市長と語る“対話のわ” 令和6年7月5日(金曜日)民生児童委員協議会
- ID:14411

日時
令和6年7月5日(金曜日) 午後2時45分から午後3時45分

場所
産業文化会館 3階

テーマ
はじめに市長より「これからの長岡京市」をテーマに以下のことについて説明いたしました。
- 子育て環境の充実
- 教育環境の充実
- 共生型交流エリア
- インクルーシブ公園・広場
- 安心・安全なまち
- デジタル化の推進による市民の利便性向上と業務効率化
- 阪急長岡天神駅周辺まちづくり

参加者
19名

対話(質問・意見)
<参加者>
長岡天神駅の踏切は、時間帯によっては危険な場所になっています。整備の方針についてお聞きしたいです。
<市長>
大きな課題は踏切が閉まっている時間が長いことです。長岡天神の踏切は1時間の内最大37分間閉まっていて、40分を超えると「開かずの踏切」とよばれます。解消するために道路と立体交差する(線路を高架化する)計画を進めていますが、これは市でできる事業ではなく、府で進める事業になります。事業決定はしていません。高架化を実施する手法にはいくつかありますが、線路を一旦東側に振る仮線方式を検討しています。従って、駅東側については用地の買収等を進めているところです。駅南の踏切の東側の農地は既に市有地ですので、現在駅東側にある市駐輪場を撤去して、農地を駐輪場とし、市駐輪場の跡地を暫定ロータリーとすることを検討しています。長岡天神駅周辺は駐車スペースがなく、セブン通り沿いに送迎車が待機することが問題となっていますので、それを解消することを目的としています。ただ、こういった連立事業(連続立体交差事業)は、事業実施が決まってから15年~20年を要します。
<参加者>
JR長岡京駅の東口が、整備前と比べて不便になりました。タクシー乗り場や路線バスの乗り場の範囲が広がっており、一般の車両が停車できるスペースが減っています。
<市長>
タクシーが待機しているロータリー中央部分は、一般車両も使用できます。ロータリー内の混雑状況に応じて、上手に使用していただければと思います。
<参加者>
JR長岡京駅東口の南側に空きスペースがありますが、何か活用しないのでしょうか。
<市長>
近隣の企業の意見も聴取しながら、駅前を通過点ではなくにぎわいを創出する場として活用するため、そこにキッチンカーやカフェ等を出せないか検討しているところです。
<参加者>
阪急長岡天神駅西側に、歩行者と自転車の通行帯が分離している場所がありますが、分かりにくく、機能していない状況です。
<市長>
歩行者と自転車の通行帯の周知方法について検討してまいります。
<参加者>
発達に課題のある児童について、支援学校か中学校の支援級のどちらに行くかでその先の進路に大きく影響すると認識しています(支援学校の高等部は高卒認定をうけることができません)。支援学校や中学校の支援級を卒業した後の居場所は確保できているのでしょうか。
<市長>
一般就労にしても、福祉就労にしても、以前に比べると選択肢は増えています。個々人に応じてきめ細かい対応がなされていると思います。これからも働く場所や居場所については協力して選択肢を増やしていきたいと考えています。
<参加者>
長岡京市はこのような社会情勢においても人口が増加している稀有な自治体だと思います。ここで育った子ども達が大人になったときにどのようなまちを目指すのか、ぜひ25年計画、50年計画を策定していただきたいです。長岡京市ほどの規模の自治体であれば実現ができると思いますので、市長にお願いしたいです。
<市長>
長岡京市で育った子どもたちに、長岡京市に住み続けてもらいたいですが、一方で、世界で活躍してもらいたいという気持ちもあります。長岡京市は交通の利便性が良く、子育て環境もいいので、そのサイクルは自然とこれから作っていけるのではないかと考えます。25年後、50年後を計画として表現するのは難しいですが、そういった目線は大事だと思います。
<参加者>
地域の高齢者からコミバスの運行時間が不便だと聞いています。
他にもセブン通りは狭く、自転車通行の路面標示がありますが、危なくて高齢者は自転車に乗れないと聞いています。
<市長>
ご意見として受け止めさせていただきます。一方で、コミバスの便数を増やすと路線バスがなくなる可能性も出てきます。バスは乗っていただかないと維持できません。いつも自家用車の方がたまにバスに乗っていただくだけで、バス維持の一助になります。セブン通りの件についても、非常に難しい問題ですが、安全な歩行(自転車通行)空間の確保に今後も努めていきます。