地球温暖化対策実行計画（平成25年度進捗報告書）

平成23年3月に策定された「長岡京市地球温暖化対策実行計画（区域施策編）～持続可能な未来（アース）プラン～」の平成25年度の進捗を報告します。

平成22年度の温室効果ガス排出量は、1990年度比で16%削減されたものの、前年度に比べると16.6%増加しました。

これはリーマン・ショックの影響等からの景気回復による製造出荷額の増加等が主な要因と考えられます。

また、平成23年度には東日本大震災の影響により、電気の使用に伴う二酸化炭素排出量の係数（排出係数）が平成22年度比で約1.5倍に上昇したことから、温室効果ガス排出量が大幅に増加しています。

温室効果ガス排出量は、東日本大震災の影響等により製造業の生産量が減少したことや、家庭や事業所での節電意識の高まりもあって、1990年度比では、平成23年度は9.4%削減、平成24年度は4.5%削減となりましたが、前年度に比べると、それぞれ7.9%、5.4%増加しており、前述の排出係数の上昇が大きな要因と考えられます。

                                                                                                                       (千t-CO2)

※温室効果ガスの排出量を算出するためには、電気やガスなど、エネルギーの使用量や各部門の統計数値が多く必要です。それらがすべて出そろうのは、3年後となっているため、温室効果ガスの総排出量の確定値は、他の目標の取組み年度とは異なる年度で公表しています。ご了承ください。

温暖化対策を進めるため、特に重要な取組みを「長岡京市8つの取組み」として、推進に重点を置いています。
これについて、市として「長岡京市地球温暖化対策実行計画推進協議会」で学識経験者や市民、環境団体の代表などから意見を聞いています。
今年度の取組み成果としては、24項目中、15項目が達成、3項目が7割程度の達成、6項目が未達成となりました。次年度からの新たな目標設定に向け、取組みが評価結果にきちんと反映されるような分かりやすい指標の設定や、市民生活に身近な場での講習会の開催などについてご意見をいただきました。