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平成28年度第2回 地域創生推進会議 会議録

  • ID:5354

日時

平成27年10月9日(金曜日)午後4時から5時30分まで

場所

市役所会議室2

出席委員

石垣会長、山下委員、上垣委員、石田委員、有賀委員、長尾委員、岩野委員、金子委員、藤澤委員、土家委員

欠席委員

なし

事務局

仁科(企画部長)、北村(企画部次長)、城田(政策推進課長)、山田・樋口・鍋島(政策推進課総合計画・企画総務担当)

廣部(株式会社地域計画建築研究所公共マネジメントグループチーム長)

議事

1 開会

 

2 委員の紹介

  • 長岡京市PTA連絡協議会より推薦 長尾雅彦氏
  • 株式会社京都新聞社洛西総局 外池氏から有賀美砂氏へ交代

 

3 会議の公開について

  • 傍聴希望(1名)を報告
  • 報道関係者の傍聴で写真撮影を希望、委員一同了承により認められた。

 

4 人口ビジョン策定のための人口シミュレーション

(事務局) 

資料1を説明

 

【質疑応答】

(委員)

資料1の「3区分別人口割合」で、2010年は高齢者21.7%、生産年齢人口64%、子ども14.3%となっている。今後高齢者の最大のピークは33%前後で、3人に1人以上が高齢者となる。生産年齢人口は50%だ。そこを念頭に置き、どのように総合戦略を練っていくか。ビジョンの次の戦略を重点的に議論してもらえればと思う。

(会長)

2030年、2020年にどれくらいの人口があれば今の活性度を落とさずにいけるのかという見通しがあれば、それぞれの立場で発言してほしい。

(委員)

商工会の立場から、やはり人がいないと商売にならない。人が集まれるようなまちづくり、人がいるということが基本になる。商工業者にとっては、人が集まると商売が成り立つので、人が生活するとか、そういう仕組みを優先的に考えるのが、大きな要素だと思う。

インフラは整備され非常に恵まれた場所だと思うので、その利用もポイントになる。

(委員)

「合計特殊出生率の設定」の目標5年先送りパターンは、最後に帳尻を合わせるように2040年に2.07にしているが強引だと思う。

実際に人口が増えるには、結婚されてお子さんを生むというところが非常にポイントになってくると思う。低所得の方々が減っていかないと出生率を上げるところに繋がらない。国の施策では正規の社員が増えないので、市町村合同で国に意見を言って、改善を図っていく取組が必要だと思う。

(委員)

金融機関の立場から言うと、乙訓エリア、特に長岡京市は、住宅ローンは伸びが良い。京都市のベッドタウンとして過去から潜在的に住宅の需要があり、それが住宅ローンの数字に現れている。純移動の数字以上の需要はあり、人口を増やす機会が多いと思う。

(会長)

純移動率については社人研のものを上回るような感じだと。

(委員)

上回るような感じではないのかと。一般サラリーマンの方が駅近で家を買うのは価格的な問題があるので、少し離れたところに家を構えているという気がする。

(委員)

長法寺小学校近辺は、若い保護者が増えており、特に長法寺小や長五小は住む観点でいえば非常に人気のある土地だと思う。

合計特殊出生率は、現状のままでいけば上がるはずはないと思う。晩婚化や、給料が低くて結婚しないという選択をする方も非常に多い中で、5年先送りにしてもここまで数値が上がるのかなという気がする。

(委員)

家を建てる場所があまりないのではという感想を持っている。

長岡京は年を取った方でも住みやすいので長岡で亡くなるというのはあるけれど、それだけ増えるのか、とは思う。

(委員)

結婚できない若者、子どもができない夫婦も多い中で、将来的に出生率2.07はかなり難しいという印象がある。

(委員)

合計特殊出生率の話になっているが、この数字が実現するなんて誰も信じていないと思う。自治体の寄せ集めが国であって、その平均が出生率であるはずなのに、国はある前提のもとに数値を示し、その前提は皆自治体に丸投げされているという、とても不思議な構図になると思う。

議論が雲を掴むようなものになっているが、長岡京市として住みやすいまちにするインパクトぐらいにしか扱えないのではないか。

(会長)

総合計画でも議論があり、長岡京には長期間住まわれている方が多いが、子ども達は外へ出ていって帰ってこない。土地が高いのかもしれないが、施策の方で解決する手段があるのかなと思うものの、ここ十数年、中々動かない。長岡京市としてどうか。

(委員)

総合計画でも、今のコンパクトなシティの中にいろいろな魅力があり、活力がある。それを維持するために、今の8万人規模を維持していこうという大きな目標を定めた。

この人口ビジョンはかなり強引なところが確かにあるが、人口規模8万人のフレームを維持していこうというのは長岡京市にとっては不可能ではない。若者や子育てが終わった人たちが定着する施策を打っていけば歩留まりは効くと思う。そのためにどのようなまちづくりをしていくのかというのが大きな課題だ。

市として努力できるのは、国や府の施策に連携することと、魅力あるまちづくりを進めることによって定着人口を確保するということかと思う。

(会長)

 純移動率や合計特殊出生率についての意見が更になければ、総合戦略の議論に移らせていただきたい。

 

──(委員一同了承)──

 

5 (仮称)長岡京市まち・ひと・しごと創生総合戦略(骨子案)

(事務局)

資料2、3説明

 

【質疑応答】

(事務局)

本市ではこの9月議会で基本構想、基本計画を議決した。49の施策体系を基本計画の中で定めており、今まさにそれに基づく具体的な事務事業、実施計画を検討している。この戦略プランは、そこから特化したものを抽出していく位置だ。すべてを網羅するということではなく、別の計画をつくるというわけでもない。この中で、こんな事業展開も必要ではないか。と、最終的にそういう意見をいただければと考えている。

(委員)

事務局へ確認だが、4、5、6、7ページで、最終形はこれにある程度肉づけしていくということだと思うが、そのときに戦略プロジェクトが、今は「など」となっているが、この「など」を取ることを前提にもう少し項目を増やしていくのか。または、ボリューム感として項目数はこれくらいで、あと「など」と入れておくというイメージなのか。

(事務局)

最終的には「など」が取れるように作っていきたい。

(委員)

私の周りのお母さんたちに、「あなたたちが2人目の子どもを産みたい、3人目の子どもを産もうと思うなら、どういうことを長岡京市に求めるのか」ということを聞いた。いくつか意見を代弁させていただく。

核家族が多く、祖父母の手が常に近くにあるわけではなく、手が足らない。経済的に苦しい。1人子どもをもつと2人目3人目に向けて想像がしやすいので、1人目から補助金を出すのが有効なお金の使い方ではないか。女性の産休、育児や不妊治療による欠勤に対し、会社として十分な体制が整っていない。保育園の数が足りない。

低年齢から、将来自分が親になり家庭を守ることを意識するのも大事。未婚者の出会いの場がないため、京都府という大きなお皿で出会う場をつくっていけたらいいのではないか。

病児・病後児保育は場所的に利用しにくい。小学校高学年の学童保育のようなところがほしい。京都市のこどもみらい館のようなものがあったらいい。保健センターが非常に利用しにくい。

長岡京市は住宅が高いので、大阪市のように、新婚さんの何年間かは住宅手当が市から出る形にしてもらえたら買いやすくなるのではないか。

中学校給食実施の案が無くなったと聞いた。学校にアンケートを取り施設的に難しいという結果が出たというのを、他のお母さんたちから聞いた。(戦略(案)に載っているが)ゆくゆくは実施されるのか。

(事務局)

実施に向けて検討している。施設的に難しい条件はあるが、それをクリアしていきたいと前向きに考えている。

(会長)

目標1について、安全・安心ということであれば治安、防災、交通リスク、災害リスクの問題がある。それが満足してはじめて子育てや結婚する、長く住みたいということにつながる。それはどういうところに入るか。

企業にBCP(事業継続計画)があるが、水害が起きた時にどのように助成するか。災害時、通常は私有財産については補助ができないが、補助している市もある。今後大規模な災害が起きた時、どのように補助するのかということが何らかの形で入っていれば、企業誘致でも有利になると思う。そういうことも考えておく必要があるのではないか。

他に、目標1について追加することがあればどうぞ。

(委員)

市に対してこうして欲しいとか、これがあったらいいなという気持ちは要望で、会議やいろいろな人と話すと、求めるものが市民側の方が多い気がする。これだけ先人たちのおかげでインフラも成熟したのに、地域社会との参加やつながりがどんどん成熟から離れていくところにあるような気がしている。

ここに書いてある事は素晴らしいが、それを活かせるよう市民の成長を促す、成熟を促す何かがないと、これを活かしきれないのではないか、そのための何ができるのだろうと思う。意識的な改革を私たちがどれだけできるかという前提にないと、ここまで市、府や国が考えてくれたことを活かしきれないのではないかと考えている。

(会長)

確かにその通りだが、この会議では、こんな問題があるのだということを提示してもらえば、それに対して市は何ができるかを考えていくということなので、こんな問題が残っているのではという意見を言って欲しい。

(委員)

長岡京市はいい意味で成熟している。長岡京の人口フレームのなかに何を詰めていくかという質の問題だ。量以上に質みたいな提案を、今回のこのタイミングでどのように市が仕掛けていけるか。どの目標にもそれが散りばめられると思うので、そこを意識してこの項目を立てていくというのがすごく大事なことではないかと思う。

(委員)

京都府内で見ても長岡京市は非常に恵まれた都市で、なんとか人口を増やさなければ都市がなくなってしまうところとは違う。その恵まれた環境をいかにブラッシュアップしていくか、トップランナーとして進めていけたら一番格好良いなと思う。

人口維持、場合によっては増やしていくことを考える場合、自然増でいえば、出生率を上げる。社会増でいえば、転入者を増やして転出者を減らしていく。そういうような観点からどう施策を展開していくか。

さらに定住意識を高めるために、生まれてから亡くなるまで安心して暮らしていけるような環境づくりとか施策展開が必要になってくる。高齢者に優しいとか、医療とか健康づくり、そういう項目があってもいいと思う。

目標2の「企業との信頼関係を強め、定着を保つまちづくり」は、商店が元気になってその地域がまた元気になっているというワードを盛り込まれたほうがいい。

「ふるさと納税」はちょっと唐突な感じがする。

交流人口増を図っていくときに観光の視点があってもいいのかと思う。

(事務局)

基本計画ではすべて網羅している。その中で、(総合戦略では)5年間のプランを立てることによって国からの財源を取るということもある。そもそも(総合計画の)人口ビジョンの中で人口を8万人程度に維持していきたい、人口は全体で減少するけれど、この地域では人口を維持していきたい、そのような思いが1つある。その人口構成が大事である。やはり子ども、現役世代を中心として、それによって高齢者がまたその支えになっていく。高齢者だけが増えて8万人いてもまちを支えられない。

戦略プロジェクトでは子ども、子育てに重点を置いている。やはり人口構成が一番大事という認識のもとに取り組んでいる。

(委員)

これから幅広い議論をいただき、いろいろ盛り込んでいったらいいと思う。そのときに総合計画ではいろいろな施策、分野の取組を打ち出すが、総合戦略ではどこに重点を置くか、メリハリをつけないといけない。

どこの地域も同じではなく、長岡京市の計画はどこを特徴として打ち出していくのか。それがこの戦略だということをつくりあげないといけない。そういう意味で、またご意見をいただきたい。

(会長)

数値目標は一人歩きすることがあるので、最初に数値ありきではなく、結果的に数値目標が満足されればいい、というスタンスのほうが良いと思う。

(委員)

これは一種のまちとまちの競争、京都府だけに限らず大阪とか兵庫のまちは、どのようなことをしているのかを調べ、その良い所を取る、若しくは失敗したことを活かすというようなことも必要かと思う。

(事務局)

今調査を進めているので、後日示したい。

(会長)

ほぼ予定の時刻となったので、本日はここで終了としてよろしいか。

 

6 閉会

(事務局)

人口ビジョンは、本市の地域特性からいくとそれほど議論にならないと認識している。どういう人口構造をもつのかが大事で、劇的にこの地域の人口が減るポテンシャルしかないというような認識は持っていない。どのようなことを展開すべきかに集中して今後とも議論を深めていただきたいと思っている。

次回、今月末か11月初めを予定している。最終的には12月議会に大筋をお示ししたい。

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長岡京市総合政策部総合計画推進課企画総務・行革担当

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