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教育委員会平成31年4月定例会会議録

  • ID:8947

教育委員会会議録

 1.日時

平成31年4月17日(水)  午後3時00分から午後3時52分

2.場所

市役所 会議室7

3.出席者

教育長 山本和紀

委員 藤原有希子

委員 福澤秀夫

委員 京樂真帆子

欠席委員   大下和徹

4.出席説明員

教育部長、文化・スポ-ツ振興室長、同室担当主幹

参事兼教育総務課長、教育総務課主幹

参事兼学校教育課長、総括指導主事、学校教育課主幹

生涯学習課長、生涯学習課主幹、中央公民館長、図書館長

教育支援センター所長、北開田児童館長、教育総務課長補佐

5.傍聴者

なし

 6.開会

(教育長) 

開会を宣言する。

 7.前回の会議録の承認

承認・署名

 8.教育長諸報告

(教育長)

平成31年度がスタートした。年度当初は例年になく寒い日が続き、桜の開花も見ごろが3週間と長くなりあらためて感動した。そのため、久しぶりに小中学校とも入学式に桜が咲いており、嬉しい限りであった。次のステップに進む子どもたちの笑顔を見て、さらなる成長を願う。

4月1日、新しい元号は「令和」と発表された。5月1日からまた新たなスタートになる。元号が変わることを契機に、次の時代に向けて心があらたまる。

4月4日、若葉カップ実行委員会。若葉カップは小学生バドミントンの全国大会、いわゆる甲子園である。今年はオリンピック前年の各種競技日程のため、若葉カップは7月20日~23日の4日間とし、平年より日程は前倒しとなった。来年2020年は終業式の日程と時期が重なり気がかりである。オリンピックという大きいスポーツの祭典の開催に向けて、子どもたちに夢を与えることができればよいと考える。

4月11日、京都府市町村教育委員会連合会役員会。藤原委員と出席。5月31日の総会に諮る決算案予算案、事業報告案事業計画案、研修会などについて協議。

社会の出来事では、失うという言葉の「失」に関連する出来事が多かった。国の政治世界では、失言により大臣、副大臣が更迭された。言葉には力がある。禅宗の道元の言葉に「愛語よく回天の力あることを知るべきなり」とある。良い言葉は社会を動かす力があることを知らねばならない。

また、言葉は人に向かって発するとき口舌の刃になりうる。トラブルやいじめに繋がることもあるので使い方は慎重にすべきであるが、言葉を蔑ろにするような状況を時々見受ける。我々は、読書や異なる世代の人との会話などを通して言葉や表現を学び、自分の思いを相手や社会に伝えることが大事。政府で仕事をする人がとんでもない発言をして職を追われることは大変に遺憾なことである。

人の前で話すときには、自分が正しいと思っていることや知識が正しいのか、常に自分自身が検証しなくてはならない。多人数の場には様々な考えの人がおり、自分の一辺倒な考えで発言すると、聞いた人によってとんでもない解釈をされるので、特に気をつけねばならない。また、旅先で誰も知らないと思っていい加減な発言をして、廻り回って公の場に出てくることもある。他人の批判をしていて、ちょっとした言葉が刃となり誰かを傷つけることもある。例え話をする時に生半可な知識で不適切な例えを示し、大きな誤解を招くこともある。

これら5つの「た」の話題や場面、つまり「正しいと思っていること」「多人数の場」「旅先」「他人の批判」「例え話」でモノを言うときには、特に注意しなければならない、との意見を新聞で読んだことがある。

一方、フランス・ノートルダム寺院が火事になった。工事関係者の失火か。いくら復元しても元通りにはならない。同じ形で再建しても重ねてきた文化や価値観の年輪は戻らない、由々しき事態。歴史的建造物は失うことなく守っていきたい。

我が国でも、過去に金閣寺や寂光院などが火災に遭った。国宝級で天守閣が残っている城もあるが戦争で破壊され焼失したものも多い。ヨーロッパでも同じだ。破壊や焼失で失えば二度と戻らない。現存物の保護に留意し、先人の残した歴史財産を将来の子どもたちへ残していくことが大事。失えば帰ってこない文化を守るためには不断の努力が必要。いにしえの文化を守ることについて職場でも議論してほしい。

  9.行事・会議結果報告

(各課長諸報告)

(行事・会議報告資料に基づき説明)

 (質問・意見等)

(委員)

小学校の入学式は桜が咲いており、良い天気で写真も映えたと思う。その様子を見ていて短歌を思い出した。「ひさかたの 光のどけき春の日に しづ心なく花の散るらん」春の日、光あふれるときにゆったりしたらよいのに、どうして桜は急いで散ってしまうのか。

入学式の準備に始まり、新学期がスタートして間もなく10連休がやってくる。学校も休みとなる。お盆時期のような業務休止日にはならないと思うが、学校や教職員の対応は。

京都府のスポーツ推進協議会に出席。スポーツ推進計画、府も本市も10年間の中間改訂の時期。新しいリーフレットが出たが、本市でも動きはあるのか。2020年を前に、オリンピック・パラリンピックでもちきりである。明日からチケット販売サイトもプレオープンするという。

翌年5月にはワールドマスターズゲームズ2021関西が開催される。オリンピックの半年後に関西での世界大会で、京都でも8市町で大会があるという。30歳以上なら誰でも参加できるという大会だと聞くので、ぜひ興味を持ってもらえたらと思う。

 

(事務局)

10連休については、例年のゴールデンウィークより長くはなるが、特別な対応は考えていない。中学校では前半に部活動の大会があるので、教員は連休後半をいつもより休むことができると思う。連休に向けての心構えのプリントは配布する。

 

(委員)

小学校は部活動がないので教員も休みがとれるかと思うが、中学校に関しても、普段忙しい分しっかり休んでもらえれば。毎年連休明けは五月病と言われるように子どもも先生方も大変だと思うが、月の3分の1も休みになるので、表情の変化などに気をつけて見てもらえればと思う。

 

(事務局)

スポーツ振興計画については中間改定を事務局で検討中であり、今年度中に審議会で意見をいただく予定である。市民の意識調査ではウオーキングをする人が多く、健康医療推進室がウオーキングの促進に向けアプリ開発を予定している。それらと連動しながらやっていきたい。

オリンピックは、年齢の高い世代の方が関心を持っており、若い世代の関心が薄い。オリンピックと合わせ、ワールドマスターズゲームズもPRしていきたい。

 

(委員)

4月12日、校長会に出席した時、平和のありがたさについて話をした。学校だよりに長四中の修学旅行は南九州方面から長崎に変更となり、福岡県朝倉郡の太刀洗平和記念館を訪問するとあった。平和について、子どもたちが意識するのは良いことと思うが、修学旅行の行先はどのように決まるのか。

働き方改革の進捗状況は、どのような状況か。データ比較ができる部分や改善点等あれば紹介してほしい。中学校給食に関する給食費徴収の状況、夜間の電話対応をなくすよう業務終了メッセージを流すことについての検討、部活動方針の浸透状況はどのような状況か。中学生のアンケートでは、部活にやりがいを感じている生徒が8割を超えており、部活動に楽しく取り組んでいるようである。

先ほどオリンピックの話が出たが、今年は6月に大阪でG20、秋にはラグビーワールドカップ、来年はオリンピックと国際的なイベントが続く。この機会に小中学生もそういうところに目を向けてもらうにはいいタイミングかと思う。

 

(事務局)

修学旅行は、各学校で検討し候補地を選定して、学校の活動として妥当か、費用面等様々な面から検討し、PTAとも相談し決定している。最近は沖縄や南九州等で平和学習を盛り込むことが多く、中学校で二校が沖縄に行っている。

 

(委員)

自身も沖縄を訪れた際、悲しい思いをされた方々の声を聞くなどした印象深い場所である。平和や戦争について、ぜひ考えてもらいたい。

 

(事務局)

修学旅行時期の5月から6月は沖縄が梅雨にあたる。また、最近は機体が小さくなってきており、一機で行けないような状況もあり、行先は変動しつつある。

働き方改革については、まだ一年を通して同月を比較するところまでデータがとれていないが、今わかる範囲では、たとえば午後8時までに退勤できない日数が何日あったかでいうと、7月は4.9日、12月は4.1日と少し減っている。また、残業が45時間以内の教職員は11月は31%、12月は53%となっており、冬休みの影響もあるだろうが少しは改善しているようである。

部活動については昨年度教育委員会で部活動方針を作り、それに合わせて各学校でも方針を作り、4月から運用している。土日のうち1日を含む週2日休むこととしている。部活動の楽しみもあり、休みもあるのが理想形だと思う。

給食費については、小学校は私会計だが中学校は公会計としており、未払いの督促は行政で行っているため、教員は関わっていない。

夜間の電話対応については、業務終了のアナウンスを流すようにすることを検討しており、校長会に提示しているところである。実施の方向で考えているが、他市町では留守番電話対応は望ましくないという意見もあるようだし、何時に応答メッセージを切り替えるかなど、丁寧に議論をしていきたい。

 

(委員)

修学旅行については、安全面等も含め、いろいろ検討してほしい。

働き方改革については、データ比較ができるのはもう少し先になるが、そろった時点で比較し、PDCAサイクルを検討してほしい。給食費の公会計化については、小学校まで広げるとなると大変だと思うが検討してみてほしい。電話対応の業務終了メッセージについては、PTA等の対応も必要だと思うので、丁寧に慎重に進めてもらえればと思う。

 

(委員)

フランスのノートルダム寺院大聖堂の焼失は衝撃的であった。報道によると文化財は運び出されるよう訓練を行っていたといい、その結果は明らかではないが、訓練が生かされていればと思う。

4月3日の京都新聞に、大山崎町の文化財収蔵施設の問題が載っていた。旧バス車庫に仮置きをするとのことで、きちんとした施設がないのは問題である。

本市でも文化財保護について十全な対応をお願いしたい。文化財は減ることはないし、減ってはならない。ノートルダム寺院をみて、そのように感じた。

 

(事務局)

収蔵庫については、本市においても課題である。大河ドラマで本市の歴史も注目を集めている。ヒーローの歴史も大事だが、地域に根差した歴史、古文書等の資料も重要である。予算との兼ね合いもあるが、新庁舎にも収蔵施設の一定確保を進めているところであり、適正な保護に努めていきたい。

 

(委員)

細川ガラシャ(明智玉)を調べており文献リストを作っているが、現段階で書籍96、文献44をリストアップした。まだ増えていくと思うが、本市図書館のガラシャ関係資料の充実ぶりに驚いた。書籍96冊のうち、35冊を所蔵していた。古くて手に入らないものもあるので、35冊は素晴らしい数字である。ガラシャ関係を意識的に集めた成果であると感謝している。図書購入予算は厳しい傾向だと思うが、ガラシャについて調べるなら本市の図書館へ、と認識してもらえるよう、今後も続けてほしい。

 

(事務局)

大河ドラマに向け、もう少し新しく気軽に手にとってもらえるような書籍を集めたいという司書の意見も聞いているので、今の言葉を励みにがんばっていきたい。

 10.報告事項

・長岡京市立の小学校及び中学校に勤務する府費負担教職員の服務に関する規程の一部改正について

(事務局)

京都府に合わせて本市でも改正するもの。

東日本大震災に関するボランティア休暇の削除、配偶者のない職員等の育児時間の拡充、不妊治療休暇の新設等。

 11.次回定例会までの行事・会議予定

(事務局)

行事会議予定について(4月18日から5月15日)資料に基づき説明。

 12.その他

なし

 13.閉会

(教育長)

午後3時52分に閉会を宣言する。

 

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長岡京市教育部教育総務課総務・施設整備担当

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