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教育委員会令和3年11月定例会会議録

  • ID:12043

教育委員会会議録


1.日時

令和3年11月17日(水)  午後3時から午後3時55分


2.場所

市役所 大会議室A


3.出席者

教育長 西村文則

委員 福澤秀夫

委員 京樂真帆子

委員 大下和徹

委員 盛永俊弘


4.出席説明員

教育部長、教育総務課長、教育総務課担当主幹、次長兼学校教育課長、学校教育課総括指導主事、学校教育課主幹、生涯学習課長、生涯学習課担当主幹、文化財保存活用課長、中央公民館長、図書館長、教育支援センター所長、北開田児童館長、

事務局職員 教育総務課 課長補佐


5.傍聴者

なし


6.開会

(教育長) 

開会を宣言する。


7.前回の会議録の承認

承認・署名


8.教育長諸報告

(教育長)

新型コロナウィルス感染症について。全国的に新規感染者が減少する中で、本市小中学校においても、感染防止対策を取ったうえで、可能な限り平常に戻しており、調理実習や器楽演奏などの制限も解除した。学校行事についても、体育大会は10月にすべての学校が終え、修学旅行は本日までに13校が実施し、全校で実施できる見通し。林間学習も本日ですべての学校が実施できた。

10月25日、市議会臨時会(初議会)。議長、副議長、監査委員など、議会の役職構成が決まった。

10月30日、長岡京市文化賞・スポーツ賞の表彰式。長年にわたって本市の文化・スポーツの発展に貢献されてきた方々や、今年度、素晴らしい成績・実績を上げられた個人や団体の方々が表彰された。

11月10日、長岡京市図書館協議会。今後の蔵書計画等に関して協議。

11月11日、長岡京市社会教育委員会議。社会教育委員の役割を再確認するとともに、昨年度以降に実施された事業について確認をしたうえで、来年度の社会教育関係団体への補助金に関して審議が行われた。


9.行事・会議結果報告

(各所属長諸報告)

(行事・会議報告資料に基づき説明)

(質問・意見等)

 

(委員)

新型コロナウィルス感染症の新規感染者は急激に減ったが、第6波は必ず来るとも言われている。今年はラニーニャ現象の影響により雪が多く厳しい冬を迎えるといわれている。学校では、教員の方々は年末年始を控えお忙しいことと思うが、従来通り感染対策の徹底をよろしくお願いしたい。

8月6日、京都府市町村教育委員会連合会役員会で、令和4年度京都府教育予算等に対する要望書を京都府教育委員会の教育長に提出した。内容は例年通り多岐にわたるが、その中で新たに追加されたうちの一つが「生徒指導及び学力充実等の各学校の課題に即応した教員の配置」の中の「日本語指導が必要な外国人児童生徒等の教育に係る指導体制の充実」である。本市には外国籍児童は何人くらいいるのか、また、日本語レベルはどのような状況か。

外国人寮の管理の仕事をしており、最近、日本語はできないが学校へ行きたい小中学生のサポートをする機会があった。制服、学用品等の経済的な面も含め、英語しか話せない児童生徒の受け入れは学校側としても難しいことだと感じる中で、本市の状況を聞きたい。

 

(事務局)

最新の資料は持ち合わせていないが、日本語指導が必要な児童生徒の人数は10人未満で、中国やネパールからの児童生徒が通っている。日本語が全くできない方に対しては、通訳等の支援員をつけたこともある。

 

(事務局)

父母どちらも日本国籍でなく、日本語指導等が必要な児童生徒が数人いる。昨年度来日された生徒に、国庫補助を利用して1年半程度日本語指導を行い、一定の会話ができるようになった。子どもの年齢が低いほど習得が早いが、中学生は国語や社会の学習でつまずきやすく、進路を考えるときに苦労するケースが多いので、学校で個別に対応している。

 

(委員)

日本語を話せない児童の支援は大変であろうと思う。しかし、私が関わったケースでは、二週間前から登校し、家にいるよりも学校に行くのは楽しいらしく活気がでてきた、と両親から聞いている。受け入れは大変な面もあろうと思うが、対応をお願いしたい。

 

(委員)

 本市の埋蔵文化財センター特別企画展「長岡京の条坊道路と大規模宅地」について。市内の長岡京時代の発掘成果について網羅的に展示しており、内容が充実しているのでぜひ多くの方に見てほしい。また、図録が充実していることに驚いた。この内容で無料配布できるのはとても良いことなので続けてほしい。埋文センターは立地が不便なので見学者も少ないと思うが、図録をきちんと作ることがいい影響を及ぼすと思う。

今回の図録は、埋文以外で見ることはできるのか。図書館にも配架されていないようだ。例えば図書館の地域本のコーナーや、市役所内に企画展後もまとめてみることができるような場所があればと思うが、いかがか。

次に、「ガラシャぷちウィーク」中に行われた歴史講演会について。稲葉継陽さんの講演では、熊本地震がきっかけとなり新たに発見された資料や、近世と中世の間、高度な内容を平易に語っていただいた。先ほどの報告では300人の参加がったとのことだが、そのうち長岡京市民の占める割合や、反応はどのようなものであったか等、もう少し詳しく教えてほしい。

 

(事務局)

埋文センターの企画展は、近年発掘調査が多くなる中、条坊が明らかになってきたことから企画されたものである。図録は企画展の時はなるべく作るようにしているが、埋文センター以外には配架していない。調査報告書は図書館や市民情報コーナーに配架しているので、図録についても今後調整ができればと思う。

稲葉教授の講演会は、受付事務はガラシャ祭実行委員会が行ったため、参加者の市内・市外の割合は把握できていない。今回は歴史資料・古文書に基づいた最新の研究成果ということで、来場者も驚いておられた。ふるさとガイドの会の方からも素晴らしかったとの声を聞いた。一般の方々には難しい内容も含まれていたが、神足、築山など身近なところに関わりの深い話、当時の息遣いがわかる講演いただき、貴重な時間であった。今後も開催していきたい。

 

(委員)

レジュメを中世の専門家何人かに見せたところ、とても驚いていた。これは市民向けの講演会ではなく、学会発表ではないかという内容だからである。来場者はみなさん熱心にメモをとりながら聞いておられた。このような講演会も続けてもらえたらと思う。

 

(事務局)

図録は埋文センターから提供され次第登録する。

 

(委員)

新型コロナウィルス感染症はいったん収束したように見える。長いトンネルであった。

先日、近畿市町村教育委員会研修大会が尼崎で開催された。講演は「脳トレ」で著名な川島隆太教授によるもので、衝撃的な内容であった。ICTを進めようとしている市町村に、ある意味ストップをかけるような講演。市長や、16歳までの子を持つ親、教育委員会の職員にも一度聞いてもらうとよいのではないかと思う。

イベントの開催状況について。感染症がいったん収束し、いろんなイベントが復活している。例えば図書館の入館者は、コロナ前と同じくらいに戻っているのか。学校では保護者参観、PTA活動等はどのような状況か。

 

(事務局)

図書館内の行事は現在定員を設けており、ほぼ最大人数の申し込みがある。来館者数のカウントはデータがないが、貸出冊数は例年並みである。昨年の秋以降、制限はあるものの開館し続けているので、その頃からほぼ例年通りの状況が続いている。

 

(事務局)

保護者参観は、入校する以上感染拡大のリスクはゼロではないので、人数を制限する、参観時間帯をずらすなど、感染防止対策を行いながら実施する方向で考えている。

 

(事務局)

先日、PTAでは「親学びフォーラム」を開催した。入場者を定員の半分にしての開催だが、ようやく動き出した。研修は、対面と合わせオンラインでも参加可能なハイブリッド型で実施。これまで出席者はほぼ役員であったのが、オンライン参加ができることで役員以外の出席者もあり、ハイブリッド型の利点が話題となった。

 

(委員)

完全に元通りとはいかないが、徐々に戻す意識をもち、対面を目指すべきではないか。

 

(委員)

私からは「教育支援センター通信第5号」で紹介されている「タブレット活用に関しての調査結果」について意見を述べる。先ずは、大変貴重な興味深いデータの作成に感謝申しあげる。市内の小中学生全員を対象にした調査で、しかも、端末を利用した回答方法により回収率も高く、今後の本市のICT活用を検討する上で極めて重要なデータとなっている。そこで、すでに検討されているとは思うが、今後さらに、児童生徒の継続的な調査とあわせて、教職員からみたICT活用の実態と意識の調査もお願いしたい。あと、質問だが、この調査項目は先行研究の活用か、それともオリジナルか。というのは、設問項目で少し検討したらいいと思えるものがあるから。また、小学生(低学年)の回答結果で少し気になるところがあり、今後改善していいただけたらと考える。

 

(事務局)

アンケート調査は今年度3回予定しており、今後教職員と保護者にも調査する予定。調査項目は、国の調査及び他府県の調査を参考にしながら、児童生徒にわかりやすい項目になるよう心掛けて作ったので、オリジナルに近いものである。今後も同じ項目で調査していく予定。

 

(委員)

 大変よくわかった。なお、この件に関連して、先週(11月9日)政府の「秋のレビュー」で「教育現場のオンライン化の推進」が取り上げられたことが報じられている。そのなかで、評価者から「教育の目標に向かって、どのような効果が期待できるのか、そうしたICT活用の目的をはっきり示すべきだ」「ICT活用によって教育の目標がどの程度達成できたのか、客観的で多面的な指標を数多く設定し、達成度合いを語っていくべきだ」などの意見が相次いだとのこと。さらに「議論の取りまとめ」では、「3つの観点(1学習の効果、2教職員の能力向上、3学校運営の効率化)から教育現場におけるICT活用の目的と目標を明示し、そこに至るロジックモデルを実証的データや事例に基づいて作成することが必要」と強調された。こうした国の動きも参考にしていただき、さらに、データに基づく実践的研究を深めていただけたら幸いである。

 

(事務局)

タブレット授業の質を高めることについては、校長会でも慎重な意見が出ている。使えばよい、ではなく、どう使えば効果があるのか、それを慎重に考えながら進めていこうと考えている。

話が少しずれるかもしれないが、世界的に見ても、タブレットによって学力が向上するというデータがあるわけではない。しかし、流れとしてICT活用を避けることはできないので、やみくもに使うのでなく、どのようにうまく使うかが重要である。調査項目については、いただいたご意見を受け止め、修正を検討していきたい。


10.議案

第19号議案「長岡京市教育委員会会議規則の一部改正について」

 

(教育長)

提案理由の説明を求める。

 

(事務局)

令和2年7月28日付文部科学省通知において、教育委員会の開催にあたり、オンライン会議システム等を活用した会議開催も可能との考え方が示された。その方針に基づき、感染症の拡大防止その他緊急時の対応等により、オンライン会議システム等を活用して出席することを可能にするため、規則の一部を改正する必要があるので提案する。

 

(教育長)

賛成の委員の挙手を求める。

 

(全員挙手)

 

(教育長)

 全員賛成。よって第19号議案は原案通り可決された。


11.協議事項

・令和3年度教育費12月補正について

(教育長)

本市情報公開条例第6条第5号の規定する意思形成過程にある情報で、市と協議中であり、公開することにより公正かつ適正な意思形成に著しい支障があると思慮される。よって、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第14条第7項及び本市教育委員会会議規則第15条の規定により議決を願う。規定によりこの議決に関する討論はなしとする。非公開とすることに同意いただける方の挙手を求める。

 

(全員賛成)

 

(教育長)

本案件は非公開とする。

 

(非公開協議)

 

(教育長)

 以上で非公開協議を終了する。

 

・令和4年度始業式等の日程(案)について

(事務局)

長岡京市立小学校及び中学校の管理運営に関する規則に則り、別紙のとおり予定している。


12.報告事項

・専決処分の報告について(神足小学校(北西・北東棟)防水・外壁等改修工事請負契約の変更について)

(事務局)

6月議会において、1億4,960万円の請負契約について議決を得て工事進めているが、補修追加などにより契約の変更を行う必要が生じたので、11月4日付で変更契約を結び、工期も3月17日まで延長したので報告する。

 

・令和3年度全国学力・学習状況調査の結果の公表について

(事務局)

調査結果の公表については、事前に教育委員の皆様に意見をいただき、別紙資料の通りにまとめた。この内容でホームページに公表したいと思っている。

 

(教育長)

質問、意見等はないか。

 

(意見なし)

 

(教育長)了解いただいたので、次の案件にうつる。


13.次回定例会までの行事・会議予定

(事務局)

行事会議予定について(11月18日から12月15日)資料に基づき説明。


14.その他

なし


15.閉会

(教育長)

午後3時55分に閉会を宣言する。

  

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長岡京市教育部教育総務課総務・施設整備担当

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