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現在位置

第8回一般廃棄物処理計画懇話会

  • ID:1801

開催概要

日時・場所

平成23年12月20日(火曜日)午前10時~正午
市役所会議室2

出席者

委員

山川委員(学識経験者)、橋爪委員(生活学校)、長曽委員(廃棄物減量等推進員会議)、小瀬委員(廃棄物減量等推進員会議)、田原委員(環境の都づくり会議)、中小路委員(商工会)、新多委員(市民公募)、玉井委員(市民公募)、小林委員(環境経済部長)
欠席:塚田委員(女性の会)

オブザーバー

乙訓環境衛生組合企画管理課 河野課長

事務局

中村経済環境部次長、高橋環境業務課長、野村環境業務課循環型社会推進担当主幹、山本環境業務課第2係長、林環境業務課循環型社会推進担当主事長

傍聴者

1名

議事

1.開会

事務局:本日は、ご多忙の中第8回長岡京市一般廃棄物処理計画懇話会にご参集いただき、ありがとうございます。
懇話会も佳境に入り、本日を含め3回で計画の見直しをまとめていただくこととなっていますので、よろしくお願いいたします。
本日の懇話会参加者ですが、塚田委員が欠席で9名でございます。
また、傍聴の申し出が1名で要綱第7条に基づき傍聴の許可をさせていただいております。
次に席上の本日の資料の確認をさせていただきます。席上に本日のレジメ・課題と取組み・目標値の設定資料・大阪湾フェニックス搬入市の排出量・組成分析結果を置かせていただいております。ご確認ください。
それでは、以後は会長の方で進行をお願いいたします。

2.議事

会長
それではよろしくお願いいたします。
まず、組成分析の資料についてはデータを整理する必要があると思われますので、会議終了後、回収させていただきます。
今回は、目標値も定め、重点項目も決めるという非常に重要なプロセスとなっています。
しかも、今回も含め3回しかないのでスムーズに進行するようご協力をお願いいたします。
それでは、議事に入ります。1点目重点課題の抽出について事務局から説明をお願いいたします。

事務局
【重点課題・組成分析結果の説明】

会長
まずは、ごみの組成調査から課題を抽出した上でその課題とレジメの課題を踏まえたうえで、最終的に何を課題としてあげるかを整理出来ればと思います。減量目標として15%、20%、25%を考えていますが、目標数値に達するには、どの辺をどのように減らしたらいいのかも念頭にご意見をいただけたらと思います。

委員:オフィスごみでシュレッダーされた紙は、資源化可能なのか不可能なのかどちらに入るのでしょうか。

事務局
委託業者に確認はしていないのですが、シュレッダー紙は再資源化が難しいと聞いていますが、この割合から見れば資源化可能の方に入っていると思われます。

委員
家庭系はかなり減量が進んでいますが、事業系については条例改正を行い12月に報告をすると聞いていましたが、その後の進捗状況はどうなっていますか。また、減量計画書を義務化させるということですが、ペナルティがあるのですか。

事務局
条例改正につきましては、前回の第7回懇話会で許可業者のヒアリングの後で報告させていただいています。その内容につきましては、2市1町・乙訓環境衛生組合4者が整合性のとれた内容で改正しています。改正事項につきましては、大規模事業所の定義、義務としての減量計画書の提出、減量に対する取組の指導、多量排出者の定義、許可業者の義務の他、乙訓環境衛生組合の条例で展開検査の実施を行うという内容での改正となっており、12月議会で議決をいただいており、来年4月1日施行で現在作業を進めています。
また、減量計画書につきましては延べ床面積3,000平方メートル以上の事務所等が対象となりますが、今その対象事業所等の抽出作業を行っています。50社以内に収まるのではないかと思います。減量計画書を提出しないところのペナルティについては、今のところ考えていません。

委員
3,000平方メートルの根拠は、どこから出ているのですか。

事務局
3,000平方メートルの根拠については、「建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行令」で特定建築物の床面積を定めており、その中で事務所・店舗・遊技場等については延べ床面積3,000平方メートルと定めています。また、その中に学校教育法に規定するものについては8,000平方メートル以上という規定もありますので、それを適用しています。

会長
他にいかがでしょうか。減量のターゲットとしてどのあたりを課題としてみていけばいいのか、まず家庭系の方からご意見をいただければと思います。
組成分析で、1ページ目が家庭系の平均値ですが、乾きと湿りがありますが乾きは乾燥さしたもの、普通に出てくる重量は湿りが対応しますので、基本的に湿りの数字で見ていただけたらと思います。補正をすれば、厨芥類が少し増えて、紙類・木類が少し減ると思われます。
みなさんにお聞きしたいのですが、木類は結構出るものですか。

委員
季節によると思います。落葉するものでなければ、季節とか行事とか枝を切る時期はある程度集中するのではないかと思います。

会長
今回の組成分析の6月30日は集中する時期なのでしょうか。

委員
梅雨の時期で樹木は伸びる時期になりますし、お寺などでも8月にされています。6月はあまりないと思います。また、植木屋さんが持って帰られると思います。

会長
写真をみるとチップみたいなものが多かったのですが、長岡京市ではそのようなものが良く出るということはありますか。

委員
学校でチップにして、それを撒くというのは聞いたことがあります。

委員
昨日、庭の剪定枝を出しました。時期によっては、固めて出す場合があります。

会長
剪定枝については、多いかもしれないということを念頭に置いて考えた方が良いかもしれませんね。
組合の施設からみて、この地域では剪定枝が多いとかいう傾向はありますか。

アドバイザー
家庭から持って来られる剪定枝で、どの地域が多いかの特定はできていませんが、組合に入ってくる剪定枝は、シルバー人材センターや緑の協会等委託業者が多いです。事業系で入ってくるものについては把握できるのですが、家庭系については家庭ごみの収集に出されるので、特定はなかなかできません。

会長
年に4回組成分析をされていると思いますが、他の自治体と比べて特に木類が多いとかはないですか。

アドバイザー
年4回ごみ質調査を行っていますが、よそに比べて特段多いとかはありません。
ちなみに今の状況ですが、木類は平均湿りで9%ぐらい、乾きで6%ぐらいです。

会長
それは剪定枝を含めた木類ということですか。

アドバイザー
そうです。木と竹類です。

会長
家庭系ではあまり入っていなくて、事業系で入っているというイメージですね。

アドバイザー
補足させていただきますが、組合で行っているごみ質測定については可燃ごみのピットから採取しています。剪定枝であっても長尺ものは破砕施設に入りますのでその部分については、カウントされていません。あくまでも、燃えるゴミとして入ってきたものだけのカウントとなります。

会長
ありがとうございました。他に何かないでしょうか。
減量目標で15%とか20%減らそうとしたら、厨芥類や紙類の資源化可能物の発生抑制とか木類・繊維類あたりが比較的対象になってくると思われます。後、プラスチック容器包装がトータルでみるとそこそこのボリュームになってくるので、このあたりを数%減量することにより目標数値を達成する可能性になってくると思われます。
次に、事業系の方はいかがでしょうか。

委員
事業系ごみの出し方ですが、分別という意識がないというか逆に袋に入れておけばいいということで私たちは排出しているので、そのあたりが一番の課題かなと思います。市も一つの事業所にあたりますが先程の説明の中で、モデル的に分別をされているということですが、今後分別にどのように持っていけるかのヒントになるかと思いますので、もう少し詳しくお願いできますか。

事務局
長岡京市の公共施設から排出される資源ごみは、事業系の廃棄物、区分でいえば産業廃棄物に該当するわけですが、開始年は定かではないですが、大分以前から事業系分別収集のモデルケースとして、各事業所単位で可能かどうかを検討するため、現在も取組んでいます。市役所の中では、職員の意識も高く分別が可能であるということで取組みを行っていますが、これをモデルとして今後取組んでいきたいと考えています。

委員
モデルがあるのにも関わらず、今回の組成分析で紙類が70%を占めているというのは我々事業者もびっくりしていますが、資源化できるものについてはやっていきたいと思います。現状をいうと、ペットボトルなんかもごみとして一緒に袋に入れてしまっていますが、我々もこれでいいのかと思っていましたので、例えば零細的な事業者は市の資源ごみステーションに持って行っていいという取組みも必要になってくるのかと思います。大規模なところではかなり積極的にごみ減量に取り組んでおられると思いますので、私が思っていますのは特に家庭と事業が一体となっている事業系ごみとかの中小零細的な事業所の資源化可能なごみについては、市が分別していかなければならないのかなと思います。

会長
市に確認したいのですが、市が行っている分別収集のモデルケースは家庭ごみと同じ分別区分でやっているということでしょうか。

事務局
同じ区分で行っています。

委員
事業系の資源化可能紙類で湿りが74%と高い数字を示していますが、この理由がよくわからないです。

会長
事業系ごみでオフィスの資源化可能紙類74%というのは、乾燥させる前の状態で多少湿り気を含んだ状態で分類し、それぞれ重さを量って分類すると資源化紙で74%あるということを示しています。水分が多いということではありません。

委員
事業系の組成分析で、結果を事業所へ通知することはないのですか。

事務局
通知することは考えていません。ただ調整後、ホームページで公表するかもしれません。

委員
私が思うには、ごみは捨ててしまったら焼却炉まで行ってしまうという意識が強いのではないかと思います。資源化可能なものはかなりあるので、どのように取り出すかですが、見られているという意識を持たせた方がいいのではないか、出しても中身がわかる透明な袋とかにすればかなり変わってくるのではないかと思います。

会長
家庭系も事業系も中身が見える袋にすることにより意識をさせる。見ていることを、誇示するということですね。

委員
事業系のごみはすべて有料になっていますので、事業者としては経費削減も含めごみを少なくしようという意識は一般家庭より高いと思います。一袋いくらとか契約内容もありますので、資源化が可能なものであるとか、ステーションの問題なんかも出てくるのですが、収集業者と契約内容について見直しが必要かなと思っています。

会長
見直しの内容として、具体的に例えばどういうことがありますか。

委員
今はどんなものでも1袋いくらという形で、業者の方も全部入れてくれ、分けて入れるのは結構ですと逆にいわれるので、例えば袋に入れなければ持っていけないといわれるとなんでも一緒に入れてしますわけです。例えば、ダンボール・古紙は別に持って帰りますという指導があればそういう形でできると思うのですが、今は細かいルールを作る必要があるのではないかと思います。

会長
今だと許可業者における分別収集をした場合、排出事業所にメリットがない、受入の仕組みがないというのが大きな課題と思います。

委員
先程いわれたように、中小企業的な事業所の資源ごみを一般の分別に入れることは、あくまで事業系ということでだめなのか、今後少しでも緩める方向にあるのか市の意見をお聞かせください。

事務局
乙訓環境衛生組合は一般廃棄物の処理施設になっていますので、その中で産業廃棄物を入れられるか、処理施設の規模等も関係しますので、組合の方と協議して考えていきたいと思います。

委員
ただ入ってくるのが家庭系か事業系かの違いだけで、最終的には同じ所で燃やすことになるので、ごみを減らすには、ポイントの大きなものを減らす必要があることから、そこであえて家庭系・事業系を分ける必要があるのかなと思ったものですから。それと、事業系・家庭系で紙類が結構多いのですが、家庭系において新聞紙だけで古紙回収をされていますが、新聞以外の紙もたくさんあり、古紙の範囲を広げればあるいはPRすれば、紙類のウエイトが古紙の方にもっていけるのではと思います。

事務局
今助成を行っています古紙の集団回収については、新聞紙と限っておりません。
新聞・雑誌・雑紙・牛乳パック等紙類であって回収業者が引き取るものは、全て補助対象としています。

会長
現実的に、古紙回収業者は雑紙の回収をすると言っているのですか。

事務局
今年度も84団体の登録がありましたが、ほとんどの団体で回収しています。

委員
受入先はあると思うのですが、家庭とかで新聞しか出されていない現実があるので、PRや指導の仕方でもっと出てくるのではないかなと思います。

会長
市の方からもっと、古紙以外の紙もいけますというアピールをするということが課題として残っているということですね。

委員
私の住んでいる地域は、お菓子の箱等は集団回収してくれなくてスーパーの回収してくれる所に持って行きます。すると1カ月で3kg位になり、約3kgのごみは減っていると実感しています。

会長
ホームページなどで雑紙を取ってくれる業者、取ってくれない業者を示すことは可能性としてありますか。

事務局
回収する業者は、実施団体に任せており業者の登録は行っていないので、示すことはできません。

会長
廃掃法にはリサイクル業者の登録制度を行うこともできるとあったと思いますので、登録制にすることも有かと思います。
古紙回収をもっと進める上で課題も見えてきたかと思います。他に何かありますか。

委員
家でごみの分別をしたところ、半分ぐらいが生ごみでした。アンケートの中で「コンポスト等で生ごみを堆肥化する」というのがありますが、やっている、やるつもりがない、やりたいがやっていないを合わせると80%ぐらいあります。私は、やっていないではなく、できないではないかと思います。生ごみは処理をするにしても、例えばマンションなんかではできないので出さざるを得ないということだと思います。許可業者から聞いた話ですが、コンビニから出るごみで賞味期限切れの食べ物は飼料にしているそうです。生ごみを分別回収したらそれに賛同していただけるかたは、多くいらっしゃるのではないかと思います。ただ、分別回収をする方法と、した後どうするか、後の処理を考えると難しい。先程課題で提案のあった民間業者の利用も一つの方法だと思います。

会長
生ごみの処理について、市内に処理施設があるのでうまく活用できたらいいという意見だと思います。

委員
家のことを考えると、生ごみの週2回の回収では臭くなって困ることがあります。生ごみだけ別途処理ができれば、分別ごみもゆっくり出せると思います。

会長
毎日収集をということですか。

委員
皆さんお困りだと思うのですが。

委員
季節によって違うと思うのですが、飼料にする場合、賞味期限のものはまだ腐っていないので可能だと思うのですが、家庭ごみは即座に腐っていくので、それをどう処理をしていくのか、腐ってもいいからリサイクルできるシステム等全体として考える必要があると思います。

委員
京都市がある地域をモデルに生ごみを分別されて、施設を作ってメタン発酵されていると以前聞いたことがあるのですが、そういう例があればお聞きしたいのですが。

会長
モデル実施をされているようです。家庭系生ごみが課題であることは確かなのですが、システムを作ってこれから稼働さすということはなかなか難しいとも思います。生ごみのリサイクルの検討をここでは課題としてあげるというのでいいかと思うのですが。

委員
個人的にやっておられるかたはたくさんおられると思います。落ち葉を混ぜる、糠を混ぜるとかそういう方法の例を上げることにより、これなら家でできるとなるのですが、そういうシステムがないのでPRをしていって欲しいです。

会長
情報収集、アピール・システムの検討と両方の面で、生ごみの削減に向けた取り組みを進めていくということで、課題と取組みとしてあがってきたかと思います。
事業系については、排出事業者が可能であればできる環境にあると思いますが、課題としてあるとしたら何か、ご意見をお願いします。

委員
家庭系ごみと同様に、資源ごみのステーションの工夫が必要かと思います。それと出し方ですが、例えばオフィスペーパーを出すときシュレッダーをかけるあるいはかけずに出す場合、どういうふうにオフィスにお願いして出してもらえるのか、いろいろな形のものをどのように出していけばよいのか、その辺がうまくいけば紙類が激減するのではないかと思います。

会長
市は、古紙についてどのようにされているのでしょうか。

事務局
市では、個人情報の関係もあるので各課にブルーボックスを置いています。
それを決められた日に回収しています。それをトイレットペーパーにリサイクルしています。新聞雑誌については、別の所に集積しています。一般事業所も個人情報の関係があると思いますので、普通の収集形態のルートにはのらないのではないかと思います。事業の形態によって、ルートは異なってくると思います。

会長
ブルーボックスというのは、情報が漏れないように保障したリサイクルシステムを使っているということですか。長岡京市では、そういう環境が構築されているということですね。

事務局
市では業務委託として業者と契約し、資源化に努めています。今後、実績をもとにモデルケースとして情報提供できていけばいいと思います。

会長
それでは、今まで出していただいたものと重点課題としてあがっているものを合わせて、改めて重点課題としてどういうものをあげていくか検討していただきたいと思います。今まで意見をいただいて課題としてあがってきたのは、事業系として小規模事業所の古紙の分別回収システムの構築、関連して市役所のモデルケースのノウハウの普及、生ごみについて事業系生ごみのリサイクルシステムの構築・ごみを監視していることを伝えるという情報インセンティブがありました。
家庭系では、透明袋のような見える化によりごみを監視していることを伝えるという情報インセンティブ、集団回収・店舗回収における雑古紙回収の情報とアピール、家庭系生ごみの分別リサイクルシステムの構築の検討、各家庭の生ごみ減量の取り組み事例の収集と広報が上げられました。他に何かあったでしょうか。

委員
別の件ですが、提案していただいている課題と取組みの中の環境教育の充実で、小学校への働きかけとして校長会等での呼びかけはぜひやって欲しいと思います。私たちが子供たちに分別ゲームをやると、子供たちは非常によくやります。子供たちが家で行う仕事が少なくなっていると思うので、分別が子供たちの仕事になるよう校長先生にいわれたら子供たちは喜んで分別をやると思います。以前からいわれている分別がうまくできていないということが、小学生からできていれば子供の教育にもなると思います。

委員
生ごみの透明化といわれていましたが、生活学校の府下大会のごみ部門に参加した時、京都市も不燃ごみを透明袋にしているようですが、透明袋を生ごみに使うのは市民から反発があると思います。須知の人の話では、資源ごみは透明袋でなおかつ名前を書くそうです。

会長
透明化はプライバシーの問題がありますので、可燃ごみでやっている場合は半透明になっているようです。資源系については、透明が多いように思います。

委員
小学校も事業所になると思いますが、PTAの取組みで剪定枝や校庭の草引きをした場合、すべて事業系のごみ袋に入れて出していました。すると、一つの学校で100袋以上出ていて、自然に帰るものをごみとして出しているのは課題課と思います。また、小学校への働きかけとして、子供たち主体ではなくPTAとして取組んで今日は古紙を持ってくる日をきめ、それを古紙業者に売ってお金にして学校備品を買うというようなシステムを作ると、家庭の中でも持っていったら子供のためになるし、子供たちにとってもこの紙はよい、この紙はダメとかの判断もできるようになります。何か特定の資源化物を持ってくるということを施策的に行い、授業ではなく全校的に取り組めるものあるいはPTAなどを含めた事業があればと思います。

会長
PTAでの集団回収的なことは、やっているところもありますね。

委員
課題と取り組の一つとして「ごみ減量のしおり」にごみ減量のアイデアの掲載がありますが、私が現場で問われるのは、これはどのようにして捨てるのという質問をよく受けます。一部今のしおりにQ&A方式で入っていますが、Q&Aをもう少し増やして欲しいと思います。

会長
分別の徹底とも関連して、そこをもっと充実してほしいということですね。

委員
だいたい皆さんが疑問に思っていることは、変わりないと思います。人が変わることによって永遠に続くように思います。そこで、アンサーが非常に大事になってくるのでぜひ増やして欲しいと思います。

委員
木類・竹類というのがありましたが、何年か前に高槻市の山の中に剪定した木類をチップにして、それで風呂を沸かしているところがありましたが、チップばかりができて販路がないため行き詰まっているという話を聞いたことがあります。
真庭市に行ったときは、材木屋さんが多い街だったのですが、スポーツジムの温水プールに使ったり、各家庭にストーブを設置する補助を出したりして、チップが使用できるよう考えていました。また、エコの作法というテレビ番組で、陶磁器のリサイクルが全国的にされているというのを見ました。陶磁器を集めて粉にして、岐阜県の美濃焼に何%ずつか入れて作ったものが廻り出しているそうです。陶磁器が埋め立てられているなら、先進的なことかもしれませんがそういう手もあるのだなと思いました。

委員
先程、小学校の草引きで多くのごみが出るというお話がありましたが、乾燥させて木の廻りに撒くとか、その場でのリサイクルを考えた方が良いのではないかと思います。

会長
ありがとうございました。事業系の課題として、小学校とかボランティアの草引き等のごみについての対応について、現場処理のご意見もありましたが検討課題にあがってきています。また、家庭教育の追加で小学校での事業としての回収、減量のしおりについて追加のアイデア、木類・陶磁器類のリサイクルについて提案もありました。
次に、逆に課題を絞る方を行いたいと思います。重点課題はすでにあがっているのですが、環境教育とか家庭系の減量と事業系の減量の中身が今詳しく出てきていると思います。他の点で、これは上げなくてもよいのでは、あるいはもう少し書き込んだ方が良いのではとかはあるでしょうか。特に収集運搬から最終処分について何かあるでしょうか。
一点、許可の在り方ということがわかりにくいのですが。これを課題としている理由を、説明お願いできますか。

事務局
長岡京市の場合、事業系一般廃棄物の収集運搬は許可制をとって対応しています。
廃掃法上で収集困難な場合許可ができるとあり、長岡京市の場合、事業所の数や排出量からみて5社が相当として現在5社に許可を出しています。今後、事業系ごみの減量に取り組んでいく中で、現行の5社体制で十分対応できるのではないかと想定し、処理基本計画の中に入れていきたいと考えています。

会長
課題というより現行どおりということですね。検討が必要だということであれば課題としてあげればよいが、現行通りなら課題から削った方が良いのではないでしょうか。これは課題から削らせていただきます。公共ごみの資源ごみについて何か新しく課題として取り組むことはあるのでしょうか。モデル事業を継続していくということでしょうか。

事務局
機密文書について、担当課と相談しながらより良い処理の方法を考えています。

会長
課題があるということですね。どういう課題があるのでしょうか。

事務局
長岡京市では紙を紙にもどすという考えで今まで行ってきましたが、処理施設が遠方のため、環境負荷の観点からも処理施設の受入先を検討したいと考えています。

会長
一事業所個別の考えと思われますので、課題に入れるといすれば事業系廃棄物の減量の中で機密文書処理は環境負荷が少なく、よりコストの低いリサイクル方法の検討に入れる方が良いのかなと思います。そういう意味から公共ごみについても削っても良いのかなと思います。後、中間処理の民間施設の活用については事業系で生ごみの資源化施設の活用がうまく進んでいないということから課題としてあげる、福祉収集についてはこれから進めるということから課題としてあがっています。
家庭系一般廃棄物の減量・事業系一般廃棄物の減量は、大きく挙げといてその中で今回ご意見をいただいたことを、取組みの中に取り込んで事務局で整理してもらうという方法でよろしいでしょうか。
課題については、以上でよろしいでしょうか。
取組みについては、小学校への働きかけ等を加えて、家庭系・事業系の減量への取組み課題を含めて、事務局の方で整理をお願いしたいと思います。次回には原案として計画案を出していただいたときに、検討をしていただき加えていきたい思います。
次に、目標数値について事務局から説明をお願いします。

事務局
【目標数値の設定について説明】

会長
直接搬入量は12年度と22年度が同じ値ですが、22年度は再び同じになったということでしょうか。

事務局
そうです。

会長
22年度は17年度比で何%の削減でしたでしょうか。

事務局
家庭系で約13%、事業系で約6%です。

会長
現状が約13%、6%の状況で、そこから28年度・33年度にどの辺まで持っていくかということです。当面28年度を念頭に置いていただいて、33年度に15%・20%というプランでの資料です。

委員
廃棄物処理法に基づくもの、循環社会基本法の計画、大阪湾フェニックスの計画で5%・20%・25%がありますが、それぞれにこれを決めた根拠はわかりますか。
目標値を決める根拠がなければ、説明がつかないのではないでしょうか。

事務局
指針等について、根拠になる情報は持っておりません。当初の基本計画策定時の数値目標は、過去10年間の推移から算出したと聞いております。

委員
課題として出てきたものを何か数値化して、ある程度見えてこないとフィードバックできないのではないかと思うのですが。

委員
前回の許可業者のヒアリングで、10%減っても配車は変わらない。配車を減らそうと思えば20%ぐらいの減量が必要だろうとの意見がありました。また、ごみ収集に関連して、市民税の約28%を使っているのを25%にするには配車の台数をいくらにするというのが、一つの根拠になると思うのですが。
それと確認なのですが、現在13%減ということですが、15%を数値目標とした場合2%を減らそうということで良いのでしょうか。

事務局
現在約13%の減、それを33年度までの減量目標を15%にするというのは委員のおっしゃったとおりですが、13%減についてはリーマンショック後急激に落ちたもので、市として新たな施策を打った結果ではないため、この2%という数字も今後の状況によっては大きい数字ではとも考えています。事業系については、廃棄物の減量を積極的に進めていこうとする中で、20%の目標数値でもいいのではと考えています。

会長
15%なら後2%、20%なら後7%なりますが、ごみの組成から見ると厨芥類はこの分析からはまだ見えないところがありますが、資源化可能類については集団回収の雑古紙回収を進めることである程度は落とせるのではないかと思います。仮に20%減と考えた場合、1割減らして2%、2割減らして4%減るので一つのターゲットかと思います。また、繊維類で資源化可能6%と出ていますが、今年度から集団回収で古繊維類を取り入れたことでこれが3分の1減らせたとして2%減らせると考えると、5%ぐらいは今考えている施策の中で減らしうる部分はあると思います。後、容器包装の部分をどこまで手がつけられるかもありますが、5%は行けても10%は少し厳しいかなという印象です。生ごみを本格的に減らすことができれば、一気に減らせることも可能になってくると思います。組成分析の中身をみると、家庭系については感想的ですがこういう状況かなと思います。

委員
有料化の対策はできていないのですが、ターゲットとして5%は行くのではないかという中で、有料化することによりさらに5%は行けるという事例はありますか。

会長
一般的に、有料化すると1割から2割ぐらい減量されているところが多いと思います。もともと少ないところは相対的に少なく、多いところは減り方も多いという傾向はあります。

委員
パーセンテージとしては非常に大きいということですね。

会長
逆に、ここから2割減らす目標を立てた場合、有料化を導入するとか、生ごみの削減を導入するというのが必須になってきます。

委員
京都市のかたと話をしたとき、ごみが減ったのは2回あったと、一つは不燃ごみと分けたとき、2回目は有料化になった時に減ったと言っておられました。

会長
有料化した時に15%ぐらい減って、その他プラを分別したときに数値は把握していませんが、一般的に若干減るという傾向はあります。
今のところ有料化については検討という位置づけになっているので、例えば28年度の中間見直しの時までに、有料化や生ごみをどうするかを検討して、そこを踏まえて33年度の減量目標の時に改めて入れる、入れないを含めた目標値を出すというのも一つの方法かと思います。逆に、高めの2割に設定しておいて、後7%減らすこととし、思うように減らない場合はより有料化等を検討すべきという議論にもなってくると思います。この辺を念頭に置いて考えていただければ良いと思います。

委員
大きい方に目標を置いて、その中で施策が進んで行ってまた修正ができるなら、大きい数字を入れておいて進めた方が良いのかなと思います。

会長
他のかたはどうでしょうか。

委員
それで良いと思います。

会長
それでは、組成をみて紙類・繊維類を中心に後7%を減らしていこう減らせない数字ではないだろうと考えると2割ぐらいをまず考える。今後の減量具合や有料化・生ごみのリサイクルシステムの検討を踏まえて次の見直しの段階でより高い目標が可能かどうかを検討する。という形で今回は進めていきたいと思います。それでは、今までのご意見を踏まえて次回の懇話会に基本計画の原案を出していただき、それをたたき台に議論をいただけたらと思います。
ありがとうございました。
後は、事務局の方でお願いいたします。

事務局
ありがとうございました。
これから処理計画の案を次回までに進めていきたいと思います。
次回の懇話会の日程は、予定として2月末あたりでと考えています。
本日は、これで終了させていただきます。

お問い合わせ

長岡京市環境経済部環境業務課(分庁舎1)ごみ減量推進担当

電話: 075-955-9548

ファクス: 075-955-9955

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