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現在位置

第5回一般廃棄物処理計画懇話会

  • ID:1780

開催概要

日時・場所

平成23年6月23日(木曜日)午後2時から午後4時
市役所会議室2

出席者

委員

山川委員(学識経験者)、塚田委員(女性の会)、橋爪委員(生活学校)、長曽委員(廃棄物減量等推進員会議)、小瀬委員(廃棄物減量等推進員会議)、田原委員(環境の都づくり会議)、中小路委員(商工会)、新多委員(市民公募)、玉井委員(市民公募)、小林委員(環境経済部長)

オブザーバー

乙訓環境衛生組合企画管理課河野課長

事務局

中村環境経済部次長、髙橋環境業務課長、野村環境業務課循環型社会推進担当主幹、山本環境業務課第2係長、林環境業務課循環型社会推進担当主事長

傍聴者

2名

配布資料

議事

1.開会

事務局:本日は、ご多忙の中第5回長岡京市一般廃棄物処理計画懇話会にご参集いただき、ありがとうございます。
本日の進行を努めます環境政策推進課の中村でございます。宜しくお願いいたします。
それでは、初めに、委員に変更がありましたのでご紹介いたします。
生活学校からご推薦いただいていました西小路委員が都合により退任され、新たに生活学校からご推薦をいただきました橋爪委員でございます。橋爪委員一言お願いいたします。
委員:橋爪でございます。懇話会に参加させていただき家庭のごみについてもより考えるようになりました。よろしくお願いします。
事務局:次に、行政から委員として出席しております環境経済部長が4月の人事異動により、辻井から小林環境経済部長に変わりました。小林委員一言お願いいたします。
委員:4月の人事異動により環境経済部にまいりました小林です。この震災以後、廃棄物を含めた環境問題が重要な要素となっていることを踏まえて計画の見直しに携わっていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
事務局:次に、これまで懇話会の事務局は環境政策推進課で担当しておりましたがこの4月の組織変更により環境業務課が主管課となりましたので職員の紹介をいたします。環境業務課の髙橋課長でございます。この懇話会の事務局でもあります環境業務課循環型社会推進担当の野村主幹でございます。同じく山本業務第2係長でございます。循環型社会推進担当の林主事長でございます。
また、オブザーバーとして出席していただいております乙訓環境衛生組合の河野課長でございます。
以上、よろしくお願いいたします。
それでは、会議の方を進めさせていただきます。
まず本日の懇話会参加者は委員10名の内10名であることを報告いたします。
また、傍聴の申し出が2名あり、要綱第7条に基づき傍聴を許可いたしましたので、よろしくお願いします。
次に、事前に「平成23年度一般廃棄物処理計画懇話会スケジュール」、資料12「長岡京市一般廃棄物処理実施計画」、資料13「長岡京市一般廃棄物処理基本計画見直しに係る参考資料」及び別紙1「平成22年度の廃棄物処理量」・別紙2「一般廃棄物処理基本計画の比較表」をお配りしております。
また、席上に本日のレジメ、平成23年度懇話会委員名簿、平成23年度版ごみ減量のしおり、広報「長岡京」6月1日号を配布させていただいております。
なお、新委員の方には後ほど委嘱状をお渡しさせていただきますので、ご了承いただきますようお願いいたします。
以上、ご確認願います。
それでは、事務局からの報告はここまでとさせていただき、議事の進行は会長にお願いします。

2.議事

会長
それでは、議事に入ります。
まず議事1「平成23年度懇話会スケジュールについて」です。
事務局から説明をお願いします。

事務局
「平成23年度懇話会スケジュール(案)」を説明

会長
それでは、スケジュールについて何かご質問はございませんか。
私の方からの質問ですが、9月の日程で重点課題の抽出に検討も入れていただいた方が良いのではないでしょうか。

事務局
予定では年4回ですので、前倒しできるものはしていただき、先に議論をしていただいた方が良いと思います。

会長
検討が12月1回では厳しいのではと思います。9月から課題の検討を入れていただき、9月から検討もしていただいた方が良いと思います。
他に何か無いでしょうか。無いようでしたら次の議事に移ります。
議事2「処理基本計画の見直しに係る参考資料について」を事務局から説明をお願いします。

事務局
資料13「処理基本計画の見直しに係る参考資料」を説明

会長
それでは、今の説明に対し質問等があればお願いします。

委員
有料化の件について、全国で6割強が実施しているとのことですが、有料化のメリットとデメリットについてどのようなことがあるのですか。減量に対してメリットがあるといわれるところと、デメリットとして不法投棄が増えると言われていますが、全体的にみてどうなんでしょう。

事務局
全国的に6割強が有料化を実施していますが、本市では今後ごみ減量の一つの施策としては、乙訓2市1町が歩調を合わせ、整合性を持った中で進めていかなければならないと考えています。
ただ、現段階では有料化に向けた長所・短所・やり方については具体的な資料をもち合わせておりません。

委員
検討というからには、ある程度の定量性とか、定額制とかいろいろとあると思いますが、事前に資料としてある方が考えやすいのではないかと思います。

事務局
検討を進めていく中で、資料等を提出させていただきたいと思います。

会長
家庭系の可燃ごみ、不燃ごみを有料化しますと、大体1割から2割減るところが多いです。最大で5割ぐらいまで減っている所が中にはあります。中には、ほとんど減っていない所もあります。リバウンドがあるという意見もありますが、確かにごみの量をみると、いったん下がってまた上がるという傾向は見られますが、それまでのごみの変動傾向を踏まえて検討してみると、自治体による差も大きいので一概には言えませんが、平均的にみると元以上に戻ることは無くて、一定減量効果は維持できています。不法投棄については、一部で確かに増えている所もありますが、多くの場合はその後減っています。継続的に増えて問題となっている所は、私の知っている範囲ではほぼ見当たりません。有料化前から不法投棄が問題となっている所では、有料化によってさらに増えて問題となるという傾向も見えて、有料化を実施する場合は、事前に不法投棄対策を十分考えてやっていくことが望ましいだろうと思います。

委員
不法投棄に関しては、監視を強めるという対策を講じることが効果を高めるのでしょうか。

会長
不法投棄対策はいろいろありますが、家庭系の有料化に伴う不法投棄対策と限定した調査は有りません。事業系等も含めた不法投棄対策として見た場合、監視カメラの設置が一定の効果があると言われています。目につきにくいところに入りにくくする対応とか、監視が一定の効果がでているという報告があります。

委員
フェニックスが33年度で終了するとのことですが、先程説明のあったように大阪湾広域処理場整備促進協議会が示した減量に向けた指針や近畿圏は3Rの取組みが遅れているとかいわれていますが、市民に危機感を持たせて減量に取組ませていくべきかどうなのか、説明をお願いいたします。フェニックスに今後どれだけ可能性があるのかどうか、どれだけ減らさなければならないのか危機感の問題についてお聞きしたいと思います。

会長
フェニックスの今後について、何か情報があればお願いします。

事務局
先日の会議では、環境省はようやく前向きに検討する所まできているという報告はありました。新たに処分場を建設するには10年はかかるので、ぎりぎりの段階ではあるが、計画については決まっていません。例えば、33年にフェニックスの受け入れが終了した場合、以後乙訓環境衛生組合で受け入れることになりますが、全量を受け入れた場合、埋立ては43年度で終了しますがその後どうするかは、検討されていません。

委員
33年度以降、10年間は持つということですね。わかりました。

委員
ごみの減量等について、自治会長会等で自治会長にも年1回ぐらいは協力を依頼してはどうですか。

事務局
ごみの減量に向けた啓発活動として、年1回各戸に「ごみ減量のしおり」を配布し、ごみの日程やごみの排出の仕方等について市民の方に啓発を行っています。今ご提案のあった全自治会に対し、一律実施するというのはなかなか難しい面がありますが、自治会からの取組みとして依頼があれば「出前講座」を行い、啓発に努めています。

会長
自治会長が集まっている所で説明する機会は特にないということですか。

事務局
年に6回程度全自治会長が集まる自治会長会というのがありますが、ごみ減量に向けた具体的な取り組みは行っていません。

委員
私の地区では自治会長が頑張っておられますので、自治会長会で実施することは効果があると思います。
また、柳谷にいく川によく電気製品等が不法投棄されていましたが、どうなっているのですか。

事務局
長岡京市では「まちをきれいにする条例」を5年前に策定し、その中で不法投棄対策に力をいれていまして、警察OBを嘱託として採用し巡回しています。不法投棄については、出来るだけ早い段階で回収しないとごみがごみを生むことになります。ひどい例では、楊谷寺の近くの山で大量のごみが捨てられており、京都府が数百万を掛け、クレーンでごみを引き上げフェンスをしたという事例もございます。

会長
初めにいわれた自治会長に向けた話は、今後の計画の見直しの中で提案していただけたらと思います。

事務局
先程の自治会長の件ですが、エコタウン推進事業を27の自治会等が取り組んでいいただいています。57ある自治会が全て事業に取り組んでいいただけたらベストなのですが、いろいろな事情ですべての自治会で取り組んでいただくことはできないため、27団体以外のステーションでマナーの悪い所については、市からシルバー人材センターに委託して指導員に立ってもらっています。自治会長への説明は、出来る時に総務課等とも相談しながら、ごみ問題について話をする機会をつくっていきたいと思います。

委員
私は、廃棄物減量等推進員をしていますが、現在56自治会から推進員が出ていただいており、その中でごみの問題や自治会のこともやっております。自治会長は他の仕事もあるので、ごみ専門の推進員を各自治会から選出していただいています。だから、推進員が推進員会議の内容を各自治会に持ち帰って話すことによって、先程らいの話は解決できるのではないでしょうか。

会長
他の町でですが、推進員が頑張ろうと思っても、推進員のことを自治会長が良く認識しておらず、推進員が動きにくいという話を聞いたことがあります。そういう面からも、自治会長に直接話をする機会というのも必要ではないかと思います。

委員
今の件ですが、ぜひ自治会長会で取り上げていただきたいと思います。1年くらい前から、隣の地域である薬師堂の皆さんが、こちらのステーションのお手伝いに来ていただいています。なぜかと思っていたのですが、隣の自治会長が指導してお手伝いをしていただくようになったということです。

委員
自治会長が頑張るから、みんなついていこうと思う。

委員
環境省から近畿圏は3Rの取組みが遅れているとのことですが、実際にはどの辺が遅れているのですか。

事務局
本日資料を持ち合わせてないので、次回までに報告させていただきます。

委員
分別の作業の時にいろいろなことを説明していますが、具体的に説明するのにそういうものがあると、皆さんが興味を持って聞いてくれますのでお願いします。

会長
他にどうでしょう。ここで一度切りまして、次の議題をお願いしたいと思います。
何かありましたら、併せて次にお願いします。
その前に、一点確認させていただきますが資料13の10~11ページの課題は、重点課題として事務局から出されたものと解してよろしいでしょうか。

事務局
この課題も検討をお願いしたいと思います。

会長
それでは次の議題3「平成19年度~22年度までの施策等の検証」について、事務局から報告をお願いします。

事務局
資料7「長岡京市一般廃棄物処理基本計画の進捗状況」を基に、説明

会長
資料7で中期に入るのが、今後実施していくべき課題として当初の基本計画にあげられているものになります。今説明のあった短期について何かあればお願いします。

委員
1号農園が22年3月で終了となったのは、借りたものを貸しているという状況なのかということと、家庭用生ごみ処理機の補助台数が少ないのはそれぞれ使い方がわからないのではないかと思います。実際に自分とこで使うことができるのか解ればもっと申込まれるのではないでしょうか。

事務局
エコ農園は全て借地です。1号農園は、貸主から返還の希望があったため、平成22年3月に返還しています。次に、生ごみ処理機についてですが、募集する広報でそれぞれの機器について簡単な説明を載せております。また、申し込みに来られた時には、それぞれの特徴等についてもう少し詳しく説明させていただいていますし、EMについてはつくり方の説明書をご希望の方に渡しています。

会長
予算が余れば、講習会のようなことに予算を回すとかはいかがでしょう。

委員
10年位前は、EM人気がありましたよ。近所でもよく話題に上がりました。

委員
なぜ、人気がなくなってくるのでしょうか、希望者が増えないのか。考え方はいいのですが、やるのはどうなのかと思いますが。

委員
堆肥化はいいのですが、EMにしろコンポストにしろ堆肥をもっていく所がありません。また、臭いも発生しますので、住宅事情もあるかもしれません。

委員
資料7の検討の時に気づかなければならなかったのですが、9ページに水切りを徹底するだけで減量効果を得るためと書かれていますが、その右側に生ごみ処理機等購入費補助とありますが、ちょっと違うのではないかと思うのですが。

会長
消滅型の場合、水分を飛ばすということもあるので、こういう考え方もあるのかなと思います。

委員
消滅型は、基本的にはごみが完全になくなるというものなのでしょうか。

会長
もちろん完全消滅はあり得ませんが、水分とCO2に分解されます。無機物は残るかと思います。

委員
消滅型の市のモニターを4年間行い、1年間で容量は約倍ぐらいの残量になります。水がとぶだけかなと思っていたのですが、無機物は分解できませんがきれいになくなります。一年たち重量を量りましたが、およそ2倍から3倍でした。先程EMの話がありしたが、それを堆肥として使用する畑等を用意する必要もないし、失敗した時のEMのような臭いの心配もないですし、マンションで行うなら消滅型の方が良いと思います。

委員
今言われたことが重要で、使用経験が紹介されていないという部分が、多分申請ができない。減量をさせるためには、使用されている方の経験を正しく伝えることが欠けているのではないかと思います。

委員
EMは嫌気性で、消滅型は好気性で電気を使わず分解しています。今長岡京市では、竹の粉がいいと言われている方もおられますし、買わなくっても、糠と枯葉と砂とかいろいろな方法で好気性の分解をやられる方がネットで調べると結構あります。

委員
家庭からのごみは毎日出てきますから、扱いやすいとか継続性を重視してやるとか、その辺をうまくまとめればいいものができると思います。

会長
廃棄物を減らすために、体験談等いろいろPRをお願いしたいと思います。

委員
ごみをどうするかという具体的な処理方法等をあまり宣伝されていない。ところが、電気を節電しましょうという時は非常に細かくテレビなどでも宣伝しています。そういう宣伝が、ごみには少ないように思います。広報しますと言えば、広報紙に出していますとか、ホームページに出していますとかというのが何年来続いています。もう少し違う方法で、皆さんが具体的にやれる方法を宣伝すればもっと減るかもしれません。例えば50%減らそうとすれば、今の方法ではできない、50%のごみを無くすには結局皆さんが自分でやらなければなくならない。減らすには、如何に宣伝して市民にやる気を出させるか、やる気を出させる一つの大きな要因は危機感だと思います。最近長岡京市も電気を15%節電しようということでパンフレットを作成しました。それをもっていくと皆さんの心意気が変わります。やらないかんという気持ちに皆さんなっています。如何にみんなが危機感を持つかということを宣伝することと、具体的な方法を皆さんに知っていただくこの2つの方法をこの1年かけてやれば、もっとごみが減るのではないかと思います。危機感の方ですが、長岡京市は10%のごみが減ってきた、そしたらひょっとして市民の皆さんはこれ以上ごみを減らさなくてもいいと思われているかもしれません。そうじゃないすごい危機だという宣伝をしなければならないのかなと思います。

会長
この件は、次の議題4「重点課題候補の抽出」にも関連すると思うので、議題4で併せて議論していただきたいと思います。それでは、議題4の説明を事務局からお願いします。

事務局
議題4について説明

会長
市の方からは、こういうものが候補であるという説明がありましたが、皆さんからこの意見についてでも結構ですし、また他にこういうことも考えるべきでないかという議論でも結構です。ご意見があればよろしくお願いします。課題と目標についてまた、こういう施策をやっていけば等何かあればお願いします。

委員
年次報告の数字は確認できましたが、ここに出ていない例えば環境教育・不法投棄等がデータとして入っていない。データとして出ていないものは特に問題がないという見方でいいのでしょうか。

事務局
環境教育特に子供からの環境教育は、重要であるという認識は持っています。今回、重点課題の抽出ということで上げていませんでしたが、小学校への出前講座等は継続はしていきます。

会長
前回は、一つ一つの施策について指標は設定していなかったのですが、当面の施策から出てくる数字であるものは上げてもらったのですが、特別に取っていなくて出ていないものもあるということだと思います。

委員
上がっていないから、特に問題はないということではないということですか。

事務局
今回提出させていただいたものは、各事務事業の中で代表的なもので数字化できるものを上げさせていただきました。ここに上がっていないからできたできないということではなく、、ご理解していただきやすい施策を数字化して上げさせていただきました。上げていないから問題はないということではありません。

委員
今度の夏休みに私どもの自治会ではラジオ体操をした後に、業務課の方にお手伝いいただき分別ゲームみたいなものをしていただこうと思っています。子供たちが捨て方を学んでくれれば、お母さんやお父さんにその捨て方はダメというのではないかと思い、初めての試みですが計画中です。

会長
地域で計画されていることに市も協働していくことを、計画に組み込んでいくことも重要だと思います。
先程目標数値設定の仕方について、少し議論をお願いしたいと思います。先程、目標数値の設定について、まずはじめにそれを議論して大きく変えるというのではなく、施策についていろいろ議論を出してそこから積み上げの形で結果としての目標数値を上げてはどうかという意見がありました。逆に目標数値から考えて、そこを実現するためにはどうしたらよいかという考え方も当然あります。このあたりをどのように今回やっていくのが良いか意見交換をしたいと思います。

委員
一つの目標数値を設定してやった方が、皆さんやり易いのではないでしょうか。具体的な目標数値があれば、皆さん頭の中に入って家ではこのようなことをしていきましょうとなるのではないかと思います。

委員
私もそう思います。数値によって皆さんの危機感が違うと思います。京都市は今50%いっていますが、50%と言われるとやらんなあかんと思う。今ほっといても10%下がるならそのうち下がると思ってしまう。

会長
他いかがでしょうか。積み上げでいいのではというご意見の方はいらっしゃいますか。
それでは、基本は目標数値を考えた上でそれを実現するには施策としてどうしたらいいのかという方向で検討していければと思います。
事務局から、何かありますか。

事務局
目標につきましては、数値化できるものは数値化し努力目標としていろいろな方策・施策のご議論をいただきたいと思いますし、減量化目標についてもなぜ減らさなければならないかということを出していって、例えば埋立地についてもまだ20年あると考えるか、後20年しかないと考えるかが大きな違いだと思います。後の考え方で行かなければ減量はできないと思います。目標数値化につきましては、懇話会の中で十分議論をしていただきお願いしたいと考えています。

会長
フェニックスの方では埋立量60%削減という比較的具体的な数字が出てきていますが、ある程度制約条件として達成できなければ次のフェニックスにも影響が出てくるでしょうし、そういう意味では一つの根拠となってきますし、もちろん国の方の施策、そしてごみの方でも自然エネルギー関係のこともありますから、CO2の削減等もからめながらどういう目標が制度化できるのかをも検討する必要があります。もちろん説得力がなければ目標値も響きませんから、説得力のある目標を検討して頂ければと思います。それではこれを前提としたうえで、重点的な課題は何を考えるべきかご意見をいただければと思います。現在資料7の方に各種施策があがっているわけですが、現在の市のスタッフの規模でこれをすべてやるのは相当厳しいのではと思いますので、そういう意味では当面の5年の間にどこを重点的にやるべきか、数値目標と指標を設定してきっちりやっていくべきことは何なのか、その辺の焦点化した部分が必要ではないのかなあと思います。いくつか市の方からも候補が出ていますが、それについてご意見がいただければと思います。

委員
環境教育についてもう少し目立った形で入れていただきたいと思います。

会長
10年20年先を考えれば、教育が具体的に効果を発揮できるのではと思います。

委員
先程温室効果ガスとの関連が出ていました。ごみを燃やした二酸化炭素について、別のテーマで長岡京市の二酸化炭素を減らそうというのがありますが、ごみを燃やすことによって長岡京市の発生する二酸化炭素の量がどれぐらい増えるのか、ごみ回収のために非常にたくさんの車が走ることによる温室効果ガスへの影響も検討していただけたらと思います。

会長
温暖化防止関係の計画の中で、ごみ関係はどのようになっているのでしょうか。

事務局
昨年、温暖化防止計画の地域編を策定し、その議論の中に当然ごみの件も出てきたのですが、地域となると乙訓環境衛生組合は大山崎町になります。エリア上、市外になる分は算定しなくても良いとなっており、ごみの件も記述はありますが具体的な数値は外してあります。それと車の排出ガスについては、個々。の集約ではなしに市内にある車の統計上から出ている数字を基にして出しています。

会長
ごみの場合は、区域の中でどれぐらい発生するかという発想ではなくて、ライフサイクルの中で例えば食べ物は植物由来ですが、、輸送等上流側で発生するCO2を減らすことも考えた上で、個々のごみと温暖化の関係を考えていくべきだと思います。ちなみにごみのCO★の場合はプラスチック等の化石燃料由来の燃焼分だけが多分カウントされていて、全体でみると3%ぐらいだったと思います。

委員
今後懇話会の委員を増やしていくというのがあったと思いますが、特に事業系に重点を置いていきたいと聞いていたが、今回同じメンバーであるがどうなっているのかお伺いしたいです。

事務局
今年度収集運搬許可業者、処分業許可業者に委員として参画していただくようお願いはしてまいりましたが、諸事情があり固辞されています。しかし、必要な時に呼んでいただいたらその時は協力しますとの返事はいただいています。処理基本計画を見直していく上で、業者の意見というのも必要ですので、引き続きお願いし続けたいと思います。

委員
別紙1をみますと、家庭系ごみは減っていますが事業系は増えています。ですからぜひ参加していただいて、マイナスになるようにしていくべきと思います。

事務局
事業系一般廃棄物についても、取り組まなければならないと考えていますので、参加していただくよう話をしていきたいと思います。今の段階では、委員ではなしに必要な時に積極的に協力したいと聞いていますので、継続して話をしていきたいと思います。

会長
先程の話の中で民間施設の活用という話がありましたが、もう少し詳しくお聞かせください。どういうリサイクル施設をということでしょうか。

事務局
市で許可を出しているアルミカン等をリサイクルしている(株)大剛、食品リサイクル関係の京都有機質資源(株)です。指針等でも民間企業の活用とありますので、またリサイクル率を上げるためにも必要かと考えています。

会長
事業系のごみのリサイクル率を上げるためにも、民間企業の活用も含めて検討していくということですね。
最後にもう一つ皆さんにお聞きしたいのですが、9月に見直し期間の検討とか、数値目標、重点課題の検討等を進めていくわけですが、次回までにこういうデータをぜひ用意しておいて欲しいというのがあれば、こういう議論をするのであればこういうデータが欲しいというものがあれば、今の内に出していただければと思うのですが、いかがですか。

委員
有料化の部分が避けて通れないとおっしゃっておりますので、有料化に対してメリット・デメリットがあると思うが、これに関して資料をお願いしたいです。また、これに関連して不法投棄についてもお願いしたいです。

委員
分別回収のメリット・デメリット・総括みたいなものをお願いしたいと思います。特にその他プラスチックは効果があるのかなと思いますので。何で効果がある・ないを判断するのが難しいと思いますが。

委員
最終処分地がなくなった自治体があるのかどうか、それによってどのように対策を組まれるのか、あれば事例として参考にしてはと思います。

会長
埋立地がなくなればどこか他の所に持っていくことになるが、結構高くつくのでできるだけリサイクルにまわす。そういう意味で各地でバイオマスを利用しようというのもあると思います。埋立地がなくなってバイオマスに行くという事例は知りませんが、いろんな資源化策の一つとしてあるのではと思います。

委員
一度埋め立てたところを、もう一度処理をするというかたちで、さらにバイオマスでというようなことはどうでしょう。

会長
産業廃棄物の場合は、以前埋めていたものを掘り起こして木等を取り出してそれを燃料として使うとかいうことはあったかと思うのですが、市のケースではあまりそういうケースは聞いたことがありませんね。

委員
大きい回収車での回収がいつまでも続くのかなとふと思ったのでが。というのは、先日京都市内は有料で回収し各家庭を廻っていますが、軽トラックで廻っていた。エネルギーを使わない運搬方法だと思いました。今後運搬方法も検討していかなければならないかと思います。

会長
京都市の軽トラックは、道が狭くパッカー車が入れないところを主に廻っていると思います。軽トラックの場合は、積載量が少ないので積載効率が悪くなりかえってエネルギー効率は悪いのではないかと思います。
それでは、またこれはというものがあれば事務局へお伝えください。
すべての資料がそろうかどうかわかりませんが、可能な限り提供をお願いしたいと思います。
それでは、今日の議題は以上とさせていただきますが、その他で何かございますか。

委員
6月11日の朝日新聞なのですが、東日本大震災の災害廃棄物について書いてあったのですが、乙訓環境衛生組合の考え方は報道されていた時と変わりはないのかどうなのでしょう。

オブザーバー
新聞報道にある内容と現在も変わりはございません。報道のとおり震災ごみは津波によるものが大半です。組合内部でプラントメーカーも含め受け入れができるか検討をしてはいるのですが、塩害の関係と放射能におかされているごみをもってくるのではないかという風評被害ということで、組合にも住民からメールが入っている状況です。それと、組合の施設もあまり余裕のある施設ではないので、受け入れますよといった後本当にできるのかどうかという問題も出てきますので、一定内部的な判断をして、出来るのであれば受け入れる量等をトータル的に判断していきたいと思います。

会長
塩害等の調査については環境省も今調査を行っていると思いますので、また放射能についてもどれぐらいまで落とせばいいのかも含めていろいろ検討しているところだと思います。それぞれの市にも事情があると思いますが、東北の方の人たちに全て負担を押し付けるというのも問題だと思いますので、ある程度オールジャパンの発想でもってしていただけるといいのではないかと、個人的には思います。
これで、議題の方はすべて終了しましたので後は事務局にお返しします。

事務局
ありがとうございました。
本日いただきました資料の提供について、検討して次回に備えさせていただきたいと思います。また、先程報告しましたとおり、ごみの組成分析を実施しデータが出ましたら報告させていただきます。
次回の懇話会は、概ね9月頃山川会長と相談させていただき、事前に日時もお知らせし第6回目を開催させていただきたいと考えていますのでよろしくお願いいたします。それでは、第5回の懇話会を終了させていただきます。
ありがとうございました。

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