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市長と語る“対話のわ” 令和4年10月29日(土曜日)神足ふれあい町家

  • ID:13079

日時

令和4年10月29日(土曜日)午後2時から午後3時20分

場所

神足ふれあい町家

テーマ

はじめに市長より「市制施行50周年を迎えた長岡京市」をテーマに以下のことについて説明いたしました。

 新庁舎等建設について

 デジタル化の推進について

 中心市街地・阪急長岡天神駅周辺のまちづくりについて

    参加者

    16名

    対話(質問・意見)

    <参加者>

    阪急長岡天神駅の高架化の工事はなぜこれだけ時間が掛るのでしょうか。

    神足駅が新しくなるという話が出る前から進んでいる事業ではないのでしょうか。

    <市長>

    阪急長岡天神駅の駅前整備を進めるということで、昭和30年代に土地区画整理事業の都市計画決定がされています。ですが、長岡京市内の整備を進める中で、JRの駅前に広い土地ができたため、まずJR長岡京駅の西口再開発を優先的に進めましょうという決定がなされました。そのため、阪急長岡天神駅の駅前整備の前に、JR長岡京駅周辺が再開発されることになりました。その後、第二外環状道路の計画が立てられ、工事が進む中で、西山天王山駅の整備に着手しました。このような順番で、JR長岡京駅西口の再開発と京都第二外環状道路の整備が先に進められた結果、阪急長岡天神駅周辺の整備が後回しになりました。長岡京市くらいの規模のまちでは、このような大きな工事を同時に進める財政力がないというのが原因かと思います。

     


    <参加者>

    最近、空いている土地に家が多く建つようになったと感じています。もともと道路が狭いところに家が建ち、さらに道が狭くなっており、車やバスが通りにくくなっています。再整備をする計画があるのであれば、再整備をするまでの間に新しい建物を建てないようする等の規制はできないのでしょうか。

    <市長>

    JR長岡京駅前線など事業化が決定しているところについては、ここには建物を建てないでくださいや土地の取引をするときには届出をしてくださいといったような一定の規制をすることができます。その後、事業が進んでくれば、用地買収をして工事を進めるといった流れになります。



    <参加者>

    事業が進まなければ用地買収ができないのでしょうか。

    <市長>

    土地を買ってくださいとの申し出があれば、土地を先行取得することはできますが、私有財産である土地を売らないでくださいや家を建てないでくださいといった規制をすることはできません。市がすべての土地を買うことができればいいですが、それだけのお金が必要になるのと、土地のその後の使い方等を考えると限界があるのが現状です。



    <参加者>

    長岡京市の魅力はどのようなところだと考えられていますか。

    <市長>

    ひとつは交通の利便性が高いことだと思います。JR長岡京駅、阪急長岡天神駅、阪急西山天王山駅の3駅があり、京都の中心部へは10から15分、大阪へは約30分で行くことができます。もうひとつは便利なまちであると共に緑が多いことだと思います。そのなかでも西山があることが非常に大きいと思います。また、もともと長岡京市は農村でしたので、身近な場所に田んぼが残っているところもあります。そういう意味では、都会と田舎の両方の良さを持っているまちだと思います。



    <参加者>

    朝散歩をしていると日に日に緑がなくなっているように感じます。先日市役所に行き、自分の住んでいる地域のことを教えてもらいました。私の住んでいる地域は市街化区域に指定されており、田んぼなど高齢化により続けられなくなった場合は、その土地に家が建つ可能性があるとのことでした。便利が良くて、緑が多いことが理想だと思いますが、緑がなくなっていることについて、長岡京市として一度考え直すタイミングに来ていると思います。シンガポールでは、緑を植えた家の税金を優遇するという制度があると聞いたことがあります。長岡京市もこのまま開発が進んでしまうとさらに緑がなくなってしまうのではないかと心配です。シンガポールのように税金を優遇するといった対策はとれないのでしょうか。また、最近建設されている家は緑が少ないように感じます。少しスペースがあれば木を植えることができますので、家主の方や建設業者の方を通して木を植えてもらえるようお願いする等の工夫はできないものでしょうか。

    <市長>

    非常に悩ましい部分ではありますが、まず、人口8万人を維持するためには、一定、若い世代に転入してもらわないといけません。これがおっしゃっていただいている開発になります。一方で開発が進めば、緑や田んぼが失われていきます。経済的な面で一定の人口を維持することを考えると、緑の減少は一定許容せざるを得ない局面が出てくるかもしれません。

    市が営農側の支援をすることによって、開発のスピードを少しは抑えたいという思いはあります。しかしながら、経済的な面で開発を止めることはできないというのが現状です。

    税金の優遇制度は政策的にはあり得ますが、市内全域の開発に適用することはかなりハードルが高い部分があります。長岡京市では景観計画を定めています。この景観計画に基づいてアゼリア通りやその他の重点区域については、建物の色合い等厳しい規制をしています。昔は個性的な家が多かった印象がありますが、個性を尊重すると周りとの調和が崩れてしまう部分もあります。どちらをとるかは難しい部分ではありますが、せめて景観を守るための規制と、西山に対する眺望というのは守っていきたいと考えています。



    <参加者>

    自分が市長の立場ならば、まちの発展を考えないといけないと思いますし、一方で緑を守っていかなければいけないので兼ね合いが難しいと思います。自分の家の周りにはまだ田んぼが残っていますが、作業を見ているとやはり重労働で、高齢化すれば続けられなくなると感じました。そこで、市の担当者に現場を実際に見に来ていただき、緑を残せるところを考えてもらえたらと思っています。また、広場を整備する際に、高齢の方が体を動かせる器具があり、多くの方が集まって話ができるような広場として、緑を残していくことができればいいなと思います。

    <市長>

    ご提案ありがとうございます。やはり長岡京市の魅力は、近くに緑があることだと思います。開発も進めていかなくてはいけませんが、やはり街中にも緑を残せるようにしたいと思っています。



    <参加者>

    市街化区域と市街化調整区域はどのように決めていますか。最近、畑や田んぼだったところに家が建つようになったと感じています。市街化区域と市街化調整区域の見直しがされたのでしょうか。

    <市長>

    市街化区域と市街化調整区域の線引きは京都府が決めています。本市においては、最近、市街化区域と市街化調整区域の線引きの変更はされていません。1990年頃に市街化区域を有効に使ってもらうために、市街化区域内に農地を持っておられる方に対し、都心並みに課税することになりました。そうなると農地を持っている方の税金がかなり高くなります。そのタイミングで税金の猶予のために作られたのが生産緑地という制度です。これは市街化区域内で農業を30年間続ける方に対しての税金の猶予措置です。この制度ができて30年目にあたる年が今年2022年です。そのためこの猶予を受けられている方で生産緑地を続けるかの意向調査を行い、今まで生産緑地内で農業をされていた方で、そのまま続ける方が大体7~8割程度いらっしゃいました。この方々については、10年ごとに猶予期間を延長する特定生産緑地に指定され、農地が保たれることになります。具体的に見てみないとわからない部分もありますが、そのような生産緑地をお持ちの方で、農業を続けることができなくなった農地で、開発が進んだと感じるようになったのではないかと思います。

     


    <参加者>

    長岡京市には陽光桜という素晴らしい桜が植えられています。京おとくに・街おこしネットワークが乙訓全体で600本以上の陽光桜を植えたと聞いています。しかし、陽光桜は地元ではあまり知られていません。陽光桜は毎年ソメイヨシノが咲く10日くらい前に色鮮やかなきれいな花を咲かせます。あまり大きな木でもなくどこでも植えやすい木だと思います。長岡京市の新庁舎建設にあたってまだ間に合うのであれば、陽光桜を植えてはどうでしょうか。

    <市長>

    ご提案ありがとうございます。新庁舎にも緑を取り入れるよう検討していきます。

     


    <参加者>

    長岡京市内のごみ出しについてですが、特に不燃ごみの出し方がひどいと感じます。テレビや自転車やベビーカーなど様々なものが捨てられているのを目にします。そのようなごみが長い間ひとつも回収されずに放置されていると、そこにさらに新たなごみが捨てられるようになります。ごみの回収ルールはどのようになっているのでしょうか。

    <市長>

    目抜き通りなどの広い通りでは、市民でない方もごみを捨てに来ているのではないかと推測しています。当然ごみ出しのルール外のものに関しては、回収しておりません。ただ、おっしゃるようにずっとごみを放置していると、また新たなごみを捨てられる可能性もあります。しかし、すぐにごみを回収してしまうと、そこにごみを放置してよいと思われても困りますので、そのあたりは現場の担当者が調整して、放置されているごみの回収を行っております。

    このようなごみの不法投棄については、ごみステーションを夜は開放せず、朝のみ開放する方法もあるのではないかと思います。ゴミステーションを夜間開放しなければ、ごみの不法投棄が減るというデータもあります。しかし、朝のみの開放となると仕事の都合等でごみを捨てることができない市民の方が出てくる可能性もあります。今後、このような不法投棄対策も含めごみの出し方については考えていく必要があると思います。



    <参加者>

    昔は、自治会単位で、新しく転入してきた方にごみの出し方を教えていましたが、今はそれがないと思います。そのため、ごみの出し方を知らない人も多いのではないでしょうか。

    <市長>

    現在でも自治会によっては、ごみステーションにいて指導をしてくださっている方もいらっしゃいます。それぞれの地域に応じた対応を考えていく必要があると思います。



    <参加者>

    大きい通りに面しているごみステーションに不法投棄が多いのであれば、住宅街のごみステーションは今まで通り朝と夜開放しておいて、大きい通りに面しているごみステーションのみ朝だけ開放するのはどうでしょうか。

    <市長>

    ごみステーションの開放時間については、市でも検討してまいりたいと思います。ご提案ありがとうございます。

     


    <参加者>

    音が聞こえにくい人、耳が遠くなった人への対応についてです。高齢になると、徐々に耳が遠くなったり、病気や事故で、耳が聴こえなくなったりすることがあります。耳が聴こえないというのは、まったく聞こえなくなるだけではなく、自分では聴こえているつもりでも、実際は聞き間違えていて、集合場所や集合時間などを間違えてしまうこともあります。市役所は、本当に困ったときに行くものです。新庁舎では、音声の文字起こしのサービスが窓口にあれば安心だと思います。ぜひ取り入れていただければと思います。

    <市長>

    新庁舎では、音声認識のサービスを導入する予定です。また、現在は手話のできる職員を窓口に配置していますが、すべての窓口に手話のできる職員がいるわけではありません。そのため、新庁舎では、オンラインで手話のできる職員と映像をつなぎ、会話ができるようにデジタル化を進めていきたいと思います。



    <参加者>

    窓口等、職員の方とお話するときは、気を遣ってしまい、何度も聞き返すことができないかもしれませんが、音声認識のサービスを使えば、自分が納得するまで内容を確認することができると思います。ありがとうございます。

    <参加者>

    交通のことです。大和郡山の踏切事故により、現場の踏切内に点字ブロックが設置されたことを受けて、私たちも長岡京市内の阪急やJRの踏切を見に行ってまいりました。やはり踏切の入る前にも、踏切の中にも、全ての踏切で点字ブロックがないのはすごく危険だと感じます。視覚障がい者の方の意見を聞きながら、踏切を渡る前と渡り切ったところに点字ブロックをつけていただければ安心だと思います。

    <市長>

    一度長岡京市内の踏切の状況を確認をさせていただきたいと思います。

    <補足>

    大和郡山市の踏切事故を受け、国土交通省が令和4年6月に「道路の移動等円滑化に関するガイドライン」を改定しました。改訂されたガイドラインでは、新たに踏切手前部、踏切内での視覚障害者誘導用ブロックの整備内容が明記され、現在京都府とともに視覚障害者誘導用ブロック等の設置の在り方について検討しています。


    <参加者>

    歩道に点字ブロックを設置してほしい場所があります。馬場一丁目の交差点から新河端病院のほうに向かう道では、車が歩行者すれすれのところを通りますし、歩くときは溝蓋ぎりぎりのところを歩かないと行けないためすごく怖いです。電柱もあるし、段差もありますので、かなり危険な場所だと思います。ぜひ点字ブロックを設置していただければと思います。

    <市長>

    おっしゃっていただいた場所は、東側の道路は広くなっていますが、確かに西側部分がかなり狭くなっています。ご意見として受け止めさせていただきます。



    <参加者>

    実際に点字ブロックを作る際は、必ず視覚障がい者の方の意見を聞いて作ってほしいと思います。大和郡山の事故による点字ブロックの設置についても、当事者団体が何度も話し合いを行いこれでよいと決定した後、設置をされました。当事者との意見交換をしっかりと行い設置することを希望します。

    <市長>

    ご意見ありがとうございます。視覚障がい者の方の意見を伺いながら対応していければと思っております。

    お問い合わせ

    長岡京市対話推進部秘書課秘書係

    電話: 075-955-9500

    ファクス: 075-951-5410

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