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教育委員会令和4年11月定例会会議録

  • ID:13192

教育委員会会議録


1.日時

令和4年11月16日(水)  午後3時から午後4時9分


2.場所

市役所 第1委員会室


3.出席者

教育長 西村文則

委員 福澤秀夫

委員 京樂真帆子

委員  大下和徹

委員 盛永俊弘


4.出席説明員

教育部長、教育総務課長、教育総務課担当主幹、次長兼学校教育課長、学校教育課総括指導主事、学校教育課主幹、生涯学習課長、文化・スポーツ振興課長、文化財保存活用課長、中央公民館長、図書館長、教育支援センター所長、北開田児童館長

事務局職員 教育総務課 課長補佐


5.傍聴者

なし


6.開会

(教育長) 

開会を宣言する。


7.前回の会議録の承認

承認・署名


8.教育長諸報告

(教育長)

新型コロナウィルス感染症について。「第8波」という言葉もでているなか、本市の児童生徒の新規感染状況は、10月は76人だったが、11月に入ってから昨日15日までの半月に54人と増加し、11月に入って2校でそれぞれ1学級において学級閉鎖を行っている。引き続き感染防止に努め、拡大防止のために迅速に対応していきたい。

10月22日、文化賞・スポーツ賞表彰式。文化賞は11名2団体の皆さん、スポーツ賞は80名12団体の皆さんが受賞。

10月28日、3年ぶりとなる小学校陸上運動交歓記録会が晴天の西京極総合運動公園陸上競技場で開催。6年生児童は、共通種目の100メートル走に加え、50メートルハードル走や800メートル走などのトラック種目から一種目、走高跳やソフトボール投げなどのフィールド種目から一種目をそれぞれ選択し、1人が3種目、リレーに出場した児童は4種目に出場しそれぞれが頑張った。

10月30日、これも3年ぶりとなる総合防災訓練が長岡第六小をメイン会場にそれぞれの小学校を会場に開催。

11月1日、近畿市町村教育委員会研修大会がオンラインで開催。慶應義塾大学教授の中室牧子氏から、「教育に科学的根拠を」と題する基調講演と、四条畷学園短期大学教授の山田秀江(ひでみ)氏から、「プロジェクト型保育」の実践発表があった。

11月11日、京都府内市町(組合)教育委員会研修会が対面で開催され、京都府教育庁指導部長の吉村要氏から「令和の新しい学びと学力向上へのアプローチ」と題する講演があり、その中で、同指導部学校教育課指導主事の中村一也氏から、令和5年度から小学校4年生から中学校3年生を対象に実施される、京都府学力・学習状況調査~学びのパスポート~ の説明があった。また、講演の後、「各市町における学力向上の取組について」の意見交換会が行われた。

13日には、長岡京ガラシャ祭の巡行が3年ぶりに行われた。あいにくの雨天となったが、多くの皆様にご参加いただいた。児童生徒の参加もあり、その活躍が見た。こうした体験を通して、達成感はもとより郷土愛や連帯感等が培われていくものと考えており、この開催は教育の立場からもありがたい。準備から当日までご尽力をいただいた関係者の皆様に感謝申し上げる。


9.行事・会議結果報告

(各所属長諸報告)

(行事・会議報告資料に基づき説明)

(質問・意見等)

 

(委員)

10月28日の陸上交歓記録会は、天候にも恵まれ、素晴らしいスタジアムで6年生が走っている姿を見て感激した。記録会の準備、運営に携わっていただいた方々に感謝する。また、ガラシャ祭当日は雨だったが、こちらも開催されてよかった。

市の11月広報紙の図書館の記事では、イベントガイド、ブックガイドのほか、サービスPick Upとして「本の取り寄せサービス」の紹介がされていた。これは、府内の図書館はすべて利用できるのか。また、書籍だけが対象なのか。多く利用されるならば費用対効果は高いと言えるだろうが、配送費は高額になるのではないか。

 

(事務局)

取り寄せサービス(相互貸借)は、北部から南部まで府内全域が対象となっており、京都市も含まれる。配送に係る費用は、府が委託契約をしており、市としては負担金を支出しているので、件数に応じて請求があるわけではない。昨年度の相互貸借の件数は、借受が2,504件、貸出が1,238件。対象は書籍(雑誌を含む)のみだが、予約はインターネットでも可能である。

 

(委員)

ガラシャ祭は行列巡行が注目されるが、ガラシャウイークとして他の企画もたくさん催されている。11月5日には歴史講演会が開催。感染症拡大前からすると参加者数は減っていると思うが、ハイレベルな内容で参加者は熱心に耳を傾けていた。質疑応答も、専門的な内容も多く、参加者のレベルの高さを再認識した。

今回参加は100人程度だったとのことだが、長岡京市民の割合はどれくらいか。

 

(事務局)

当日参加の方は把握できていないが、事前申し込みの方では市内在住の方が8割くらいであった。

 

(委員)

参加者には常連が多いと思うが、毎回楽しみにされている。市民が地元の歴史を学ぶよい機会である。レベルを維持しつつ、初めてでも参加できる内容もあるとよい。専門的な内容の翌年はわかりやすい内容のもの、など工夫できるのではないか。

 

(委員)

ガラシャ祭は3年ぶりの開催。雨天でも開催できてよかった。連帯感があり、よいものだとあらためて感じた。

先日は皆既月食があった。晴天で、オレンジ色の月がきれいに見えた。理科の教材として良いものであった。次は3年後、学校教育でも生かしてもらえたらと思う。

先ほど陸上交歓記録会の話があったが、体力テストの全国、府、市を比較したデータはあるのか。

 

(事務局)

第4次総合計画のベンチマークとしての評価指標で公表している。

 

(委員)

私からは1点、今、全国各地で大きな課題になっている教員不足に関しての質問である。今月1日、文部科学省は、来年度の5月1日から7月31日までに産休と育休の取得予定者がいる公立小・中学校を対象に、4月当初から代替講師を前倒しで配置できるよう加配教員の運用を見直すという事務連絡を発出した。

その理由は、年度当初は代替講師を確保しやすいこと、学級担任が年度途中から代替講師に切り替わることがないようにするため、とのことである。

そこで、今年度の本市の教員不足の実態と、この運用見通しでどの程度、改善が見込まれるのかをお伺いしたい。

 

(事務局)

本市でも、人員の確保には苦慮しているところである。

産休・育休については予測がつくため準備できるが、突発的な病気や介護などの場合には、常勤講師で対応したいところを複数の非常勤講師で対応することもある。

 

(教育長)

文部科学省の運用見直しの件については、神戸市が先行して実施されており、教員確保に有意義であるということから、京都府でも2年前から、1学期中に産休を取得する見込みの教職員がいる場合には、年度当初に常勤職員を別途配置することとなっている。

 

(委員)

難しい問題だが、引き続き学級担任等がいないという事態を避けるため、国や府と連携を図りながら、対応策を進めてほしい。


10.議案

第16号議案 長岡京市教育委員会事務の点検及び評価の実施(令和3年度実績)について

 

(教育長)

提案理由の説明を求める。

 

(事務局)

地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条の規定により、教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況について点検及び評価を行うため提案するもの。

令和3年度に実施した事務の状況について、点検及び評価を行った報告書案に学識経験者の意見を付したものを作成している。議決を得たら、長岡京市議会に提出し、その後公表を行う予定である。

 

(教育長)

質問や意見はあるか。

 

(委員)

学識経験者の総評によると、概ね良好との意見であるが、「課題が明らかになった事項については、その原因の分析を期待する。今後、目標が達成された取組や、改善が見られない取組については、取組の見直しや取り止めなどの検討があってもよいと考える。」という意見については、具体的な指摘はあったのか。

 

(事務局)

今回は2名の学識経験者に意見をいただいた。主に文化・スポーツ系のイベントについては、感染症の影響により開催できないなど、目標を達成できない事業もあった。また、今回は計画初年度の評価であるため、当初に設定した方向性から大きく変更が必要と考えられるものはなかったが、何年か進めていく中で、見直しが必要になることも生じると考えられる。その際には、見直しや事業の取り止めも含めて検討してはどうか、という意見があった。

 

(委員)

総評のとおり、感染症の影響から元の状況へ戻していく努力は、やはり必要である。

 

(委員)

外国語活動について。「英検3級以上」の取得率の数字について説明してほしい。

 

(事務局)

「英検のみ」については、英語検定を受験し、合格した人数から算出したもの。「相当を含む」については、英検3級に相当する、外国語の熟達度を表すCEFR(セファール)A1の結果である。つまり、令和3年度でいえば、英検3級相当の55.3%のうち、25.5%は英検3級に合格しており、残り29.8%は、英検は取得していないがCEFRA1である。

 

(委員)

「コロナ禍において、体育の授業等で様々な制限があり、体力・運動能力の向上につながる運動量を十分に確保できなかったことが課題」とある。教育委員会の問題ではないかもしれないが、長岡京市には公園が少ないと聞く。普段から走り回れるような環境があれば違っているのではないかと思う。

 

(委員)

文化財保護に関し、大学との連携が評価してもらえてよかったと思う。「学生にとっての学びの場の提供であると同時に、長岡京市の活動に関わり続けてもらえるようにできれば望ましい」という学識経験者の意見はそのとおりと思うが、「追跡調査」というのが気になっている。わかりやすい指標を選びがちだが、こうした文化財に関わる活動というのは、その後の影響というのは時間がかかるものである。追跡調査でわからないことも多いのだろうということは、お互いに認識しておいてほしい。

もう一つ、文化財の件数については、簡単に件数が増えるようなものではない。増えていないと評価されては困るので、その点については理解していただけるようにしてほしい。

 

(委員)

本市第2期教育振興基本計画に基づく最初の点検評価の報告書を、策定時からの委員として注目しながら拝読させていただいた。最も強く感じたのは、コロナ禍のなかでも、各分野で目標達成に向けて着実に、そして、確実に成果をあげておられることである。ただし、少し気になるデータも紹介されている。例えば先月末、文科省から全国の不登校の児童生徒数が過去最多を更新したことが公表されたが、本市の小・中学校の不登校出現率もこの報告書資料によれば、国よりは低いものの増加傾向にある。引き続き、不登校児童生徒への自立に向けた丁寧な対応を期待したい。

 

(教育長)

第16号議案について、承認をいただける委員の挙手を求める。

 

(全員賛成)

 

(教育長)

全員賛成。第16号議案は可決された。


11.協議事項

・令和4年度教育費12月補正について

 

(教育長)

本案件は、本市情報公開条例第6条第5号の規定する意思形成過程に情報で、市と協議中であり、公開することにより公正かつ適正な意思形成に著しい支障があると思慮される。地方教育行政の組織及び運営に関する法律第14条第7項、及び本市教育委員会会議規則第15条第1項の規定により、本案件を非公開とするよう発議する。

同法第14条第8項及び同規則第15条第2項の規定により、この発議に対する討論を行わないで直ちに採決することとなっている。本案件を非公開とすることに同意する委員の挙手を求める。

 

(全員挙手)

 

(教育長)

全員賛成。よって本案件については非公開とする。

 

(非公開協議)

 

(教育長)

 以上で非公開協議を終了する。


12.報告事項

・令和4年度全国学力・学習状況調査の結果の公表について


(事務局)

令和4年度全国学力・学習状況調査の結果については、資料のとおり計3ページの内容で公表するものとする。

 

(教育長)

何か意見等はあるか。

 

(意見なし)

 

(教育長)

了承いただき次に進める。



13.次回定例会までの行事・会議予定

(事務局)

行事会議予定について(11月17日から12月21日)資料に基づき説明。

定例会27日に変更。


14.その他


(事務局)

前回の定例会で質問のあった、中学校の英語のリスニングについて。聞く・書く・読む・話す、の4技能をまんべんなく指導している。「話す」に「やりとり」と「発表」の2領域がある。単元によって、プレゼンテーションを行ったり、レポート作成をしたりする。5領域でいうと、若干「話す」が多くなるが、年間通してはまんべんなく指導している。

 

(事務局)

児童生徒の視力の件について。眼科健診の結果をもとに、タブレット導入前と導入後でA(1.0以上)B(0.7以上)C(0.7未満)の割合を確認したが、今のところ、大きな変化は見られなかった。


15.閉会

(教育長)

午後4時9分に閉会を宣言する。 

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長岡京市教育部教育総務課総務・施設整備担当

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