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教育委員会平成28年5月定例会会議録

  • ID:5968

教育委員会会議録

 

1 日時

平成28年5月25日(水) 午後3時00分

 

2 場所

長岡京市役所  会議室7

 

3 出席者

教育長   山本和紀

委 員   浅輪信子

委 員   竹下賢

委 員   安久井由紀子

委 員   藤原有希子

 

4 事務局職員

教育部長、文化・スポ-ツ振興室長、同室担当主幹

教育総務課長、教育部参事兼学校教育課長、総括指導主事 

生涯学習課長、中央公民館長、図書館長、教育支援センター所長

北開田児童館長、教育総務課総括主査、同課再任用職員 

 

5 傍聴者

なし

 

6 開会

教育長

開会を宣言する。

          

7 前回会議録の承認

承認・署名

 

8 教育長諸報告

・4月定例会以降の報告

    近畿都市教育長協議会が橿原市で開催され、本年度の総会ならびに発表等があった。それぞれのまちの課題の情報交換を行った。

アーリントンに滞在した子どもたちが帰ってきた。行く前と後では雰囲気も変わっている。何かをきっかけにし、自分自身が何かを感じて変わっていくことがいかに大切か。帰ってきた子どもたちは、もっと勉強をしていけばよかった、という思いがあったらしい。よい勉強になったと思う。英語だけでなく、強い感動を受けることが、学習の原点になる。

 学習の主体は児童生徒、教育の主体は教員であり、この二つを効率的に実施していくのが教育に携わる者の使命である。将来を担う子どもたちが感動をもってもらえたことはよかった。

   法句経に「こその寄るべ、を措きて誰に寄るべぞ」とある。すべてが自分自身の行動によって始まるという意味である。つまり、子どもたちにも自分で思ったことは行動に移すことが大事であるということを常に持ってほしい。

    府内の都市教育長協議会が南丹市で開催された。府内14市の保護者対応への苦慮等、事前に出ている課題に対して意見交換をした。

  社会の事件で気にかかるものが3件あった。

   1 三菱自動車のデータ不正処理。大企業だけに残念である。疑惑、不正についてはダブルチェックで適正に処理したいものである。

   2 三宮の自動車事故。運転者に病気があったらしい。後方から車が来たということであるが、子どもたちには自動車など更なる注意喚起お願いしたい。

  3 東京でタレント刺傷事件。普段の子どもたちへの不審者対策に似通ったところがある。普段から注意をお願いする。

 

9 行事・会議結果報告

     各課長諸報告

            (行事・会議報告資料に基づき説明)

 

(質問・意見等)

委員

医学界では予防医学が話題になっている。平均寿命より健康寿命を延ばすことと医療費の削減だ。本日は「予防教育」について2点要望したい。

1点目は、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)の予防についてだが、子どもが遊ばないので体が固く、バランス感覚も悪い。また、運動不足による骨の発育も悪く転倒骨折が目につく。今年度から全国の小中学校の学校健診で運動器機能が追加された。四肢の状態について、背骨や手や関節の動きについてチェックしてもらうことになった。現在健診中であるが、従来から背骨の変形はあるが、しゃがみこむことが困難な下肢の異常のある子どもを発見する。熊本での避難所の仮設トイレは和式が多いが、子どもたちがしゃがむことに慣れていないので非常に困難であるという新聞記事をみた。

こういう健診結果により、罹患率の集計分析がなされれば、どのように予防対策をしていけばよいか考察し、予防教育につなげていってほしい。

2点目、生活習慣病の予防教育について。中高年で目立つメタボリックシンドロームを小中学校時代から教員等が問題意識を高めて指導してほしい。すでに学校で肥満児の発見や治療方針の取り組みはしているが、食事や運動療法に加えて生活スタイルの改善に学校教育として指導していってほしい。

 

事務局

  さらに指導していきたいと考えている。

 

委員 

 乙訓市町の連合会があり、府の管理部長から教育改革について報告があった。前から問題にしている、教員の多忙化、クラブ活動の指導に関連して質問したい。

 この報告でも、先生の業務に負担になっているものとして課外活動の指導がある。日本の場合、仕事時間は53時間、OECD参加国は38時間で15時間多い。

 その中でも課外活動が8時間弱、一般事務5.2時間。国もすでに問題にしている。このあたりの改善、予算化も含めて管理部長に質問した。府教育再生実行会議第7次提言において、負担を軽減するため、地域から専門スタッフを入れるという取り組みを考えているとことであった。教員全体の中で、クラブ活動の指導を考えざるを得なくなり、弱体化していくという話があった。専門スタッフとしてはスクールソーシャルワーカーなどに加えて部活動指導員が出てきているが、教員の負担のきついところを重点的に考えていくべきであり、長岡京市も教員の多忙化の対策について考えてほしい。

    部活動の現状は? 部活動は必ず加入させるのか? 頻度(週何時間くらい)は?

 

事務局

 部活動の加入は、基本的には必須ではないという位置づけである。実際にはクラブに入っている比率は90%を超えている状況だ。活動時間は季節によって違っているが、冬は5時頃、夏は5時半頃までであり、土曜、日曜の練習試合などは教員が必ずつくこととなり、教員の負担となっている。

 

委員

  必ず先生がつく、ということだがその負担を減らせればいいが…。

 

事務局

   普段の指導者がつくことが必要であると考える。

 

委員

 このままでは現状を打開できない。専門技術の高い人と一緒に指導していくなど

工夫はできるのでは。チームとして対応するため、予算をつけるという話は?

 

事務局

   専門的な人をつける話は全くない。

 

委員

 この時期ならではの2点。小学校中学校、通学路の見直し、ペンキの塗り替えなどしてもらっている時期。地区委員から学校、学校から関係部署へ要望が出てきていると思う。早い時間帯に子どもだけで下校している姿をみると不安も感じる。はしゃいでいる姿もみる。通学路の危険地点は早く改善してほしい。

 部活動について。最近のニュースで、体育館で熱中症になり学校の責任が問われたとあった。今年は5月にしては暑いし夏には大会が多い。子どもも熱心だし、顧問の先生方も指導に熱が入るが、休憩時間や練習時間に対する配慮が必要であり、何かあっては遅いのでうまく時間短縮できないかと感じた。

 

事務局

 体育館の空調を、という話になってくると思う。昔とは違い、休憩時に水分をとりながらやっている。何かあったときのための対応は考えておかなければならない。校長会でも話をしていきたい。

 

委員

 長岡京市の不登校の出現率は、全国の出現率より低いが、人数については小中を合わせると多い。不登校のうち、アゼリアに行っている子ども(昨年は9名)以外の子どもたちはどういう状況にあるのか。

 

事務局

 27年度で小中合わせて60人くらい。不登校は年間30日以上の欠席をしている児童生徒をカウントしている。子どもによっては学校に来ているが、教室に入れない子どももいる。27年度で全く学校に来られない子どもが昨年度4名。ほかの子は何らかの形で学校へ来ている。

 

委員

 アゼリア等に行っている子どもは教育を受ける機会がある。学校、アゼリア、フリースクールに行きたくても行けない子どもたちの存在を心配(教育の確保)する。「不登校自立支援」の文科省委託事業を受けるという話を聞いたが、具体的にどういう取り組みになるのか?

 

事務局

 現在不登校の現実は厳しい状況。もっとアゼリアにきてもらえればと思うが、家から出にくい子どももいるし、別室登校している子どももいる。この事業は、もっと専門的な見地から意見をいただき、アセスメントをして、学校の取り組みについていろんな方法でバックアップしていく体制をとっていくこと。それと、具体的に子どもに関わることであり、ケースによっては家に伺って対応するような体制(アウトリーチ)を組むことの2本柱が新規の事業である。対象は不登校の子どもである。

  つまり、専門的な見地から見ることと、登校できている子どもについては、家の情報もつかんで家に行くことも考えている。事例を聞いていると家に行くことはとても難しいとのことだが、そういうアプローチも設けていきたい。

 

委員

 校医健診時に話を聞くが、保健室に行くと心が休まる生徒もいる。図書(図書司書)室へ行く児童もある。そういうスタイルもあるのでは。

 

事務局

 個別の状況をみて対応していくことになる。専門的スタンスから支援をしていく。

 

委員 

  発達障がいも含め、課題は大きいと感じる。

 

委員

  保護者も、何より本人もつらい。期待している。

 

 

10 議案

教育長

 「第10号議案 長岡京市社会教育委員の委嘱について」提案説明を願う。

事務局

 任期途中で人事異動があったことに伴い、後任について委嘱が必要なので教育委員会の議決を求める。新任3名、前任者の残任期間とする。

教育長

 質問意見等はないか。

  (質問等なし)

 特に無いようなので賛成の方は挙手を願う。

  (全員挙手)

 全員賛成により第10号議案は可決した。

 

教育長

 「第11号議案 長岡京市文化財保護審議会委員の委嘱について」提案説 明を願う。

事務局

  委員の任期満了に伴い、後任委員の委嘱が必要なので教育委員会の議決を求める。全員で10名。任期2年。

教育長

 質問意見等はないか。

  (質問等なし)

 特に無いようなので賛成の方は挙手を願う。

  (全員挙手)

 全員賛成により第11号議案は可決した。

 

教育長

 「第12号議案 教育支援センター研究部門研究員の委嘱について」提案説 明を願う。

事務局

  委員の任期満了に伴い、後任委員の委嘱が必要なので教育委員会の議決を求める。任期1年。

教育長

 質問意見等はないか。

  (質問等なし)

 特に無いようなので賛成の方は挙手を願う。

  (全員挙手)

 全員賛成により第12号議案は可決した。

 

教育長

 「第13号議案 長岡京市教育支援委員会委員の委嘱について」提案説明を願う。

事務局

  委員の任期満了に伴い、後任委員の委嘱が必要なので教育委員会の議決を求める。38名。任期1年。

教育長

 質問意見等はないか。

  (質問等なし)

 特に無いようなので賛成の方は挙手を願う。

  (全員挙手)

 全員賛成により第13号議案は可決した。

 

11.協議事項

・平成28年度6月補正予算(協議資料により事務局説明)

 中学校配置の英語指導助手1名を委託契約する。1名が帰国するため、日本の業者で後任を探して委託。減額補正となる。

 京都府乙訓教育局の指定事業であるオアシス校事業の指定を本市小学校2校が受けたことによりその経費を補正するもの。

 

・6月補正予算(協議資料により事務局説明)

 文科省委託事業の内定を受け、不登校課題に対応するためアセスメント及びアウトリーチに係る人員配置による不登校児童生徒への支援を事業化するため補正するもの。国100%補助の事業。

 

(質問・意見等)

 委員 

成果がでれば継続となるか?

      事務局

              今のところ本年度限りの事業。

委員

       スーパーバイザーの人材は見つかりそうか?

事務局

 専門的な方を探しているところ。

委員

 信頼関係ができたところで予算がなくなりできなくなる、とならないよう願う。

 

・長岡中学校体育館防災機能強化等工事請負契約(資料により事務局説明)

入札の結果、辻工務店と仮契約済み。

落下の危険性がある体育館つり天井の改修、トイレ改修、プールの屋根改修等

 

(質問・意見等)

       なし

 

11 報告事項

  ・アーリントンタイムズについて

    (報告資料に基づき説明)

 

(質問・意見等)

なし

 

12 行事予定

  行事予定(5月26日~6月24日)について 

           6月9日、議会開会。

          6月22日、定例会の場所は、図書館の大会議室で開催する。

(意見・質問等)

  なし

 

13 その他

   なし

 

14 閉会

   教育長、午後4時28分挨拶並びに閉会を宣言する。

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長岡京市教育部教育総務課総務・施設整備担当

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ファクス: 075-951-8400

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