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教育委員会平成29年12月定例会会議録

  • ID:7417

教育委員会会議録

1.日時

平成29年12月20日(水曜日)午後3時03分から午後4時12分

2.場所

市役所大会議室A

3.出席者

山本教育長、藤原委員、安久井委員、福澤委員、京樂委員

4.出席説明員

教育部長、文化・スポ-ツ振興室長、同担当主幹、

教育総務課長、教育部次長兼学校教育課長、総括指導主事、

生涯学習課長、中央公民館長、図書館長、教育支援センター所長、

北開田児童館長、教育総務課総括主査、同課主事     

5.傍聴者

なし

6.開会

(教育長) 

開会を宣言する。

7.前回の会議録の承認

承認・署名

8.教育長諸報告

(教育長)

11月25日。第28回乙訓地方小学校駅伝大会。6位までが入賞。そのうち本市は5校が独占し嬉しい結果となった。優勝は長八小。大変喜ばしい。続いて2位神足小、3位向日市の第二向陽小、4位長五小、5位長四小、6位長十小、という結果であった。子どもたちが勉強だけでなくそれぞれの力を発揮し、このような結果に繋がったと思う。大会に出ているのは一部の子どもたちだが、学校と児童が一丸となって、精一杯みんなで応援して頑張った結果だ。士気がとても上がる。このような状態が続いてほしい。

11月18日。子ども環境フェスティバル。毎年開催されており、子どもたちの学校での環境活動の報告や、環境に関する絵が描かれたごみ収集車の展示があった。自分の書いた絵が描かれているごみ収集車が、市内での業務のために走ると、子どもたちには励みになると思う。絵が選ばれたのは一握りの子どもたちだが、自分もあんなふうに描いてほしいと願い、頑張ろうとのモチベーションが高くなるのではないかと期待している。

12月5日。改選後、初めての定例会開会。議員からは、放課後児童クラブの問題、低所得世帯の入学準備金の問題が前議会に引き続き、また中学校の制服や生涯学習、英語及び道徳教育について一般質問があった。きょう20日に定例会は無事に終了、全議案が可決された。教育委員会から上程した工事の契約案件は4件とも議決された。入札・契約・議決の流れが一つでも躓くと計画に遅れが生じ、日程の見直しが不可欠となってしまう。無事にスケジュール通り議決をいただき一安心である。

12月10日。目の前で起こった事故。JR長岡京駅で、京都行きホームの京都寄り前方で待っていた69歳の男性が、突然に気を失い線路へ転落。大阪方面から既にホームに進入していた電車は転落場所の200メートル手前、私が居た辺りを先頭として車両が凄まじい警笛とブレーキ音と共に緊急停止した。何が起こったのかと思い線路の前方を見た。5名の乗客が線路上に降りて転落した方を担いでいた。落ちた瞬間に緊急停止ボタンを押した方が2名。新聞記事によると、転落された方は軽傷だったが、その時は頭から血を流しており、救助している方も服が汚れ、自分たちも危険な状況にあるにも関わらず必死に活動していた。間一髪の出来事であった。一人の人間を皆で助け合うという気持ち。黙って見過ごしていれば社会人としての誇りと勇気は失われる。救助・協力した6名の方(1名は辞退)には後日、感謝状が渡されるという。現場で生々しい場面を目撃し感動した。躊躇せずに線路に降りた方が複数いたことは素晴らしいことで、転落した方も助かって本当に良かった。

 この世の中は世知辛い。社会のあちこちで様々な事件事故が起こっている。人に迷惑をかけたり煽ったりする人。今日のニュースによると、小学校低学年の女児が、知らない男性から何らかのスプレーを顔にかけられ、皮膚がただれるという事件があった。弱者である子どもにいたずらしたり暴力を振るったりするけしからん人がいる。その反面、自分の危険も顧みず人助けに身を投じる人がいる。社会は様々な人で成り立っているが、私たちはできることなら例え小さな事でも人や社会のために役立つ行動をとりたいものだ。怪我をされたものの命に別状なく、人の心と行動の善良な場面を目撃し、師走に心地よく感じた。市議会も終了し、次のステップに向けてなお一層頑張っていきたい。

9.行事・会議結果報告

各課長諸報告

(行事・会議報告資料に基づき説明)

(質問・意見等)

(委員)

12月22日は終業式、そして年末を迎える。年末には子どもたちが地域に帰るので、日本の良きお正月を学び、体験してほしい。先生方も休んでリフレッシュしてほしい。

給食の指導について。忘年会シーズンということで、食べ残しをなくして生ごみを削減する3010運動の取り組みに関する記事が新聞に掲載されていた。子どもたちの給食指導の中で、残さず食べるように、という指導はしていると思うが、私が学生の頃は5時間目や掃除が始まっても食べている子がいた。今はそのようなことはないと思うが、食べ残さないように、という指導はどこまでどのようにしているのかお聞きしたい。

また、何度か給食を一緒に食べた際、「いただきます」の後、食べ始めた頃に先生が生徒の席をまわって配っていた学校が多かったように感じた。残さないという意味では良いと思うが、全部食べ終わっていなくてもおかわりをよそうという指導をしているのか、1年生に関してはお箸の持ち方等の指導をしているのか聞きたい。

中学生の3者懇談について。3年生には進路決定の大事な懇談。公立高校、私立高校に進路を決定する中で、通級学級や特別支援学級に通っている生徒の進路決定に関して、先生方は、支援学校の情報をどのようなところで学び、知識を得ているのか教えていただきたい。先生方だけではなく、保護者や子どもと一緒に支援学校の見学をしたりされているのか。

(事務局)

給食指導に関しては、個人差があるため、無理な量を食べさせるわけではなく、一方で好き嫌いをなくしていくよう、担任が子どもの様子を見ながら調整している。一律この量を食べ切らないと休み時間がない、という指導はしていない。おかわりについては、できる限り残食がないように指導している。これから始まる中学校給食に関しては、小学校の経験を元に指導していく。小学校1年生に関しては、お昼休みいっぱいまで食べていることもあるかもしれないが、年度当初には他の教員も手助けに入っている。

特別支援学級や通級学級の生徒の進路指導については、特別支援学校の説明会に本人、保護者、教員が参加し、見学を前提とした上で判断し決定している。保護者は支援学校から直接説明を受け、教員も支援学校の先生から話を聞くことで、本人にとってどの進路がよいかを時間をかけて丁寧に協議している。

(委員)

給食のおかわりに関して、例えば2つのおかずがあって、片方が空になったから入れるのではなく、食べきっていない状態で配られていることが多いが、これは決まりがあるわけでなく、各担任の先生の指導のもとか。

(事務局)

おかわりはクラスによってあり方が違う。子どもたちが当番をする中で、うまく配りきれずに食缶に多く余った場合は、担任がまわって配っていくことがあるが、一般的にはおかわりは食べ終えてからという指導にしている。

(委員)

子ども達は好きなものをおかわりしたいと思い、好きなものの量が増えてしまうと、嫌いなものを残しがちになるのではないかと思ったが、そうではないと分かった。

進路指導に関しては、学校側から支援学校に行った方がいいと勧めるわけではなく、相談してその子の進路について決定していると理解ができた。

(委員)

急に寒くなり風邪が流行り始めた。例年よりも早く学級閉鎖が出ている学校があると聞いている。十数年前、学校にエアコンが設置された時に、教室の空気が乾燥しないように濡らしたふきんやぞうきんを教室のまわりに置いておきなさいという指示があり、実際に効果があったと思う。各学校で、うがい、手洗い、換気等に気を付けているとは思うが、3学期が流行期になるので早めの予防対策をお願いしたい。

先月開催された乙訓小学生駅伝大会。走っている子どもたちを見て感動した。オリンピックが近いので全国的にスポーツ競技が盛り上がっている。特に若い世代、10代が活躍するのを見ると私たち大人も元気をもらえる。駅伝では、長岡京市の子どもたちの頑張りが際立っていた。頑張って練習したのだと思う。子どもたちが様々なスポーツに親しむことができる環境づくりが重要だと改めて感じた。

働き方改革について。中教審から、教員の負担軽減について中間案が出された。教員の業務を仕分けして一部を外部委託する。その対象業務としては、登下校、放課後、夜間の見回り、給食費の徴収等が挙げられていた。改革の趣旨は先生方が授業に集中できる環境を作っていく、これに関しては大賛成だが、地域に委託という内容も書かれていて少し気になった。

本市の場合は、通学路の見守り活動はPTAの方や地域のボランティアの方々にしていただいている。学校はこれまで地域のみなさんの協力をいただいて、強いつながりがあると思っている。その時々、様々な問題解決に多くの協力を得てきており、例えば不審者による事件が発生した時には見守り隊を組織したり、子どもたちの放課後を充実させようとすくすく教室ができたり、学校を応援していこうと学校支援地域本部ができたり、ということがあった。このような流れがあり今があると思っている。

働き方改革で任せるべきところは任せていきながらも、子どもたちをみんなで育むという温かい視点、愛情ある視点はなくさないでほしいと強く思っている。この間、働き方改革について新たな情報があれば教えてほしい。

(事務局)

今のところ、中間案以外に新たな情報はないが、登下校の部分だけでも、理念はあってもどれだけ委託を受けられるかという問題がある。例えば、不審者情報があれば教師は子どもたちを最寄りのところまで連れて帰るが、それを地域の方に情報が出たからすぐに対応してほしい、とお願いすることは簡単にはできないと思うので、様々な立場からの丁寧な協議があって進んでいくと思う。

(委員)

委託というとすべてお任せというイメージが強く、なかなか上手くいかないのではないかと新聞を見て強く思った。今後おそらくこの方向で進むと思うので、どのようにしていくのか細かく配慮していく必要があると思う。

(委員)

英検について。文部科学省は、中学3年生の3級以上の取得を目標と設定しているが、本市での受験者数、最終合格者は何名か教えてほしい。多くの予算を使って実施したので、今回の評価や課題について教えてほしい。今後も継続してやっていく必要があると思うので課題をつめていってほしい。

(事務局)

英検受験の対象生徒数は712名。そのうち受験者数は、3級235名、準2級110名、2級16名、準1級2名、合計363名受験。受験率は50.98%。そのうち合格者は3級151名(64.26%)、準2級61名(55.45%)、2級、準1級は0名。全体での合格率は58.40%。3級以上を取得している今年度の中学3年生は、最終的に48.31%となった。文部科学省の目標では「中学卒業段階に英検3級程度以上」50%となっている。「程度」とは、例えば帰国子女など、英検を受検していなくても明らかに3級以上の能力はある生徒を含み、その生徒数を足して50%を超えるというのが目標値である。その基準でいうと、英語担当教員によると本市では57%くらいである。

(委員)

何かで見たデータで、実際の取得者数割合が10%に満たず全国で一番低い県が、「英検3級以上相当と思われる生徒」の割合が全国で一番高かった。本市ではそのようなことはなく、実際の数字を聞いて立派だと思った。受験する級によって受験料が異なるが、全受験者分の受験料を長岡京市が負担しているのか。

(事務局)

そのとおりである。

(委員)

英検に関する課題については、今後聞かせていただきたい。

中学校制服について。中学校制服をもっと安くという新聞記事が出ていた。本市の学校紹介で、平成27年に長中と長4中が、平成28年に長2中が制服を新しくしたと読んだ。新聞記事によると、公正取引委員会が調べた結果、2016年の全国の平均販売価格は、男子33,000円、女子32,000円となり、2007年と比べて5,000円アップしているという。本市の現状はどうか。また、制服を新しくする時には相見積もりをとっているのか。しかし、相見積もりを取りすぎて過当競争になってしまうと、制服という毎日切る物の品質劣化につながってはいけないので、難しいところではある。また、中学校の制服の購入先の選択についても聞きたい。

(事務局)

学校の制服は、岡山県に有名なメーカーが多く、多くが岡山県で生産されている。本市のある中学校で制服を変えた時の手順でいうと、本市にあるメーカーの系列仕入れ店それぞれから見本を取り寄せ、それをPTA本部役員、生徒、保護者だけでなく、これから着るであろう小学校の児童にもアンケートをとり、その間に値段交渉をしながら、どの制服にするか、みんなで協議を行った。また、制服を着用する人にとっては、様々なお店で取り扱い、近所で購入できることがありがたいので、そうした点も踏まえ、多方面から協議をし、合意を得ていったと聞いている。

制服は3年間着られる耐久性があることが大前提。また、メーカーの経営安定性も非常に重要である。同じデザインの制服を使っていくために、生地はまとめて染めており、それを何年間も保管し続けてもらうことになる。そのメーカーが倒産するようなことがあれば、せっかく作った生地が無駄になってしまう。ご指摘のとおり、より安いに越したことはないので、引き続き検討していく必要がある。

(委員)

同じ品物を、各販売店とも同じ価格で購入できるのか?

(事務局) 

そのとおりである。

(委員)

制服のデザインを簡単に変えるわけにはいかないので、今のような理由は理解できるが、制服が5,000円も値上がりするとやはり保護者の負担は大きい。良い品質の物を、コストを抑えて調達できるようにしていけたらいいと思う。

(委員)

男女共同参画について。前回の定例会の時に、文部科学省が男女共同参画学習課の名称をなくすことを検討しているという話をしたが、今朝の新聞報道によると、なくすのではなく「男女共同参画・共生社会学習推進課」という名称で残すことになったということで、良かったと思っている。長岡京市においても、教育における男女共同参画推進に努めていただきたい。

乙訓小学生駅伝は、これまでも何回か大会を見ていたが、今回間近で見て子どもたちの頑張りにとても感動した。配布されたパンフレットに選手名簿が載っていたが、男子が先、女子が後という順番になっていたため、ぜひ男女混合名簿を検討していただきたい。走順は作戦上秘密だとしても、五十音順等工夫はできると思う。タイム順の結果、男子、女子の順になっているのかもしれないが、性別に関する表記がもう少し前面には出てこないような形にできるのではないか。長岡京市だけでできることではないので、提案をしていただきたい。出場する子どもにとっては、パンフレットは一生の宝物になる。このようなところからも人権問題に敏感な人材に育ってほしいので、ぜひ工夫してほしい。

(教育長)

実行委員会の会長をしているので、なぜ男子女子の順番になっているのか調べ、いただいたご意見を次回に向けて提案しようと思う。

10.協議事項

・平成30年度教育費予算について

(教育長)

本市情報公開条例第6条第5号の規定する意思形成過程にある情報で、市と協議中であり、公開することにより公正かつ適正な意思形成に著しい支障があると思慮される。よって、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第14条第7項及び本市教育委員会規則第15条の規定により議決を願う。規定によりこの議決に関する討論はなしとする。

非公開とすることに同意いただける方の挙手を求める。

(全員賛成)

(教育長)

この案件については非公開とする。

(非公開協議)

(教育長)

以上で平成30年度教育費予算についての協議を終了する。従って、非公開の協議については終了とする。

11.報告事項 

・長岡第八小学校給食室・プール等建設工事請負契約について

(事務局)

前回定例会で協議案件としていたもので、落札内容が決定した。本日議会で議決されたため本契約とする。

・長岡第四中学校給食室等建設工事請負契約について

(事務局)

前回定例会で協議案件としていたもので、落札内容が決定した。本日議会で議決されたため本契約とする。

・専決処分の報告について

(事務局)

公用車運転中に発生した交通事故にかかる損害賠償の額が決定した。

12.行事予定

(事務局)

行事会議予定について(12月21日から1月17日)資料に基づき説明。

13.その他

 なし

14.閉会

(教育長)

午後4時12分に閉会を宣言する。

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長岡京市教育部教育総務課総務・施設整備担当

電話: 075-955-9532

ファクス: 075-951-8400

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