教育委員会平成24年7月定例会会議録
- ID:978

日時
平成24年7月17日(火曜日)午後3時

場所
長岡京市役所会議室7

出席者
浅輪委員長、竹下委員長職務代理者、北畑委員、藤原委員、芦田教育長

陪席者
教育部長(山本)、文化・スポーツ振興室長(中村)、文化・スポ-ツ振興室担当主幹(岡本)、教育部次長兼教育総務課長(谷川)、教育部次長兼学校教育課長(堤)、教育総務課担当主幹(舟岡)、総括指導主事(本島)、生涯学習課長(中尾)、生涯学習課主幹(関)、中央公民館長(川上)、図書館長(橋本)、教育支援センター所長(田村)、北開田児童館長(森本)

開会
浅輪委員長開会を宣言する。

前回会議録の承認
承認・署名

委員長諸報告
- 6月21日6月議会定例会閉会について
藤原委員が同意され、7月1日就任。 - 7月14日平和記念碑・戦没者追悼碑献花式、平和フォーラムについて
長法寺小らくしんまつりについて
アーリントン友好代表団さよならパーティーについて

教育長諸報告
- 6月30日長五小校区地域コミュニティ協議会設立式典について
(市内4番目の設立)
各校区夏まつりについて - 7月8日小畑川クリーン作戦について(九・八・七小校区)
- 関西電力計画停電について(一学期給食終了により、影響が減少)
- 本日、教頭会において、大津市の中学生いじめによる自殺事件を教訓として、各学校とも夏季休業期間中の全職員の研修課題として指示。
- 夏季休業中の工事について(耐震工事、長法寺小・長六小・長五小・長二中。マンホールトイレ工事、長三小・長四小)
- 8月定例会は8月22日(水曜日)に変更。

各課長諸報告
各課長諸報告

質問・意見等
委員
大津市のいじめの事件についてですが、いじめ対策については文科省から各種通知されていますが、残念ながら現実的にはうまく機能していなかったのではないかと思います。長岡京市も体制をチェックすることが重要であると思います。文科省発行の教育委員会月報の平成23年10月号に平成22年度児童生徒の問題行動調査結果が特集され、平成23年8月4日付けで調査結果が通知されています。その中でいじめ問題の対応について掲載されています。平成18年度にいじめの定義が変更されて、報告件数が増加し、その後減少傾向にあったが、平成22年度には再び増加しています。これに対して文科省も危機感を持ち通知したと考えられます。いじめは攻撃を受けた者がどのように感じるかを考えるべきであるという基本的な意味合いといじめは精神的な苦痛が多いので、いじめが行われているかという判断を表面的、形式的に行わないようにという内容の通知がされています。問題はいじめ対策が現実的に機能することが重要であります。大津の事件に照らして、現実化の方策を考えておられるとは思いますが、その方策が不十分であれば見直し、慎重に検討していただきたいと思います。
委員長
いじめ問題は、保護者、地域など社会全体で考えることであると思います。子どもたちの命の尊さを理解し合わないと良くならないと思います。最近の子どもたちは万引きなどが悪いという認識が少ないということを聞きましたが保護者は子どもたちの生活に注意、関心がいっているのでしょうか。
委員
保護者は悪いことは悪いと教えているが、子どもたちがある時期を超えて保護者より友達の意見を優先させてしまい、周りの環境に流されてしまうのではないかと思います。それが社会的に黙認されてしまえば、それがまかりとおってしまう恐れがあると思います。
事務局
文科省は、毎年問題行動調査を実施しています。先程言われたように、いじめの定義が見直され、これを契機に増加しています。長岡京市の手立てとしては、一番大切であるのは、子どもたちがいじめを起こさない学校の規範づくりが重要であると考えております。道徳教育や学校のルールを通して規範意識を高める必要があります。また、中学校では1年生で人権学習の一環として、いじめについての学習を必ず行っています。教育相談的なことではスクールカウンセラーを全中学校に配置し、子どもたちが相談することもあります。学校では担任が学期に一度、教育相談週間を設けて子ども一人ひとりと話をする機会を持っています。こういう場面を設定することで子どもたちから、困っていることやいじめられていることを聞き、常に担任がアンテナを立ててすぐに対応できるような体制を取っています。本市で、平成18年に虐待で幼児が亡くなる事件がありました。その事件を契機に各小中学校がいじめを含めて人権を守ることの大切さをアピールし、いじめのことにつきましても子どもたちがどのように感じているかアンケートを実施しています。もう一点、いじめ等の対策指導員を1名配置しており、各小中学校を月1回巡回し、いじめだけではなく、虐待、不登校について管理職や生徒指導教員から状況を把握し、市教委に報告があります。以上、様々な取り組みを行っていますが、一番大事なことは子どもたちが自分たちの学校が魅力のある学校であると感じることであると考えております。特に中学校においては魅力ある学校作りをテーマに学校教育を進めております。
委員
今回の大津の事件に照らして、長岡京市であれば防げていたかと思えるかどうかであります。今回の場合、事件の背景により対応が甘くなっているということが考えられます。
委員長
家庭に子どもたちの居場所ができていないのが問題でもあります。子どものSOSをキャッチする場がなくなっており、心の中が見えてこないのではないでしょうか。
委員
制度的には限界があるので、現場の先生がクラス全体をみているので、問題が起こった場合、常に生徒の行動に対して「何かおかしいのではないか」という疑問を持ち、対応に当たることが大事であると思います。
教育長
中学校の担任は、一定教科やホームルームに行き常に子どもたちを見ることができるわけではなく、常に顔を合わせるのは各教科の先生がたで、その中で生徒の行動がよくわかるのは体育の授業であるなど、全教職員が常々子どもたちに対して気をつけるよう徹底することが重要です。また、保護者との連携が必要ですが、保護者による子どもの虐待が増加しています。そのような子どもをどのように守っていくのかという新たな課題もあります。
委員
長岡京市は様々な手立てを行っていただいていますが、それがルーチンになることなく継続していただきたいと思います。教師がしっかりと見るということが大切であるのでご指導願います。もう一点、先日、郡山市の小学校校庭で忘れ物を届けにきた保護者の車に児童がひかれて死亡する事故がありましたが、車の乗り入れに対する安全面についてはどのようにされていますか。特に登下校時については車の乗り入れをしないよう指導していただきたいと思います。
事務局
登校時についてはあいさつで教職員が校門に立っていますので、保護者が車で届け物に来られた場合は門の外で止めていただくよう指導しております。
基本的に、保護者の自動車での来校は遠慮願っております。

議案
委員長
それでは審議に入ります。
第14号議案「長岡京市学齢児童生徒の就学すべき学校の指定に関する規則の一部改正」について、議題といたします。
議案の説明をお願します。
(教育部長から議案説明)
委員長
ご審議を願います。
委員長
何か、ご意見等ございませんか。
各委員(なし)
委員長
ないようですので、第14号議案は原案どおり承認します。
委員長
次に第15号議案「長岡京市指定文化財の指定に関する諮問」について、議題といたします。
議案の説明をお願します。
(教育部長から議案説明)
委員長
ご審議を願います。
委員長
何か、ご意見等ございませんか。
各委員(なし)
委員長
ないようですので、第15号議案は原案どおり承認します。

行事予定
行事予定(7月18日~8月21日)について(教育総務課長)
- 次回定例会は8月22日(水曜日)に変更実施。

意見・質問等
なし

閉会
委員長、午後4時20分挨拶並びに閉会を宣言する。

その他
- 定例会開会前に、教育長より藤原委員就任紹介
- 藤原委員から新任あいさつ