教育委員会平成26年4月定例会会議録
- ID:4001

会議の概要

日時
平成26年4月16日(水曜日) 午後3時

場所
長岡京市役所 会議室7

出席者
浅輪委員長、竹下委員長職務代理者、北畑委員、藤原委員、山本教育長

陪席者
教育部長(中村)、文化・スポーツ振興室長(西堀)、文化・スポ-ツ振興室担当主幹(柿原)、教育部次長兼教育総務課長(谷川)、教育総務課担当主幹(舟岡)、教育部次長兼学校教育課長(本島)、総括指導主事(大木)、生涯学習課長(中尾)、中央公民館長(荻)、図書館長(橋本)、教育支援センター所長(岡花)、北開田児童館長(岡本)

開会
浅輪委員長開会を宣言する。

前回会議録の承認
承認・署名

委員長諸報告
・ 4月 8日 小学校入学式 761名
・ 4月 9日 中学校入学式 672名
・ 4月11日 校長会議
・ アーリントン訪米団結団式
・ 京都府市町村教育委員会連絡会において、5月19日に定期総会が開催、10月20日に府下と近畿の教育委員研修会が開催される。中央教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律案についての要旨を報告。
・ 熊本県に発生した鳥インフルエンザについて原因不明であることへの危惧。感染症には早期発見と対策、熱に弱いことから加熱を行うこと。
・ 発想の転換の必要性について
抜歯後の治療として一般的な抗生剤が使われているが、人によっては耐性菌ができるため効かない場合がある。診療科目が異なる医師の機転から別の抗生物質の処方により治まった。また、ある国では食材の肉を切るときに包丁ではなく食材を動かして切っていた。これらのことから、常識にとらわれず、違った切り口やアイデアを実践してみる。これが意外な効果をもたらすことがある。

教育長諸報告
・ いじめ防止対策推進法案
4月1日から学校の基本方針がスタートした。法律のできた経過があることから、各自治体では本来の目指すところや対処法が同じはずであっても良いのに、実際にこれまでの条例を見比べると自治体によって少しずつ違っている。附属機関の条例を設置するのか否かについては、近隣の市町村や府下の状況を鑑みながら進めていきたいと考える。
・ STAP細胞、聴覚障がい者による作曲等、何が真実か分からない出来事が多くある。仮に真実でなくとも周囲が信じることで事実と異なっても真実になり得ることもある。本質を見抜く目を養う必要がある。本当に子ども達、市民の為になっているのか見極め、行政を進めてもらいたい。

各課長諸報告
各課長諸報告
(質問・意見等)
委員長
教育支援センターの相談用電話は混雑することはないのか。
事務局
全くゼロとは言い切れませんが、基本的に事務と相談用を使い分けています。相談として入電した場合、専用のランプをつけて解るようにし、複数名いる相談員が出るようにしています。
委員
教育支援センター通信12月号で学習支援に対する保護者からの声が載っていた。内容は、教育支援センターへの相談後に学校の先生と連携していただいたことで結果的に子どもの学力が伸びたとあったとのことだが、効果を感じられることはとても良い結果であったと思う。また所報を見たが、就学相談、進学に向けての相談等、幅広く対応しておられることがよく解った。この相談は一般の保護者が利用することもできるのか。
事務局
はい。既に就学相談されている方はもちろん、本人や保護者が相談を希望されれば連絡をいただいています。
委員
委員長報告の中で話をされた発想の転換で感じたことを述べたいと思います。クレーマーという言葉をよく耳にします。苦情、不平は英語でcomplaintであり、Claimは違約した相手に対して損害賠償請求するという意味であるが、本来の意味とは少し違うクレームやクレーマーが世間で使われています。言われた人からすると決して良い気分ではありません。しかし、前向きに発想の転換をすることで成功・成長に繋がることがあります。中小企業の成功事例などは、このクレームをどのように改善すれば相手に満足してもらえるのかという視点で努力した結果であり、我々も前向きな努力と発想の転換を気持ちに持つことが大切だと思います。
委員
毎月学校だよりを見せていただくが、3月号の発行時に新年度の予定や始業式や給食の開始日、家庭訪問期間の掲載は保護者にとってありがたい。次に本日配布のアーリントン訪問団の日程表について。子ども達との勉強会に参加していて気付いたことですが、目標を持っている人間は強いと感じた。訪問団員の勉強会初日は知らない者同士が集まって緊張の雰囲気からスタートしたけれども、回を重ねるごとに英語力だけでなく全員で合唱やダンスも上達し、結団式では子ども達から、僕たちは英語の勉強もしてきたけれどもチームワーク作りもしてきましたと挨拶があった。半年弱の期間であったが目標を持って動く強さを感じました。あともう一点、新学期を迎えスマートフォンを持つ機会も増えると思われるが、SNSに対する様々なトラブルに子ども達が巻き込まれないよう情報発信をしていただきたい。
委員
初歩的な質問をここでさせていただくが、SNSとは何の省略か。
委員
ソーシャル・ネットワーク・システムの省略で要は携帯などの端末を利用した情報網のことでラインなどを指します。使い方によって、知らない相手からのメールや言葉巧みな勧誘で、こちらが思わず反応してしまうと個人情報を引き出され悪用されてしまうケースがあります。
委員
友達に送ったはずの文章が、他人に流れてしまうこともあります。
委員長
そのあたりについて、教育長はどのように考えておられるのか。
教育長
親切心で返信することが仇になる、間違った送信先である旨を親切心から相手に返信したことで、今度はメールアドレスを加工し親切にした人になりすまして新たなメール送信をする等の巧妙な手口の中で、子ども達にはどのように指導していくのかであるが、学校でも学習するとともに、子どもに端末を持たせる以上家庭での教育が大切である。親に対しても情報発信をしていきたい。
事務局
中学校一年生を対象として啓発文書を全中学校一斉に配布した。配布の文書を通じて、保護者へ家庭での教育、協力もお願いしています。加えて警察等との連携した情報教育も進めていきます。
委員長
就学前の児童に対しては保護者が集まる機会もあるので、低年齢のうちから教育することはできませんか。
事務局
小学校低学年で所持している者は少なく、また保護者の認識も低いことから、小学校の高学年から中学生の現在所持する可能性の高い学年に焦点をあててスタートさせています。今後は状況を注視していきたいと考えています。
報告事項
・ 長岡京市立の小学校及び中学校に勤務する府費負担教職員の服務に関する規定の一部改正について
(学校教育課長から報告)

行事予定
行事予定(4月17日~5月21日)について (教育総務課長)
(意見・質問等)
なし
閉会
浅輪委員長、午後4時13分挨拶並びに閉会を宣言する。