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教育委員会平成29年3月定例会会議録

  • ID:6776

 教育委員会会議録

 

1 日時

 平成29年3月29日(水)  午後3時00分~午後4時08分

 

2 場所

 市役所 会議室7

 

3 出席者

教育長         山本和紀

委 員    竹下 賢

委 員         藤原有希子

委 員         安久井由紀子

委 員     福澤秀夫        

 

4 出席説明員

教育部長、文化・スポ-ツ振興室長、同室担当主幹、

教育総務課長、教育部参事兼学校教育課長、総括指導主事、

生涯学習課長、中央公民館長、図書館長、

教育支援センター所長、北開田児童館長、

教育総務課総括主査、同課主事、同課再任用職員

 

5 傍聴者

              なし

6 開会

(教育長) 

開会を宣言する。

7 前回の会議録の承認

承認・署名

 

8 教育長諸報告

(教育長)

 毎年2月3月は、本年度の総括を図りながら、次年度に向けて予算や方針を作成する時期。予算案は議会審議を経て無事に原案通り可決された。教育委員会所管の予算内容は、前回報告した通り。

 2月17日、社会教育委員会の3回目が開催された。委員は本年度で任期満了となった。社会教育に関するご意見をいただき、次へ進むステップとして確認させていただいたところ。ますます充実させたい。

 2月19日、長三小すくすく教室の文部科学大臣表彰を記念した地元主催のパーティーが開催され出席した。地域住民が上手く連携し、子どもたちを学校教育外で地域育てをしていただいている結束の強さを感じた。先達のうち2人が引退とのことであったが、今後も教室の更なる充実を期待したい。

 2月25日、教育委員会臨時会を開催。次年度の学校管理職人事に関する議決をいただき府教委へ直ちに上申した。4月1日に例年通り新聞報道される。

 3月4日、PTA連絡協議会理事会。一年の慰労をこめて懇親。

 3月15日、中学校卒業式。3月17日、小学校卒業式。児童生徒が夢と希望に向けて、次のステップへ旅立つ。皆が自身の能力を活かす努力をしてほしい。

 3月24日、本市一般職員の人事異動内示。市の施策をいかに推進するのか、人事配置によって変化する。人事異動は、退職と採用の数的調整と合わせて、政策の人的表現作用でもある。組織は生き物であり、シャッフリングで活性化する。管理にあたる皆さんには、それぞれの所属で、事務事業管理と人事管理を徹底し、施策の効果的な展開と人材の育成を図ってほしい。

 

9 行事・会議結果報告

      各課長諸報告

       (行事・会議報告資料に基づき説明)

中央公民館の児童室開放については4月以降も実施予定。

 

(質問・意見等)

 

(委員)

 子どもの貧困問題について、子ども食堂は長岡京市にもあると聞いている。子どもの貧困をどう救済し、援助するかということについては、子ども食堂は入口に過ぎない。いろんな面での補助が必要とされている。学習の補助の面で、現状いろんな工夫があるのではないかと思うが、教えてほしい。

 すくすく教室については、府の市町村教育委員会の研修会で、学校と地域の連携・共同ということで京産大の西川先生が話された。私は欠席だったので、報告書を読んだ。コミュニティスクールに傾斜した話をされていたようだが、本市ではコミュニティスクールとしてやっているわけではない。しかし地域との連携は図られている。これは重要な取り組みだと考えるが、すくすく教室というのは中学校もあるのか?

 子どもの貧困は、中学校での対策も考えねばならない。現状では放課後の子どもに対する対応が重視され、あまり子どもの貧困はとらえられていないのではないか。

 

(事務局)

 教育委員会では貧困の子どもに焦点をあてて、ということよりも、全体の底上げを図っていく、というのが現状。

 すくすく教室は小学校が対象。地域の人の力を借りながら、学習も含めて様々な活動の支援をしていただいている。

 中学校では学校支援地域本部事業で放課後等に地域の方に、学力に焦点を当てて取り組みを進めていただいている。

 子どもの貧困については、今後の課題として、教育委員会だけではなく、福祉部局とも連携しながら取り組んでいく必要があると考える。

 

(委員)

     中学校でやっている学校支援地域本部事業はオープンでやっているのか。

 

(事務局)

 この事業は学習補助であるので、英語や数学を教えたり、授業の補助で入ったりしている。英検をうけていただくための支援など、目的を持って学習支援事業を行っている。他に昼の時間帯に地域の方に来ていただき図書館の開放をするなど、学校のやりたいことを、地域の方にお願いしてやってもらっている。

 

(委員)

 こういう事業を見ていると、貧困化対策である。そうではなく、実質的に貧困家庭の人に補助していく方法がよいと思う。

 

(委員)

 卒業式に行った。こういう節目は子どもの成長に大きな影響を与えるものだと感じた。小中一貫もあるが、卒業式を経験するとこっちの方がよいと思った。

 卒業式では袴姿が多く、華美になっていくのではと懸念している。公立の小学校で、経済的理由で嫌な思いをすることがあってはよくないので、華美にならないようにという保護者へのお願いはしても良いのではと感じる。

 京都府で放課後デイサービスが増加していると聞く。学童保育を利用できない子どもが増える中で、増加するのはわかる。管轄は障がい福祉であるので、どこを利用しているのか、といった情報連携はしているのか。車で送迎しているということも聞いている。学校に直接に車だと危険も伴う。

 

(事務局)

 学校教育課と障がい福祉課で連携し、学校へ連絡をしている。

 送迎をしている施設もある。

 

(委員)

 危険のないようにお願いしたい。

 

(委員)

 不登校について。今後も増えていくのでは、という危機感と解決の難しさを感じている。国も同じなのでいろんな対策を模索していると推察する。

 教育支援センターも、教育相談セミナーや研修をされている。文科省の不登校モデル事業の委託は3月で終わりと聞いている。この事業から見えてきた実情があったら教えてほしい。不登校の児童生徒の状況も教えてほしい。

 

(事務局)

 不登校について、今年度文科省のモデル事業を委託で取った。市ではだいたい中学校でクラスに1名、小学校は学校に1名程度不登校の子どもがいる。不登校は30日以上学校を休んでいるというのが条件である。不登校には至らないが、可能性のある子は多い。

 中学校ではスクールカウンセラーが配置されているが、小学校から手を打つことが大切ではないかと考え、小学校に心理の専門家が入っていくという焦点化した事業をすることとした。

 臨床心理士に入ってもらい、気になっているお子さんにはアセスメントをし、対応を考えていく。具体的に児童に寄り添った方がよいケースについては、心理の専門家である支援員に入ってもらった。専門的な見方、寄り添い方を学校の先生が間近に見ることでノウハウをつかむこともでき、現場からは好評を得ている。来年度も応募しているが、現時点では未定である。できるとしても補正対応となる。府も小学校に臨床心理士を置くことを検討していると聞くが、本市の方向性は合っていると思う。

 

(委員)

 今までの取り組みと違う所は、学校へ出かけていく、そこに専門的な力を入れた、ということか?

 

(事務局)

 学校現場へ出かけていき、教頭先生等と話をしながら、児童生徒や保護者へつないでいき、センター常駐の相談員やプレイセラピーにつなぐといった方法。

 

(事務局)

 不登校の状況は現在集計中だが、2月末の状況を見ると昨年度より増加の見込みである。

 来年度は、府からスクールカウンセンラーを全小学校に派遣予定で動いている。各小学校に年間で12時間派遣、これで全校派遣と言えるのかと疑問は持っている。今年度の支援センター文科省研究指定の取り組みに上乗せする形でやっていけば、充実すると考えている。拠点校を決める必要があるが、学校を順番に回っていってはと考えている。

 中学校で不登校が増えているという現状がある。学び生活アドバイザー(スクールソーシャルワーカー)を全校に派遣するということになっているが、時間数はごく少ない。アドバイザーを長岡中学校に1.5日分府教委から派遣しているがこれを2日間に増やして小中学校を巡回する形でやっていきたい。

 貧困の問題もあるが虐待も不登校に深く関わっているケースが多くある。臨床心理士だけではなく社会福祉士にも入っていただいて福祉とも連携を取りながら少しでも不登校、虐待を減らしていきたい。

 教員が若くなっており、まだそのノウハウを身に付けていないという部分があるので、研修をしっかりやりながら進めていきたい。

 

(委員)

 子ども達の成長度合いは見えづらい面がある。不登校に携わる先生方や関係者の皆さん方の実践は大事なものだと思っている。しっかり研修をしていただき今後の研修に役立てていただきたい。

 

(委員)

 千葉県のベトナムの女児殺害事件があった。登下校の子どもの安全を守るため、ICタグをつけて登下校情報を得たり、GPSを利用しているところもあると聞く。登下校には暗い道を通ることもあると思う。地域の見守りをしているところもあるが、本市の場合はICタグ等の検討はどうか?

 

(事務局)

 小学校の登下校については多くの地域の方に見守りをしていただいている。

 ICタグについては、阪急電鉄の「登下校ミマモルメ」というものがある。PTAで申し込みをされ、校門に入った・出たのがわかるもの。全員が利用しているかどうかまでは把握できていない。

 

(委員)

 児童生徒の学校への携帯電話の持ち込みは可能なのか?

 

(事務局)

 学校への持ち込みは原則禁止。家で持っているかは把握していないが、多くの子が持っているようである。家庭の事情で持ち歩く必要がある場合、学校で預かる体制をとっている場合もある。

 

10 議案

・第4号議案 長岡京市スポーツ推進委員の委嘱について

 

提案理由

(事務局)

 市民スポーツの普及推進のため設置しているもの。現在24人以内の定員で16人の委嘱。定員に達していないため、新たに1名委嘱をしたい。任期は平成30年3月31日まで。

 

(教育長)

賛成議員の挙手を求める。

(全員挙手)

全員賛成。第4号議案は原案通り可決された。

 

11 協議事項

・長岡京市立総合交流センター設置条例施行規則の一部改正について

(事務局)

 指定管理者で新たに購入したモニター(プロジェクターの代わりをするもの)、カーペット(乳幼児保育利用時に使用、これまで無料だったが劣化)、スピーカー増設するもの。

 事前に購入相談のあったものについて、指定管理者が指定管理料で賄い、市で備品登録を行う。

 

(教育長)

 利用者の利便性が上がるようなことならいいが、極端に税金を投入することのないようにだけ、留意してほしい。

 

12 報告事項

・長岡京市公立学校施設整備計画(平成26年度~平成27年度)の事後評価について(資料にもとづき事務局説明)

 

 国庫補助金を受けたものについて広く公表する。神足小学校の複合化、六小、八小、十小耐震化、トイレ改修等についてすべてが完了したため報告するもの。

 計画通り実施し耐震化率100%を達成。今後、非構造部材の耐震化工事やトイレの改修工事を計画的に実施し、中学校給食の実施に向け施設整備を順次進めていく。

 

・私立幼稚園に係る新規補助事業について(資料に基づき事務局説明)

 就園促進補助金は、待機児童対策の一環として、働いている保護者が私立幼稚園と認可外保育施設を併用する場合に保護者に対する補助金。市民税額により、6階層の設定を行っている。

特色のある幼児教育推進補助金は、新たな特色づくりを支援し、そのことで利用促進を図ろうとするもの。今年度300万円の予算を計上。

 

・平成29年度アーリントン訪問団日程(予定)について(資料に基づき事務局説明)

 4月26日出発、5月6日帰国。4月18日に激励会。5月8日に報告会。

 

 (事務局)

 幼稚園の2つの新規事業はいずれも、幼稚園にもっと目を向けていただくことが目的である。就園促進補助金は個人給付であり、働いていても幼稚園に預けやすい制度とするもの。特色のある幼児教育推進補助金は幼稚園に対する補助で、財源の半分が地方創生の交付金。

幼稚園という選択肢を広げることで、定着すれば待機児童対策の一助になるとの考えである。

       

13 行事予定

(事務局)

行事会議予定について(3月30日~4月18日)資料に基づき説明。

      

14 その他

    なし

 

15 閉会

(教育長)

午後4時08分に閉会を宣言する。

 

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長岡京市教育部教育総務課総務・施設整備担当

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