通じると思う。夏休み企画イベント、報告を楽しみにしている。
(委員)
体育館のエアコン設置工事中の小学校で学校開放や地域が使用する場合はどう対応しているのか。
(事務局)
基本的には使用不可と伝えているが、一部どうしてもという場合は近隣の小中学校にお願いし調整している。
(委員)
若葉カップの熱中症対策についてうかがいたい。
(事務局)
館内の空調はあるが、実行委員会から水分補給等の熱中症対策を呼び掛けている。看護師も配備している。
(委員)
外のスタッフも十分注意し、安全にお願いしたい。
次に、市立図書館と学校図書室の連携はあるか。本の移動や推薦図書などあるのか。
(事務局)
図書館で団体貸し出しとして、まとまった冊数を1年継続して借りていただける制度を利用し学校司書に図書を選んでいただいている。
図書館で200冊のセットを作り、各小学校に巡回貸出を行っている。
(委員)
府立図書館と市立図書館はどのような関係か。
(事務局)
基本的には別だが、市立にはない本のリクエストがあった場合には、府立を含む府内の図書館から取り寄せて貸出するという連携がある。
(委員)
私からは質問が3点ある。
1点目、本市の教員は、私物の携帯電話を教室等へ持ち込むことを禁止されているか。
(事務局)
一律に禁止はしていない。
(委員)
盗撮防止を目的に、教員の私物携帯の持ち込みを一律に禁止している学校や自治体があると聞き、事実確認をさせていただいた。
本市の対応に安心した。確かに、卑劣な盗撮を防ぐことは当然重要なこと。しかし、携帯電話などの通信手段が手元にないことで、一刻を争う緊急時に子どもたちの命が守れなくなることはあってはならない。先月、日本AED財団からも緊急提言が出された。そこでは、突然の心停止やアナフィラキシーショック、不審者や野生動物(熊など)の侵入、さらには学校内での火災や地震など、教員が職員室から離れた場所で孤立する多様なリスクが指摘されている。救命や防犯において、1分1秒の遅れは許されない。今後とも、盗撮防止の徹底と緊急時の通信手段の確保、この双方が両立する具体的運用を追求してほしい。
2点目は、先月、経済協力開発機構(OECD)と京都教育大学が不登校をテーマとする国際シンポジウムを開催した。このシンポジウムでは、登壇されたチェルナ博士が最新の国際報告書 『Every Day Counts』をもとに不登校の世界的な動向を報告されたが、この国際的知見から本市が学ぶべきことは何かあるか。
(事務局)
不登校は単なる出席の問題ではなく、子どもの学校への所属感、学びの場への参画といった観点から捉えることの重要性、そして、学校だけでなく関係機関との連携による支援の重要性が示されたと認識している。
詳細については確認しながら考えていきたい。
(委員)
私も今指摘された内容に注目した。特に、学校の価値、学校へ行くことの本質を再定義すべきだという提言は極めて重要だ。
今、登校を単なる出席日数という数字だけで捉えるのではなく、子ども自身が「ここにいていいんだ」という確かな安心感(居場所感)を持ち、学ぶ喜びを実感できているかという視点とその中身こそが問われている。
あらためて、その国際報告書の知見も共有化してほしいと考える。
3点目は、各学校で、教員のAI活用に関わり、実際の指導等で役立つ、何か特徴的な工夫事例はあるか。
(事務局)
生徒は小論文作成の支援ツールとして活用、文章の誤字脱字の推敲などに使用している。
教員は授業づくりや研究授業に活用している。
今後、業務の効率化だけでなく児童生徒の学びにつながるよう活用していきたい。
(委員)
質問した理由は、先日私が参加したAI活用事例の研究会において、大変示唆に富む実践報告に触れたからだ。
具体的には、面談や授業の音声データをAIで分析し、ベテラン教員と若手教員の傾向の違いを可視化した事例。
ベテラン教員は「褒め言葉のバリエーションが豊富である」「児童生徒の思考を促すオープンクエスチョン(開かれた質問)を多く用いている」といった明確な差異がデータとして実証された。こうした分析結果の共有が、若手教員の育成や日々の授業改善に大きく寄与しているとの報告であった。
これまで、教員の「感覚・経験・勘」といった暗黙知に委ねられていた優れた指導技術が、AIによって客観的に可視化・共有可されることの意義は極めて大きいと考える。
ついては、本市においても各学校におけるAI活用の優良事例を積極的に交流・発信し、最終的に「教師(人間)にしかできない指導や関わり」をより豊かにしていくための先導的な取り組みを進めてほしい。
(委員)
先月参加した学校訪問について。中心授業で見るべき評価の視点と、複数見るときの評価の視点や目線を、次回で良いので教えていただきたい。
七小校舎はシンプルでデザインも良かった。太陽光発電のデジタルサイネージがあったが、他の学校にも太陽光発電はあるのか。太陽光発電の目的はなにか。
(事務局)
太陽光発電システムは、中学校はなし。長法寺小の簡易のものを数えないとすると小学校は10校中、6校にある。
児童の環境学習のために活用されている。建て替え、増築している学校については設置している。
売電している学校もあれば、校内だけで電力を使用している学校もある。
(事務局)
補足すると、七小のみ売電している。設置した当時、売電の価格が高かったため。メインは環境学習のためである。
(委員)
学校訪問で長中、四中は教室内の荷物が少ないように感じた。二中、三中との差は何か。
(事務局)
教室内にロッカーがあるが、学校、教室によってもロッカーの大きさが異なる。ロッカーにカバンが入らない教室もあり、机の横にかけると狭くなる。
(委員)
長中のグラウンドが他と比べて固いと感じた。グラウンドの固さについて基準はあるのか。
(事務局)
基準はない。
(委員)
八小に訪問した際、体操服の児童がいた。時間割の関係だと説明を受けた。
長中は、半数近くが体操服で登校していた。学校における制服に関するルールはあるのか。
(事務局)
夏は熱中症対策で体操服登校を認めている学校がある。朝の部活動など体操服や部活着を着て登校している場合もある。
(委員)
学校給食の無償化について。
国の無償化は交付金でされるべきではないのか。補助金を使うのは無償化では無いのではないか。
(事務局)
給食費無償化については、国と府で財源を折半された「給食費負担軽減交付金」を活用している。
(委員)
教育支援センター通信にあった不登校研究部門「あすも行きたくなる学校部会」に関して。学校風土調査を実施されているとのことだが、民間企業においては、不祥事が起こった場合には制度、仕組みを変えるため、風土の見直しをセットで行う。今回、風土改善されるということは、不登校の原因として組織の問題があると認識されているのか。
(事務局)
国が出している不登校対策のCOCOROプランでは、学校風土を見える化し学校改善に取り組む施策を行っている。不登校支援については色んな原因があるが、子どもを学校に適応させるのではなく、風土を改善し子どもが行きたくなるような学校づくりを目指そうという方針である。
13.閉会
(教育長)
午後4時6分に閉会を宣言する。