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教育委員会令和4年7月定例会会議録

  • ID:13064

教育委員会会議録


1.日時

令和4年7月20日(水)  午後3時から午後3時46分


2.場所

市役所 会議室7


3.出席者

教育長 西村文則

委員 福澤秀夫

委員 京樂真帆子

委員  大下和徹

委員 盛永俊弘


4.出席説明員

教育部長、教育総務課長、教育総務課担当主幹、次長兼学校教育課長、学校教育課総括指導主事、学校教育課主幹、生涯学習課長、生涯学習課担当主幹、文化・スポ-ツ振興課長、文化財保存活用課長、中央公民館長、図書館長、北開田児童館長、教育支援センター所長

事務局職員 教育総務課 課長補佐


5.傍聴者

なし


6.開会

(教育長) 

開会を宣言する。


7.前回の会議録の承認

承認・署名


8.教育長諸報告

(教育長)

新型コロナウィルス感染症について。6月の定例教育委員会では新規感染者が減少傾向にあると申し上げていた。実際、児童生徒の感染は4月が164人、5月が166人、6月が34人となっていたが、第7波の到来とともに新規感染者数は急激に増加し、7月に入って昨日までに173人となった。感染拡大を防ぐための学級閉鎖も7月だけで4小学校4学級、2中学校7学級で行っている。

本日、1学期終業式が各校で行われたが、学級閉鎖中の4校4学級では、通知表を保護者の方に取りに来ていただくなどの対応を行った。中学校では明日から中体連の各競技大会が始まる。熱中症の予防に努めながら、感染予防にもしっかり取り組み、安心安全な大会の中で、生徒たちが今までの練習の成果をいかんなく発揮してくれることを期待している。

ところで、若葉カップ全国小学生バドミントン大会も予定通り7月29日から4日間にわたって実施される。受け入れ側として感染防止対策を徹底し、参加チームにも防止対策の徹底を求めながら安心安全な大会をめざすこととしている。

次に、本市出身のアスリートの活躍について。昨年夏のTOKYO2020オリンピックで、3位・銅メダルを獲得された競歩の山西選手が、16日、世界陸上で優勝、金メダルを獲得、それも2連覇されたという、うれしいニュースがあった。そして、同じく8位入賞された射撃・ラピッドファイアピストルの吉岡選手が、18日、ワールドカップで優勝、金メダルを獲得されたという、うれしいニュースがあった。お二人の活躍は市を元気づけるとともに、本市の子どもたちに夢や希望を与えてくれる。今後益々の御活躍を期待するとともに、応援のほうも引き続きしっかりとしていきたい。なお、お二人には市政施行50周年の記念イベントにもご協力いただく予定となっている。

6月17日、6月議会文厚常任委員会が開催、22日、6月議会が閉会。最終日には、長岡第四小学校の校舎等建替工事や長岡第九小学校の校舎等改修工事の契約も承認いただけたので、いよいよ夏休みから工事に入っていく。

7月13日、サマーレビュー。市長、副市長と課題の共有を図った。

7月19日に予定されていた献花式は、大雨警報が発令されたため中止となった。


9.行事・会議結果報告

(各所属長諸報告)

(行事・会議報告資料に基づき説明)

(質問・意見等)

 

(委員)

7月29日から若葉カップが始まる。運営に携わっている方々に感謝する。猛暑の中、また、感染症対策を行いながらの運営は大変であろうと思うが、よろしくお願いする。

教員免許更新制が7月から廃止される。それに伴い、校長が教員に受講すべき研修を指導助言する、という記事を見た。これまで受講した研修履歴の管理や、今後の管理はどのようになるのか。また、研修は市で行われるもの、府で行われるもの、その他大学や企業等も含めいろんなものがあると思うが、どのような研修を何回受ける、といった決まりはあるのか。

 

(事務局)

研修は、京都府総合教育センターが中心になり実施している。60単位取得を目標としており、これまでの受講履歴は残っている。これまでその履歴はセンター受講分のみであったが、今後、各教育局主催の研修も履歴が記載される予定。各市町の教育支援センター等主催の研修履歴も記載できるよう、現在検討がなされている。職位ステージに合わせて目安があり、それに合わせて計画的に受講することとなっている。

 

(委員)

市独自で受講履歴をデータベース化する必要はないということか。

 

(事務局)

府のデータベースで、個人単位でも学校単位でも確認することができる。

 

(委員)

更新制の廃止は、個人的には良かったと思う。しかし、変化が激しいこの時代に研修を受けることは意義があると思うし、自己研鑽を続けてほしい。私も会社員時代に多くの研修を受講したが、その効果を高めるには受講に向かう自分自身の意識が大切である。ただ、現在の多忙な勤務状態では難しいのではないだろうか。そのためにも、校長の主導のもと、ますます働き方改革を推進する必要があると感じる。また、OJT、日々の現場で経験のある先輩方から指導いただくことは非常に重要である。企業でも、良い文化を根付かせて企業文化がはぐくまれている企業は、業績も良いことが多い。若い方を教え導く組織体制を学校内で作り、より良い学校文化がはぐくまれるよう、よろしくお願いしたい。

 

(委員)

文化財について。通勤途中に発掘調査現場があり、よく覗いている。この現場では、情報提供のチラシが掲示されており、とても良い取組だと思う。長岡京の条坊復元図の中で、どの位置にあたるのか、近くでどんな物が発掘されてきたのか、どんな物の出土が予想されるのか、といったことが書かれている。この1か所でしかこういう掲示は見ていないが、他所でも検討しているのか。

通りかかる方の多くがその掲示を見ており、普段文化財に興味がなさそうな人も掲示物を読んでいる様子を見かける。文化財の保存・活用という点で、とてもよい試みだと思う。

 

(事務局)

令和2年度の市庁舎建て替えに伴う調査以降、ホームページ等で公共事業に伴う発掘調査の様子をほぼリアルタイムでの情報提供を始めている。現場にはQRコードも掲示しているので、アクセスしやすくなっていると思う。長岡京駅前線は、往来が多いので通りすがりに見ていただけるよう展示した。現場で興味をもっていただくことは有難いが、関係者との調整や現場作業への影響もあることから、公共事業に限定しているのが現状である。

 

(委員)

ホームページはもともと興味がある人に限られるが、現場での展示は興味がない人にも見てもらうことができる。市の文化財にどのようなものがあるか、市民の方々に伝わっていない状況から脱却できるよう、身近なところで出土したものや最近発見されたものを伝えられればと思う。

 

(委員)

来週は若葉カップが開催される。熱戦が繰り広げられることを祈念する。

アーリントン短期留学の再開準備がされているとのこと、大変期待している。アーリントンとの関係を深め、子どもたちにとって貴重な経験となる。復活させるには多大な労力がかかると思うが、よろしくお願いしたい。

PTAについて。私はこれまで、積極的に活動することを推進しようとしてきたが、ここにきて、母親たちの意見を聞くと、時代が変わってきており従来の形で活動するのは難しいのだろうかと感じるようになった。感染症の影響でイベントがなくなり、復活させようとする時、一回止まったものを動かすにはものすごい労力が必要となる。それを保護者で一手に引き受けることを考えると、これまでの考えが変わりつつある。

学校運営協議会も設置された今、一回解散して、有志で地域を巻き込んだやり方で活動していくというのも一つの方法かもしれない。実際に解散となれば大事なので慎重にせねばならないが、次世代のPTAの在り方は考えていかねばならないと思う。現状では会長選出も大変であるし、活動も減らした方がいいのではないか。

 

(事務局)

生涯学習課はいろんな団体を所管しているが、PTAに限らず、共通するのは忙しくて活動が負担であるということ。今朝の朝刊にもPTAの在り方が記事になっていたが、納める会費に見合う恩恵が受けられないとして全国組織から退会する団体が出てきているという。PTAの役割とは何か、ということにもなるが、活動にかけた時間と子どもへの恩恵を考慮すると、PTAの必要性が感じられない、ということのようだ。

元々は、社会全体の利益のために奉仕する、という精神があったと思うが、PTA以外の活動においても、それをすることによって自分に何のメリットがあるのか、という考え方により、社会奉仕という考え方がなくなってきているように感じる。PTAでも、行事を行うにあたり、その都度手伝える人を募集する、というように、新しい形で活動しているところもある。感染症の影響により活動がなくなっても困ることがなかった、という意見もあるようだが、本来そういうものでなく、地域での見守りのような、見えにくい活動の評価ができていないのではないだろうか。

 

(委員)

活動の在り方については考え続けていきたいと思うが、個人主義が高まる中、社会全体を考えるのは難しいように感じる。全国のような大きい組織でなく、身近な地域の単位で活動していくのがよいのではないか。

 

(委員)

私からは2点。

1点目は、先ほども話題になった「教員免許更新制が7月1日に廃止されたのに伴い、来年4月からスタートする新しい教員研修制度」についての意見である。これから、その新しい研修制度が検討されていくと思うが、ぜひ、免許更新制の代替研修的な「やらされ感の強い研修」ではなく、児童生徒の成長につながるワクワク感のある研修、そして、教員一人一人の主体的で個別最適な学びを実現する研修が推進できるよう、教育委員会としてバックアップしてほしい。人材開発に関する研究では、人を育てるのは現場での自らの経験からの学びや他者からの学びであり、講座型の研修効果は極めて低いという研究データが多く、講座型の研修中心だった能力開発に反省を迫られている。ぜひ、文科省から6月に提示された教員の資質向上に関する指針の改訂案や新たな教員研修の運用を定めるガイドライン案を参考にしながら、「学校の日常に人材育成をビルトインする」仕組みを構築してほしい。

 

2点目は、働き方改革に関連すること。数日前の新聞に、「鳥取市教委は本年度から、市立学校が市教委に提出する書類のうち約20種類で校長の押印欄を廃止した。押印の廃止に伴い、各校からの書類提出も電子メールで済ませられるようにした。学校側の事務負担を軽減し、教員の働き方改革を進めている」という記事が掲載された。そこでお伺いするが、本市でも、こうしたことは、検討されているのか。

また、自宅での持ち帰り仕事の際、今もUSBメモリを持ち歩くシステムなのか。例えば、個人情報保護の観点から、クラウドなどを活用されているのか。

 

(事務局)

本市でも令和3年度から押印廃止を進めている。法律等に定められたものはできないが、可能なものはデータ提出としている。

また、USBメモリの取扱いについては、以前からルールに則り管理をしているが、個人情報でなく、授業研究に使うものであれば電子メールによる送受信が可能であるので、教育委員会事務局としては、極力USBメモリは使用しないよう伝えていく。

 

(委員)

本市でも新聞記事の鳥取市と同様の改善が進んでいるとのことで安心した。引き続き、各学校と事務局の両者が効率的な事務作業になるようお願いしたい。


10.報告事項

・長岡京市立の小学校及び中学校に勤務する府費負担教職員の服務に関する規程の一部改正について

 

(事務局)

教育公務員特例法及び教育職員免許法の一部を改正する法律の成立により、教員免許更新制が廃止されることに伴い、職務専念義務の免除規定から免許状更新講習を除外するもの。施行日は令和4年7月1日。

 

 

(教育長)

了解をいただき次に進める。



11.次回定例会までの行事・会議予定

(事務局)

行事会議予定について(8月25日から9月28日)資料に基づき説明。

 

12.その他

 なし


13.閉会

(教育長)

午後3時46分に閉会を宣言する。

お問い合わせ

長岡京市教育部教育総務課総務・施設整備担当

電話: 075-955-9532

ファクス: 075-951-8400

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