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長岡京市の地域公共交通の崩壊を食い止めるための緊急アピール

  • ID:11910

長岡京市の地域公共交通の崩壊を食い止めるための緊急アピールを宣言しました

長岡京市では、公共交通に関する政策の推進や、地域の実情に即した輸送サービスの向上に必要となる事項を協議するため、地域公共交通会議を設置し、市民代表や交通事業者、学識経験者、行政等が一体となって議論を進めてまいりました。

昨今の新型コロナウイルス感染症により、本市の地域公共交通であるバスやタクシーは、利用者の大幅な減少を招いています。全ての人が地域公共交通を緊急的かつ継続的に支えていく必要があります。

そこで、市民の皆様や行政、関係機関それぞれが地域公共交通を支える取組みを行っていただくよう、令和3年11月26日に開催された第23回長岡京市地域公共交通会議において、緊急アピールを宣言いたしました。

緊急アピール全文

 長岡京市地域公共交通会議では、交通弱者の移動を公共交通で確保して市内外の移動の自由度を高め、活発な交流に基づくまちの活性化を目的として、長岡京市の望ましい公共交通体系を実現するための施策の検討を行うとともに、この地域で住み続けられるよう高校生、高齢者等の通学、通院の足の確保はもとより、広く住民や来訪者に公共交通を使っていただけるよう様々な取組みを実現してまいりました。

 こうした中、今般の新型コロナウイルス感染症の影響は、公共交通にも非常に大きなダメージを与えています。本市においても、路線バスで令和2年度は令和元年度と比べて3割程度、タクシーで年間5割程度もの利用者の減少がみられます。このままでは、地域の公共交通を支えていただいている交通事業者の事業継続も危ぶまれる状況であり、そうなれば市民の皆様の生活にも大きな影響が生じます。

 各交通事業者は、感染防止のために、3密を防ぐための換気、消毒等様々な取組みを行っております。当交通会議としても、こうした各交通事業者の感染防止策の取組みを住民の皆さんに知っていただく等、公共交通を守るとともに、利用促進に向けた様々な取組みを今後とも後押ししてまいります。

 市民の皆様には、日常生活を支える重要なインフラである公共交通の大切さをご理解いただき、感染防止に留意したうえで、電車、バス、タクシー等の公共交通を積極的に利用していただくようお願いいたしますとともに、国土交通省及び京都府におかれましては、こうした地域の窮状をご理解いただき、持続可能な公共交通の維持確保のために必要な支援や措置を速やかに実施していただきますよう、ここに緊急アピールを宣言いたします。

令和3年11月26日
長岡京市地域公共交通会議
会長  小林 潔司