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市長と語る“対話のわ” 令和4年10月15日(土曜日)長岡京市スポーツ協会

  • ID:13180

日時

令和4年10月15日(土曜日)午後2時から午後3時

場所

西山公園体育館

テーマ

はじめに市長より「市制施行50周年を迎えた長岡京市」をテーマに以下のことについて説明いたしました。

 新庁舎等建設について

 デジタル化の推進について

 中心市街地、阪急長岡天神駅周辺のまちづくりについて

 公共交通の利便性向上について

    参加者

    40名

    対話(質問・意見)

    <参加者>

    長岡第四小学校区で子どもの体力向上の取り組みを行っており、本市に住んでよかったと感じています。本市に由来のあるスポーツ選手で山西利和選手など日本を代表する選手を輩出され、大変誇りに思っています。教育全般について、引き続き重点的にお金を投入していただきたいと思っています。また、私自身も地域活動のほか健康体操をするなど生涯スポーツに取り組んでいます。現行の西山公園体育館の稼働率が高く予約が取りにくい状況から近隣施設である多世代交流ふれあいセンターを使用することもありますが、多世代交流ふれあいセンターは予約手続きが煩雑であるため、西山公園体育館との一体管理を検討いただけないでしょうか。

    また、もう一つの要望として、西山公園体育館にカフェがあればと思っています。ご検討をお願いします。


    <市長>

    教育投資は非常に大切な分野という認識を持っており、既に重点的な予算配分を行っています。特に50年以上前の人口急増時代に整備した学校施設の老朽化に対応しなければならない時期にきており、計画的な改修を進めています。現在、長岡第四小学校の建て替えを進めているのもその一環です。長岡第三小学校の整備は、敷地内の乙訓寺の遺構調査の関係で、もう少し後にずれ込むことが予想されます。また施設の更新以外にも中学校給食の導入や昨年度には全生徒にタブレットの配布を行うなど、学校ICT環境の整備にも力を入れています。教育のICT化により個別データの収集、課題の分析などの個々の生徒へのきめ細やかなフィードバックが容易になります。本市は全国と比して学科全般において学力が高い状況にありますが、一方で子どもの体力が全国や京都府と比較して低いという課題があります。今後は、子どもの体力面の向上についても力を入れていきたいと思います。

    多世代交流ふれあいセンターは現在、市が直営で運営しています。乙訓医師会の事務所が移転するなど空室が生じている状況もあり、稼働率の向上、効率的な施設管理の観点から指定管理の導入なども検討していくべきではないかと思っています。その際、西山公園体育館との一体管理については、施設の設置目的が異なることもあり、委託や管理の方法について整理が必要になると考えています。

    西山公園体育館のカフェ設置については、既にいくつかの民間事業者から事業成立の可能性についてヒアリングを行いました。具体的には、利用者の需要傾向や周辺設備の状況、立地、設備投資の規模など多角的に検討を行った結果、採算ベースに乗せるのは難しいとの返事をいただきました。但し、当該施設に限定せず、西山公園全体とした場合には、カフェ施設設置の可能はあると考えています。例えば、西山公園第3期整備事業では、公園エリアを拡張しインクルーシブ公園として、花壇・遊具の設置など障がい者を含むすべての方々に利用いただける施設整備を進めており、新たな賑わいを見込むほか、立地的に近いジャブジャブ池やグリーンハウスを活用し、部分改修等で設備投資を抑えるなどの工夫を行えば、事業の実現性はあり得ると考えています。この点については、引き続き事業者とのヒアリングを通じ検討を行う予定です。


    <参加者>

    西山公園体育館は西山の自然に恵まれた立地にあることから、スポーツ以外の機能として休憩や食事ができる機能があればいいと思います。アクセス面の向上も課題だと思いますが、この公園のような素晴らしい場所が市内に点在していることから、それぞれのスポットを相互に活用できる仕組みを検討していただければと思います。


    <市長>

    居心地、安らぎ、賑わいを感じられる場所を市内に多くつくりたいと思っています。西代里山公園もまさにこの思いから整備に至りました。このような場所が数多くあることが、多くの方に住んでみたいと思っていただける街づくりにつながると思います。新庁舎では、市民広場の設置を予定していますが、ここでは市民の憩いの場や、イベントなどの賑わい創出にも繋がることを期待するほか、この広場に隣接してカフェの誘致も検討しています。

    また、阪急長岡天神駅周辺整備事業では駅の東側に広場の整備を予定しています。この活用については、令和3年度に市民アンケートを実施しており、周辺の賑わいを生みだすような取り組みを検討していきたいと考えています。
    JR長岡京駅東側についても、ロータリー南側通路にスペースがあり、このスペースを有効活用するために民間事業者からのヒアリング等を実施するほか、活用のための社会実験を行う予定です。
    長岡公園についても村田製作所の寄付をいただき大規模リニューアルを検討しています。公園内には様々な施設が設置候補として挙げられますが、運営方式についても民間の知恵と工夫を取り入れる意味でも指定管理者制度を導入するなど工夫していきたいと思います。
    これらの一連の整備を通じ、市内のスポットを相互活用するなかで市全体として多くの方に魅力を感じていただける街づくりを進めたいと思います。



    <参加者>

    この6月にスポーツ庁が設置する検討会議の提言において、部活動の地域移行の段階的移行を進めるという内容が公表されました。私見になりますが地域移行は結果的に地域に移行すると子どものニーズに対応できないのではと危惧しています。

    一方で子どもの減少とともに学校の先生の数も削減されており、部活動の持続可能な体制を構築しなければならないという意図は理解できます。また、各団体が抱える課題から一概に賛否を言えないところもあります。問題の整理がつかないまま3年間という移行期間で拙速な結論を出さないよう取り組みを進めてほしいと思います。

    <市長>

    本市の部活動について、最近ではラグビー、吹奏楽部、バドミントンの全国大会出場など部活動の活躍は目覚ましいものがあります。一方で、少子化に伴う部活動の一連の問題は全国共通の課題であり、地域移行の手法は様々なやり方があると考えています。

    本市においても部活動の移行について課題の整理を始めたところですが、クラブ活動を一律に地域移行することは難しいとの印象を持っています。教育委員会とは協議中でありますが、例えば一部のクラブ活動をモデルケースとして実証的に移行し、地域の受け皿等の課題の洗い出しを行う必要があるのではないかと思います。また、逆に地域移行により今までクラブ活動でカバーできなかった競技への対応が可能になることも考えられ、地域移行には一長一短があると思います。部活動の地域移行については焦らず時間をかけ本市に合った形態を模索していきたいと思います。

    <教育長>
    提言を受け、関係者を集め課題の整理を行っています。令和5年度から3年間の移行期間はあくまで目途であると考えています。十分な議論を尽くし、本市に合った形を模索していく予定です。現行の学習指導要領下においては、部活動は学校教育活動の一環として位置づけられていますが、一部報道では経済産業省が休日の部活動以外にも平日も移行対象として進めるべきとの見解を出しています。部活動への民間の参入を想定しての移行ともとれますが、費用負担の増大や関連諸制度のあり方との問題もあり国の動向に注視する必要があります。地域移行を進めるにあたっては、まずは関係者にアンケートをとり、当事者の考えをまとめる必要があるかと思います。


    <参加者>

    12月末にスポーツ協会へスポーツセンターのテニスコート改善に対する要望書を提出しました。理事会にも諮っていただき、屋外施設の改善要望として瀧川会長から行政へ申し出をしていただきました。テニス協会としてはスポーツセンター開設時より幼児から小学生、高校生に至るまでのジュニア育成に力を入れてきました。また、ジュニア選手権大会も開催していますが、このような大会の開催は、おそらく京都府下では長岡京市だけだと思います。大会には300人以上の申し込みがありますが、試合ができる正式な施設としては洛西浄化センターとスポーツセンターしかなく、施設を確保するのに困っています。まずは今後のスポーツセンターの整備構想について教えていただければと思います。また、教育委員会所管の公共施設なので青少年育成の観点から減免制度の検討についてもお願いしたいと思います。


    <市長>

    スポーツセンターのテニスコートは非常にたくさんの方にご利用いただいています。テニスコートは今年度に芝の貼り替えを予定しています。また、今のスポーツセンターが抱えている課題として、グラウンドは色々な競技をしていく上で狭隘であり、体育館自体も耐震強度的にも厳しく老朽化が進んでいることが挙げられます。こういった課題をどうクリアしていくかということで検討を行っています。

    現在、市内公共施設の再編整備を進めており、施設整備をしていく中で東ポンプ場という水道のポンプ施設が、城の里の南にあります。現在も一部機能は残っていますが、今回第二ポンプ場の浄水場の耐震整備を行ったので、東ポンプ場は水道施設としては将来的に不要になります。また、この地域は浸水想定区域として非常に高くまで浸水が予想される地域でもあります。立地適正計画を見直していく中で小畑川以東に避難ができる場所を作らないといけないと考えています。実際に学校を避難所として使ったとしても長九小、長八小ともに小畑川以西にあります。最近、東側は人口も増えていることもあり、防災機能を備えた施設を作れないかという課題もありました。こういった状況を踏まえ、スポーツセンターの体育館を現在の東ポンプ場の所に持ってくることは可能かを検討しています。そのうえでもし移設するとしたら底上げを行い、2階部分を体育館のフロアにし、いざというときに避難所として機能ができるような体育館ができないだろうかと考えています。さらに体育館の移設に伴い、現在のスポーツセンターの体育館の部分がなくなり、テニスコートやサッカーのフルコートが取れるグラウンドの確保が既存の施設でもできるのではないかという構想を練っています。東ポンプ場の広さは十分であり、全体としてスポーツ機能の充実が図れるのではないかと考えています。一方でネックになっている点としては、東ポンプ場の周辺道路が生活道路で非常に狭い点が挙げられます。そのため大きな競技場として使える施設にはならず、今のスポーツセンターのような地域の皆様に利用していただける体育館施設になると思います。この話はあくまで検討段階の案ですが、全体としてのスポーツ機能の拡充ができる可能性があると考えています。体育館は普段から使える施設として防災機能を備えながら日常使いが非常にしやすい施設であると思います。こういったことを含め、今後色々検討を行いながら具体化を図っていきたいと思います。

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