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教育委員会令和4年5月定例会会議録

  • ID:12648

教育委員会会議録


1.日時

令和4年5月18日(水)  午後2時から午後2時45分


2.場所

市役所 第一委員会室


3.出席者

教育長 西村文則

委員 福澤秀夫

委員 京樂真帆子

委員 大下和徹

委員 盛永俊弘


4.出席説明員

教育部長、教育総務課長、教育総務課担当主幹、次長兼学校教育課長、学校教育課総括指導主事、学校教育課主幹、

生涯学習課長、生涯学習課担当主幹、文化・スポ-ツ振興課長、文化・スポーツ振興課主幹、文化財保存活用課長

中央公民館長、図書館長、教育支援センター所長

事務局職員

教育総務課 課長補佐、教育総務課 主査


5.傍聴者

なし


6.開会

(教育長) 

開会を宣言する。


7.前回の会議録の承認

承認・署名


8.教育長諸報告

(教育長)

新型コロナウィルス感染症関連について。

本市小中学校児童生徒の新規感染者は、今年2月に376人とピークを迎えた後、3月は84人と減少していたが、4月に164人と増加に転じ、5月は半月を経過した15日までに99人となっている。

こうした中、今年度の修学旅行と林間学習がスタートし、神足小、長岡第三小、長岡第八小、長岡中、長岡第三中の5校が無事に修学旅行を終えることができた。今後も各校が感染対策をしっかり行いながら取り組んでいく。

宿泊を伴う行事に限らず、児童生徒が質の高い体験や経験を通して学びを深めることができるよう、感染対策を行いながら、教育の充実に取り組んでいきたい。

4月22日、北京冬季オリンピック・モーグル競技に出場された、本市出身の松田颯選手に対して、市スポーツ賞・特別優秀選手賞の表彰が行われた。

4月23日、ふるさとガイドの会総会、4月26日、女性の会評議員会総会がそれぞれ3年ぶりに開催。この2年間は新型コロナウィルス感染症の感染拡大のために開催できなかっただけに関係者の皆さんの喜びもひとしおであった。

4月27日、近畿都市教育長協議会総会。

5月9日、乙訓教育委員会連合会総会。

5月10日、文化財保護審議会。昨年度の文化財保護事業の報告や今年度の計画、そして、文化財保存活用地域計画の作成状況の報告があった。

本日18日の午前、総合教育会議が開催。今後の文化財行政をテーマに市長と教育委員の皆さんとの間で意見交流が行なわれた。


9.行事・会議結果報告

(各所属長諸報告)

(行事・会議報告資料に基づき説明)

(質問・意見等)

 

(委員)

修学旅行が全校で実施予定と聞き、嬉しく思う。コロナ禍で大変だと思うが、よろしくお願いする。

1月末頃のテレビで、昨年度の国の調査では、教員不足は2,000人以上足りていない実態が明らかになったという報道があった。また、5月9日に、教育の専門家らが緊急の会見を開き、教員不足が深刻化しているため、人材確保などを求める要望書を提出された。

以前、校長から、年度途中に産前産後休暇・育児休業や病気休暇を取得する教員の代わりを見つけるのが大変だと聞いたことがある。記事では管理職が授業をしたり、人手不足がひどい学校では担任まで受け持ったりケースもあるという。本市ではどのような状況か。もし、そういう問題が生じているのであれば対応策を検討してほしい。

アーリントンの短期留学は、この2年実施できなかった。貴重な体験ができる機会なので、できるだけ早く再開できればと思う。すぐには難しいだろうが、今後のスケジュール等はどのような状況か。

 

(事務局)

教員不足については、年度途中の代替講師の確保には本市も苦慮している。講師のなり手が少なく、校長の知り合いからたどったり、伝手で対応したりすることもある。教育活動の維持のため、組織的に対応していきたいとは思っているが、苦しい状況である。

 

(委員)

妊娠にかかる休暇であれば、ある程度事前に把握して対応できるようにも思うが、それでも難しい状況か。

 

(事務局)

男性の育児休業も増えている。管理職に、早めに把握できるよう対応いただいてはいるが、講師の数自体が少ない状況である。

 

(委員)

管理職が対応してくれているのはありがたいとは思うが、負担であろうと思う。できるだけそういうことのないよう、対応策を考えてほしい。

 

(事務局)

アーリントン短期留学は、実施したい思いはあるが、今年度の訪問はまだ難しいと判断し、中止とした。来年度の実施に向け、スケジュールの検討を行っているところだが、受け入れ先の状況も含めて判断が必要である。ただ、交流が途絶えないよう、メッセージのやり取り等は行っている。

 

(委員)

文化財の活用について。以前、安土城の復元について話したが、先日の報道によると、AR(拡張現実)によって「復元」を図るようだ。今後は、活用の際に建物そのものの復元ではなく、ARでの復元という流れになるのかと思うので、本市でも検討してもらえたらと思う。

新しい済生会京都府病院に展示スペースができるということで、期待している。身近なところで文化財に触れるのは重要なことである。これまでもバンビオやJRの地下道等にはあったが、今回は病院だが誰でも入れるということで、良いことだと思う。こうした取り組みをぜひ広げてほしい。

ランリックについて。テレビドラマで話題となったランリックが乙訓の発祥ということは知っていたが、最初に運用したのが長三小とは知らなかった。長三小の児童たちはそのことを知っているのか。文化財未満の、長岡京市の誇れるものを児童たちにも知ってもらい、地域の誇れる文化として何かできないだろうかと思う。

 

(事務局)

毎年ランリックに関する取材はあるので、長三小の児童たちは知っていると思う。今回はテレビドラマで登場したこともあり、複数回取材があったので、市民の方々にも知っていただけたのではないか。

 

(委員)

ランリックには学生たちも注目している。ジェンダーの話をするとき、なぜ男女でランドセルの色が違うのか、という話が出ると、京都出身の学生とそれ以外の学生では、共通認識がなく、そこで議論ができたりもする。ジェンダー平等の立場からも、ランリックは重要なポイントになると思うので、もっとアピールしたらいいと思う。

 

(事務局)

総合教育会議でも、文化財の活用に関する意見をいただいたが、デジタル活用は必須なものとなってきている。看板のようなものの整備だけではなく、本物とデジタル技術の活用をバランスよくやっていきたい。済生会の展示をはじめ、文化財が発掘された場所で展示することが大事だと考えているので、今後も検討していきたい。

 

(委員)

感染症は、まだ収束とは言い難いが、少しずつ平常に戻りつつある。市民運動会、若葉カップ、乙訓駅伝、ガラシャ祭などの実施についてはどのような方向か。

 

(事務局)

感染症の状況が少しずつ落ち着きつつあり、スポーツイベントも実施に向けて検討している。

若葉カップについては、昨年度は、新しい生活様式に基づき、人数制限を行う形で実施した。今年度も厳格に定員管理しながら進めていくため、実行委員会で方法を考えている。

市民大運動会については、感染症対策としては大人数で集まることは避けたいが、それではコミュニティの醸成という目的と矛盾するため、実施方法を模索しているところである。一斉開催を目指したいが難しいかもしれない。できるところから徐々に動かしていこうと検討している。

 

(事務局)

乙訓駅伝については、実施を予定している。

 

(事務局)

ガラシャ祭の所管は市長部局だが、実施の方向で検討されている。

 

(委員)

完全に元通りではないが、イベントの実施はコミュニティの形成や子どもたちの教育にもつながっていく。言い過ぎかもしれないが、少し無理をしてでも、活動を戻していく努力をすることが大事なのではないだろうか。

アーリントン短期留学についても、アメリカは3回接種とPCR証明で待機の必要はないので、1年後は実施できればと思う。

 

(委員)

私からは3点ある。

1点目は、先ほども話題になった教員不足問題。

この間、東京のある小学校の始業式で、「担任未定」という衝撃的な内容が記載された学校だよりが配布されたと報じられた。こうした問題のしわ寄せは、子どもたちの未来に大きく関わる。

幸い、本市は無事にスタートできているが、この問題解決に向けて、引き続き関係者の知恵と力を合わせていきたい。

2点目は、タイムカード(勤務時間管理)の問題

学校現場での勤務時間の過少申告問題に対して、文部科学大臣が、昨日の閣議後会見で、「勤務時間の正確な把握は、働き方改革の根本であり、スタートライン」「虚偽報告や過少申告がないように徹底する」と言及された。

 また、文科省は、今年度、教員の勤務実態調査の実施を予定しているが、「残業の見えない化」「問題の見えない化」が広まれば、誤った対策につながると危惧されている。

本市でも、引き続き本来の目的を徹底し、過少申告等の問題が生じないようご指導いただきたい。

3点目は、京都府教育委員会が、来年度から子ども学力伸長を把握するため、端末を活用した新たな学力テストの導入を計画していると報じられた件について。

同様の統計理論を用いたテスト実施で先行している埼玉県の具体的な成果と問題点などを確認し、本市の子どもたちにとって意味のある調査になるようにご指導をお願いしたい。

 

(事務局)

学力については、本市では、長二中校区が府指定の試行校として、昨年度・今年度実施している。

 

(委員)

実施しているのであれば、府だけに任せるのでなく、市としても情報を集め、本市の児童生徒たちがうまく活用できるような道を模索してもらえたらと思う。


10.議案

・第6号議案  長岡京市社会教育委員の委嘱について

・第7号議案  長岡京市スポーツ推進委員の委嘱について

・第8号議案  長岡京市図書館協議会委員の任命について

・第9号議案  長岡京市教育支援委員会委員の委嘱について

・第10号議案 教育支援センター教育相談研究部門研究員の委嘱について

・第11号議案 教育支援センターICT活用実践研究部門研究員の委嘱について

 

(教育長)

全件が人事案件となるため、一括して提案の説明を求める。

 

(事務局)

第6号議案「長岡京市社会教育委員の委嘱について」。

団体から選出いただいている委員について異動が生じたため、その後任3名を委嘱する必要があるので提案するものである。

第7号議案「長岡京市スポーツ推進委員の委嘱について」。

定員に達していないスポーツ推進委員を補充する必要があるため、長六小校区で1名提案するものである。

第8号議案「長岡京市図書館協議会委員の任命について」。

団体から選出いただいている委員について異動が生じたため、その後任を委嘱する必要があるので提案するものである。

第9号議案「長岡京市教育支援委員会委員の委嘱について」、第10号議案「教育支援センター教育相談研究部門研究員の委嘱について」、第11号議案「教育支援センターICT活用実践研究部門研究員の委嘱について」は、それぞれ任期満了に伴い、委嘱する必要があるため提案するものである。

 

(教育長)

質問、意見等はないか。

 

(意見なし)

 

(教育長)

特に、意見等が出なかったため、一括して採決する。

「第6号議案 長岡京市社会教育委員の委嘱について」から、「第11号議案 教育支援センターICT活用実践研究部門研究員の委嘱について」までの6件について、承認いただける委員の挙手を求める。 

 

(全員賛成)

 

(教育長)

全員賛成。よって、第6号議案から第11号議案までの6件は可決された。


11.報告事項

・令和3年度3月教育費専決補正について

 

(事務局)

中央生涯学習センターについて、感染症拡大防止のための休館、利用制限、貸室利用キャンセル料の返金対応等、基本協定に基づくリスク分担により、指定管理料を加算補てんする費用について専決補正を行ったものである。

 

(事務局)

スポーツセンターの指定管理料について、同じく感染症拡大防止のための休館等に係る補填について専決補正を行ったものである。

 

(事務局)

神足ふれあい町家の指定管理料について、同じく感染症拡大防止のための休館等に係る補填について専決補正を行ったものである。

 

・予備費の充用について

(事務局)

中央公民館の非常用自家発電設備に緊急修繕の必要が生じたため、4月に予備費の充用を行った。


12.次回定例会までの行事・会議予定

(事務局)

行事会議予定について(5月19日から6月15日)資料に基づき説明。


13.その他


14.閉会

(教育長)

午後2時45分に閉会を宣言する。

お問い合わせ

長岡京市教育部教育総務課総務・施設整備担当

電話: 075-955-9532

ファクス: 075-951-8400

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