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第8回長岡京市廃棄物減量等推進審議会 議事要旨

  • ID:6541

第8回長岡京市廃棄物減量等推進審議会

開催日時

 平成29年1月13日(金曜日)午後2時00分~

開催場所

 長岡京市立図書館大会議室

出席者

 委員11名、事務局4名

傍聴者

 0名

会議次第

 1.一般廃棄物の排出抑制対策と再資源化の推進について(答申)の素案について

 

配布資料・配布冊子

 1一般廃棄物の排出抑制対策と再資源化の推進について(答申)【案】【資料1】

 2.長岡京市一般廃棄物(ごみ)組成調査報告書(案)【資料2】

議事要旨

1 審議案件

1. 一般廃棄物の排出抑制対策と再資源化の推進について(答申)の素案について

 

副会長(会長代理以下同じ):答申案の各章ごとに事務局の説明の後、審議を行う。

 

⑴ はじめに

事務局:今までは、乙訓地域の焼却灰の全量約6千tを大阪湾の埋立地であるフェニックスが受け入れてくれているが、平成29年度から受け入れ容量が半分の約3千tに減り、平成40年度からは受け入れができなくなる。そしてフェニックスの受け入れ停止から3年後の平成43年度には勝竜寺埋立地も満杯となり、このままではごみの最終処分場がなくなってしまう危機が15年後に迫ってきていることを問題意識として記載している。このような危機を乗り切るためにも今回の答申のキーワードともなる「より多くの人とのかかわりの中でより多くのごみを削減できる」施策への転換をうたっている。

 

⑵ 長岡京市のごみの現状

事務局:平成19年度に15年の「長岡京市一般廃棄物処理基本計画」を策定し、15年後の平成33年度の一般廃棄物の削減目標を立てている。

⑴減量化目標と⑶最終処分量削減目標については、初めの5年間は当初目標を上回るぺースで改善が進んだ。

 よって平成24年度からの見直し計画において、⑴減量化目標については、削減率を10%から20%に、⑶最終処分量削減目標については、12%削減の目標を18%削減の目標とし、両方とも上方修正を行った。

 ⑴減量化目標と⑶最終処分量削減目標とにおいて共通していることは、当初の5年間よりも次の5年間の方が、削減率が下 がってきていることである。

 平成33年度の目標達成には、残りの5年間の削減率を加速させる必要がある。

 ⑵資源化目標については、資源化できる廃棄物の量を増やすことを目標としている。しかし、再資源化量は減少したために、平成24年度の見直し計画の時に目標値を下方修正した。

 しかし、資源回収量の減少傾向は続き、目標達成が苦しい状況となっている。

副会長:2章の表について、説明文において、どの表の説明かの記載が不十分なので分かりにくい。表をうまく活用して、より分かりやすく記載する必要がある。また、表と説明文が同一ページにないなどレイアウトの工夫が必要である。また、表の表記も見やすくなるように工夫がいる。

事務局:ご指摘のとおり読みやすいように改善する。

委 員:パッと見て分かるように、グラフなどを活用して見やすくした方がいいのではないか。

委 員:減量化目標において、一人○g減量と数値の羅列だけでなく、ご飯や野菜などを使って具体的な量をイメージしてもらう方が伝わりやすいのではないか。

事務局:計画書においては、分かりやすく伝えるために、より具体的な表現で記載することを答申に盛り込む。

 

⑶ 平成33年度の目標数値について

事務局:目標値については、ごみの削減率が当初5年間で13.8%の削減があったものが、次の5年間では、3.4%の削減にとどまるなど、ごみ減量施策の成果を一定維持はしているが、さらに削減するのが厳しい状況となっている。

 しかし、前回の審議会において、新たな施策により、ごみの削減を目標どおり推進する方針が確認されているので、目標は堅持することとした。

 指標については、簡素で分かりやすくするために、3つの項目について、それぞれの項目を代表する指標を主指標として、主指標をより詳しく分析して説明するために必要であれば副指標を設けることとした。

 「⑴減量化目標」については、家庭系も事業系も含めたごみの総量の削減を目指しているので、「ごみの総量」を主指標として19,860t(20%削減)を目標値とする。

 主指標を保管する副指標として、主に家庭系のごみ量の推移を見る指標として「一人一日当たり収集ごみ量」と主に事業系のごみ量の推移を見る「一日当たり搬入ごみ量」とする。

 「⑵再資源化目標」については、新聞の購読部数の減少や容器の軽量化などリデュースの取り組みにより発生量自体も減少しているので、3指標の中で唯一リデュースの取り組みの成果が反映する「再生利用率」を主指標として、「一人一日当たり資源回収量」、「再生利用量」については、副指標として主指標の内容を検証するための指標として使用する。

 「⑶最終処分量削減目標」については、勝竜寺埋立地の問題もあるので、最終処分量を目標指標とする現在の指標が最適であるので、最終処分量を主指標として設定し、目標値も堅持する。     

委 員:再生利用量と再生利用率との違いは何か。

事務局:ペットボトルやビン、カンなどの資源物の量が再生利用量であり、ごみ全体の量における再生利用量の割合を表したものが再生利用率となる。

委 員:主指標は数値で表し、副指標は文言で表すものか。

事務局:主指標と副指標とも数値を用いる。副指標については、主指標の数値の説明を行う時に副指標の数値を使用することを想定しているので、主指標を補完する指標という位置づけにしている。

委 員:可燃ごみの中に資源化可能物がどれぐらい含まれているのか。

事務局:家庭系では、資源化可能物が32%、堆肥化可能物が38%もある。

委 員:可燃ごみに含まれている資源化可能物が資源化に回れば目標達成は可能である。

委 員:事業系として排出しているマンション等の家庭系ごみの把握はできないのか。

事務局:いつでも回収が可能なので、市の回収を使わないマンションが増えており、数値の把握は難しい。ごみの総量を排出することが重要であり、今回、主指標として廃棄物の総量を目標値とし、主に家庭系と主に事業系の数値を副指標として主指標の数値の分析に使用する。

 

⑷ ごみ質調査結果について

⑸ 一般廃棄物の排出抑制対策と再資源化の推進における新たな施策の展開につ いて

事務局:ごみ質調査において、2つの大きな課題が浮き彫りとなった。

 1点目は、可燃ごみの中で、資源化できる紙ごみ、堆肥化できる厨芥類が多く含まれていることが分かった。

 2点目は、ごみ袋の透明化や指定ごみ袋を使用している自治体よりも可燃ごみにおける資源物の混入率が高いことである。

 こうした分析結果を踏まえながら、新たな施策として、目標値の達成のためには、これまでのように環境への取り組みに熱心な一部の方だけでなく、より多くの市民を巻き込んだ取り組みを実施しなければならない。

 よって、すぐにでも実施する施策として、「紙ごみの削減」と「厨芥類の削減」、今後長期的な視点として取り組むべき施策として「ごみ袋の見直し」の3点に整理して記載している。

副会長:紙ごみの削減についてからご意見をいただきたい。

委 員:古紙回収については、雑紙の回収が難しく、市民も分かりづらいので可燃ごみに回すケースもあるのではないか。

事務局:雑紙の回収については、集団回収で積極的に回収していただいている団体もあるが、市としては課題である。今後、どのようにすれば、雑紙の回収量が増えるかを検討していきたい。

委 員:イズミヤ株式会社長岡店でも雑紙や雑誌などを回収しているが、市に引き取られているのか。

委 員:市を通さないで、イズミヤとしてリサイクル業者に排出してリサイクルしている。

副会長:答申案についても市が雑紙回収について積極的に関わるような記載がいる。

 

副会長:次の厨芥類の削減についてご意見をいただきたい。

委 員:3分の1ルールとはどのようなルールですか。

事務局:商品の賞味期限が90日の場合に、3分の1の30日以内にスーパーなどに納品できないものは、返品又は廃棄処分をする。次に、納品されたスーパーなどは、3分の1の期限を加えた製造から60日以内に販売できなかった商品は、残り30日を残して返品か店頭から撤去あるいは廃棄となる商習慣のこと。消費者がより新鮮なものを求めることから生まれた商習慣でもあり、消費者の意識が変わらないといけない。

委 員:3010運動などは、市の職員の会食時において、市の職員が率先して実施し、PRをしていただきたい。

 

副会長:次にごみ袋の見直しについてご意見をいただきたい。

委 員:長期的な視点とあるが、透明化や指定袋の課題については、多くの自治体で実施しており、課題もある程度整理されているので、もう少しスピード感を持った表現にした方がいいのではないか。

委 員:ごみ袋の有料化については、市民としては家計の負担が増えるイメージがあるので、透明化や指定ごみ袋を実施してもごみが減らない場合に有料化へ踏み切るなど段階を経て欲しい。

委 員:有料化をしている自治体ではごみの量は減っているか。

事務局:有料化を導入した自治体については、実際にごみは減っている。

委 員:色付きの袋は分別を妨げる。また、処理する人の安全について考えた場合も中身が見えることが重要である。プライバシーの問題が唯一あるが、各家庭で住所の記載があるものは、破って分からなくするなど、解決方法があるのではないか。

副会長:エコタウンのような地域の取り組みがもっと活発になるようにしないといけない。

委 員:最終処分場の問題が一番の課題である。ごみが減れば、最終処分場の延命につながるだけでなく、処理施設の能力を減らすことで、建築費用や維持管理費用も削減できることをもっと市民に知っていただく必要がある。

委 員:長岡京市のごみの現状の章では、図や表で分かりやすい表現の工夫を行う。新たな施策については、素早く取り組む施策、じっくり考える施策などメリハリをつける。また、有料化については、二市一町も関係するので、慎重に審議を行う必要がある。

委 員:ごみ減量アプリが便利なので、アプリにも集団回収など紙ごみの情報などを入れて欲しい。

事務局:情報提供の充実は重要であり、答申にも盛り込んでいる。今後もアプリの活用などあらゆるツールで情報発信を行いたい。

副会長:意見も出尽くしたようですので、事務局より今後の予定の説明をお願いする。

事務局:答申案の大筋は合意できたので、小瀬副会長にご一任をいただければ、本日のご意見を反映させた内容で副会長と調整を行い、次回の審議会の冒頭で市長への答申を行う。

 

各委員より、小瀬副会長への修正の一任をいただき、審議会を終了する。 

 

お問い合わせ

長岡京市環境経済部環境業務課(分庁舎1)ごみ減量推進担当

電話: 075-955-9548

ファクス: 075-955-9955

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