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令和8年6月 教育委員会 定例会 会議録

  • ID:15991
教育委員会会議録


1.日時

令和8年6月17日(水曜日) 午後3時~午後4時19分


2.場所

長岡京市役所 会議室801


3.出席者

教育長 西村文則

委員 京樂真帆子

委員 大下和徹

委員 盛永俊弘

委員 生嶌匠


4.出席説明員

教育部長、教育総務課長、教育総務課担当主幹、教育施設課長、教育施設課主幹、学校教育課総括指導主事、学校教育課長、生涯学習課長、生涯学習課主幹、文化・スポ-ツ振興課長、文化・スポーツ振興課主幹、文化財保存活用課長、教育支援センター所長、北開田児童館長

事務局職員 教育総務課総務主事、教育総務課総務係主事


5.傍聴者

なし


6.開会

(教育長)

 開会を宣言する。


7.前回会議録の承認

承認・署名


8.教育長諸報告

(教育長)

 本市教育行政に関して長年ご尽力をいただいた方お二人が、明後日19日(金曜日)に、京都府から市町村・地域自治功労者表彰を受けられることが決まったので報告する。

 まず、「附属機関委員」として表彰されるのは井上満郎氏。高名な歴史学者である井上氏は長岡京市とのつながりは長く、学生時代には中山修一氏とともに長岡京の発掘にも携われたとお聞きしている。そうした縁もあり、長岡京市文化財保護審議会委員・会長を長年にわたり務めていただき、本市の文化財行政を支えていただいた。

 次に、「団体・個人」として表彰されるのは芦田富男氏。長岡京市文化協会の会長を長年務められ、「名月の宴」「市民文化まつり」「長岡京展」等の開催にあたって他団体と連携した事業を実施するなど、組織の活性化を図られた。また、「長岡京市文化芸術推進ビジョン」の策定に尽力いただくなど、本市の文化芸術の振興、推進、発展に大きく貢献していただいた。

 お二人の長年にわたるご尽力に改めて感謝を申し上げるとともに、この度、受賞されることをお祝い申し上げる。

 次に日程順に行事等を報告する。

 5月21日(木曜日)に開催された、乙訓教育委員会連合会定期総会では総会後の研修で、京都府教育委員会の三矢学校教育課長に「当面する教育行政の課題」についてご講演いただいた。26日(火曜日)には教頭会議を開催し、その日の夜には、アーリントン訪問団の市長報告会が開催され、訪問団の中学生が現地で学んだこと、楽しかったことなどを積極的に報告された。そうした中学生の姿からアーリントン訪問が子どもたちの成長にとって非常に有意義なものであることを改めて感じた。28日(木曜日)に開催した社会教育委員会議では、今年度の事業計画等について協議が行われた。29日(金曜日)には京都府市町村教育委員会連合会定期総会・研修会が開催され、総会後の研修会では、京都府教育委員会の相馬指導部長から「当面する教育課題と令和8年度重点取組事項」についてご講演いただいた。冒頭の表彰式では、本市の京樂委員が教育行政功労者表彰を受賞された。お祝い申し上げる。

 6月3日(水曜日)には校長会議を開催した。6日(土曜日)開催の長三小の体育大会及び7日(日曜日)開催の長岡京市PTA連絡協議会令和8年度第1回理事会には、教育委員の皆様にもご参加いただいた。この間の学校訪問にもご参加いただき感謝申し上げる。

 8日(月曜日)には市議会6月議会が開会し15日(月曜日)・16日(火曜日)には一般質問が行われた。各常任委員会が開催され24日(水曜日)に閉会する予定となっている。



9.議案

・第14号議案「長岡京市地域学校協働本部委員等の委嘱について」

(教育長)

 まず、「第14号議案 長岡京市地域学校協働本部委員等の委嘱について」説明を求める。


(事務局)

・第14号議案「長岡京市地域学校協働本部委員等の委嘱について」

 今回、委員の任期満了に伴い、その後任を委嘱する必要があるため、長岡京市地域学校協働本部設置要綱第3条の規定により、教育委員会の議決をお願いするもの。

 また、本部長及び7名の委員については、社会教育法第9条の7に規定する「地域学校協働推進員」として委嘱することを併せて提案する。新たに委員を委嘱予定の4名については、備考欄に新任と記載している。

 任期は、議決日から令和10年3月31日まで。


(教育長)

 質問、意見等はないか。


(委員)

 地域学校協働本部は地域学校協働活動をまとめる上部の組織なのか、まったく別の組織なのか。


(事務局)

 地域学校協働本部を学校ごとに設置する自治体と、市に1つ設置する自治体がある。

 長岡京市の場合、地域学校協働活動は、小学校でのすくすく教室と中学校での地域で支える地域支援事業の2つの事業を過去から行ってきた。後から地域学校協働本部という仕組みが国で新たに設けられた。本部を学校ごとに設置するか、市に設置するか検討した結果、各校の活動を市全体として緩やかなネットワークで繋ぐために、本部の設置は市に1つとした。その方が各校同士の交流や学び合い、また課題の共有と解決に繋がると考えている。

 地域学校協働本部の委員になっていただく方は学校運営協議会の委員としてもご活躍いただいている方を中心に選任しており、学校運営協議会と地域学校協働本部が一体的に活動を推進できるようにしている。


(委員)

 地域学校協働本部で決まった方針は、本部に入っていない学校にどう伝わるのか。


(事務局)

 小学校のすくすく教室コーディネーター会議と、中学校支援事業のコーディネーター会議がそれぞれあり、年に2・3回会議の場がある。そこで出た課題を本部にあげ、本部からの助言や議論を各コーディネーター会議に下ろしていく形となっている。たしかに本部に14校すべての委員が入っているわけではないが、コーディネーター会議と足並みを揃えながら行っている。


(委員)

 協働本部と学校の間に連絡会議があるということか。


(事務局)

 お見込みのとおりである。


(教育長)

 「第14号議案 長岡京市地域学校協働本部委員等の委嘱について」、承認いただける委員の挙手を求める。


(全員賛成)


(教育長)

 全員賛成。よって、第14号議案は可決された。


・第15号議案「長岡京市スポーツ推進審議会委員の任命について」

(教育長)

 まず、「第15号議案 長岡京市スポーツ推進審議会委員の任命について」説明を求める。


(事務局)

・「第15号議案 長岡京市スポーツ推進審議会委員の任命について」

 長岡京市スポーツ推進審議会委員のうち、団体から選出される委員のうち、長岡京市小中学校校長会の人事異動に伴い、推薦委員に交代があったため、その後任として任命する必要があるため、新たに1名を任命するもの。

 任期は前任者の残任期間となるため、令和9年6月30日まで。


(教育長)

 質問、意見等はないか。


(意見なし)


(教育長)

 「第15号議案 長岡京市スポーツ推進審議会委員の任命について」、承認いただける委員の挙手を求める。


(全員賛成)


(教育長)

 全員賛成。よって、第15号議案は可決された。


・第16号議案「長岡京市図書館協議会委員の任命について」

(教育長)

 まず、「第16号議案 長岡京市図書館協議会委員の任命について」説明を求める。


(事務局)

・第16号議案「長岡京市図書館協議会委員の任命について」

 今回、長岡京市図書館協議会委員の任期満了に伴い、その後任を任命する必要があるため提案するもの。

 学識経験者、学校教育及び社会教育の関係者、家庭教育の向上に資する活動を行うもの、市民公募への応募者を合わせ、10名の方々に委嘱したい。

 なお、10名のうち今回新たに任命する方が5名、継続の方が5名であり、任期は本年7月1日から令和10年6月30日まで。


(教育長)

 質問、意見等はないか。


(意見なし)


(教育長)

 「第16号議案 長岡京市図書館協議会委員の任命について」、承認いただける委員の挙手を求める。


(全員賛成)


(教育長)

 全員賛成。よって、第16号議案は可決された。



10. 報告事項

・長岡公益財団法人長岡京市埋蔵文化財センターに係る経営状況を説明する書類の提出について

(事務局)

 地方自治法第243条の3第2項の規定に基づき6月議会に提出したもの。令和7年度は、発掘調査事業として宅地開発道路新設等に伴う発掘調査を9件、国庫補助事業に伴う井ノ内稲荷塚古墳の1件2か所の発掘調査を実施した。なお、発掘検査は昨年同時期と比べると減少傾向となっている。

 また、啓発・研究事業として調査成果報告会や文化財講演会、特別企画展などを開催した。


・「長岡京市歴史資料展示室設置条例(案)」のパブリックコメントについて

(事務局)

 令和8年12月のオープンに向けて調整中であり、展示室に関して設置条例案を作成しているところ。内容の詳細は条例案のとおり。この条例案については、市民の皆様から広く意見を伺うべく、6月19日から7月21日の約1か月間パブリックコメントを実施する。また本内容についても、明後日19日に行われる6月議会、文教厚生常任委員会資料として報告するもの。


(教育長)

 質問、意見等はないか。


(事務局)

 質問ではないが、昨年度の発掘調査や市民への周知・還元に感謝する。引き続き、暑さ対策と調査員の安全確保の上今年度も発掘調査続けてほしい。


(教育長)

 了解いただいたということで、次に進める。



11.行事・会議結果報告

(各所属長)

 行事・会議結果(5月21日~6月17日)について報告。


(委員)

 今回の台風で長岡第九小学校の修学旅行が延期になったと聞いた。修学旅行は延期を想定した予約をしているのか。


(事務局)

延期を想定した予約はしていなかったが、台風の動向を確認し、延期する可能性も含めて旅行会社と事前に相談して判断した。


(委員)

 延期した際に大人数の宿泊予約や交通の手配はできるのか。


(事務局)

 今回については、ほぼ同じ行程で延期することができたと聞いている。



12. 次回定例会までの主な行事・会議予定

(事務局)

 行事・会議予定(6月17日~7月15日)について説明。


13.意見交換

(委員)

 学校教育について2つ、文化財について1つお聞きしたい。

 本日の学校見学を受けて、タブレットを使用する機会が減っているように感じる。使用しない授業や、途中で使用し、不要になったら片づけるなど、適切に運用されていると思われる。学校教育課としてタブレットの使い方の変化をどう考えているか。


(事務局)

 タブレットの導入当初は、文房具のようになることを目指す中、まずは使ってみよう・慣れてゆこうということで、様々な場面で使用していた。タブレットの使用も6年目になり、効果的に活用することに目標が切り替わっている。鉛筆とノートでの学習が効果的な場合もあれば、タブレットが効果的な場合もある。学校で教科や目的によって使い分けている。


(委員)

 特別支援学級の授業を見学したが、1対1の授業で、生徒の反応に対し、先生が臨機応変にPC内の資料を活用していた。効果的な使い方が現場で積み重なっていると感じる。共有できる場があればよい。

 次に文化財について、乙訓寺の発掘調査説明板は、現在長岡第三小学校の校舎側に向けて設置されているが、市民からも見えるよう、両側から見えるように設置してほしい。かなり傷んでいるため、長三小の整備に合わせて新調してほしい。


(事務局)

 長三小の改修の中に歴史広場のようなイメージで設計している場所があり、看板についても児童向け、外向けの2か所に設置することで設計に組み込んでいる。

 また、長十小では児童生徒にも市民の皆さんにも見てもらいたいということで、両側から見える看板を設置している。

 長三小の看板が古くなっていることは承知しているが、改修に合わせて対応していく。


(委員)

 公立小学校の給食費無償化は始まっているか。

 国の補助金は児童一人あたり月額5,200円と聞いているが、長岡京市の実際の給食費はこの金額を上回っているか、上回った分は保護者か市どちらが負担しているのか。

 また、アレルギーのある児童の対応がどうなっているか。


(事務局)

 小学校は今年度から無償化を開始した。国の補助金は5,200円×11か月分のため、足りない部分はある。年間1人あたり4,000円程が国の補助を超えるため、その部分は市が負担しているが、財源は国の交付金を活用している。実質的な保護者の負担は小学校の場合はない。


(事務局)

 今年度は臨時交付金を活用している。


(事務局)

 アレルギーのお子さんについては、すべてを食べられないことは少ないが、牛乳だけ、パンだけ、また病気でお米が食べられないというお子さんもいる。これまでの保護者負担であったときは、食べられない分は返金対象としていた。今回、無償になったことで他のお子さんと同じく無償対応となっている。


(委員)

 もう一点、デジタル教科書を正式な教科書とする法案が通ったが、製本版を使うのか、デジタルに移行するのか、併用するのか、方向性や導入スケジュールを教えてほしい。


(事務局)

 デジタル教科書は一部の教科については、国から無償で提供されているものを使用しており、現状はハイブリットという形。どちらかのみを使用するということを方針として決めておらず、国の動向も踏まえながら、今後も併用していくことになると思われる。


(委員)

 先ほど長岡第三小学校にある乙訓寺の説明板を新調する方向での明快な説明があったが、私も強く賛同する。また、5月下旬から実施された「学校訪問」に私も4校ほど参加できたが、訪問先のどの学校も、落ち着いた環境の中で、工夫ある授業が展開されていて嬉しく思った。今後とも、質の高い分かる授業づくりを進めて欲しい。

 次に質問。1点目は、図書館・中央公民館のリノベーションに関わること。

 「VoiceNAGAOKAKYO」で、このテーマに対するたくさんの市民の声・投稿を、なるほどと首肯しつつ拝見した。こうした声は、現時点でどのように整理されているか。


(事務局)

 今回の募集については、文化ゾーンでどのように過ごしたいかという視点での意見募集している。学習読書環境の充実や、子供の居場所づくり、カフェ機能、くつろげる空間、多世代が交流できる場といった意見が集まっている。現状を確認していると、滞在や活動に関する意見が多いと感じている。目的がなくても行きたくなる場所というのが市民から期待されているところだと考えている。再整備にあたっては、過ごしの質を高める視点で基本計画を作っていきたい。


(委員)

 市民の声を参考にしたワクワクする図書館・公民館の再生を願っている。

 2点目は、感染症や災害の非常時で、学校が臨時休業・学級閉鎖を行う際、オンライン授業ができないか、ということ。

 先にこの質問の意図を補足しておくと、6月3日の台風6号の影響で、23都府県の小中高校や大学など計5,378校が休校を余儀なくされた。しかし、その中で、東京都足立区の児童生徒は、一人一台端末を自宅に持ち帰りオンライン授業を受けたとメディアで報じられた。本市でも、今後、台風やインフルエンザ等の感染症時に臨時休業や学級閉鎖の可能性が生じる。そうした時に、オンライン授業を実施することは「学びを止めない」効果的な対応策になると思う。さらに、不登校児童生徒の学習権の保障も視野に入れると、今後、このオンライン授業の活用をどう考えるかがますます大切になると考える。なお、家庭にWi-Fi環境がない児童・生徒を対象に、通信用のモバイルルーターの無料貸出し等も検討する必要があると思う。


(事務局)

 就学援助世帯でWi-Fi環境がない家庭には無償で貸出しを行っている。ただ、貸出ししている家庭は数件のみとなっており、Wi-Fi環境が整っている家庭が多くなっていると考えている。


(事務局)

 臨時休業時におけるオンライン授業については児童生徒の学びを止めないための重要な手段であるということは認識している。文科省でも臨時休業時は学習の遅れが生じないよう、必要な措置を講じることとされており、その中でICTやオンラインを活用した学習の推進というのが明確に示されているという状況。

 ICTの活用が家庭学習の支援や、学習状況の把握において極めて効果的であり、学習の有効な手段として位置付けられている。また、オンラインの学習についても適切に実施された場合は、学習評価の範囲や記録が可能とされており、教育活動としての一定の位置付けがなされている。

 こうした中で実際の学校現場でも、コロナ禍で臨時休業になった際にオンライン授業や、課題配信等で、学びの継続を行ってきた学校が幾つもあったと聞いている。私自身もその時に中学校の現場におり、全校休業があった際には、実際にオンライン授業を実施した経験がある。

 もちろん生徒側の通信環境が整っている条件でしかできないが、一定の学習保障や生徒との繋がりという意味では意義があり、効果があると感じている。

 通信環境や指導方法等の課題があるため、一概に実施できるものではないと考えているが、今後の国の方針や動き、現場の実態等の双方の状況を踏まえながら進めていくことが重要であると考えている。


(委員)

 現時点での状況が理解できた。ぜひとも、非常時等のオンライン授業の活用の検討を進めてほしい。

 3点目は、今月、地域の協力で実施された中学校の「職場体験」のこと。本市でこの事業がスタートしてから30年近くが経過しようとしているが、あらためて、その今日的意義は何か。


(事務局)

 職場体験学習は、中学生が将来の働き方を考えるための重要な教育活動であって、今日的にも大きな意味を有していると思っている。変化の激しい社会の中で生徒が将来像を描きにくくなっていることや、人との関わりや社会との接点が薄くなっていることが、現代の課題となっている。そうした中での職場体験は、実際の仕事を通して働くことの意義や厳しさ、やりがいを実感すること、挨拶や責任感、共同性といった非認知能力の育成にも繋がること、地域の事業所等を通じて、社会参画意識を高めるといった効果があるというふうに考えている。

 また進学だけでなく多様な進路、生き方への理解を深めるなど、キャリア教育の中核としての役割を担っている。

 今後は事前事後学習の充実や探求的な学びとの接続を図りながら、体験して終わりではなく、生き方に繋がる学びへと深めていくことが重要と考えている。


(委員)

 詳細な説明でよく理解できた。特にご説明の中で「体験して終わりではなく、事前・事後の指導が大切」だというご指摘に深く共感する。この体験は、地域社会や企業、公共施設などを学びの場として活用し、学校の外に広がる世界と直接つながることができ、言い換えれば、「世界・地域を教室にして学ぶ」機会となる。また、今、中教審でも議論されている、教科書の知識を実際の仕事や社会の中で結びつけ、人と関わりながら学ぶ「真正の学習」(オーセンティック・ラーニング)を経験することに繋がる。

 つまり、職場体験の本質は、単なる職業理解ではなく、学校での学びと社会との接点を創出し、生徒が「学ぶ意味」を自ら発見・実感することにある。その意味において、職場体験は、これからの教育課程を支える重要な学習基盤だといえるのではないか。長年にわたって生徒を受け入れている事業所に感謝しながら、恒例行事的な発想から抜け出し、本質的な目的を見据え、職場体験の意味づけをアップデートさせながら、事前・事後指導を展開してほしい。


(委員)

 先月から今月にかけて多くのイベント・講演会に参加した感想。

 教育委員会の組織の範囲が把握できていない部分があったが、講演を聞いて、行政の各課も含めて教育委員会だと分かった。その講演の中で教育委員に期待することとして、市民目線での指摘や教職員、行政間では気づかない視点を提供するとのことだったため、引き続き気になったことは質問する。

 まず、全国における教育課題について、今年度は事件、事故が多く、通知も非常に多く出されているのではないかと思う。また、通知を受けて対応する自治体も大変かと想像する。

 次に質問として、昨年度に続いて二度目の学校訪問に行ったが、学校訪問の目的や、視点を教えていただきたい。授業をしている先生の力量、児童の態度、学校の組織運営、学校ごとの特色等、どの点に注目して見学するべきなのか。


(事務局)

 学校訪問には色々な側面があり、委員がおっしゃったことはすべて答えの中に入っている。事前に指導案を学校から提出してもらい、添削をしながら、実際の教員の授業の様子や力量を確認し、授業後には助言も行っている。もちろん児童生徒の様子もみている。授業の中で教員の問いかけにどういう反応を示すか等で学校全体の様子や風土をみている。

 また、校長先生を含む管理職との面談も行い、学校の様子を聞く時間も設定している。1日を通して色々な側面から学校の状況を知るために学校訪問を行っている。


(委員)

 同じ授業を見て、指導主事の先生方がどのような評価をしているか共有していただけると、来年度以降の見方の参考になる。教育局の方も見学に来られていたかが、他市と比べて長岡京市の特徴などをまた教えていただきたい。

 次に、資料として提供いただいている学習指導案の内容が、同じ学校の同じテーマだとほとんど同じだったり、他の学校でも同じ学年、同じテーマだと骨格は同じものに見える。学習指導案はそれぞれの先生の授業の事前準備ではなく、訪問してきた我々に対する授業の説明として作られているのか、元になる案があるのか。


(事務局)

 授業を行う教員が、自身の授業の計画として作っていることが基本ではあるが、学校によっては、学校の研究主題に即したもので同じ学年の教員が一緒に考えたものを、1つの指導案として出している場合もあれば、同じテーマでも違うアプローチを行う場合もある。各校のニーズに合わせて判断して作成している。学習指導要領に沿ってそれぞれの教科で授業計画を考えるため、似たものが出てくる可能性はあるが、全く一緒という場合は、相談しあって作成しているケースが多いと思われる。


(委員)

 支援級のクラスの作り方は、支援を要する対応に基づいているという理解でよろしいか。


(事務局)

 障がい種別でクラスが分けられているが、同じ種別であっても1クラスの人数は8人が定員の上限である。クラス数の上限はなく、障がい種別ごとに分かれることとなっている。


(委員)

 支援学級は支援学級が本来の在籍だと思うが、はあとふる通級教室は本来の在籍とは別に何かあった場合のための教室という理解でよろしいか。


(事務局)

 在籍学級は通常学級であるが、週に1回程度、通級指導教室で個別の指導を受けている。


(事務局)

 教育支援センターでは、学びの場を決定する教育支援委員会の事務局を担当している。障がいがあって、特別な支援が必要だと思われるお子さんについては、審議をして支援学級が適当であると判断されたら、特別支援学級に入っていただく。ただ、親御さんの希望を最大限尊重するため、通常学級で学ばしたいと考えられている場合は、通常学級に入っていただく。通常学級におられる障がいがないお子さんが、特別支援学級で学びたいという希望は叶えられない。


(委員)

 支援学級の授業を見学した感想として、マンツーマンでの指導をされており非常に手厚いと感じた反面、生徒にとって毎日同じ先生と1対1で授業を受けるのはつらいこともあるのではないかと思う。例えば、複数の学校でブロック単位に分けると、集団で学ぶ経験ができ、効果的に運営できるのではないかと思う。

 次に各学校を見学しての感想として、長四小の音楽の授業では、最新の機器を使用することで、ピアノが弾けなくても、どの先生でも授業ができて画期的だと思った。昨年見学した中学校は教室内に物を置くラックがあり、圧迫感があった。今年訪問した中学校にはラックがなくすっきりした印象でよかった。長四中のグラウンドと比較して長中のグラウンドは硬かったように感じた。以前の技術・家庭科の授業は男子が技術、女子が家庭科と別れていたように思うが、現在は性別に関係なく両方の授業を受けていて、変わったと感じた。

 また、長七小の体育祭では、学年ごとの集団競技があったが、支援級という枠はなかった。リレーには補助の先生がついてサポートしていたようだが、支援学級に通う児童は通常級と一緒に出ているのか、どういう形にしているか教えていただきたい。


(事務局)

 在籍は支援学級でも、交流学級と呼んでいる通常学級にも名簿がある。体育大会では交流学級で活動したり、学習の場面でも一緒に勉強したりしている。授業数の2分の1以上は自身の在籍の支援学級で行うことが決められているが、多くの児童生徒は交流学級や、別の障害種別の支援学級と合同で勉強する等、集団での学びの場が確保できるように工夫されている。


(委員)

 PTA総会について、今後も続けていくにあたって変えていかないといけない。多くの方が1年我慢すれば終わると思いなかなか進んでいないと思うが、今回挨拶されたPTA会長のお話を聞いていると、大きな変革を期待できるような内容だった。何か手伝えることがあれば協力したい。



13.閉会

(教育長)

 午後4時19分に閉会を宣言する。

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