ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

現在位置

教育委員会令和元年8月定例会会議録

  • ID:9591

教育委員会会議録

1.日時 

令和元年8月28日(水)  午後3時00分から午後4時17分

2.場所

市役所 大会議室A

3.出席者

教育長  山本和紀

委員  藤原有希子

委員  福澤秀夫

委員  京樂真帆子

委員  大下和徹

4.出席説明員

教育部長、文化・スポ-ツ振興室長、同室担当主幹

参事兼教育総務課長、教育総務課主幹、参事兼学校教育課長、総括指導主事

学校教育課主幹、同課主幹、生涯学習課長、同課主幹

中央公民館長、図書館長、教育支援センター所長、北開田児童館長

事務局職員 教育総務課 課長補佐、同課主査

5.傍聴者

5名

6.開会

(教育長) 

開会を宣言する。

7.前回の会議録の承認

承認・署名

8.議案

第10号議案「令和2年度から小学校において使用する教科用図書の採択について」

(教育長)

本日は教科用図書の採択に係る3件の議案が提示されている。

まず、第10号議案「令和2年度から小学校において使用する教科用図書の採択について」提案理由の説明を願う。

(事務局)

小学校の教科用図書については学校教育法第34条第1項の規定に基づき、文部科学大臣の検定を受けた教科用図書を使用しなければならない。

さらに、義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律第12条第1項に基づき京都府教育委員会より採択事務が定められており、本市と向日市及び大山崎町が乙訓地区としての同一の採択地区となっている。

教科用図書の選定にあたり、二市一町の教育長、教育委員の全員15名と、小中学校校長2名の合計17名で構成される乙訓地区小中学校教科用図書採択協議会が開催され、調査研究員からの報告に基づき採択協議会で慎重な審議が行われ、令和2年度から乙訓地区の小学校で使用する教科用図書が総意で選定された。

本議案は、義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律第13条第4項及び第5項の規定により、採択協議会での選定結果どおり教科用図書を採択すること、及び選定理由を採択理由とすることについて教育委員会の議決を求めるものである。

(教育長)

ただ今の提案理由の説明の通り、二市一町の教育長、教育委員の全員及び小中学校長2名の合計17名で構成される乙訓地区小中学校教科用図書採択協議会で慎重な審議が行われ、乙訓地区の小学校で使用する教科用図書が選定された。

義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律第13条第4項及び第5項の規定により、採択協議会での選定結果に基づいて教科用図書を採択することの規定がある。採択協議会の総意として、原案を本市教育委員会の採択としたいと思うが、内容について何かご意見は。

(委員)

子どもたちが通学時の負担を考慮した教科書の重さや分冊の状況、またQRコードからの授業の広がりなどについて検討があった。

算数の割合の単元については、乙訓地域ではこれまで関係図を使っていることから、慣れていて教えやすい、教わりやすいという報告もあった。

(委員)

教科書の重さについて、必ずしも決め手となるわけではないが、参考に協議した。

文章の見やすさや字の大きさ、問いかけの仕方、地図では乙訓地域を含む関西圏が大きく掲載されていることや情報量の適切さなども参考とした。

(委員)

英語については、小学生用の教科書として初めての選定であった。さまざまな工夫がされていると感じたが、イギリス語、アメリカ語ではなく、国際語としての英語という扱いについてさらに工夫が必要かと思う。ジェンダーや人種問題などのバランスも見た。

小学生には、文法よりもコミュニケーションの楽しさや意欲を高められるかどうかがポイントとなると考え、協議した。

今やフランスの学会でも英語を使うようになり、国際語として英語が確立してきている。新しく勉強する子どもたちには、国際語としての勉強をしてもらいたい。

(委員)

総合的に良いものを選ぶ必要があるが、全科目に共通して言えるのは、小学生がいかに深く広く各内容を学んでいけるのかが重要だと思う。

書写では水書シートが運筆指導に役立つ点が大きかった。

理科では、高学年は実験が伴うので、安全に関する記述について検討した。それは、図画工作や調理実習などにも共通する理由であったと思う。

(教育長)

第10号議案に賛成の委員は挙手を願う。

(全員挙手)

(教育長)

全員賛成。第10号議案は可決された。

第11号議案「令和2年度中学校において使用する教科用図書の採択について」

(教育長)

第11号議案「令和2年度中学校において使用する教科用図書の採択について」提案理由の説明を願う。

(事務局)

中学校の教科用図書については学校教育法第34条第1項および第49条の規定に基づき文部科学大臣の検定を受けた教科用図書を使用しなければならない。

第10号議案と同じく、教科用図書の選定にあたり、二市一町の教育長、教育委員の全員15名と、小中学校校長2名の合計17名で構成される乙訓地区小中学校教科用図書採択協議会が開催され、平成30年度検定において、新たな図書の申請があったがのちに取り下げとなったため、教科書目録(令和2年度使用)は、前回の平成26年度検定合格図書と同一であること、現在の教科書は、平成27年度の乙訓地区小中学校使用教科用図書採択協議会において、十分に調査研究されて選定された経過を踏まえ、教育委員会で採択されたものであること、平成28年度から使用実績があり、同教科書をもとに教材研究が進められてきていることから、同一の教科書を採択するのが適切であるという選定がなされた。

本議案は義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律第13条第4項及び第5項の規定により、採択協議会での選定結果どおり教科用図書を採択すること、及び選定理由を採択理由とすることについて教育委員会の議決を求めるものである。

(教育長)

質問意見等はないか。

(質問等なし)

(教育長)

特に無いようなので第11号議案に賛成の方は挙手を願う。

(全員挙手)

全員賛成。第11号議案は可決された。

第12号議案「令和2年度小・中学校において使用する教科用図書(学校教育法附則第9条に規定する教科用図書)の採択について」

(教育長)

第12号議案「令和2年度小・中学校において使用する教科用図書(学校教育法附則第9条に規定する教科用図書)の採択について」提案理由の説明を願う。

(事務局)

小中学校の教科用図書については学校教育法第34条第1項及び第49条の規定に基づき文部科学大臣の検定を経た教科用図書を使用しなければならないこととなっているが、特別支援学級においては学校教育法附則第9条の規定により一般図書を教科用図書として使用することができる。

一般図書については京都府教育委員会から示された採択基準及びその基準に対する基本観点に基づき、当該学年や下の学年用の文部科学省検定教科書の使用も考慮したうえで、令和2年度用一般図書一覧を参考に選定した。本議案は学校教育法附則第9条に規定する教科用図書の採択について、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第21条第6項の規定により教育委員会の議決を求めるものである。

(教育長)

質問意見等はないか。

(質問等なし)

(教育長)

特に無いようなので第12号議案に賛成の方は挙手を願う。

(全員挙手)

全員賛成。第12号議案は可決された。

9.教育長諸報告

(教育長)

7月20日、若葉カップ。全国小学生バドミントン大会だが、今年は7月20日から23日と日程が早まった。来年は東京オリンピック・パラリンピックが開催されることに合わせ、前倒しで実施するため、今年度もその日程で実施した。今年は残念ながら男女とも本市のチームは上位には残らなかった。世界を目指す子どもたちの登竜門としての若葉カップ出身の選手が将来、活躍することを望む。世界バドミントン選手権大会では、日本勢が上位を占め大変に喜ばしい。一方、世界柔道は中々に厳しい状況。我が国のお家芸だった柔道は今や世界スポーツ。スポーツ推進は、競技として勝敗にこだわる面と、生涯を通じた健康維持や趣味娯楽的な面と、両面での有り方を考える必要がある。

先日、全国小学生陸上大会を見ていると、6年生が100メートル走11秒台を記録するなど、改めて驚いた。上位児童のインタビューを聞くと、オリンピックに出たい、世界記録を出したい、といった将来の夢を語っていた。スポーツだけに拘わらず、子どもたちの自己の可能性への挑戦と意欲、努力が続けられるよう支援したいものだ。

昨日から九州で大雨が続き、特別警報が出た。大きな災害にならないことを願う。特別警報が創設された時に初めて発令されたのが京都。全国各地で豪雨による被害が多発している。まず自分と家族を守るため、災害に対しては何時も油断せず、早め早めの準備や行動が大事だ。一般的に住民への大規模な避難指示が出ても、実際に避難する人は最大でも対象者の5から10%と言われる。近年の豪雨災害への住民意識はまだまだ低い。被害は深刻化することが多く、皆が災害情報にもっと敏感になればいいのだが。

8月15日、台風10号。職員には徹夜で待機していただいた。学校は業務休止期間であり、大きな被害はなかった。これから台風シーズンとなるが、市民の生命財産を守るため、市として職員一丸となって対応しなければならない。

8月23日、中学生英語暗唱大会。各校の2、3年生が出場。2年生は若干、緊張しすぎて苦しい場面があったが、3年生はさすがと思わせる驚く力を見せてくれて、とても頼もしく感じた。先ほど、京樂先生から国際語としての英語の必要性の話があったが、英語を使って何をするかが重要である。我が国の文化、歴史、言葉を堅実に学びつつ、国際的に通用する英語を使えれば、基礎学力としてこの上ない。自分自身の素養としての基礎学力は、日々の不断の努力によって培われる。

8月27日、市議会定例会開会。30年度の決算議会であり、各所管の事務事業について、決算内容を含め確認・評価される。きちんと説明できるよう整理しておいてほしい。

昨年は7月19日に39.8度を記録。今年は昨年に比べると本日時点で猛暑日は10日ほど少なく、今年の最高気温は8月10日の38.5度。体温を超える猛暑が続くと気力体力も低下していく。また季節の変わり目がくるが体調を整え、業務に邁進してほしい。

 10.行事・会議結果報告

(各課長諸報告)

(行事・会議報告資料に基づき説明)

(質問・意見等)

(委員)

教育支援センターの新聞記事を読んだ。初任者の市内研修フィールドワークは良い経験になると思う。本市に何十年と住んでいても知らないこともあるので、新しく本市に赴任した教員が多くのことを知ることができる良い機会である。

英語暗唱大会は、時間の関係で3年生の発表のみ見たが、素晴らしい大会であった。英語だが、読み聞かせのように物語が入ってくるような感覚であった。ただ、マイクの調子が悪かったので、生徒たちの緊張が増したのではないかと残念である。

今週から新学期が始まった。学校に行きたくないと思っている子もいると思うので、児童生徒の顔色や情報をキャッチしてほしい。

夏といえば戦争の話がある。いまもオリンピックや朝鮮半島での動きなど、様々な世界情勢に関わる話がある。昔は夏休み中に登校日があり、戦争の悲惨さをスライドで見るなどする平和学習があった。いまでも平和に関する学習機会はあると思うが、戦争を知らない世代は増えており、今の子どもたちにとって戦争は大昔のことである。原爆の日や終戦記念日の報道も年々小さくなってきているように感じる。戦争に対する意識が薄れていくことへの危惧があるので、戦争や平和に関する教育をしっかり行ってほしい。今は昔の登校日のようなことはないと思うが、学校ではどのように平和学習をしているのか。

(事務局)

以前は原爆の日に合わせた登校日があったが、現在は社会の歴史や道徳の中で学習している。

(委員)

最近は、ミサイルが発射されるなど国際情勢に対する不安感もある。来年には平和の祭典であるオリンピックもある。過去の出来事を子どもに伝えていってほしい。

(委員)

英語暗唱大会について。生徒たちは夏休みによく努力したと思う。男子生徒たちには世代的に恥じらいがあるのか、表現力や説得力が弱いところがあり、最優秀賞・優秀賞すべて女子生徒が受賞した。また、2年生と3年生の差がかなり大きかった。1年間の学習の差は大きいが、2年生には題材が長いようにも感じた。より高いレベルを目指す生徒もいるので単に難易度を下げればいいというものでもないが、気になった点である。

初任者研修は、企業も訪問したということでいい機会であったと思う。管理職も企業でのマネジメントや時間管理に関する研修を受けるとよいと思うが、どうか。

(事務局)

英語暗唱大会について。暗唱の言語数については、英語の担当教員4名が1年かけて調整しており、各学年に合わせたレベルについて配慮はしている。3年生は昨年の出場者やアーリントン経験者もいるため、レベルが高くなっている。ご意見は担当者に伝え、検討課題とする。

管理職研修については、京都府が実施している。地元企業での研修は、若い教員にとっても管理職にとっても有益だとは思うが、現状としては京都府で対応している。

(委員)

以前にも、管理職研修は京都府が行っていると聞いたことはあるが、できるようであれば市でも実施できるとよいと思う。

(委員)

7月27日、長岡京跡右京1180次調査の現地説明会が予定されていたが、台風接近に伴い中止となった。残念だが、早めの判断は良かったと思う。また、説明会資料がすぐにホームページに掲載され、ダウンロードできるようになっていたことも意義深い。開催に関わらず、資料が見られるのはよいと思う。発掘調査について、2点要望したい。

まず、今回の調査で、あの辺りが縄文期から弥生、奈良期まで住宅地であったことがわかり、本市の歴史を考えるうえで重要な遺跡である。以前の発掘で離宮跡地の可能性があるとされている場所では、新たな施設建設時に看板を立てると聞いている。今回建設される病院でも、調査結果を伝える表示板や模型など設置してもらえればと思うので、病院側にも働きかけてほしい。

2点目は、これだけの大規模調査は一区切りと思われるが、2市1町合わせれば旧貴族邸宅に関することだけでもかなりの話ができるほど成果が出ているので、旧長岡京域での総括をしていけるといいと思う。2市1町の担当者や専門家が集まっての検討会や、市民にも公開されるシンポジウムの開催などを考えてほしい。

(事務局)

下海印寺の調査については、今後も関連する調査がまだ控えている。模型などを使った展示についてはさまざまな視点で考えていきたい。この場所は西山天王山駅周辺のまちづくりにも関係しており、現在は歴史看板の設置を協議している。市内各地を周遊できるような仕掛けづくりをしていきたい。

発掘調査の総括については、来年度以降着手したいと考えている文化財保存活用地域計画の中で一定取り組みたいと考えている。新庁舎の歴史展示室ができる前に、この計画を作りたい。そのために、今までの調査結果や歴史資源のとりまとめを来年から再来年にかけて行いたいので、予算の確保に向けて取り組んでいきたい。

(委員)

若葉カップ開会式に参加した。スポーツ少年団に所属していながら選手には選ばれなかった児童が中心となって、元気な入場のコールや素敵なウェルカムスピーチが行われており、印象的であった。勝者敗者だけでなく、いろんな人の支えがあって大会が成り立っていることを、伝えていってほしい。

2学期が始まったが、夏休みの宿題の自由研究は家族も一緒になって取り組み、子どもと触れ合えるよい機会でもあったと思う。

最近の報道で気になっているのが、熱帯雨林での火災である。メインではあまり報道されていないが、航空写真から火災が見えるというのは大変な状況である。植物が燃えることによって排出される二酸化炭素は温室効果ガスとは計上しないが、ものすごい量の二酸化炭素が排出されていると思う。温暖化問題はエネルギーの問題につながる。こうしたことを子どもたちや生涯学習の場でも説明する機会があればいいと思う。小中学校の現場では、こうした時事問題を題材に使って教える機会はあるのか。

(事務局)

教員は一定の自由度をもって工夫し、興味関心を高める授業をすることができるが、説得力ある内容にすることができるかは個人の力量も大きい。管理職からは、始業式などでそういった時事問題に関する話もしている。

(委員)

教員が、自分の得意分野などで教科書以外の身近なことにも時間を割いていただくのも良いことだと思う。

11. 報告事項

・長岡京市第2期教育振興基本計画の策定方針について

(事務局)

現在の計画は、本市の総合的な教育プランとして平成23年度から10年間の計画となっており、平成27年度に中間見直しを行った。

教育をめぐる状況はいまだ大きく変動している。そこで、現計画の成果と課題を踏まえ、令和3年度から10年間の第2期計画を策定しようとするものである。

今年度は現行計画の総括を行い、年度末に審議会を立ち上げ、諮問をし、来年度に計画案を作り、パブリックコメントを経て、答申を受ける予定である。

(教育長)

随時計画に関する意見をお聞きするので、よろしくお願いする。

12. 次回定例会までの行事・会議予定

(事務局)

行事会議予定について(8月29日から9月25日)資料に基づき説明。

13. その他

なし

14. 閉会

(教育長)

午後4時17分に閉会を宣言する。  

お問い合わせ

長岡京市教育部教育総務課総務・施設整備担当

電話: 075-955-9532

ファクス: 075-951-8400

電話番号のかけ間違いにご注意ください!

お問い合わせフォーム