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現在位置

教育振興基本計画検討会議 第4回会議録

  • ID:1433

日時

平成22年3月4日(木曜日)午前9時35分~11時45分

場所

長岡京市役所北棟4階大会議室A

出席者

  • 委員
     横田委員、小田委員、黒崎委員、北澤委員、岩城委員、川浪委員、青木委員、西岡委員、岡委員、松宮委員
  • 事務局
     山田教育総務課長、松岡政策主幹、迫田教育総務課長補佐

欠席委員

大槻委員、丹羽委員、角田委員

議事

開会

座長
 皆さんおはようございます。ただ今から会議を始めます。本日は年度末でいろいろとお忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございます。今日は、事前に御案内しております三つの項目について協議をしたいと思います。議事に入りたいと思いますが、事務局、傍聴者について報告をお願いします。

事務局
 はい。昨日まで傍聴の申込みを受け付けていましたが、申込みがありませんでしたので、本日、傍聴者はおられません。

座長
 はい。わかりました。傍聴の申込みはないということですので、進めていきます。なお、大槻委員、丹羽委員、角田委員が、公務のために本日欠席の連絡がありましたので、報告させていただきます。

議事

(1)第3回検討会議会議録について

座長
 早速ですが議事に入ります。なお、会議の時間ですが、いつものとおり本日も2時間程度を予定しています。従いまして、午前11時30分終了を目途に進めていきたいので、よろしくお願いいたします。今日の次第に従いまして、第3回検討会議会議録について、事務局から説明をお願いいたします。

事務局
 それでは、説明させていただきます。昨年12月11日に開催されました第3回検討会議の会議録を1月25日に各委員さんに送らせていただきました。御確認をお願いしましたところ、どなたからも記載誤り等の御連絡はございませんでしたので、これまでと同様、確定しましたら市のホームページで公開したいので、この場で御了承いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

座長
 はい。ただ今の説明のように、これまでの会議録もホームページに載せて公開されています。同じように前回の会議録も公開したいということですが、委員の皆さん、いかがでしょうか。特に異議がなければそのようにして進めていきたいと思います。

座長
 それでは、公開することを了承していただきましたので、事務局、よろしくお願いいたします。

(2)教育振興基本計画「中間のまとめ」について

座長
 それでは次に、教育振興基本計画「中間のまとめ」について、まず事務局から説明をお願いして進めていきたいと思います。事務局、よろしくお願いいたします。

事務局
 それでは私から説明させていただきます。事前にお配りした資料に沿って説明いたします。まず、資料1「長岡京市教育振興基本計画構成案」です。来年度の平成22年度から本格的に計画案を御検討いただくことになるのですけれども、この基本計画の骨子につきましてこういう形になるのではないかと、たたき台として作成いたしました。
まず1ページの「計画書の構成(案)」でございます。前のお話にもありましたようにできるだけ長岡京市オリジナルのものにしたいと考えておりますが、参考に先進地の計画を見ますと、だいたいこのような構成になっております。ただ、このように提示をしましたが、勿論、本日の御検討での変更もありますし、これから計画の内容につきまして、つくり上げていく中での調整も考えられます。このようなことを踏まえまして説明させていただきます。この資料1につきましては骨子ということで項目のみ挙げています。本日御検討いただきまして、いったん確定した項目が来年度のこの会議での検討・協議の内容になると考えています。
まず1の「計画策定の趣旨」です。先程申し上げましたとおり項目のみ挙げております。中身はこのようになるのかなと事務局が想定している内容を申し上げます。なお、本日ここに書き込むということではなくて、来年度以降、実際に計画をつくるときに書き込んではどうかという意味で思っている内容でございます。計画の策定と計画の位置付けについては、次のように考えています。「社会が大きく変化するなかにあって、従来の教育施策の展開だけでは対応できず中長期的な視点に立って施策を導入・展開する必要が生じてきた。このことから長岡京市における教育の振興のための基本的なプラン、そして学校教育・社会教育について総合的なプランを策定し、それを推進して教育の振興を図る」というような内容になろうかと思っています。今、申し上げました内容は、また来年度の資料、たたき台に書かせていただきます。次の計画期間は、平成23年度から運用したいということで、23年度から32年度までの10年間と考えております。
次に2の「本市の教育をめぐる現状とこれまでの取組」でございます。3点書いていますが、基礎データが必要かどうか、必要な場合どのようなデータを入れるか、それも計画書の順番というか流れの中でそれぞれデータを入れていくかあるいは巻末に資料としていれていくかなどを考えていただくことになります。見やすい、分かり易いものにすることは勿論ですが、長岡京市の教育において何が課題か、またその解決のために現在はどうしているかを明らかにするための情報を組み込むべきかと考えております。また御検討いただく内容になると思います。ただ、ここでは項目のみ挙げさせていただいています。
次に3の「計画の理念と目標、基本方向」でございます。この中に主体、括弧書きもありますが、「主体に期待される役割」と書いています。これまでの会議の中でも「学校・家庭・地域の連携、役割」のお話がよく出て来ております。長岡京市では子ども達に対する地域の支援が大変大きいと言えるのではないかと思っています。この特色を強調したいとここに挙げさせていただいております。
次に4の「施策の展開」です。教育、特に学校教育の施策を挙げればたくさんございます。どのような構成にするのか、先程の「計画の理念と目標、基本方向」とあわせて来年度の検討の大部分を占めるのではないかと思っています。
次に5の「計画の推進に向けて」の内容です。第1回の会議で、「計画のための計画に終わることのないように」とのお話がございました。よく言われています、「計画」「実行」「評価」「改善」の「PDCAサイクル」により推進することになろうかと思っています。具体的には、前に資料として配布いたしました「長岡京市の教育」、毎年度発行しています冊子のことですが、これは主に前年度の実績を掲載しています。また「指導の重点」、カラー刷りのものです。これは毎年度当初にその年度の推進施策等を示しております。これらを進行管理に用いたいと考えております。ただ、策定した教育振興基本計画の見直しの時期ですが、よそくできなかった大きな状況の変化があった場合は、年数にこだわらず改定していくことが良いのではと事務局では考えています。前後しましたけれども、体制につきましては、学校、教育委員会だけではなく市民の皆様の参画と協働で推進するものであると書き込んでいきたいと思っております。
次に2ページをお開きください。「計画の主な内容(案)」についてです。後ほど資料4の説明をさせていただくのですけれども、この資料1と資料4を組み合わせまして、この検討会議から教育委員会への報告書とすることを考えております。この2ページからの内容につきましては、どちらかと言えば、事務局の意思が強く入っておりまして申し訳ございません。たたき台として使っていただきまして、直していただきたいと思っております。内容は記載させていただいているとおりでございます。なお、教育委員会への報告書にするときは、括弧書きの小さい文字は、今日の検討の参考にしていただくために書かせていただきましたが、抜かさせていただく予定にしております。
次に資料2の「目指すべき教育のイメージ図(案)」を御覧ください。こういう図の作成は、私、大変苦手で分かりづらくて申し訳ございません。このイメージ図につきましては、資料1の3ページの「必要な施策と役割」に括弧書きで、「役割は目指すべき教育のイメージ図(案)のとおり」と書いておりまして、役割についてはこの資料2ですというような書き方をさせていただいております。ただ、この図は必要ないのではないか、またもっと分かりやすくしたら良いのではないかとかこの資料2を資料1に添付するかどうかも含めまして、御検討いただきたいと思います。資料2を付けない場合は、資料1に「役割」が書き込まれないことになりますので、資料2は付けない場合でも資料2の下段の表の部分については、資料1に移して付ける必要があるのではと思っております。
次に資料3の「確認シート」ですが、本日の会議の参考資料として、作成したものでございます。このシートの記載内容につきましては、概ね次の資料4に記載させていただいております。よって報告書の中にはこの資料3は入れない形を考えております。今日の御参考と言うことで御覧ください。
最後に資料4の「長岡京市教育振興基本計画検討会議報告(平成21年度検討及び協議経過)」でございます。本日を含めまして平成21年度の内容をまとめました、たたき台でございます。ここに報告書の体裁を取っていますので、この資料4に資料1をあわせまして、「中間のまとめ」にしたいと考えております。その報告ですが、3月末に教育委員会定例会議がございます。そのときに提出をすることができたらと思っております。その定例会議の中で、報告書の公開、ホームページでの公開であるとか、資料提供をすることは構わないと決められた場合は、会議録と同様ホームページに載せたり、資料提供することを御了承いただきたくお願いいたします。
大変長い説明になりました。申し訳ございません。これで説明を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。

座長
 はい。事務局どうも御苦労さまでした。
これから検討に入りたいと思いますが、今日の説明では「中間のまとめ」として報告書を教育委員会に出すということです。まずは御自由に御意見、御質問をいただき、討議していただきたいと思いますが、今の事務局からの説明内容を簡単に言いますと、資料1「長岡京市教育振興基本計画構成案」の計画書の構成(案)では、1「計画策定の趣旨」、2が「本市の教育をめぐる現状とこれまでの取組」、3が「計画の理念と目標、基本方向」、4が「施策の展開」、5が「計画の推進に向けて」というものに分けて挙がっておりますが、それについて説明がありました。この1、2、3、4、5それぞれ簡単にまとめれば良いわけですけれども、同じことの繰り返しになるといけませんので、委員さんの頭の中でまとめていただけたらと思います。次の2ページ目の「計画の主な内容(案)」についての説明の中で、資料1と資料4を組み合わせて教育委員会へ報告するものであるということ、しかし、あくまでもこれはたたき台であるので、今日の会議の意向を十分取り込むようにするということになっています。
次に、資料2の「目指すべき教育のイメージ図(案)」につきましては、資料1に添付して報告書とするべきかどうかということの検討と、それから添付しないときは下の表のみを使って資料1の役割の記述にしたいという説明でした。
それから次の資料3「確認シート」につきましては、本日の会議の参考資料として提出したものであって、報告書には添付しないという説明でした。
それから資料4の報告書の件ですが、これは中間のまとめとして、3月末の教育委員会に提出したいということになっております。以上の説明があったわけですけれども、いろいろとお聞きになりました中で御質問、また御意見等もあわせまして、順序問わずにどこからでも結構ですので、まずお話をいただいてその後整理をした上でまとめていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

委員
 よろしいですか。

座長
 はい。どうぞ。

委員
 資料1の2ページ「基本理念」の文章の中でいくつか言葉が使われているのですけれども、最後の行に「学校・家庭・地域社会の連携による教育の循環を目指します」とあり、最後に「教育の循環を目指します」と最終目標のように書かれています。この「教育の循環」という言葉がもう一つ分からないんです。教育の何がどう、教育の何が循環するのか、説明をお願いします。
これはイメージなんですね。

事務局
 考えておりますのは、資料1の4ページのところの「教育の循環」に「大人から子どもへ」と載せています。

委員
 それは分かるんです。「教育の何が循環するのか」ということです。

事務局
 これはイメージで言葉足らずで申し訳ございません。地域の大人が生涯学習で学んだ知識や技能をその地域の子どもにと。

委員
 その知識と技能が循環するのですか。

事務局
 教育という言葉を使うよりも、「学びが循環する」という表現の方が良いかもしれません。「大人から子どもへ」行くと。また「大人から大人へ」と、サークル活動でも、最初はうまくできない人が、先輩に教えられることによってうまくできるようになる。今度は後から入って来た人に教えていくと。また、会議の中でもお話のありましたように、小学生でも高学年の子どもが低学年の子どもをお世話して教えていく、また大きくなって6年生になったら1年生の子どもに教えていくと。「教育の循環」という言葉をイメージ的に使っていますが、ホームページを見ますと「学びの循環」という言葉を使われているものもありますし、何かそういう風に良い流れで、地域社会や学校で教えたり、教えられたりと言いますか、それが回っているというイメージであります。

委員
 時系列で次から次へという感じなんですか。学び合うのではなくて時系列になっていると。

事務局
 学び合うというところも必要かなと考えていました。私がイメージしたのは、教えて、その教えられた人が次に教える側に回ると。そういうようにイメージして「教育の循環」という言葉を使わさせていただいたところであり、これにつきましては、公式にこうすると決めているわけではございません。この検討会議の中でお考えいただきたいと思っています。循環していくということを書きたいと思いました。

委員
 どこでよく使われているのですか。

事務局
 実際、計画をつくっておられる市の中で「学びの循環」という言葉を使っておられるところがあります。

委員
 そこでは同じようなことを言っておられるのですか。

事務局
 同じような内容です。ちょっと直接関係ないのですが、仕事でも、委員がおっしゃったように「学び合い」ということがあります。ベテランの先輩職員が実務を若手の職員に教えていく、その指導の中で、若手職員のすごいパソコン技能を先輩社員も謙虚に学んでいくと。学び合って仕事のノウハウも循環していきます。良い意味での循環、学んだことを回していくということを「連携」の中に書き込みたいと思いまして、申し訳ございません、言葉は確定しておりませんが「教育の循環」という言葉を挙げさせていただいたところであります。

座長
 委員さん、今の説明でよろしいでしょうか。この件につきまして、ほかの委員さんの意見もお聞きしたいのですが、「教育の循環」というものをどう捉えるかなんですが。

事務局
 これはたたき台ですので、計画にはこう入れよう、と直していくということで御討議していただきたいと思っています。

委員
 「目指します」と書いてあるので、これが最後に目指すものになるのかなと思いました。意図をよく理解していないと現場で混乱します。イメージは大切ですので質問しました。

座長
 この「目指します」という表現の仕方で、最終目的が「教育の循環」と、取れないでもないということですね。

委員
 イメージができないと駄目だと思いました。

座長
 はい。事務局からもありましたように、あくまでもこれはたたき台で、大事なことはこの検討会議で出す方向、中身が大事になってくると思いますので、御意見をお願いします。

委員
 前回の話の続きで考えると、地域と学校と市民を巻き込んでという「地域社会」の問題が結構大きかったと思いますし、確かに、言われたように年上になった子どもが下の子どもの面倒を見るというような、例えば、子供会を卒業した子が今度は指導していくということは非常に理想的です。つまり、今、少子化で、きょうだいが少なくなっているから違う学年の子どもを見るというのは、すごく大事なことだと思うんです。ただ、実際にそれをどうやっていくかというところですね。前回の最後で問題になったPTAの役員を引き受ける人が少ないという現実が一方にはあるわけです。だから理想としてやらなければいけないことと実際にやろうとするときのハードルがありますが、理想論ばかり語ってもそれこそ仕方がないので、そのあたり、具体的施策をどういう方向に持っていくのか、もう少し論議し提言することが望ましいのではないかと思います。

座長
 理想として掲げるのは簡単だけれどもそれを進めるのにはどうするべきか、具体的な施策の在り方等もしっかりと論議すべきだという御意見です。

委員
 学校教育の中の「不登校・いじめ対策の充実」が項目としてありますが、実際、学校ではどういう風にして対策を取っているのかということと、それからここに掲げてあるものは、ある程度みんなができる、普通にできて当たり前の人達を対象にしているような気もするんですね。そうじゃなくて、できている、できていないというか、言い表し方が難しいですが、普通からちょっとはずれてしまった人達、子ども達、家庭もあると思うんですね。その親御さん達自身の価値観とかそういうものがちょっと違うというか、価値観はみんなそれぞれ違ってくるのですが、そういう家庭の親への教育ですね。例えばPTAだったら普通の人達は出て来られるけれども本当に先生が来てほしい人が出て来てくださらないということをよく聞くわけです。その人達とその子どもがあう問題なのか、親が悪ければ子どもは悪いというようなことなのか、親はそうでも子どもは立派とかあるかもしれませんが、要するに普通の家庭の普通を基準としているのが、今話し合っていることなのではないかと思うんですが、そこからちょっとはみ出てしまう人達をどういう風に手当てするか、具体的に、難しいけれど取り上げる必要があるのではないでしょうか。この間そういう場面に遭遇したもので、すごく感じました。

委員
 例えば、給食費の不払いとかそういう問題ですか。いつか新聞で大きな問題になっていましたが。

委員
 モンスターペアレントというか、地域・家庭・学校というけれども家庭そのものがというか、自分勝手な、自分本位な考え方で、自分の子どもは、給食は好きじゃない、いやで、だから給食費は払わないなんてそういう屁理屈みたいなことを言う家庭で育つ人もあれば、子ども自体が校則を逸脱するような行為をするとか、そういう人達への配慮、どうやって対応されているのかなと思いまして。

委員
 それこそ長岡京市の現場はどうなんですか。

座長
 今、いろいろ出ています中で、「教育の循環」というところから発展しまして、やはりそういうような地域・学校・家庭というものの繋がりが出ているわけですが、具体的な施策を十分に論議して行かなくてはいけない中で、この家庭の、また親への教育というものが非常に大事ではないだろうかと。学校現場ではその問題で随分苦労しておられることは前の会議でも出ましたけれども、その辺で何か学校現場から御意見等がありましたらお願いします。

委員
 今のお話の特別、支援を要するという児童生徒への対応というかそのあたりは学校教育の中で項目として挙げていく必要があるのではないかと思います。具体的に言い出すと話が長くなりますが、そういうところが必要かなということと、学校教育の中に入れるべきか社会教育の中に入れるべきか難しい点もあるのですが、児童生徒等を教育施設へ通わせている人達への施策が必要ではないかということがあります。今、就学に当たって親の教育についてはPTAが中心となってだんだんと取り組むようになっています。そういうようなことで、就学前から就学に関わってそういう施策があります。打つ手がポンとあれば良いのですが、入学説明会などには比較的多くの人が出て来てくれますがそれでもやっぱり出て来ない家庭もある。課題のある家庭に出て来てほしいのですが、なかなか難しいというのも現実ですし、それをどこで入れるかというと、学校教育というのは視点が子ども達に向いてしまいますので社会教育になるのかなと思ったりしますが、そこに何らかの形を入れていくのかなと思います。

座長
 学校現場からは、なかなか目を向けてくれない家庭、保護者をどうするかという意見が出ました。子どもの教育にもう少し目を向けてもらう、そうする家庭をつくるために、学校教育ではなく社会教育の分野ではないかという意見も出たわけですが、いずれにしましても先程から出ています、項目を挙げるだけではなくそれを実現するためにはどんな施策が必要なのか、学校現場としてもそれを取り巻く地域にしてもどういうように具体的に進めていく道筋を考えるか、当然これは大きな課題です。それが来年度の一つの大きな課題になるのですけれども、今回の中間のまとめにその具体策まで盛り込むことは、今の段階では非常に難しく、来年度さらに深めなくてはいけないと思いますが、この件で副座長いかがでしょうか。

副座長
 はい。私は、この教育振興基本計画が、「計画期間10年」、一応こういう期間を設定している、この辺のところが今出ているお話と関わって、しっかり見ておく必要があるのではないかと思います。行政のいろんな取組というのは、単年度、単年度という形で、予算にしろ、決算にしろ、いろんな取組にしろ単年度でやっていくというのが通常なんですね。やはりもう少し長いスパンで教育というものを全体的に見ていけるということ、先程のお話でいくと一回何かしたことでどんなに変わっていったんだという、これはもう限りがあることなんですが、やはりその10年というスパンで、勿論それからまだその先にも続くことだと思うけれども、その辺で見ていくこと、親の問題、保護者に対する学校の取組は勿論いろいろとされているでしょうが、同時に、特に中学校でしたら15歳の子どもも10年経てば25歳ですから、より良い親になるための教育というものも、やはりしっかり押さえていく。次の世代へというようなこともしっかり考えて、そこへ盛り込んでいくということが大切なところではないかと思います。
先程、最初に委員から出ていました基本理念のところですが、基本理念、それから教育目標と続いて中身に具体的に入っていくわけですけれども、勿論これを具体的に考えていくときに一つ一つの施策であったり、いろんなものがすごく大切なんだけれども、何を目標としているのか、何によっているのかと、絶えず関連付けられるような基本理念、教育目標、そのお題目ではなしにそこのところをしっかり押さえておくことは大切だと思います。ですから先程の給食では、食べたくないからという話もありますが、好き嫌いは現にあることだろうし、ある面ではそれは個性の一部かも知れないけれども、我慢してでも食べないといけないという、その栄養面の目標、健やかな身体とか目標があるからだと考えられると思うんですね。特に基本理念のところでは、これは原案ですが、良くできているなと思うのは、一つは教育の目標というのは一人一人の人間形成を目標とするのは当然なんですけれども、最後の「目指します」はこれは地域としての目標がここに来ると思うんですね。ですから、一人一人についての目標と、それからその一人一人いろんな人への目標の達成によって地域がどんな風に変わっていくのかということ、この2点をしっかり押さえておくというのは、ここでしっかり考えるべきではないかと思います。
私も「教育の循環」というのが、先程のPDCAの循環、それから環境問題も「循環社会」とか「循環」という言葉がよく使われるのですけれども、やっぱり、地域として何を目指しているのかなという風に考えると、この資料の中にちょっと抜けているのが、この教育振興基本計画自身も長岡京市のオリジナルのという提案がありましたけれども、長岡京市としてのオリジナルの「地域の文化」みたいなもののそういう視点が抜けているのではないかなと。やはり、住みつづけたいまちの創造というのはステレオタイプ的な良いまちではなしに、長岡京市としてのその置かれている状況であったり、立地であったり、環境に応じた「地域の文化の創造」みたいなところがすごく大切で、そこのところを目指すべきではないかという意見を持っています。

座長
 はい。ありがとうございました。

委員
 よろしいですか。

座長
 はい。どうぞ。

委員
 今の副座長さんの意見に、私、基本的に賛成です。これは10年間の計画なので、10年間をどう考えるかということを念頭に置かないといけない、と思うのですね。正直申しまして、10年前、学校現場にこれほど携帯電話の影響が出るとは私、思いませんでした。一応予測はしましたけれども、これほど毎日、これについて悩まない日はないなと思っています。そうすると10年後の姿を私達が予測することは非常に難しいと思うんですね。ですから先程「教育の循環」の質問をしてだいたい意図は分かったのですけれども、私なりに解釈しますと、もっと世代間でコミュニケーションできるような場というかそういうものをたくさん用意しましょうと、そこで長岡京市の良さが出て来るのではないか。だから総合型地域スポーツクラブです、とかそういう理解ができるんですね。あるいは狭い範囲ですけれども、小中連携もそうですし、そういう風に理解できるので、言葉は分からないけれども、いろんな世代の人が話をしたり、一緒に何かをする場があることがこれからの長岡京市に必要ではないかと思っているのだったら賛成です。それが、「教育の循環」の中身なら非常に良いことではないかと思います。
もう一つは、課題のところにちょっと羅列されているものですが、言葉が整理されていないと思います。例えば、「学力の向上」というのは課題ではなくて学力の目標です。一方、「不登校・いじめ」は個別具体的な事象なんですね。正直言って「不登校」は長岡京市では激減しているんです。市教育支援センターの役割が大きくて、学校と協力して、おそらく全国で誇れるくらい減っていると思います。「いじめ」は全国的に減っていますけれども、これがこれからの10年間の課題になるかというとやっぱりクエスチョンですね。むしろ課題は次のところにあると思っています。今、学校で、特に中学校でしていることを具体的に申すならば、「別室登校」を採用している。通学は大切なことなので、教室へは入らないけれど学校へは来られている生徒に対するいろんな手当てをすることで学校には来ている。だから「不登校」は激減しているのです。例えば、「不登校」は1年間に30日欠席という基準がありますし、こういう個別具体的なことの充実やピンポイントの対策というものと「学力の向上」というものすごく大きなものが並んでいて、ちょっと整理が必要かなと思いました。
資料1第4の学校教育のところで、(3)は「就学・就園支援」「教職員への支援」など、いかにも施策という感じがするんですけれども、(1)、(2)は目指す項目が書いてあるだけという感じがするんですね。「基礎的・基本的な知識・技能の習得、活用、探究」、それをどうするのですか、どんな施策であるのかが大事であって、書くとしたら、それをするために何をするかという施策がそこでは必要ではないかと思います。だから言葉の重みの整理が必要だと思います。

座長
 はい。いろいろと御意見をいただきました。今、出ている中では、やはり、10年というスパンで考える。その中で10年を見通すことは非常に難しいのではないか、それを見通した上での課題ということになると、今、目の前にある課題とは随分変わったものが出てくるのではないか、という意見が出ています。

委員
 それに関連してですが、この「基本理念」「基本目標」と来るけれども、今言われたように、「長岡京市の現状」、それは学校教育で平均的に良い面とそれから長岡京市の教育の現場でこういう課題が現にある、例えば地域の課題というのは割と今までうまく達成してきたとか、「理念」「目標」の前に「現状」をある程度把握してそれを一部分報告の中に盛り込んで、そこからどうするかという展開に持って来るのが良いのではないでしょうか。今の話を聞いていてそういうように思いました。「現状」のある程度の評価、こういう点はどんどん伸ばすべきだとか、あるいはこういう点は補わなくてはいけないとか、そういうところがちょっと気になります。
それから、気に掛けているというか、今日の話と続くのですけれども、長岡京市立ではないですが、市内に府の養護学校がありますね。ちょっと聞いたことがあるのですが、養護学校の子ども達が実際に市内のスーパーで買い物をしていると。買い物をしているところを御覧になったことはありませんか。関係のかたから聞いたのですが、長岡京市では割とその買い物をしているところを見られています。そうすると子ども達も長岡京市で買い物をしているときは、みんながそんな奇異な目で見ないから安心して買い物ができる。ところがそういうところを全然見たことがない市では、そういう目で見られるのがすごい負担だと。だけど、長岡京市内のスーパーだと普段どおりだからすごくいいんだ、というのを聞いたことがあります。府の施設ですけれどたまたま長岡京市に養護学校があって、先程言われたモンスターペアレントとかの課題とは違う、個性、多様性という面で考えていかなければならない課題がある。むしろ今後の社会に、例えば、今は少ないが外国のかた、宗教の違うかたが入って来たときの対応にも繋がっていくような、自分とは違う人達と共生していけるような力を付けていく。それは架空ではなくて現実でも探せばあるのではないか、というようなことも実はちょっと気に掛かっておりました。

座長
 はい。「理念」、そういうものもあるのだけれども、まずその前に「現状の把握」が大事ではないか、長岡京市の実態を十分踏まえた「現状の把握」ということを言われているわけですが。

委員
 よろしいですか。

座長
 はい。どうぞ。

委員
 関連性があるので申し上げたいのですが。資料1の第3の課題の2、社会教育あるいは生涯学習というところで、先程から委員もおっしゃったことなんですが、(1)生涯学習推進のための学習環境の総合的な整備と活用、(2)効率的な社会施設の運営、この二つに関連して先程、「コミュニケーションの場」が必要でしょうというお話が出ていました。すでに長岡第七小学校区では、「コミュニティセンター」が設立されています。これは長岡京市の人なら御承知だと思うのですが、市長が京都府との連携の基にこういう活動をしていきたい、というお話が基になっていまして、「コミュニティセンター」の設立ということが、すでにスタートしています。それと長岡第四小学校区でも、この説明会がすでに開催されていまして、多種多様のかたがたをお招きしながら御説明をいただいているという段階でございますので、この教育施設の運営のところに括弧書きでも結構でございますので、「コミュニティセンター」の設立が進んでいるとか、そういう文言があれば、また具体的な方向として、記録されたら良いのではと思います。

座長
 今、「コミュニティセンター」の設立も項目に入れるべきではないか、という意見が出ております。

委員
 よろしいですか。

座長
 はい。

委員
 この会議で皆さんおっしゃったこと、総論では私は賛成なんですけれど、委員から「長岡京市の現状」を付けていただきたいというお話だったんですが、私としても「社会の現状」というもの、それほど深く洞察、知ったかぶりする必要はないかもしれないですが、10年前と、10年後と非常に社会、構成が変わってきていると思うんですね。私、通信会社に所属していまして、携帯電話、ネットワーク、そういうものを今考えている社員としては、ここ10年、もう少し激変させたいなというのがありまして、そういった安全、情報化社会の生き方みたいなそういったことが、すべて自立した個人としての成長の基盤というかそういったことに繋がっていくのではないか、と考えていまして、そういった、社会に適合していく基礎をつくるというのがこの地域社会、家庭と学校といったものになるのかなと思います。そういったこともちょっと触れておきたいなと個人的には思っています。

副座長
 その10年を見通すというところにちょっと関わってくると思うのですけれども、特に学校教育の中でもよく言われるんですが、「不易」と「流行」がありますね。時代が変わっても変わらないものもあれば、時代とともにどんどん変わっていくものもたくさんあると思うんです。時代が変わっても変わらないものというのはいったい何なのか、というところはしっかり見ておく必要があると思うんですね。先程、携帯電話のお話もありましたけれども、私も情報教育に関わっていて文部科学省の情報モラルの手引を作ったりという仕事もしていたのですが、今から考えてみると、情報という場のモラルであって、モラル自体は普通の道徳で取り扱うモラルと同じなんですね。ただ、メディアの違いによる特性は理解をしなければならないけれども、そういう意味を考えると、やはりここもあまり枝葉の、時代とともに大きく変わっていくようなところにこだわっていると、見失う部分があって、そうしたら子ども達にとって幸せなまちというのはいったい何だろうか、大人にとっての幸せって何だろうか、というような割とベーシックな、根本的なところをしっかり、見誤らないように考えているというのがすごく大切ではないかなと。あまり細かいところまで突っ込んでしまうと、それこそ10年経ったときには非常に陳腐なものになってしまうかもしれないなという、そこのところをしっかり押さえておく必要がある。それで、当初の、短期的な施策としては非常に具体的な内容だけれどもそれが目標としているのは何なのかというのが明らかなら、それが変わってきたときに、目標はこうなんだから、時代が変わって来たんだからこれは入れ替えたらよい、というように、先程もありましたけれど価値観の変化はすごく大きなものですので、受け入れるところは受け入れていかないといけないんで、結構、学校も行政も割と古い価値観にとらわれがちなところもありますので、そういう意味では「不易」なものという、時代が変わってもやっぱり大切にしなければならないものというのをしっかり押さえておくところが必要ではないかと思います。

座長
 はい。どうもありがとうございました。今、副座長さんからありましたように、時代は変わっても変わることのないものがある。一時、この「不易」と「流行」が随分いろいろと議論されたり、話題になったことがあったわけですが、それは今でも大事に考えていかなくてはいけない、しかし、価値観の変化というものは時代時代によっても変わっていく、その辺も踏まえて「不易」というものを考える必要があるのではないか、という御意見です。
どうぞ、まだ御発言されていない委員さん、御遠慮なくお考えをお出しいただきたいと思います。
ほかに特にございませんでしょうか。今までのところでは、今日の資料1の計画書の構成(案)、それから計画の主な内容(案)というところで議論いただいたわけなんですけれども。どうぞ。

委員
 話を戻してしまうみたいで申し訳ないですが、家庭の地域に対する心構えというか、PTA役員を決めるときにもなかなか決まらない実状があるというお話を以前させていただきました。昔は、みんな当然のように、子どものお世話をする、地域のお世話をする、お世話役は必ず回って来るものという認識があって、そういう親の姿を見てその子どもも、大人になったらそうすることがあるんだ、と認識を持って育つのだと思うのですけれども、時とともにそういう認識が薄れて来て、それが薄れて来た人達が今、親になって、役が回って来たときには、「しゃあない。やらなあかんわ」という態度で臨む。そこをどうにか軌道修正したいのですけれども、本当に地道に声掛けをする姿を見せるというところでしかできないんですね。特効薬はないと思うんですけれども、そこがうまく回れば、何もこうやって顔を突き合わせて「これから先をどうする」とかということを話し合う必要もなくなって来ると思うのですけれども。
地域への関わり方も、ちょっと意識のある人はすごく無理をして取り組んで来たりとか、学校教育に対しても少しでも意識のある親はそれなりに協力はするのですけれども、やっぱり、自分は忙しい、やりたいことがある、地域で何かあっても子どもが楽しんで行くのだったら「行っといで」という感じで行かせる、ただその場だけになっているというか、肝心なその、そこでいろんな思いで手伝ってくださっている人の姿を見ようとしない。その意識を何とかこちらに向けたいのですけれどもなかなかうまくいかないんですよね。

委員
 今の問題は何か、昔であれば、例えば、私なんか長法寺小学校ですから、長法寺小学校の、何地区、何地区で神社のお祭りがあるなどで、あの子はどこの子どもだと、何世代も昔からお互いが顔見知りであるようなコミュニティがあったときというのは、その地域で子どもが育っていくし、協力するというのは当たり前で、逆に言ったら、ある種のプレッシャーはあったわけです。そういう中で当然、地域に協力していかなければいけないというのはごく自然に受け入れられていた。だけど今、特にニュータウンが増えて来て、越してきたり、出て行ったりする、そういう中で地域というもののまとまりがものすごく付けにくくなってしまっています。どこの子どもかもわからない、うっかり叱ったら逆に叱られるような時代になってしまって、先程言われた、以前あったような地域に対する当然の思いというのは、今、ないところから出発しなければいけない。そのあたりがやっぱり、現状だと思うのですね。
その中で地域というものが大事だと、コミュニティセンターをつくろうというような動きが長岡京市の中にあるというのは、ある意味で今の時代としてはめずらしいことなんですね。それは以前あった昔ながらのコミュニティとは違うコミュニティになっていて、なおかつそこでコミュニティをつくっていこう、新しく入って来る人、出て行く人、地域なんてたまたま住んでいるだけだと、私は自分のところの家庭と自分の仕事があってもう精一杯で、もう地域のことなんてできるだけ関与したくないという親が今は必ず何パーセントかを占めている、そういう時代にコミュニティをつくるというのはどういうことか、その辺をもう少し考えていかなければいけない。その貢献度ということも、平等にというのは絶対に無理で、どうしても仕事を持っている女性達あるいは持っていないがおばあちゃんがいるとかそういう家庭は地域への貢献度が違うことを、やっぱり今の時代認めないとやっていけないだろうと、同一のものを求めていくのではちょっと無理だろうと思うのですね。

委員
 外から来られた人でも、すごく地域に対してだとか子どもに対してだとか協力的な人もいらっしゃるんですね。でもやっぱりそういう人は、小さいときからそういう環境が整っているところで育って来られた人が多いんですね。となると、やっぱり、今の子ども達にその姿をしっかり見せないと、その10年先、20年先、また同じことになりますよね。だから子どもの未来、子ども達が担っていく未来に対して具体的に今、私達が何をできるのかということを模索はしているのですけれども、なかなか手ごたえがなくて。

委員
 よろしいですか。

座長
 はい。

委員
 それに関してですが、例えば地域の行事がございますね。運動会とか、最近では、遊びの広場とか本校では地域の人に中心になってやっていただいたんですが、学校としてそこで子ども達に何を伝えられるかと思って、私はあいさつをするときに、必ず「第何回と言われたが、この第何回となるためには、今並んでいる役員さん、地域の方々が子どもの頃からあって、そういう方々が積み重ねてきたもので、やがてはあなた達がその役目をするんですよ」ということを入れるようにしているんです。それを十分理解できるかどうかは分からないのですけれども、地域社会で生きる子ども達ということで、具体的に私はそういうことをしたり、あるいは学校教育でしていくならば、なかなかそういう取組の時間は少なくはなっていますけれども、縦割りというか異学年での取組をしながら、大きい人は小さい人のために、また小さい人は大きい人の姿を見てやがて自分もそれができる、ということで、学校の中でできる、地域で生きていく子ども達のための取組を少し工夫しながらしています。
お話にもありましたが、地域で子ども会が成り立たなくなっているところが、結構あったりとか、あるいは自分が役になることが見えて来たら子供会をやめる人がおられるとか、そういう話がちらほら聞こえて来たりするというのもあります。

委員
 よろしいですか。

座長
 はい。

委員
 結局は自治会離れが非常に多すぎて、問い詰めれば、親達が自治会に入らないというのが非常に大きくて、私も自治会の子供会の会長をさせていただいたときに、このままではまずいということで、子どもをちょっと使って子供会の行事を盛り上げて、自治会の方に入ってもらうということをして、30人ぐらいの子供会が一時80人ぐらいになったケースもありました。その中で子ども達は学び合って、いろんな行事を通して親同士のコミュニケーションが非常に増えてきて、非常に効果があったと思います。必ず子供会に関しては毎年、役が当たります。意識を持っていただきましたので、今里子供会は継続的に会員数が多いと。これは誇らしいと思います。ただ、私が思いますのは、自治会の存在をですね、もうちょっと意識を高めていただくようなことがあった方が良いと。例えば、すくすく教室に来ていただいている人も結局、自治会に入っている人が大半で、そうでない人は参加されていないことが非常に多いので、これから10年を見越したときに、自治会に入っている人が少なければなかなか引継ぎができなくて、すくすく教室が途中でなくなってしまうケースがあるのではないかと、思ってしまうんですね。そういう話になると、私は自治会のかたが一番大事になって来ると思いますし、PTA会長を頼みたい人に、自治会に入っているか、入っていないかどうしてもお聞きすることがあるんです。PTA会長として、地域の人に御協力いただく形が非常に多いんです。御協力いただくということは、当然、会長も自治会に入っていないと成り立たないのではないかと思うんです。そういう自治会関係のことが非常に大きいと思います。

座長
 はい。ありがとうございました。今、出ています話は、資料1の4ページの3の「学校・家庭・地域社会の連携」に出ていました、いわゆる「教育の循環」に関わって来ると思うのですけれども、かつての親が地域に関わっていた姿が、今はだんだんと希薄になって来ているのではないか。子ども達は、親や大人の背中を見て育って来たが、今は親や大人の姿がそういう風になっているかということも出ました。そして、地域のために自分で何ができるか、どんなことができるか、そういうできることだけでも考えてやってもらえたらありがたいのですが。また、自治会の問題が出ました。自治会の問題になりますと、私も話をさせていただきたいこともあるのですが、時間を取ることもできませんので、次へ進めていきたいと思います。
いろいろ今の話をお聞きしていますと、時代が変わっても、変わらなくても大事にしていかなくてはならないものがある。時代の変化に伴って、地域も変わって来る、それから地域の中で大人が、地域社会が子ども達へ、また家庭が地域へどう関わっていくか自治会の話を含めて非常にたくさんの課題があるということでした。
まだまだお話もあると思いますけれども時間の都合もありますので、資料1につきましてはこのあたりまでとして次に移りまして、また、まとめの中で御意見があればお伺いしたいと思います。
次は資料の2です。このイメージ図を今度の報告書に添付するかどうかの提案ですが、それにつきまして委員の皆様の御意見をお聞きしたいと思います。
何か、事務局から補足することはありますか。

事務局
 はい。ちょっと平面的になって見づらく申し訳ございません。本来でしたら、地域社会、家庭、学校が三角の形になって、そこに教育委員会がどうつながるかというような形になるべきでありますが、大きい柱としまして、「生きる力の育成」と「生涯学習社会の実現」を入れたかったので、地域社会の横に「生涯学習社会の実現」、学校の横に「生きる力の育成」という位置にしております。それでこのような図にしております。ですから、地域社会、家庭、学校のそれぞれが、「相互理解・協力、支援」と簡単にまとめていますがイメージ的にはこうで、具体的には先ほどの「循環」の関係ですが、今まででしたらだいたいどこも「誰でも・いつでも・どこでも」生涯学習ができる体制をつくる、あるいは社会にするということだったんですけれども、今は法律も変わってきまして、その学習した成果を生かすこともできる社会にするように、となってきましたので、お話にも出ていましたように「すくすく教室」「総合型地域スポーツクラブ」で子どもに教えていただいたり、部活動支援などしていただいており、他にもたくさんありますが、それでこう回っているということを示してこういうような図にしております。これを最終的な計画の冊子に入れる、入れないは勿論、ここで考えていただくことになるのですが、イメージ的にこういう感じですということで作らせていただきました。今度の報告に入れる場合は、ここを直したらどうかなど御討議いただきたくお願いします。

委員
 検討会議が始まったころに活動の拠点というか地域社会とか教育、人とのつながりが学校という話があったと思うのですがそれが中心ではなくて、目指すところは家庭が中心になるととらえていいのですか。

事務局
 順番に学校、家庭、地域社会と上に上げたので家庭が中心という意味ではありません。

委員
 全部家庭に向いていますので、それは大事なことだと思うんです。家庭の意識は非常に大切なことであると思うのでそういうことかなと思いまして。

事務局
 私がイメージしていましたのは三角形で学校、家庭、地域社会を三角形にしたらいいかなということなのですが他を入れた関係上、順番的に家庭が中心的になってしまいましたが、今言われましたように今日の討議の中でも家庭のことが出てきますので、この計画は学校教育が大部分を占めてくると思いますが総合的な計画にしたいと思っておりますので家庭の中に親も子供もあるのでご討議が進めていただければと思っております。

委員
 よろしいですか

座長
 はい

委員
 私は内容的には下の方がわかりやすかったと思います。図はイメージ図を書いてられるので、中を全部説明しようとするとどんどん複雑になってしまう。矢印が多すぎる。ここでのポイントは地域社会、家庭、学校、教育委員会の4つがあって、目的2つあり「生きる力の育成」「生涯学習社会の育成」それをどう関連づけるかを漏らさないように説明しようとするから余計にわかりにくくなるので、イメージであるので、矢印を気にしないで、こんなことを大事に思っていますよと、もうちょっとわかりやすい絵があってそれに表があった方がわかりやすいと思います。これは素人では難しい。お金があったら外注してもらう方が良い。これはイメージ図というより説明図ではないでしょうか。

事務局
 議会で審議中ですがアドバイザーの予算を上程しているところです。その中身なのですが、審議していただいた項目、載せる内容はこの検討会議で考えていただき、教育委員会に上げて決定します。アドバイザーにこういう図であるとか、行程の順番であるとか全国的な傾向をアドバイスしてもらい、またグラフィックとか見やすい内容を予算がとれましたらアドバイザーにお願いして、中身についてはここでご審議された内容を盛り込んで、それを具体的に計画的に全国的な流れを見ながら時系列の判断であるとかアドバイスを考えております。

座長
 他の委員さんでありましたら。

委員
 私自身は今回中間報告ではこのイメージ図は必要ないと思います。イメージ図はどうしても図にしてしまうので、ある種、歪めてしまう。「生きる力」「生涯学習」がすごく大きくなる訳です。こういう図でぱっと目に入ってしまうことが、今求められている時代になっているのは私もよく知っていますが、そのことが歪めてしまう情報があると思います。今言われたみたいに、何で教育委員会が3か所にかかわらなければならないのか、本当は、教育委員会は1つでよいはずです。そういうことを考えると不十分であるなら図はとってしまって表や言葉の表現を私は好みます。

副座長
 このイメージは少し立体的にしないと表現できないものなので、なかなかプロでないと表現しにくい、それよりも他の委員から言われましたが下の表、マトリックスはすごく大切であると思います。このようにマトリックスにしてそれぞれの関係というのをしっかりと見るというのはすごく大切です。ただ中身はまだどんどん検討していかなければなりませんが、誰が何に何をどうするのかとの関係はしっかり押さえるべきだと思います。

座長
 今の意見で、イメージ図よく考えてはあるけれど非常にわかりにくいのではないか誰でもみて分かるようにするにはもっと考えなければいけない点があるし、もし添付するなら下の表でいいのではないか。また文章表現も加えてもいいのでは。イメージ図は中間報告の場合はなくてもよいというご意見なのですが、ほかの委員で特になにかありますか。

委員
 今の表の形で出していただくのは賛成なのですが、教育委員会の役割で「誰でもいつでもどこでも学習することができ、その成果を適切に生かすことができる。」と書いてあるが、私個人としては、地域社会の役割の中に入るのではないかと思います。教育委員会の役割としてはコミュニティセンターの設立というか、そういう項目が入って、この教育委員会の役割は、もう一つ左側の地域社会を育てる役割の中に入れてはどうですか。

委員
 今の意見ですが「誰でもいつでもどこでも」このあたりは、生涯学習としての理念なんです。社会教育委員会議というのは生涯学習に非常にかかわっているのでこの場所でいいのではないでしょうか。

副座長
 「誰でもいつでもどこでも」というのがあまりに大きすぎて、地域社会とのかかわりではみんながかかわってしまうので、ちょっと、入れるにはあまりにも大きすぎるかもしれない。

委員
 マトリックスで子供会活動とか例えば地域のセンターというのは、この表は難しくて、本当はこども会とは地域社会と家庭をつなぐ所だとか、実は関連があるわけで、一コマで表記してしまうとちょっとしんどい。むしろ子ども会というものが地域社会を担い子どもたちへという活動が二つのセクター、家庭と学校とか地域社会をつなぐ活動がある。その矢印にあたるところが活動である気がするので、その一つのコマに活動が固定されるのが、私は違和感があるせいか、むしろその意味ではこのイメージ図の矢印が生きるのですが、その難しさと相まっているところがあります。

委員
 そうしますと今の話を含めて、教育委員会の役割ではなくて、生涯学習社会の役割という表現がこのままで行けるのではないかという気がしますけれど。そうしたらもう一つ教育委員会を設ければ埋まるような気がしますが。

委員
 これはどうして教育委員会の役割となったのでしょう。

事務局
 教育委員会の役割というものを右の入れた部分なのですが、教育委員会が本来こういうものをしていくのが市としての必要なことかわかりませんが、その中でもお金の面であるとかそういう意味合いで役割ということであり、先ほど申し上げました学校、家庭、地域社会という三角に教育委員会がどうかかわるかというか、別途に教育委員会の役割を入れたということで、一番右にもっていってその中には、教育環境の創設、施設の改修であるとか、お金がからんでどこまでできるかがありますけれど、学習支援の導入とかは、学校子どもになってきます。
家庭には就学援助制度、新年度から子ども手当が出てまいります。今話しております地域社会大人には学習することができるということで第3回にも話あったように社会教育施設をもっと使いやすくしたり、相談員さんを充実してだれでも生涯学習できるように、それともう一つ子どもたちに教えたい人があれば学校に紹介したりつないでいくということを役割という意味で学校、家庭、地域社会とは少し離して表を作るべきであったかもしれません。

委員
 今話を聞いている限り、むしろ行政的なサポートというか行政面からの施策なり、予算の手当てとか制度の充実とか何か教育委員会と言われてしまうとそういうことをイメージするものが何か教育委員会という具体的な委員会がありますからちょっとずれるような気がします。
むしろ行政面、市の行政という、そういう方面からの支援みたいな。教育委員会のことばを外して先ほど言われた地域社会、家庭、学校にも入らないいわゆる生涯学習的なものをもう一本立てた方がいいような気がします。だから教育委員会というところはむしろ行政支援とか行政のサポートとかあるいは、行政への要請とかそういう行政という言葉を使われた方がいいと思います。

座長
 表のところは一番右側の教育委員会の表現を変えたらどうですか。

副座長
 教育行政を行うところが教育委員会と言えばそうなのだけれど、社会教育も含めてですからね。ただ上のイメージ図のイメージでいくとそれぞれは教育委員会は教育委員会にかかっているのであって、並列に並ぶというのもイメージに合わないですね。この辺のところが少し工夫が必要ですね。ただそれぞれのところがどんなところにどのようなことをするのかというのは分けて、がんばりましょうではなくて、具体的にこことはこういう風に、こととはこういう風に、もちろんオーバーラップする部分があっても少し制御しておくことは大切であると思います。

委員
 もしこれを円で書くとしたら、みんな重なりあっているのではないかと思います。

委員
 こういう絵はレイヤーにして書いてはいかがと思うんですが、左半分、左の3つが家庭、地域社会、これがソフト的な話をされているかなと思いまして、右側はハード的な話をされていると思いましたのでソフトの上にハードが、ハードの上にソフトが来る。このハードの整備とソフトの権限移譲みたいなもので別れるとわかりやすいのかなと思いました。

座長
 はいわかりました。教育委員会の役割と表現をどうするのかということで議論をいただいているわけですが、行政という中身にするのか教育委員会の役割にするのかというあたりでこれも検討課題になると思うのですが。事務局の方で先ほどでていましたアドバイザーの話もあると思うのですが。委員会としましては、教育委員会の役割とするよりも、他の表現にして、行政的な中身にした方がよいという意見が強いんですがどうでしょう。

事務局
 この図表を作成するとき、案では行政としたり、3,4校目ぐらいで教育委員会という風にまとめ、その都度矢印が増えていきました。この場で話を聞いたうえでやっていこうと思います。他市の例を見ましても、教育委員会や行政を書いてあったりまた両方書いてあったり難しいところで、実際学校施設を建てる場合、市が建てることになり、それを教育財産として教育委員会が使っていくということになるので、法律的な言葉では厳密にする必要はないのですが、わかりやすい表現になるように検討していただいて、それに合わせて行きたいと思っております。
事務局としては必ず教育委員会にしなければならないとか、行政にしなければならないとか考えておりません。先ほど自治会という言葉が出てきましたが、それも市でやっていて、ただ地域コミュニティーとなると市も教育委員会もみんな一緒にならなければなりません。長岡七小で始めておりますので、市はという書きかたになるのかなと思ったりしていますので、できるだけどなたが見てもわかりやすいような表現になるよう考えて行きたいと思います。
今、教育委員会の役割の部分は、除いたり別書きにしてこの学校、家庭、地域社会の役割を資料1のところに付けるので良いと思っています。

座長
 今のご意見のように教育委員会の役割というところを教育委員会だけではなく、教育行政だけではない一般行政、市の行政のかたのかかわりも非常に大きくなるので、教育委員会と行政の二つを上げるのも一つの手立てかもわかりません。それから上のイメージ図の教育委員会というところが3か所ありますが、その点についても事務局の方では行政にすべきか、教育委員会にするか議論していただいたようですが、結論としては、教育行政はやはり教育委員会であり、独立した執行機関である教育委員会にされました。この辺も強くこだわらないし、わかりやすいようにしたらよいということなのですが、イメージ図は次の報告書には添付しないで、表をわかりやすくして添付するという方向でよろしいでしょうか。

副座長
 そうですね。教育委員会これは行政にするかどうかは検討していただいて、その間の少し隙間があるとか、線が多いなどはこの3つとは離していただいてもよいと思うのですが。上とか下に乗せるという手もあると思うのですが、4つ並んでしまったらイメージが少しおかしくなるという気がします。

座長
 委員の皆さんいかがでしょうか。

委員
 表を外すにしても、4つ並べるより3つにして切り離して、太い線を入れることもできますが、少し区別した方が良いと思います。

委員
 これはどなたが見られるのですか。

事務局
 基本的には教育委員会に出しまして、事務局の下部組織である課長級職員に渡し、議会にも報告します。また公開すべきであろうとなるとホームページで市民も見られます。ただ中間のまとめでの公開になります。検討会議で出していただいた内容になりますので、どなたが見られても良いという考えで検討していただいたらと思います。

座長
 この報告書の提出先は教育委員会ということになるわけですが、この報告書そのものをいろんな形でホームページに出すにしても、大勢の方に配布することは考えてはいません。いろいろと協議のなかで検討され報告し、最終的に報告された後それを具体的にどうするかについては、このまま渡すのではなくわかりやすくすることになると思います。とりあえず報告書はホームページに公開され、イメージ図については今までにでましたような意見でよろしいでしょうか。
それでは、資料3の確認シートにつきましては、さきほどから出ていますように、本会議の参考資料として提出したもので報告書には添付しないということでよろしいでしょうか。
そうしましたら、資料4ですが、資料1と4を中間まとめとして3月末の教育委員会に提出しますが、今日の会議で出ました意見を当然盛り込んだり、多少変更しなくてはいけない内容になると思います。

事務局
 座長、付け加えさせていただきますが報告書の形にしますので、5ページで終わるかわかりませんが、その最後に委員さんの名簿を入れたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

座長
 委員名簿を入れたいということですが、ご異議はありませんか。無いようですのでそのようにお願いします。資料1と4を教育委員会に提出し、資料1についてはご意見をいただきましたが、内容を修正したり追加をいたします。
資料4を見ますと2の方に検討及び協議内容ということで第1回から4回の会議をまとめて構成されております。今日論議していただいた資料1については非常に大事なことですので、しっかり修正、追加をしていきたいと思います。

委員
 ホームページに載せる前に冊子をいただいてますね、今回このまとめを教育委員会に出す前にこの会議の内容は私たちが今聞いている範囲のなかで事務局がまとめていただいた物を提出するという事になりますね。

事務局
 そうなりますので、この場で具体的に何ページのこの言葉はいらないとか、変えるとか今決めていただいたら、写しとって行こうかなと思っております。
私の勝手な判断になるといけませんので討議してまとめていただけたらよいかと思います。最終的にどうするかはあとに話していただいたらよいと思います。

委員
 1回から3回の検討会議の協議を踏まえたものが終わりにという事までにつながっていくわけですね。

事務局
 第4回の内容につきましては資料4のところで、第4回の会議はまだまとめることができないので、この資料4と資料1を合わせた中間のまとめがこのとおりですという事に変えさせていただいております。第4回会議はこういう事でしたという具体的な言葉はこの中には加える予定はありません。

委員
 わかりました。

委員
 確認ですが、この表とイメージ図は事務局でまとめていただいても一度作ってもらえるのですか。

委員
 その表ですが、上のイメージ図は載せずに下の表を、今思っているのは、学校、家庭、地域をそのままにして、教育委員会を少し離すということで、ただ委員が言われていました「誰でも、いつでも、どこでも」の部分を終わりまでに決めていただいて、このままでよいか、またはこちらに移すかお願いいたします。

委員
 それはまた決めていただいたらよいのですが、教育委員会の線を2本にするかあるいは離すかというお話は、他の委員さんもよければよいのですが。

座長
 先ほど申しましたように、教育委員会については太い線を入れるとか少し離して文章表現を考えると申しました。

委員
 教育委員会を行政にするとか話が出ていましたね。

事務局
 それも今回はこのままにしていただいて、確定ではございませんので最終的な冊子の段階はまだ先ですので、もっと討議いただいて、使い分けも出てくるかなと思います。そこは次年度の中身に入ってくる時に討議していただいたらよいと思います。今はこの形でとりあえず教育委員会とだけはさせていただきたいと思います。

委員
 前に行政と書いて後ろにカッコして教育委員会と書いても差し支えなければそういう方法もあるのではないですか。

事務局
 皆さんのほうでその方が良いのであればそれでさせていただきます。

座長
 その件については、話をさせていただきましたが、教育委員会の役割というところを行政、教育委員会という言葉を入れるかということが出ていましたが、一つはっきりしたことは、3つとは区別できるように太い線をいれるとかして提出してはどうかという意見が出ていました。ただ、「誰でも、いつでも、どこでも」をどこに入れるかということは、他の所に入れた方がよいという意見が出たままで、どこに入れるかは結論は出していないのですが、委員さんの意見はどうでしょうか。

委員
 もとのままでいい。

委員
 しっかり分けるのであれば、やはり地域社会になるかと思いますが、わからなくなりましたね。

委員
 これはやはり、3月の教育委員会に提出される報告書の案を一度見せていただく期間はありますか。要するに、3月末の教育委員会に出される報告書に今日の議論がまとめられて出される訳ですから、一度、委員にメールで回覧していただく時間はあるのでしょうか。

事務局
 出来れば、この場で決めていただいたら有難いです。送らせていただいても、皆さんの意見が違っていた時、また集まってもらうのは大変なので、違うご意見が出た場合、どちらで修正したらよいかというのもありますので、この論議になっています資料2自体を外すことも考えられます。

座長
 とりあえず、3月に提出する分について、教育委員会の役割の分をどんな形で表現するのかということと、先ほどから出ていました今日の資料1についての意見を今後の報告書の中に取り入れていくことが大事になるので、そういうものを取り入れて、最終的に3月に報告される報告書がどうなっているのか知りたいと委員さんが望んでおられます。

事務局
 それでしたら、送らせていただきます。

委員
 今、一旦(案)の段階で、メールで資料を受け取り、いくつか意見が出ますね。その意見の取りまとめに関しては、座長に任せるとし、少なくともいろんな人から出た意見は、取り入れるものは取り入れ、取り入れないものは取り入れないとしてはどうですか。もう一回、実質的に会議を開くのは無理ですから意見だけでも聞いていただけたら何も見ずに報告書が出るよりは、見て意見を言って、その意見をどのように取捨選択されて、最終報告になるかは、座長・副座長にお任せするということで、私は良いと思います。

座長
 報告書(案)については、全委員さんに知ってもらうべきだと思いますし、それをご覧頂いて、ご意見が出た場合は、事務局・座長・副座長に一任したらという意見なのですが、それでよろしいでしょうか。

委員
 事務局は大変ですが。

副座長
 ここで上げているものは、基本的に中間まとめとして検討中のものを言うことの前提ですね。

事務局
 もちろん、そうです。

座長
 来年度一年かかってやらなければいけない内容です。

委員
 報告書としてまとめる以上、今回検討してきたことの軽重がありますね。少なくとも、どれを重視してきたかが中間報告として出るべきだろうと思います。そのへんの所が、より正確に反映される報告書が望ましいと思います。

座長
 今の意見について、座長・副座長・事務局で最終的な整理をするということでお願いします。

事務局
 作成してメールと郵送で送らせていただきます。事務的な都合で3月26日が教育委員会ですので、その数日前には完成したいので、期日を決めさせていただきます。そして、その最終の形を送らせていただいた方がよいですね。

委員
 それは、次回の会議でよろしいです。

事務局
 それでは、教育委員会に提出した分については、次回に提出させていただきます。

座長
 このまとめについて、修正した部分について、報告する中身を出来た段階で全委員さんにメールなり郵送でお送りします。それをご覧いただいて、特にご意見があれば、事務局の方へ申し出ていただいて、その処置については、事務局・座長・副座長と協議をしていくことにさせていただきますのでよろしくお願いします。

座長
 先ほどから出ています、この教育委員会の役割のところの一番下の「誰でも、いつでも、どこでも」をどこに入れるかということが、まだ決まっていないという意見なのですが、これは二つ意見がありまして、地域社会に入れた方が良いのではないかという意見と、教育委員会の役割の所で良いのではないかという二つの意見が出たままですが、どうでしょうか。

副座長
 ちょっと大きすぎるのではないかと思うのですが。

委員
 これは、生涯学習の理念ですね。これをどこに入れるという事ではなく全体の事なのです。

副座長
 理念の実現を努めるのは、教育委員会の役割が当たり前の話であるので、ここに入っていてもいいと言えば確かにいいとは思うのですがね。ただ、大きすぎるようなものだけれども、逆に、他のかたに見ていただく時に教育委員会というのは、学校教育だけではなしに、社会教育「誰でも、いつでも、どこでも」学習出来るというところに努めているということを結構理解されていませんので、そういうことを知ってもらう意味で載せておくのも悪いとは思いません。

委員
 そうかもしれないですね。それだったらいっそのこと、教育委員会と社会教育の両方に関わっているということを言葉で明記した方がわかりやすいと思います。

副座長
 ただ、社会教育という言葉は、今あまり使わなくなってしまっているということもありますし、それを具体的に何をしているかと言われると考えてしまいますが、少し切り離して今のままにしておいて、ここが逆に言うとどんな風にやっていくのか具体的にこれをどんな風に書いていくのかが、今後の課題であるということの認識をしっかり持つのも大切であると思います。

座長
 いかがでしょうか。こういうような中身、いわゆる社会教育と言われた分でも学校教育と同じように、教育委員会の大きな仕事であるということを認識してもらうためには、ここでもよいのではないでしょうか。これまで、本当に役所におきましても府の教育委員会におきましても、学校教育が中心になるわけですが、社会教育というと少し横の方に置かれてしまっているというようなことがあって、生涯学習と言われるようになってから生涯学習が筆頭になったりした訳ですが、まだまだ教育というと学校教育、それだけだという風に思っておられる皆様も多いので、ここでそういうことも知ってもらう機会にしたらどうかというご意見があるのですが、それでよろしいでしょうか。

委員
 その事は大事だと思います。ただ、どの表現がいいかということですね。今、言われたような内容も文章にされた方がはっきりするような気はします。教育委員会は、そういうものであるということ。ただ、最終的に、その報告の文章が非常に気になるのですが、この資料4の中には、検討及び協議内容の今までの会議録の要点があります。これが、実際には、このままの形を報告書の中に入れる訳ですが。

事務局
 一応、どういうことをご討議いただいたかということで、第1回から3回につきましては、このまま入れたいと思っています。

委員
 資料4のところが、校正案の中のどこに入るのですか。

事務局
 資料1と資料4で、資料番号が前後して申し訳ないですけれど、今考えますと、報告書は資料4の(案)を取ったもので修正を加えたものが、今でしたら5ページまであって、この後に資料1がつくという形で考えております。資料4の方が先頭に来まして、この検討会議のことで「はじめに」から始まってどのようなことを検討していただいたかを書いて、「終わりに」という形になります。その第4回のところで、中間まとめをしたということで、中間まとめが今までの第1回から第3回までこういう話をして第4回で討議していただいた内容で、この中間のまとめとして、骨子(案)を資料1のように考えたということで資料4の別添と言いますか、資料1にも添付が必要ならば、その後ろにつけるというイメージで考えております。

座長
 今のように報告する時には、資料4をまず置いて、その次に資料1を付け、イメージ図は要らなくなったので表をその次に添付するという形で報告書としたいということなのですが、委員の皆様、よろしいでしょうか。

事務局
 この資料を2月24日に送らせていただいた時に、この説明として資料1で計画の主な内容で2ページから4ページのものと、計画書の構成(案)という1ページのものとの関連を表につけさせていただいたものと資料の説明につけさせていただいているが、構成は大体こういう流れかな、系統かなということは確定するのですが、主な内容の方は単に計画の構成の中で主なものとただ単に第1基本理念、第2基本目標としたりということで、これがそのままこの順番で最終的な計画書に出てくるという意味ではなくて、主な内容の骨子としての中で主な内容として1つは基本理念はこういう感じで目標はこういう感じであることで、単に第1第2第3第4と置いただけで、最終的に計画書にまとめる時には、これがどこに入ってくるというのはまたここでご討議いただこうと思います。骨子だということで考えていただいたらよいと思っております。

委員
 それでしたら、一番最初に資料1について結構、議論しましたね。学校教育とその大きな目標と個別の不登校の問題であるとか、ここの議論の部分はどこに反映することになりますか。

事務局
 これは、たたき台で、骨子という形で、来年度に実際の中身を検討していくのは、この資料1の骨子の項目の上がったものを中心といいますか、重点といいますか、考えていただくということを教育委員会に知らしめるというか、こういう内容で次年度、中身に入っていきますよという事を知らすということになるかなと思っております。今日の話を入れさせていただくと、地域・家庭のことがもっと今と昔が違うからとか、ということがどういう書きかたになるかということになって、そういうことが教育の施策を進めていく10年を考えていくのであれば重要であるというようなことを、これを今年度はこういう風にまとまったので次年度これを検討していきますと言うように報告していきたいと思っております。

座長
 よろしいでしょうか。あくまでも、骨子として教育委員会に上げて、さらに次年度で討議検討して、最終的なものにするということです。そうしましたら、時間もオーバーして申し訳ございません。一応、資料4までのお話をいただいた訳ですが、この報告につきましては、皆さんからいただいた意見を精査して提案をお配りします。それについて、ご意見がありましたら、それをどうするか事務局と私達二人で検討していきたいと思いますが、当然、今、言いましたように修正したものは、皆さんに確認していただくことになります。この点で事務局から申し添えることはありますか。

事務局
 座長・副座長にはお世話になりますが、そういった形で進めさせていただきます。

座長
 そういうことで進めさせていただきますので、ご了解お願いします。そうしましたら、一応これで、今日の検討会は終わらせていただきたいと思います。その他、事務局から何かありますか。

事務局
 ありがとうございました。今年度の会議は、本日で終了となります。委員の皆様、ありがとうございました。次回の会議は、年度が変わってからの開催となります。各団体から出ておられます委員様については、出身母体の人気の関係とかもあろうかと思いますが、勝手な事務局の思いですが、事務局としては引き続きお願いしたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。次の会議日程は、現在のところ未定でございます。また、事務局の方で調整することにお許しをいただき、これまでと同様に日程が決まりましたら、資料より先に日程をお知らせさせていただきます。長時間にわたり、ありがとうございました。

座長
 今、事務局から提案がありましたように、役職が代わる方もあるかと思いますが、どうぞ来年度も引き続いてお願いいたします。日程につきましては、決まり次第、お知らせさせていただきます。そうしましたら、15分オーバーしましたが、今日の会議を終わりたいと思います。本年度は、今日が最後となりましたが、来年度も続きますけれども、座長として充分なことが出来なくて、また今後さらに頑張って進めていきたいと思いますので、ご協力よろしくお願いいたします。

閉会

参考

傍聴者なし

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