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教育振興基本計画検討会議 第1回会議録

[2016年6月23日]

ID:1292

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日時

平成21年7月21日(火) 午前9時25分~11時35分

場所

長岡京市役所 南棟2階 会議室2

出席者

  • 委員
     横田委員、小田委員、黒崎委員、北澤委員、岩城委員、川浪委員、青木委員、大槻委員、西岡委員、岡委員、松宮委員、丹羽委員、角田委員
  • 事務局
     芦田教育長、山田教育総務課長、松岡政策主幹、迫田教育総務課長補佐

欠席委員

なし

議事

開会

山田教育総務課長開会を宣言。

教育長挨拶

芦田教育長
 おはようございます。教育長の芦田と申します。どうぞよろしくお願いいたします。今日は、第1回長岡京市教育振興基本計画検討会議の御案内をしましたところ、お忙しい中、御参集いただきましてありがとうございます。また、この検討会議の委員をお引き受けいただきまして、厚くお礼申し上げます。
さて御存知のとおり、戦後間もなくの昭和22年に制定されました、教育基本法が平成18年12月に60年ぶりに改正されたわけであります。新しい時代に即した教育理念が明示されたのは御存知のとおりです。戦後60年の間に科学技術の著しい進展や国際化、あるいは少子高齢化、さらには核家族化などとともに人々の価値観とかライフスタイルの多様化など非常に変化してまいりましたし、また、地域における人間関係の希薄さなども社会の状況を大きく変えてきたことが言われております。あわせて社会全体における規範意識が低下してきた問題などこのような社会の変化によって教育を取り巻く環境が大きく変わってきました。一方これまで家庭や地域が備えていた、いわゆる地域力、教育力が低下してきたこととともに子ども達を取り巻く環境が大きく変化した関係で、悩みとかストレスが増大し、情報機器によるいじめ、あるいは非行といった問題も増加している傾向があります。また、不審者などの関係で事件、事故も多発しており、子どもの安心・安全についても課題が生じているのも事実です。あわせてこうした社会にあって、常に自らを磨き、社会に参画しようとする意欲を高めて、生活や職業に必要な知識、技能を継続的に習得していくことが、若者達にも求められているのが事実です。あわせて生涯学習の視点に立って人々が生涯に渡って学習することができる環境をつくっていくことが求められるようになってきました。このような背景のもとに教育基本法が改正されたわけで、その趣旨のもとに、我が国の教育を取り巻く諸課題や教育振興に関する諸施策の総合的改革を目指して、平成20年7月に国において教育振興基本計画が策定されたわけであります。これを受けて府、市が基本計画を策定する必要があるわけですが、昔から「1年先を考えるなら米を作る。10年先を考えるなら木を植える。100年先を考えるなら人をつくる」と言われています。10年先の教育の総合的なあり方、姿をまず示して、それから5年間で取り組むべき施策を明示しているのが国の基本計画です。したがいまして、その中身は「教育立国」を目指すとされています。国は責任を持って、この計画を遂行する必要があると思っています。府も今策定中で、策定された市町もありますが、府下ではまだどこも計画を立てていません。その中で本市も計画を立ててやっていこうということであります。
本市における学校、家庭、地域の持つ課題は、国とほぼ同じ傾向を示しています。ただ、こういった課題とあわせてより良い教育環境を維持していくという観点からすれば、他の市町に比べて子ども達が徐々に増えていっている事実があります。それとあわせて学校間における児童生徒数のアンバランスの問題が生じているのも事実であります。あわせて、就学前、義務教育の接続、いわゆる保幼小の連携、あるいは小中の連携、あるいは一貫教育といったものを教育の手段として、中身を充実していく方法として取り上げていく必要もあるかと検討するところであります。
いずれにしましても本市の将来の教育がどのような姿であるべきなのかを検討していただきまして、それとあわせて今後それぞれの目標に向かって、改善あるいは取り組むべき方向を、施策を提示していただければ非常にありがたいと思っています。したがいまして委員の皆様方におかれましては、それぞれの観点から、本市の教育の方向と施策のあり方あたりからいろいろ論議をしていただければありがたいと思っています。大変お忙しい中で、まだ府も計画を立てていませんから暗中模索かもわかりませんけれども、しかし、国の基本計画を参考にしながら立てていただきたく思っています。どうぞよろしくお願い申し上げます。

委嘱状交付

委員を代表して横田委員に委嘱状を交付。

委員紹介

各委員自己紹介。
事務局自己紹介。

案件

(1) 座長の選出について

事務局から説明。
委員の互選により黒崎委員が座長に選任。
黒崎座長挨拶

座長
 私のような者がこのような重要な会議の座長という大役が務まりますかどうか案じております。どうぞ委員の皆様が座長になったとのおつもりで、この黒崎を助けていただきますよう、よろしくお願いいたします。
座長に進行を交代。

座長
 ここからは、私が進行を務めます。皆様よろしくお願いします。

(2) 副座長の指名

 横田委員を副座長に座長が指名。
 横田副座長挨拶

副座長
 今、副座長に指名をしていただきました。副座長と申しましても皆様方と一緒にこの議事を進めていくことになると思いますけれども、こういう計画というものは、とかく計画のための計画に終わってしまうというようなことがよくあります。やはり計画というのは、実際に計画したことが実施され、そして当然それが評価されるということになります。評価され、そして、また次の計画へという、長い一連の流れで初めて計画というのは意味をなすことになります。計画が単なる計画に終わらないためにも、自己紹介で、みなさん一人一人いろいろな立場でこの基本計画の策定に関わって参集していただいていることを知りまして、是非それぞれの立場で具体的に何をどのように変えていくのか、どのように計画を進めていって、そしてそれが勿論、子ども達、市民にどのように関わっていくのか、やはり実行可能、そして評価可能である計画の策定に繋げていかなくてはならないと思っています。座長のもと是非有意義な会議になりますようにお願いしたいと思っています。よろしくお願いします。

(3) 議事

ア 長岡京市教育振興基本計画について

事務局から説明。

座長
 今の説明について、質問、意見をお願いします。

委員
 概要はわかりました。これの対象は、小学校なのか、中学校なのか、高校なのか、又は幼稚園なのか、初等教育と高等教育とは違うと思いますが、どういう位置付けになっていますか。

事務局
 この教育振興基本計画は、学校教育のみならず、体育、スポーツを含みました、社会教育、生涯学習すべて含んだものになりまして、教育委員会事務局、中央公民館、図書館など社会教育、生涯学習を担当している部署すべて含めた内容のものを検討していただくという幅広い内容のものになります。

座長
 今説明があったようにこの基本計画については、小学校教育、中学校教育それに限らず、生涯学習も含めてすべてが含まれていると御理解いただきたいと思います。

イ これまでの経緯について

事務局から説明。

座長
 事務局から説明がありました。質問、意見をお願いします。
ないようでしたら、次に課題の説明があるとのことで、それに関連しますので、そのときに意見をお願いします。

ウ 検討会議の進め方及びスケジュールについて

事務局から説明。

座長
 説明を受けましたが、ここから重要なポイントになるかと思います。質問等がありましたらお願いします

委員
 この会議で基本計画の案を決めるということ、その後に教育委員会で報告するということですが、どのような事務手続きで流れていくのか、最終決裁権はどなたにあるのかということを知りたいと思います。

事務局
 教育振興基本計画については、教育委員会が策定してその計画を実際実行していく、実行するためにつくっていく計画になります。教育委員会は市とは組織が別で、一つの独立した合議制の機関でして、教育長を含めた5人の教育委員の会議というものがあります。そこが最終的に決定するところであります。最終的には教育委員の会議になりますが、どういう内容を盛り込んでいくかということにつきましては、この検討会議で考えていただきたく、ただ漠然と考えてくださいということではいけないので、その下部組織として課長級の委員会をつくっており、そこで形らしきものを考えながら会議に諮らせていただきます。パブリックコメントを実施していく、その意見を取り入れるかどうかもこの検討会議の中で考えていただくと、ただ、一字一句まで、すべてこの会議でするという負担にはならないようにしていきたいと思います。最終的には教育委員会が決定するということは御承認、御了解をお願いします。

委員
 今のことに関連して、例えばここで提言したものが予算を伴う案件であれば、それができるかできないかは勿論ここでは決められませんが、最終決定をする教育委員会と擦り合わせをするような機会を持つのか、それともここだけで議論するのですか。この会議で最終的な結論を出してそれが実現されるのか、されないのか、どの程度担保されるのか、時間をかけて議論するのですから、こちらではしたいと思うけれども、長岡京市の状況でこれは到底無理だというのなら、はずして別の計画を議論する方が実りあるわけです。その意味で、ここに権限がないことについて途中の段階で責任のある方に来てもらって擦り合わせをすることができるのか、それともこの会議だけ非常にクローズした形でなされるのか、それを聞いておきたいと思います。

座長
 今の御意見のようにここでいろいろと協議をして、できればこういう方向でいきたいという場合に、その裏付けがどうなるのか、ただ挙げるだけで後はどうなるかはこの会議とは関係ない、ということがないように是非したいとの御意見と思います。そういう当たりになりますと議会との関係も出てきますし、また、教育委員会としてどういうような予算を編成するのかという当たりでいろいろと苦労されると思いますが、できるだけここでの話が反映されるような予算編成をするために、途中経過をこちらに報告する機会があるのかどうかということですが、どうですか。

事務局
 今の実現可能かどうかは予算、財政のところですが、国の基本計画も財政面で具体的な書き込みができなかった部分があると聞いております。難しいところですが、先に財政面よりも、課題を挙げていますがこれ以外を含めて優先的に実施していくもの、施策の順位付けのお話がこの会議で出てくると思っています。次に教育委員がこの会議に出席するかということですが、ここで討議された内容は、毎月教育委員会の定例会議がありますので報告をさせていただく、また、教育長など日程を調整して、オブザーバー、意見を聴取される側として出席するように考えているところです。また、具体的に各課題の検討になってきた場合、例えば、学校教育の関係なら学校教育課長に会議に出席してもらうことは、全課長に要請しています。御意見のようにできるだけ擦り合わせるような形で進められるようにしたいと思いますので、よろしくお願いします。

座長
 それでよろしいでしょうか。先ほど副座長さんから話がありましたように計画が計画倒れにならないようにしなければいけませんが、やはりあるものがないとできないということがありますし、できるだけこちらの方向が具現化できるように、この会議の進行に応じて、適したときに話を聴く機会をつくるということで御理解いただけたらと思います。

副座長
 今の資料の説明で、少しだけ私からも補足させていただいてよろしいでしょうか。私も国の学習指導要領の改訂などにも関わっておりますので、今、委員さんから発言がありました、計画倒れにならないための、というのは本当に大切なところです。一つは基本計画の位置付けというものですが、あくまでも基本計画であって、基本計画から具体的施策をそれぞれの部署で組み立てていく、そのための一番根本になるところの計画であって、勿論それが実現可能なものとしてしっかり見通せるというのはすごく大切なところだと思います。ですからあまり細かいところを検討する会議ではないというのは、私、そういう理解をしています。ただ、それがただのお題目にならないようにということは、それぞれ今日来られている委員みなさんのそれぞれの立場ということで具体的に、例えば保護者の御意見であったり、市民としての御意見であったり、自分の関わっているところについては非常によく知っているけれどもほかのところはよくわからないと、そういうものをできるだけ意見交換して総合的な基本計画をつくっていくという、その意味合いではここはすごく大切な場になるのではないかと思います。それからちょっと補足ですが、資料の法令の改正というところですが、教育基本法、学校教育法、学習指導要領の改訂、確かにこういうような法令の改正があって、勿論そこにこの基本計画の策定が盛り込まれていますが、特に教育基本法の改正に関わりまして、今回の教育基本法の改正の最初のキーワードとして挙げられているのが、「学校・家庭・地域社会の連携」ですけれども、連携と同時に「それぞれの役割を明確にする」ということをすごく強く出されています。単に同じことをみんなでするのではなく、小学校は小学校の役割というものがあって、中学校は中学校の役割というものがあって、それから社会教育施設は社会教育施設の役割がある、勿論家庭は家庭の役割、地域社会は地域社会の役割があって、それぞれの役割をうまく連携していくというところにすごくポイントを置くのだと。その考え方で学校教育法、学習指導要領の改訂にも繋がっていく、ですから、まさにここでそれぞれの役割の代表という方が集まって、それぞれの立場でいろいろなことを検討するということは大切である、だから、教育基本計画と。それぞれ学校は学校で考えたらいいというものではなく、基本計画というものを策定しようというのは、そこに一つ大切な根本的なところがあるのだということを押さえていただきたいと思います。それからもう1点、構成案の目指すべき教育の姿で「生きる力」という説明がありました。「住みつづけたいみどりと歴史のまち」という中でも「生きる力」「確かな学力の保証・学力の向上」というものがありますけれども、この「生きる力」につきましては、一言でこういう風に言っていますが、基本的に「生きる力」というのは、三つの大きな柱で推進されていて、振興計画を立てるためにはすごく大切なところと思います。「確かな学力」というところは一つ目の柱として述べられていて、それも学力というのが試験で計れる学力だけではなく、「自ら課題を見つけ自ら課題を解決する」という、そういう意味での思考力、判断力、表現力というものをしっかり身に付けるような学力であったり、それから、「自ら律しつつ、他人を思いやる心」とよく言われますが「豊かな人間性」という部分と、それから「健康な体・体力」というもの、大きく昔から言います「知・徳・体」の三つの柱を総合して「生きる力」という風に示されています。この「生きる力」というのは、勿論この三つの力をバランス良く身に付けていくことがこれからの社会を形成していく子ども達にとってすごく大切な力であるということが示されていまして、この辺のところを考えると、いかに学校・家庭・地域社会がどのようにそれぞれの役割をしっかり果たしながら連携をしていくのかというのは、「生きる力」の育成というところを考えてもすごく大切なところではないかと思いますので、少し補足をさせていただきました。

座長
 今、副座長さんから大変良い助言をいただきました。私自身、もっと勉強しなければならないことがたくさんあって、それをしないと、この中で話が出せるか心配しています。この法令の改正等につきましても、その学校教育法の改正、じゃあそれが具体的にどう改正されているのかというようなことも、私も教育の現場から3年ほど遠ざかっていますので、勉強しなくてはいけませんし、義務教育9年間で10の目的・目標と書いてありますが、それがどのようなものかを知りたいと思いますし、こういうことにつきましては、横田委員さんや小田委員さんなどを中心に話をしていただくことを是非お願いしたいと思います。構成イメージを見ても課題がいっぱいありますし、それに関連して各課課題を見てもさらに具体化され広がっていますので、よほどこちらの方で内容を整理して置かないと漠然としたものになってしまいますので的を絞ってみなさん方の御意見をお願いしたいと思います。「新しい学習指導要領と学校教育」ということも大きなポイントになると思いますし、それから先ほどから出ています「地域と学校の協同体制」をどうつくったらよいのかだけにしましても、相当な中身になってくると思います。学力とは何かにつきましても、いろいろこれまでから論議されていますが、このことにつきましても論議しなくてはいけません。とにかくいっぱい検討することが出てきますが、いろいろな立場、立場で話を出していただいて、話の方向性を常に明確にしていく必要があると思います。皆様方のお力を是非お借りしたいと思います。

委員
 今のお話に関してですが、これだけいっぱいいろんなテーマがあるのですけれども、どれか重点的に見る必要があるのではないかと思います。それで構成イメージの中では、小学校、中学校の学習指導要領で、小学校は23年度、中学校は24年度に本格実施とあります。ということは、今、具体的にこれが一番先に何か行わなければいけないことではないのかと思っています。総合的かつ計画的に取り組むという方も必要ですけれども、急いでいるのはこちらの学習指導要領の改訂によって本格実施が23年度、24年度だということで、こちらが最初にやるべきことなのかなと思うことと、それからもう一つ、「確かな学力」「豊かな人間性」「健康・体力」、「知・徳・体」ということと思いますが、この前に「ゆとり教育」というのが始まりましたね。あれでもって授業時間の減少とか、それから授業の内容についても少し減りましたね。「ゆとり教育」と言われていましたけれども、そういうことが結局、あまり良い結果を生まなかったから、だからここに授業時間の増というのが書いてありますね。そういうことに繋がっているのかなと思うのですけれども。

座長
 確かにおっしゃるように23年度から小学校、24年度から中学校が本格実施になる。もうすでに移行措置は学校で取り組まれていると思いますが、学校現場からそのことについて御意見等がありましたらお願いしたいと思います。

委員
 学習指導要領の改訂で学校については、今年度から授業時数が低学年の1年生から3年生までは増えています。内容につきましても小学校では算数や理科の内容が一部増えていたりしています。増えているというよりも、過去にしていたものが、学年にまた戻ってきているということで、内容的にはすでに進んでいるわけです。したがいまして、この内容を、というよりも例えば、構成案の中の小中一貫教育の推進はどのように進めていけばよいのかなどそういう当たりを検討したらよいのかと思っています。

委員
 この教育振興基本計画は長岡京市の教育振興基本計画だから、長岡京市独自の課題とそれに伴ったものを話し合うべきだと思います。この中にあって法令の改正については当然、法令の枠組みでやらなければならず、大事です。先の事務局の説明で、学校教育法での並びが、小・中・高・大・幼稚園だったのが、幼稚園を前に持っていって学びの連続性を、というのは前からわかっていたことです。構成案の中の放課後子ども教室、学校支援地域本部、総合型地域スポーツクラブがありますが、これは最近国が出してきた施策です。これは社会総がかりと国が言っている中で、こうやって地域の力を学校へということですが、京都府でも北部、南部、京都市といろんな地域があるわけです。国で考えた方法が、それぞれの地域でどのように合うのかはわからないですよね。わからないから、これまでは、国が出した方針、府が出した方針をそのまま市がやらなくてはならないという考えもあったが、そのようなことをここでは論議したくないと思っています。何が言いたいかというと、例えば、放課後子ども教室では、どう具現化するのではなくて、それが利用できるなら利用しましょうという姿勢でやりたいということです。というのは、財政の関係でよく政策の名称が変わっていくんですね。総合型地域スポーツクラブは、長岡京市ではすでに近いものがあったんですね。それがないところのために、あるものだと思います。それをするとしたら、本当に緩やかな形の、もっと長岡京市に合った形のものを考えるようにしてほしいと思いますので、この構成案の計画の項目の中に長岡京市の独自性が出せるような形でして、国がやろうとしていることがそのままストレートに出ないようにした方が良いと思います。

座長
 良くわかります。確かに指導要領などというものを常に頭の中に据えての教育というと非常に難しいことであって、ただし、そういうものを基盤に置いて、それぞれの地域、市町村で独自性のあるカリキュラムを作るということが大事になると思います。勿論、長岡京市の独自性のある教育課程を、また基本計画をつくる、そのためには国の基本的なものがあるということを押さえた上で考えていく必要もあるのではないかと考えます。副座長何か御助言を。

副座長
 今の委員の御発言ですけれども、これはもうすごく大切な視点ではないかと思います。勿論、国の施策というのは「ナショナルスタンダード」ですから、国として、学習指導要領というものも、北は北海道から南は沖縄まですべての学校でできるということを考えてつくられたものであって、何も京都府の長岡京市というところをターゲットにして考えられたものでも何でもない。ただ、スタンダードとして示されているようなものを、そうしたら長岡京市は長岡京市としてどのように長岡京市らしくそれを実現するのかという、そこのところがすごく大切なところであって、勿論、これは行政を担当されている方に関わりましては予算というのは取って来ないといけないところでもありますし、いろいろな国の施策であったり、いろいろなものを活用していくのは当然だと思うんですけれど、ただ、トップダウンで決められたものを何かするためにするのではなくて、あくまでも子ども達であったり市民が「住みつづけたいみどりと歴史のまち」になるように、それをどのように具現化するのか、そこのところが一番ポイントになって来るところだと思いますし、逆に、そういうような思考というのが今まで抜けていたところではないかと思います。ですから、やはりそれぞれの委員さんが、それぞれに今の実態であったりとかこういうことがしてみたい、こういうことが課題であるといったことをお互いにうまく意見交換する中で、連携してできることであったり、それぞれの役割分担をしっかり考えていくということに繋がるのではないかと思います。

委員
 学習指導要領の具現化はよくわかります。先ほどの独自性について、私が申し上げたいのは、ここで出てくる学校以外の社会とか、地域とか全体に関する施策なんです。小さな学校でも、地方の学校でも「ナショナルスタンダード」だからそれを見ながら自分達の学校の実態や地域の実態、子ども達に合った適切なものをつくっていくのは務めだし、したいと思いますが、今年はやりの社会総がかりと言って、地域の力をと言って、そういうものを全部網羅したようなものが施策の中に出てきているのがいくつかあって、資料にある「住みつづけたいみどりと歴史のまち」は、まさに長岡京市のオリジナルだと思いますが、「地域コミュニティの活力」の放課後子ども教室、学校支援地域本部事業、総合型地域スポーツクラブ、みんな国です。これが長岡京市の基本計画の中心になるのではないと思います。じゃあ長岡京市の地域コミュニティにはどのようなものが必要なのかそれをつくっていくために、国がやっているもので利用できるものは利用しましょう、こういう姿勢でここでは論議したいと思っています。

座長
 ごもっともな御意見だと思います。本当はまだまだご意見をお伺いしなくてはいけないと思いますが、この構成イメージだけを見ても非常に中身が広くて、今ここで結論は当然出ませんし、今日最初に事務局から話がありましたけれども、資料の配布が本日になったということで、資料の特に構成イメージや各課課題はこの会議のポイントになる中身がそこに含まれている、閉じ込められていると思います。今は斜めにしか読めませんし、私達もそれについてじっくりと腰を据えてこの場で検討するということは非常に難しいと思いますので、どうか次の会議までに十分考えていただき、それぞれの立場で、これからの会議で御意見をいただくようにいたしたいと思いますが、いかがでしょうか。

委員
 少しだけよろしいでしょうか。今、子どもが小学校に通っています。その子達が小学校に上がったときに、地域の子供会に関わるようになりました。そのとき、その子供会を誰が動かしていくのかというと、親が、お母さん達がお世話をして子ども達を遊ばせる、楽しませるというように動いているというのが現状でした。でも、子ども達は学校で、低学年の子は高学年の子達にいろんなことを教わって、高学年の子達は低学年、自分よりも下の子のお世話をしながらその経験を何にも活かして、どんどん人前で発表ができるようになったり、チームのリーダーになったり、力を使ったりということをしているのに、子供会の方でなぜそういう子ども達の経験、力を発揮させてあげられないのかと思ってきました。できるだけ私が関わっている間は、何かを決めるときも子ども達に話し合わせて、自分達のやりたいことは何なのかということを自分達で考えて決めてほしいとやってきています。こっちで決めて、やった方が早くできるという意見もあり、その辺の兼ね合いもすごく難しいですけれども、それでも説明しながら協力してもらって、子ども達が自分達で考えて自分達で何かを作り上げるという経験をできるだけさせてあげたい。学校で生活させてもらっているのだから、そういう力を信じてやっています。それが小学校6年生まではそういう環境にあって、中学校に入った途端、クラブ活動が忙しくなる、勉強が忙しくなるということで、例えば大きな学校行事には遊びに来たりするのですがお手伝いに関わるわけでもない、本当に素通りしていくだけで、何かもったいない。1年前までは下の子達と関わってきた子が中学生になったというだけで、何かぱっとリセットされたような形になって地域との関わりを無くします。市民運動会も中学生、高校生、大学生は本当にすぽっと抜けてしまうんですね。子ども達とその保護者と地域のお年寄りの方という構造になってしまっていて、すごく若者世代の力が抜けてしまってもったいない。何に繋がるかと言うと、抜けてしまったその子達が大人になって子どもを産んで地域に関わる世代になったときにとまどうんですよ。どういう風に関わっていったらよいかわからずに。今の地域の繋がりの希薄さに繋がっていると思うので、できたらせっかく小学校で培ったその力を中学生でも、高校生でも忙しい中でも何かの形で関わり続けられるような環境を残し続けていけないかなとすごく思いながら関わらせていただいています。何とか盛り込めるようであれば考えてほしいと思っています。

座長
 今の御意見は、子どもの主体性をどう育てるか、子供会の行事では企画立案は大人がやって子どもがお客さんになってしまうということで主体性がなかなか育たない、中学生になると地域との繋がりがごそっとなくなるということも心配で、そういうようなことをこの「地域コミュニティの活力」の中にどう活かしていけばよいか、そういう御意見だと思います。この件に関しまして御発言をお願いします。

委員
 今のお話に少し関係があると思いますが、教育振興基本計画の構成案の放課後子ども教室、すくすく教室ですね。それと、総合型地域スポーツクラブの育成あるいは指導者の養成、この2点につきまして、長岡京市でこれに関わっておられる方々の思い、それからそれに向けての長岡京市独自の活動をしている関係者の擁護をするわけではありませんが、少しお話をさせていただきたいと思います。まず1点目は放課後子ども教室ですが、長岡京市で10校区スタートしていまして、それこそ学校教育でできないような内容を長岡京市独自で計画をし、あるいは京都府の知恵をいただきながら教室を開催しているところであります。10校区ともそれぞれ地域に応じた特色のある教室が開催されています。ですから、学校教育の時間外に、放課後にそういう子ども達への教育が、長岡京市の場合はできつつあるというのが1点。それについては、地域の特色をかなり重要視された内容が、今、充実してきているということを報告しておきたいと思います。したがって決して中央からの一方通行で押しつけられ、それに準じてやっているのではなくて、そういう方針に基づいて長岡京市独自で各校区計画してやっている、この事実は認識いただきたい。それから総合型スポーツクラブの育成という観点でいきますと、約47年間、社会体育振興会連合会というものを長岡京市でスタートしてこれまで組織として続けてきています。平成24年には50年を迎えます。その間、歴代の関係者が培ってきました組織を営々と続けて活動しているわけですが、これは地域に根付いた活動、取組で、これも先ほど申しましたように、10校区それぞれの活動の特色があります。したがって、社会体育振興というのはすでにあるから「屋上屋を架す」ような総合型スポーツクラブをなぜまたやるのだ、という話は一部ではありますが、そういうものじゃなくて総合型スポーツクラブというのは、地域の中にあって社会体育振興ではできないような内容、それも体振の場合はずっと行政からの御支援をいただいた補助金等で事業をやってきましたけれどもこれもマンネリ化していますし、さらにやっていく事業の内容が、段々、限られてまいります。したがって、「多種目・多世代・多志向」のスポーツを地域の住民の皆様、あるいは市民の皆様に提供するという中身がどんどんと衰退してきているという事実からもって、総合型スポーツに切り替えることによって、受益者負担ということがありますが、自分がやりたいスポーツ、これ二つありまして、例えばサッカーを子ども達に教える、あるいはバドミントンをやるという競技志向の場合とそれから健康でありたいという御年輩の方、特に卓球などそうなのですが今それを提供する場がないわけですね。確かに西山体育館でシニアの卓球教室もありますが、遠いということもありまして、地域に戻って地域の中の総合型スポーツクラブの主催されるものに参加することによって、アスリートを育てるというのはまた次の段階にありますが、地域の中でそういうスポーツを御年輩の方もできるようなシステムにしていきたい、そういうことで総合型がスタートしています。これも長岡京市の場合が全国と様子が違うのは、10校区ありますがそれぞれの校区の特色を活かしたスポーツクラブでありたいということで、現在すでにできているのが3校区、準備中の校区が2校区で5校区はできる、さらに助走されている校区は3校区ありますので、10校区中八つは総合型への移行という形で社体振の方は動いていきたいなと考えております。したがって決して、文科省、あるいは文科省から委託された日体協、京都府体協、長岡京市体協というルートの中でそれをそのままやっているのではないということも認識いただければと思いまして発言をさせていただきました。

座長
 今、すくすく教室それから総合型スポーツクラブの果たすべき役割、取組の中身をお聞かせいただきましたが、この「地域コミュニティの活力」の中身にも関わってくることですし、御意見を参考にしていただきたいと思います。

委員
 今の委員さんのお話ですけれども、そのようにされている、そのとおりだと認識しています。ただ、私が申し上げたかったのは、財政の問題なんです。これが未来永劫続くことはないと、放課後子ども教室は財政的にある程度国からの援助を受けていると思いますが、それがいつまで続くかわからないんですね。ですから私の思いはそういうものがなくてもできる形はどのようなものか考える必要があるということです。総合型地域スポーツクラブは受益者負担ですので続けていけると思いますが、国の政策が終わったらそれで終わりになってしまうということが結構最近あるので、それをそのまま当てにしていたら、なくなってしまうことがありますし、最近は補助事業というものもたくさんありますし、書いてあっても良いのだけれども、実際に引き続きずっとそのまま地域のものとして続けていくことができるのか難しいものがたくさんあるのでそれを含めてあった方が良いか考える、という趣旨で申し上げました。

座長
 今の御意見のように国なり、府なりの補助がでる間は続くけれども、大抵国の補助は3年間、3年間でだいたい基盤ができるだろう、後は自力でやりなさい、自立しなさいという形になることが多いのですが、そういうようになったときに継続してやれるような取組を心掛けなくてはいけないということで、良くわかりました。行政の方もそういうことは考えて進めていかなくてはと思います。それではまたいろいろと御意見をいただこうと思いますが、今日は第1回ということで、資料もお持ち帰りいただいて十分に読み、また、次の会議に備えていただくということをお願いいたしまして、御質問等を一区切りつけたいと思いますが。

委員
 一つだけよろしいでしょうか。関連して、今後、議論していく上でこういうように内部の職員の方が案を作ってくださったことは非常に参考になって当然なのですけれども、例えば、校舎の建て替えの問題では耐震基準の問題が一番に入っていて、おそらくこれは必然性が高いものと思います。先ほどの国のスタンダードに応じて、こちらが出さなくてもやらなくてはならない問題なのではないか、校舎の建て替えというのはちょっと異質だという気がするのでその辺をこの構想の中へ入れていかなければいけないのかどうか、あるいは各課課題に挙がっている中のものは、委員にはわからない長岡京市の教育のことに携わってきた方々からむしろ提案のような形で必然性のあるもの、緊急度のあるもの、委員が把握していないものがあると思うんですね。そういう意味では全部をというよりは、座長のお仕事になるかもしれませんけれども、この案が出てくるに当たっての必然性の説明も一度していただいて、何も案を検討するだけではなくて新しい案を作っていかなくてはいけないこともあると思うんですね。これが全部かというとそうではない、あるいは入れ替えなくてはならないかもしれない、そういうこの議論の段取りみたいなものを少し見えるような形にしていただければ。私としては一回説明を聴いてもいいんじゃないかと思います。

座長
 わかりました。ごもっともな意見ですし、特に本当に校舎の建築、建て直し、これは国の施策で耐震ということは非常に前面に出されて、急がなくてはならないということでここにも挙がっていると思いますけれども、そういうことが直接、基本計画の中にどう関わってくるのか明確にするような形で今後考えていかなくてはならないと思います。また、副座長さん、事務局とも相談して進めていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。事務局からこの件について何かありますか。

事務局
 今委員さんがおっしゃいましたように、学校耐震につきましては、やっていますので、特別にこの会議で、ということはないと思います。ただ、小中一貫、学校の統廃合との関連性があるので挙げさせていただいていると御理解いただければよいと思います。特にどうだ、という形で検討していただくというわけにもいかないと思いますので御理解いただきたいと思います。

座長
 御理解いただけましたでしょうか。小中一貫教育との関わりで校舎建築も関連してくるということで御理解いただきたいと思います。

委員
 お話を受けてですが、こういう異質なものがあるとか、優先順位があるなどたくさんの意見が出たと思うのですけれども、資料をいただきまして、こういうことについて会議をしますよ、というのを会議の冒頭で知ったわけです。この多い課題の中で、第2回はどのような話をするのか、10月にあると思いますがそのとき初めて知ることになるのか、それとも事前に何か案件が出るのでしょうか。

座長
 その次の会議の計画につきましては、これからみなさんと協議をいたしたいと思っていることなんです。

委員
 それでは、何を協議するのかを決めてから第2回を始めるということですか。わかりました。

座長
 そうしましたら、一応この資料につきましての話はここで打ち切りをしまして、今も意見が出ていましたけれども、この計画を検討するには基本計画策定に関わる諸課題、そういうものをしっかり踏まえて進めなくてはいけないと思います。それにはやはり計画倒れにならないよう本当に具体的なものにするためには、私達は教育現場をしっかりと知る必要があるんじゃないか、今の教育現場がどうなっているのか、今の小学校はどうなっているのか、子どもの実態はどうなのか、それを知って検討を進めていきたいと考えております。幸い委員の中には小学校の校長先生もおられますので、どうでしょう次は、校長先生である委員の御了解が得られましたら、長岡第四小学校で会議を持ってその会議の前に授業の参観、子どもの様子を見学して進めたいと思いますが、いかがでしょうか。委員さんお願いできますでしょうか。

委員
 はい。本校の児童の様子を見ていただいたり、授業の様子を見ていただいたりして会議を開いていただいたらよいと思います。具体的な日程については御相談ということでお願いします。

座長
 今、よろしいとおっしゃっていただきましたが、日時等につきましては学校行事との関係もありますので、今後調整をしてできるだけ早く委員さんに、関係資料とともに、お知らせしたいと思います。それで進めさせていただくことに御意見ございませんか。

委員
 次回、長岡第四小学校での会議は賛成です。そのときにいろんな点検項目があると思うんです。ハードウエア、ソフトウエア、または、地域の関わり。私、今日の会議に当たりましてインターネットで長岡京市のいろんなデータの載っている資料を見つけております。おそらくこれは平成20年度の事業計画等を挙げていらっしゃるのかと思いますが、結構いろんなデータが載っています。ハードウエア、ソフトウエア、学校の規模等載っているので、よかったらみなさんに事務局経由で配布していただければ、より内容の濃い、データに裏付けられた議論が起きるのではないかと思っています。

座長
 ありがとうございます。その資料も事務局で、次回までに配布するようよろしくお願いします。度々申していますが、本日は一回目ということもありまして、各委員の顔合わせ、概要の把握で留まることになりました。進め方のまずさもあったと思いますが、よろしく御理解いただきたいと思います。今もありましたように次回からは教育の実際を把握して話を進めていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。この私達の仕事を進める上では教育の現状をしっかり見据える、それが何よりも大事だと思いますが、もう一つ忘れてはならないこと、副座長さん、ほかの方の御意見にありましたように、今の児童生徒が実際に社会に出て活躍するのは今から10年、20年先になる。そのときに役に立つ、活かせる学力をどう身に付けさせるか、身に付けさせなくてはならない。本日事務局から問題提起や説明もありましたが、私達は視野を広く持たないと漠然としたものになりがちで、視野を常に広く持ってそしてできることなら長岡京市の描くビジョンはどういうものなのか、市の描くビジョン達成へ向けて行政部局、教育委員会はどう取り組んでいくのか、ということを踏まえた上で今後進めていく必要があると思います。それがこの会議の大きな責務だと思います。皆様の御協力をいただいて一生懸命進めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

その他
(1) 今後の日程について
 事務局から説明。

(2) その他
 会議の公開等について事務局から説明。

座長
 最初にありました次回の日程につきましては10月ということで御理解いただくということで、今の会議録作成の件、それから会議は公開を原則とするけれども場合によっては公開しないこともあるという説明と傍聴は原則として許可するけれども場合によっては断る場合があるという説明がありましたが、御意見等ありましたらお願いします。
それでは、事務局から提案のありましたように原則は公開である、しかし中身によっては非公開にするということでよろしいですね。はい。ではそういうことでよろしくお願いします。
また、提出書類を事務局によろしくお願いします。
時刻も、予定していました11時30分を少し過ぎました。座長が慣れないものですから、みなさんの御意見を十分にお聴きしたり、また、それを活かすことができなかったりしたと思いますが、お許しいただきたいと思います。以上で、本日の案件はすべて終わりました。特になければこれで閉会したいと思います。次回の日程につきましては、学校現場と調整した上で副座長さんと相談してできるだけ早く決めてお知らせするようにしたいと思います。たくさんの資料ですが、十分御覧いただいた上で、今度の会議、お願いしたいと思います。重ねてのお詫びなり、お願いなんですけれども、いたらない議長でございます。副座長さんはじめ、委員の皆様、事務局の方々とともに一緒になって頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。学校も夏休みに入りましたけれども、児童生徒に事故がないことを祈っております。次にお会いいたしますのを期待いたしまして、今日は終わらせていただきます。どうもありがとうございました。

閉会

参考

傍聴人なし

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