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教育委員会令和元年11月定例会会議録

  • ID:9599

1.日時

令和元年11月20日(水)  午後3時から午後4時7分

2.場所

市役所 大会議室B

3.出席者

教育長  山本和紀

委員  福澤秀夫

委員  京樂真帆子

委員  大下和徹

委員 盛永俊弘

4.出席説明員

教育部長、文化・スポ-ツ振興室長、同室担当主幹、

参事兼教育総務課長、参事兼学校教育課長、総括指導主事

学校教育課主幹、同課主幹、生涯学習課長、同課主幹

中央公民館長、図書館長、教育支援センター所長、北開田児童館長

事務局職員 教育総務課課長補佐

5.傍聴者

なし

6.開会

(教育長) 

開会を宣言する。

7.前回の会議録の承認

承認・署名

8.教育長諸報告

(教育長)

東日本では、9月の台風15号に続いて10月も19号が、そして時をおいての豪雨と、千葉県では三度も災害に見舞われた。亡くなられた方のご冥福、被災された方へのお見舞いと共に、被災地域の一刻も早い復旧復興を祈る。

本市では五小の運動会が天候不順で3回も延期になり、10月30日にようやく実施できてよかった。タイミングが悪くて延期せざるを得なかった学校にはご苦労であったが、これで運動会は一段落した。

11月2日、ガラシャ祭のオープニングイベントとして奈良大教授の千田嘉博氏による勝龍寺城に関する講演会が開催され、大変な人出で嬉しい悲鳴があがった。

11月6日から11月8日、中学2年生の職場体験。市内の事業所の協力を得て実施しており、市役所内でも生徒たちを見かけた。見かけるたびに声をかけたが、反応の良い子も悪い子もいた。事業所の皆さんには、お客さん扱いではない指導をしてほしいと依頼している。

11月9日、ガラシャ祭。大河ドラマの宣伝が功を奏したのか、例年より人出が多かった。大河ドラマゆかりの地は、ドラマ終了後1年半くらいで人出が減ってしまうらしいが、歴史遺産を上手く使い、細くとも長く人気のある街になればと願う。昨年に苦労して入手した細川藤孝の文書は、当日だけ実物を展示した。実物を前にすると、やはり歴史の重みを感じる。来訪者にも感じて楽しんでいただければと思う。

11月14日、聖火リレー実行委員会総会。聖火リレー実施に関わる内容を検討する実行委員会を立ち上げた。展開が急がれる。

11月16日、子ども環境フェスティバル。夏休み明けのアイデア作品展の中からフェスティバル用にリニューアルしたものを、3つの小学校から発表された。生き生きとした興味深い発表に感動した。子どもたちの探究心が、周囲のサポートする人の言葉で1歩、2歩と前に進んでいた。

11月19日、社会教育委員会議。生涯学習の重要性を強く思う、と発言される委員がおられた。午前中の総合教育会議でもその言葉が出た。人生100年時代、学校教育が基礎となり、様々なことに向かい合っていく力、未知の領域に対し知恵をもっていかに向かっていくのか。子どもには未知の物事が多いのは当然だが、大人は経験と学習により既知の部分が増えていくはずだ。しかし現代はICT時代になり、大人にとっては逆に未知の部分が増えているようだ。常に学ぶ姿勢で、知りたいことを調べ、自分の人生に生かすことが大事だ。死ぬまで学び続けることが、学習の本当の意義である。

ラグビーワールドカップは、日本に勝利した南アフリカが優勝した。世界の強豪同士の戦いをライブ観戦することは経験できないことだ。身近で開かれるスポーツの国際大会の観戦はとても醍醐味がある。観ることで心の健康にも繋がる。

一方、残念な話であるが、沖縄の首里城が全焼した。建物としては新しいものの、沖縄の人たちとっては心の拠り所となる建物で、歴史的遺産である。設備上のトラブルで全焼するということは本当に残念だ。何年かかるかわからないが、復元されてまた県民のシンボルになるよう祈りたい。

また、大学入試に英語民間試験を活用するシステムの20年度実施が見送りとなる出来事があった。十分に研究されたはずだが、基本的な考え方が曖昧なまま制度設計をしたのか疑う。受験生諸君は対応が大変だ。

 9.行事・会議結果報告

(各課長諸報告)

(行事・会議報告資料に基づき説明)

(質問・意見等)

(委員)

中学生の職場体験では175事業所に受け入れていただいた。毎年のことだが、受け入れに感謝する。

先日の新聞報道で、生徒引率旅行中に校長が飲酒という記事があった。文科省によると引率教員の飲酒をどのように扱うかは各教育委員会に委ねているという。引率中は夜間も急な対応が生じる可能性もあるが、消灯後も勤務時間とすべきか疑問が残る。勤務時間内外の判断は難しいと思うが、本市として基準があるのか、また本市では引率旅行中の飲酒について基準を決めているのか。

(事務局)

宿泊を伴う引率の勤務時間の内外を明確に線引きするのは難しい。本市として明確な指示はしていないが、各校で判断した結果、現状では飲酒はしていない。

(委員)

勝竜寺城公園の展示がリニューアルされた。まちなか博物館ネットワークの初めてのコンテンツとして創意工夫に期待していた。統一感のある展示で、歴史にあまり馴染みのない方には有効なものとなっていたと思う。今回のリニューアルは商工観光課が主体であったと聞いているが、「わかりやすい」ということは間違っていてもよいということではないし、歴史展示について、またまちなか博物館ネットワークに組み込む以上教育部に責任がある。初めて来られた方にこそ正しい知識を持っていただきたいし、作成者側の意識が問われる。きれいな展示であったと思うが、多くの課題もあり、中には早急に対応が必要なものもある。監修には専門家が携わるべきであったと思うし、生涯学習課の学芸員が職務を果たせるよう支援する体制を作ってほしい。伝えたい事項は沢山あるが、ここでは3点伝える。

まず1点目、2階展示室の大展示がパネル展示だけなのが残念であった。せっかくのメイン展示なので、レプリカでもよいので関連資料を展示するなど、歴史に詳しい方やリピーターにも楽しんでもらえる内容を工夫してほしい。

2点目、パネル展示の三川合流のイラストに誤りがあるので、早急に修正してほしい。

3点目、映像は面白かった。勝竜寺城の復元イラストがあったが、発掘による根拠があるものと、想像図は区別すべきである。同列に扱うことは、発掘調査を愚弄することになる。色を変えることで対応可能である。

(委員)

12月が近づき、インフルエンザ等感染症が流行する時期である。生徒児童への指導をお願いする。

先日、文化賞・スポーツ賞の式典があった。素晴らしい成果を挙げた方々が受賞され、モチベーションにつながったと思う。選考には苦労があると思うが、来年も引き続き実施してほしい。

午前の会議でICTの話があったが、多くの情報の中から何が正しいのかを自分で見極めねばならない。「情報」という言葉は森鴎外の造語だという説があるが、「報」ばかりが表立って、「情」が入っていないように思う。情報を扱う授業では、「情」も強調して教えてほしい。

先ほど報告のあった中学生の職場体験は、いつ頃から始まっている事業か。

(委員)

総合的な学習の時間に導入され、約20年になる。

(委員)

学校のいじめ及び不登校について。10月17日、文科省の速報値ではどちらも増、小学校の暴力事象も増という気になる内容であった。全国的な傾向と本市の傾向には何か特徴はあるのか否か。また、午前の総合教育会議ではICTが議題となったが、ICTを活用した不登校生徒への対応や、発達障がいの生徒が二次障がいで不登校になった場合にタブレットやオンラインも含め、ICTによるアプローチをしているのか否か、あるいは計画があるのか。

昨年日本財団が実施した調査では、中学生に限ると文科省が定義する不登校生徒と、「隠れ不登校」ともいえる生徒を合わせると約44万人になるという報道があった。また今年5月に、いじめと不登校を取り上げたNHKスペシャルが大きな反響を呼んだ。現場はおそらく学校復帰を目指して取り組んでいるが、柔軟な対応も可という文科省の通知も出ている。本市の不登校問題に関し、何か特徴などがあれば教えてほしい。

(事務局)

小学校の昨年の不登校率は0.39、中学校は3.39と全国平均より少し高いところで推移している。医療的な理由によるものも増えてきているが、それを除いての数字なので今後も増えていくのではないかとの見通しを持っている。ICTの活用についても、まだ具体的ではないが、今後の検討事項だと思っている。教育支援センターのアゼリアでは始めている。

(事務局)

不登校率は、小学校では少し改善している。

ICTを利活用した不登校対応については、10年くらい前に教育支援センターで導入の機運があったものの、機材のレベルが児童生徒のニーズに合わずうまくいかなかった。最近はデジタル教科書等が充実してきているので、以前に比べて可能性がずいぶん広がってきていると思う。

(教育長)

他の自治体で、AIによる分析を活用し、いじめの危険指数を予測する、という内容の報道があったが、どのように考えておられるか。

(委員)

人間同士のことに利用するのは、まだリスクが高いと思う。数値が高いからというだけでは判断できず、慎重にならざるをえない。

(委員)

被害者と加害者の関わりをどこまで深く読み取って判断できるのか。表に出てくる事柄だけでなく、経過や背景まで考えると判断基準が難しいと思うが、果たしてそこまでできるか疑問である。

(委員)

いじめを数値化できないのは確かだが、いじめを隠そうという空気の中で、数値化されたことにより議論の俎上に載ることがあるならきっかけとしては良いことかもしれない。確かにいじめに関する線引きは難しい。

(委員)

内容の詳細を承知しておらず、未然防止と初期対応という目的に対して、AIを手段として頼ることで効果が上がるかわからないが、過信すると現場は混乱し、誤りを犯す可能性もあると思う。現場の皮膚感覚やアンテナを大事にして対応することが大前提ではないか。

(教育長)

囲碁や将棋、チェスの世界ではAIが台頭しており、人間が散々考えた手を、機械が一瞬で最適な一手を打つという。来るべき新しい世界かとも思うが、やはり人間には五感を超えた何かがある。AIは限りなく人間に近づくが、その隙間にある人間の感覚は残ると思う。ICTで全て機械を信じてその通りにする、というような状況は危惧すべきだと思う。

(事務局)

校長達と話したことだが、今回本市が取り組んだプログラミング教育の内容は素晴らしいカリキュラムだとは思うが、我々はAIに負けない子どもたちを育てていかなければならない。プログラミングを作って満足するのではなく、次の段階に進んでいかねばならない。

10.議

第13号議案 長岡京市立学校給食中部共同調理場の設置について

(教育長)

提案理由の説明を求める。

(事務局)

中学校給食は、昨年度に長岡第二中学校・長岡第四中学校で、今年度に長岡第三中学校において開始され、来年度1学期からの長岡中学校での開始をもって、市内全中学校で学校給食が導入される予定である。

長岡中学校での実施方式は、長岡第六小学校に整備する給食施設から運搬する、いわゆる「親子方式」によることとしており、現在、長岡第六小学校の敷地内に共同調理場を建設しており、今年度末に完成し、来年度1学期より稼働予定。今回の共同調理場の設置にあたり「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」第30条の規定による教育機関として、条例により設置する必要があるので提案するものである。なお、本条例案につきましては、本年12月の市議会に提案予定である。

(教育長)

中部共同調理場を設置することについて、賛成委員の挙手を求める。

(全員賛成)

(教育長)

全員賛成。第13号議案は原案通り可決された。

第14号議案 長岡京市立学校給食共同調理場設置条例施行規則の一部改正について

(事務局)

第13号議案の共同調理場の設置に伴い、長岡京市立学校給食共同調理場設置条例施行規則についても対象校を追加するため改正する必要がある。

なお、施行規則の改正は、12月市議会における設置条例の議決が前提となる。

(教育長)

質問等はないようなので、賛成委員の挙手を求める。

(全員賛成)

(教育長)

全員賛成。第14号議案は原案通り可決された。

第15号議案 長岡京市立小学校及び中学校の管理運営に関する規則の一部改正について

(事務局)

小中学校の「学校休業日」にいて、これまで「12月24日から翌年1月6日まで」と定めていた冬季休業期間を「12月25日から翌年1月7日まで」に改めるもの。このたびの改元により、12月23日の祝日が2月に移行されることに伴い、より円滑な学校運営を図るためである。

(教育長)

質問等はないようなので、賛成委員の挙手を求める。

(全員賛成)

(教育長)

全員賛成。第15号議案は原案通り可決された。

11.協議事項

令和元年度教育費12月補正について

(教育長)

本市情報公開条例第6条第5号の規定する意思形成過程にある情報で、市と協議中であり、公開することにより公正かつ適正な意思形成に著しい支障があると思慮される。よって、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第14条第7項及び本市教育委員会会議規則第15条の規定により議決を願う。規定によりこの議決に関する討論はなしとする。非公開とすることに同意いただける方の挙手を求める。

(全員賛成)

(教育長)

この案件については非公開とする。

(非公開協議)

(教育長)

非公開協議は以上とする。

令和2年度始業式等の日程(案)について

(事務局)

第15号議案の改正内容に基づき、来年度の日程案を作成したものである。

公の施設の指定管理者の指定について(長岡京市立神足ふれあい町家)

(事務局)

神足ふれあい町家の指定管理者について、議会の議決を求めるもの。今回応募のあった1件について評価委員会で評価を行ったところ68.9点であり、管理者として適正であると認められる。

12.次回定例会までの行事・会議予定

(事務局)

行事会議予定について(11月21日から12月18日)資料に基づき説明。

13.その他

なし

14.閉会

(教育長)

午後4時7分に閉会を宣言する。

お問い合わせ

長岡京市教育部教育総務課総務・施設整備担当

電話: 075-955-9532

ファクス: 075-951-8400

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