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市長と語る”対話のわ” 平成27年10月30日(金曜日)

  • ID:5348

平成27年10月30日(金)神足小学校

日時

平成27年10月30日(金)午後7時~

場所

神足小学校

テーマ

「これからのまちづくり」

参加者

26名

議事(要旨)

○代表あいさつ

 皆さんこんばんは!本日は市長と語るということで、御参加いただきましてありがとうございます。「これからのまちづくり」というテーマで、様々な皆様の御意見を聴き、まちづくりを進めていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

 

○市長あいさつ

 改めまして、皆さんこんばんは!今日は神足小学校区での「対話のわ」を開催させていただき、大変お忙しい中にもかかわりませず、沢山の皆様方にお集まりいただきまして、感謝申し上げたいと思います。ありがとうございます。神足小学校は耐震工事、開田保育所移転の整備につきまして、御不便をおかけしているところですが、子ども達の安心・安全のため御容赦いただきたいと思います。早いもので、市長就任から約9か月が過ぎました。日々、様々な課題に取り組んでおりますが、私の一つのキーワードとして、対話ということを掲げさせていただいております。市民の皆様との対話、職員との対話、議会との対話等をしっかりとやりながら、これからのまちの方向性をしっかりと見定めていきたいと思っています。対話とは、それぞれの立場、それぞれの思い、いろんな考え方の人がいますので、いろんな立場や価値観を超えて、これからの長岡京市のまちづくりを具体的に進めていく、そういう違いを乗り越えていく、そういう作業をやっていく、こうした対話の場を通じて、進めていきたいと思っております。また、課題ということはやっていかなくてはなりません。ただ、限られた予算や人員の中でどう優先順位を付けて行っていくことや、市民の皆さんに納得してもらうことが、こうした対話を通じて進めていかなければならないと思います。今までは市民の皆さん方の要望をお聞きして、行政が答えるという形でしたが、行政だけですべて出来ますと言える状況ではないです。市民と行政が一緒になって、それぞれ役割分担しながら、課題解決に向けて歩みを進めていくというスタイルに変わっていかなければと思います。また、こういう対話の場を通じて情報を共有していくことが非常に大事であると思っています。本日はテーマ以外でも何でも結構です。皆さんの御意見をお聞かせさせていただきたいです。その前に皆さんと市の現状等について共有をしたいのです。来年度から新たな総合計画がスタートする年になっています。15年間の新たな計画で、今その計画の策定中でございます。その中で市民の皆さんにアンケートをとらせてもらいました。その結果、今の長岡京市政についてある程度、満足しているという方が多いということでした。満足度が低いのは、総合的な交通体系の整備・市街地の整備、阪急長岡天神駅周辺等の踏切やバスの交通体系が悪いと思っている方がおられるということです。こういう様々な課題の中で、長岡京市がこれからどういう状況の中で課題解決をしていかなければならないのかを皆さんと共有していきたいと思っています。今、人口は8万人です。長岡京市は1960年代に1万5千人くらいで、1970年頃ですが、わずか10年程で大きく人口が増えました。1980年ここで7万人を突破しています。当然、増え始めた時期からお住まいになられた方は50歳程年をとっています。これから人口が減りますが、高齢者の数は増えていきます。働く世代は減っていきます。でも、子どもの数は実はあまり減ってなく、何故かというと、2000年から2015年くらいまでの間はちょうど団塊ジュニアの世代で、ちょうど私もその世代です。その世代が家庭を持って出産を迎える時期にさしかかっていたのがこの15年くらいで、産む親の数が多ければ、当然、生まれてくる子どもの数は多いです。ただ、その団塊ジュニアの世代はこれから子どもが生まれる世代じゃないので、これからは子どもを産む親の数そのものが減りはじめる時期に入っていき、子どもの数も減っていきます。これから我々が直面していく状況で、こういうことを考えた時にやるべき課題も方法論も人口が急増していた時代とは、あきらかに変わっていかなければ、今おこっているいろんな課題に対応していけないだろうということを皆さんに御理解していただきたいと思います。もう一つ読み取れることは、人が増えた時代は、住宅や社会インフラ、公共施設もどんどん作っていました。そこから約50年経過していますので、建物は老朽化しています。市としてはそういう公共施設の老朽化をいかに更新していくのかという時期に入り始めているということを、課題として認識していただきたいと思います。また、子どもの数や人口も減っていく中で、こうした施設の維持、高齢者の方の安心・安全を支えていかなくてはならない。ということが、大きく言えば、長岡京市が直面していく課題であると思います。他にも防災や地域コミュニティや自治会活動の促進といった課題もすべて人口構成の変化の中で生じているという視点を持って考えていかなければと思っています。では、これからどういうことになっていくのか、皆さん方はどこに問題意識を持っておられるのかということをお聞かせいただき、是非、共有させていただければと思っております。ここからはいろんな御意見や御質問をお聞きしたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。

 

○対話・参加者から出た主な意見

参加者:阪急の踏切、渋滞のことですが、阪急の言い分、市の言い分があると思いますが、踏切を待っている時間が長く、消防や救急車等もなかなか通れないと思います。話し合い等はされているのですか。市民にとって便利にして欲しい。また高齢者は街に出にくいから、便利な高層マンションに住めば良いと言われるが、地震や火災等に対して心配です。耐震でなく耐火を工夫して考えていただきたいです。また道路も暗いところが多いので改善していただきたいです。公共のトイレなども整備していただきたいです。他の市と違うことをしていただきたいです。

市長:ありがとうございます。そうですね。まちづくりを進めていく上で、他のまちとの違いをどうPRしていくかということは、非常に大事な観点だと思います。耐火等のことはおっしゃるとおりですね。阪急の踏切については、多くの市民の皆さんも大きな課題だと思っておられると思います。安全性の基準に基づいていますので、遮断時間は長いです。道は府道ですが、市としてもいろいろ検討はしています。阪急の踏切を改善をしようと思ったら、高架化では概算で約250億円、地下では500億円くらいはかかるとのことです。これから考えていかなくてはと思っていますが、これからは人口も減っていくし、車の通行量も減っていく中で、負担をしてでも高架化か、地中化といったことが、これから大きな争点になってくると思います。これから阪急長岡天神駅周辺整備を考えていくまちづくり協議会もできましたので、いくつかの問題を考えていきたいと思っています。また、特急が止まる駅ですので、高密度の利用も考えていきたいです。これからより具体的に進めていきたいと思っております。

参加者:神足小校区の皆さんは非常に熱心な方がたくさんおられますので、耐震工事等の関係も真剣に考えていただいている方がたくさんおられます。でもそれが市の関係の人とあっちこっちで誰と誰が話され、何が何かわからない状態で、前から思っていたのですが、一同に会して話し合う場を持ったりしたほうが、良い意見や良い知恵も出てくると思っていました。今、市長から市民協働というお話を聞かせていただいて、まさにそのとおりだなと、思いました。具体的に市民と行政との対話とはどのように進めていくのか。協働する場の設定や、公の施設の老朽化への対応とかは、地域の方も含めて一緒に考える場を設けてパートナーシップという形で進めていけばと思いますがいかがでしょうか。

市長:そのとおりですね。行政として困るのは、あることをしようと思ったら賛成の人もいれば反対の人もいる。この神足小学校のことで言えば開田保育所がここに動くということで、良くなる人もいれば悪くなる人もいる。小学校の中に保育所が入るということで、子どもの通行の問題や、送り迎えの安全性の確保とか、いろんな問題がぶつかる時があると思います。行政も賛成反対にはさみ込まれる立場になってしまい、中途半端になるという状態になってしまうケースがあると思いますので、おっしゃっていただいたように、老朽化した施設を耐震化しなければ、子ども達の安全を確保しなければと思います。その事を具体化していくことについて、一同に会する中でそれぞれの思いを話し合って、またそういう場を設けていくというのは非常に大事だと思います。どういうふうにやっていけばいいのでしょうかね・・・。手探りでやっていく、また今みたいな場を設けて、歩みながらやっていくことでしょうか。また、財政面等も含めて市民の合意を求めていくプロセスは非常に大事で、おっしゃっていただいていることは非常に共感いたします。

参加者:コミュニティについて、自治会組織の加入が少ないと聞いています。自治会の活性化がコミュニティにも繋がると思いますし、防災や要配慮者支援制度等、自治会の役割は大きいと思いますので、市としてどういう対策等考えておられますか。

市長:自治会の加盟率については大きなテーマです。一つは高齢者になって独居になってやめる方と、新たに出来たマンションや開発されたところの若い世代の方で自治会に入られない、そういう方に自治会に入ってもらうためにどうすれば良いかという検討はしています。条例等で自治会の加入は義務付けるというやり方ですが、私自身、強制的なやり方は疑問です。自治会やコミュニティのあり方や役割を考えていくのがこれからの方向性なのかなと思います。

参加者:神足小学校のコミュニティスクール運営協議会ですが、平成21年からできましたので、今現在、これからも続けていきたいなと思っています。活動内容ですがいろいろなことをしています。マラソン大会などで、横断幕をつくりました。ボランティアですので、お金を集めて作りました。またホタルの夕べというイベントでも費用がかかります。私は神足の地域の特徴を出してこれからも運営を続けていきたいと思っております。

市長:いろいろな事をされて、すばらしいことだと思います。コミュニティスクールとは地域の人や学校の先生等一緒になってやっていこうという理念で、今活動されている事に支えていただいていると思います。行政も地域の活動を推進していきたいと思っています。例えばですが、地域コミュニティ協議会というものがあれば、交付金50万円支給していまして、それをどう使われるのかはそれぞれの協議会の中で考えていただくということですが、私は必ずコミュニティ協議会を作って下さいと言っているわけではございません。コミュニティ協議会というものでなくても、同じような自由に使える部分と、例えば防災訓練は必ずおこなっていただく、その分は行政から費用負担しますよ、ということや、そこにプラス地域の特性に合った活動をしていただいている部分は、その交付金の中で自由な発案等の中で行っていただくということが必要になってくるのかなと私は思っていますが、財政的な支援の部分も含めて考えていきたいです。今、おこなっておられる独自の活動のことは素敵な事だなと思いますので、どんどん行っていただきたいと思います。

市長:公共施設の老朽化の事ですが、この老朽化の中で飛びぬけているものって何だと思いますか?市役所ですかね。私自身は建て替えを含めて抜本的に考えていかなくてはと思っています。防災の拠点が耐震化できてないとは最大の問題であると思いますし、市民の皆様にとっても便利な造りではないです。どういう建て替え案や、費用の面等、皆さんにお話や提示をして、市民の皆さん方の判断等をいただきたいと思っております。民間の利用や借金の仕方等も考えたいと思っています。

参加者:市に斎場がないのですが、将来的に検討はされていますか。

市長:一つの自治体として、ゆりかごから墓場までということを考えれば、あればいいのかなと思いますが、現実はなかなか難しいですね。斎場以外にも問題はあります。ゴミの処分場についても大きな問題です。平成43年くらいで満杯になると想定されています。ゴミの減量を市民全体で考えていかないと、と思っています。2市1町での大きな悩ましい問題です。

参加者:市役所を建て替える時は、防災時においての工夫やスムーズに歩けるようにして下さい。

市長:わかりました。今日は様々な御意見をありがとうございました。これからも是非、こういう場面を設けたいと思っています。なかなかすぐに明快な答えは出来ないかも知れないですが、また、これからの市政を運営していく中で、トップに出てくるのは子どものことであります。この神足小でもコミュニティスクール運営協議会の中心にあるのは子ども達を、地域、親、学校の先生等、皆で健やかに育てていく理念であると思います。これから、長岡京市は働く世代が減り、高齢者の方を支えていく中で、厳しい状態ですが、財政は健全な状態であります。働く世代があり、企業等があり、バランスが良いと思います。働く世代の皆さん方の住民税、固定資産税がしっかりと骨太く市の財政をささえてきたのですが、これからそういう状況が続くかどうかはわかりません。税収の手堅さを求めるなら、子育て世代の呼び込み、どの自治体も同じように考えていますが、長岡京市は強みとポテンシャルを持っていると思います。世代毎の人口の分析をしてみると、2005年以降は25歳~40、50歳代の世代が転入超過で増えている。やはり、長岡京市の立地の良さや新たな駅が出来たとかいろんな要素のある中で、子ども達の育てる環境を良くすること、環境全般を良くすることが、子ども達のことだけでなく高齢者の安心・安全に繋がっていく、そういう長岡京市の強みを延ばしていくこと等が将来的に長岡京市の発展に繋がっていくと思っていますので、来年度からの新たな総合計画の推進を図っていきたいと思っております。これからもいろんな意味でまた皆さんの御意見をお聞かせさせていただきたいと思います。本日はありがとうございました。

 

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長岡京市対話推進部秘書課秘書係

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