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市長と語る“対話のわ”平成29年4月19日水曜日

[2017年6月14日]

ID:6849

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平成29年4月19日(水曜日)長岡京市立産業文化会館

日時

平成29年4月19日(水曜日)午後7時~

場所

長岡京市立産業文化会館

テーマ

「道の駅的施設基本構想について」

「新・長岡京市観光戦略プランについて」

参加者

市民 37名

議事(要旨)

<市長>

今日のテーマは、昨年度見直しを行った「新長岡京市観光戦略プラン」と今年検討を行ってきた「道の駅的施設基本構想」についてです。

結論から言うと、やっとスタートラインの一歩手前に来たというところです。道の駅についても、今日この場でこういった施設をやりますというわけにはいきません。むしろどういったものを長岡京市のために作っていかないといけないかを今日みなさんと一緒に考えて作り上げていく、今日がまさにその機会だと思っています。

今までどういう検討を行ってきて、どういうことをやっていかないといけないかをみなさんと共有していかなければならないと思っています。

まずひとつは、観光戦略の見直しを昨年一年かけて、観光協会のみなさんとも議論をさせていただきながら検討させていただきました。

 

今後15年間で長岡京市が発展していくための戦略としては3つあると考えています。私が考える目標は3つあります。

まずは『定住の促進』。より多くの方に住んでいただき、今の人口規模を維持していかなければいけません。

2つ目が、『交流の拡大』です。

そして3つ目が『まちの新陳代謝』です。公共施設も古くなってきている、インフラも古くなってきている。これは公共だけではなく、民間の施設もいろいろなものが古くなっているものをいかに新陳代謝をはかっていくかが非常に大きなテーマとなっています。その中で、今日のテーマとなっている観光戦略プランの見直し、道の駅的施設というのは、まさにこの2つ目の「交流の拡大」という戦略の重要な柱だと私自身は思っています。

人口減少社会であると常に申していることですが、何も対策をしなければ人口8万人がどんどん減少していきます。そこで、今回の長岡京市の総合計画では、なんとか子どもを産んでもらいやすい環境を整えていこうということと合わせて、長岡京市を自分の住まいとして定住していただける方を増やしていき、何とか15年後に8万人を保っていきたいというのが大きな街づくりの方向性です。

データを見ていると、やはり全体的に高齢化しています。働いている人が減っていく。これの何が問題かというと、商業の面からみると、この20年あまりで年間の消費販売額が軒並み市内でも減っています。事業所数、商店数も右肩下がりになっているのが現状です。

ただ単に景気が悪かったですねということではなく、今は人口が一定数あるものの、やはり高齢化が進むということはお金を使う方が減っていくということです。やはり、商業をするのは現役世代が多く、生産人口が縮小していっていることをデータは表している。もちろん、近くに大型ショッピングセンターもでき、高速道路のインターチェンジが出来たことによって交通の利便性も増し、他のところに消費者が流れていく中で、売り上げがどんどん減り、その結果、商店数も減っていっているということもあります。これから人口がますます減っていくと、こういう傾向になかなか歯止めがかかっていかないだろう。

ここに我々は共通認識を持たないといけないだろう。そういう中で、一人当たりが使うお金の額が減ってきたとすると、対処する方法としてはお金を使っていただく方を増やしていかなければならない。当然のことながら、お金を使うのは住んでいる人だけではなく、他の地域から長岡京市に来ていただいてお金を使っていただくという戦略があります。私が戦略に掲げている「交流の拡大」というのは、まさにそういった点に当たります。観光もひとつの交流にあたります。

もちろん、この長岡京市で起業し、雇用を生み出していただくことも交流のひとつです。まさに、交流を増やすことで地域の中でお金が落ちるような仕組みを作っていく。これは先ほどの定住促進にも絡んでくることですが、いろいろなアンケートの結果を見てみると、長岡京市はそこそこ大きな町なのに、なかなか買い物やごはんを食べたいと思う場所が少ないと感じておられる市民がいることも確かです。そのことを克服していくためのツールのひとつが観光ではないかと考えています。

 

観光の状況はどうかというと、だいたい年間120万人程度で推移しています。そのうち70万人ぐらいが長岡天満宮を訪れておられます。そこそこの人数は長岡京市に訪れていただいているものの、一人あたりの消費額は非常に少ないのが現状です。

京都市と比べると、宿泊施設がないということが観光消費額にとって非常に不利な状況ではあるものの、観光消費額を何とか上げていかないといけないだろうということで観光戦略プランの見直しを行いました。

観光を巡る課題というのは、1人当たりの観光消費額の向上、また、その町にあった観光スタイルでの誘客というところにあります。今回、様々な調査をさせていただいて、長岡京市は決して観光地ではありません。市民のみなさんの受けとめ方の中で、あえて観光に取り組まなくても、住むには十分な町ではないかという意見もありますが、あえて観光に取り組む理由は、交流の拡大ということになります。

一大観光地にするのではなく、今のこの暮らしの環境をしっかり確保していく。将来、どんどん環境が悪くなっていく状況で、商業の魅力をいかに補っていくかが観光戦略の大きな目標ではないかと思います。その意味で、資源を生かしながら、新たな観光商品のアイデアを出していかなければいけないし、まだまだ長岡京市としての発信も足りていないと感じています。

 

市内の移動手段にも課題があります。

今までのプランでは、観光をなぜするのかというところがぶれていたところがあります。地方創生の関係で、なんとなく全国各地で観光、観光と取り組まれています。もう一度立ち返って長岡京市の観光を考えてみると、やはり我々の暮らしがあって、その暮らしの魅力をさらに高めていくための延長線として観光を位置付けるべきであるし、そのことが結果として、地域で商売されている方、農業生産をされている方の稼ぐ力になることを大きな目的として置いておかなければならない。

稼ぐ力をどうやって引き出していくか。現状の120万人という観光客をどんどん増やすというよりは、地域でお金を落としてもらえる仕組みを作り上げたうえで、呼び込む人を増やしていこうというように両方が揃っていないと観光客も増えていかないと考えています。

もう一つは、長岡京市の市民が作り上げてきたイメージの“上質さ”、“すこしブランド価値の高いイメージ”での打ち出しをしていかないといけないのではないか。

そこで、“上質な郊外の京の暮らし”というテーマを掲げさせてもらっています。観光というと観光バスで全国からどんどん来てくださいというイメージをしがちですが、取り組んでいく柱として、非常に交通の利便性が高い長岡京市に週末ふらっと来るとおもしろいお店がある、楽しいイベントがある、おもしろい体験が出来るという感動のある普段使いの観光をまずは目指してみないかということを提案させていただきます。

2つ目は、全国的に京都は海外からの観光のお客さんも増えている、いわゆるインバウンドのお客さんが増えています。それをいかに長岡京につなげていくかが重要になってきます。

 

そういうわけで、まだまだ知られていない長岡京を知っていただく取組みをしていこうというのが観光戦略の柱となっています。

その意味では、これから新たな長岡京市らしい観光の取組を進めていきたいのが観光戦略プランの狙いです。ターゲットをしぼりながら情報発信をしていく、プロモーションをする、観光から稼げる仕組み、環境を作っていこうというのを方針に取り組んでいきたいと考えています。

来年、再来年すぐに結果が出るわけではなく、長い目で見たときにまずは観光でお金を落としてもらえる仕組みを作っていこう、さらに中期的には入込客数も増やしていく、そのためには市のイメージを定着させていくという、少し長い目でみた取組みを一歩ずつ着実にやっていかないといけないと思っています。

その取組をするためには、市だけではできません。民間の事業所の皆様、様々な団体の皆様が観光をひとつのチャンスとして、コンセンサスを作っていくことが何よりも観光戦略を進める上で大切なことです。道の駅的施設をひとつの拠点作りとして進めていこう、新たな観光創造をしていこうという組織も含めて考えていく、その中心となっていただいている観光協会、商工会に加え、さらに新たな仲間を増やしていかないといけないんだろうなと考えているところです。

こういう観光戦略プランをみなさんと一緒に推進していきたいと思っています。

そして、その一連の流れの中で道の駅的施設が出てきます。

あえて“的”施設としています。にそとの長岡京インターチェンジが出来て、約3年が経過し、交通の利便性が向上しました。その反面、先ほど申し上げたような課題も出てきています。その課題をクリアするためのひとつの起爆剤として28年度に一年かけて検討してまいりました。

 

検討してきた内容の中心は、長岡京市で道の駅的施設を建設して経営が成り立つのかどうかのマーケティングの調査です。改めて、道の駅は観光というひとつの側面がある、そのことが地域のみなさんにも還元されるものであるべきだと考えています。

最近では、そこに行くことが目的となるような道の駅の施設が流行っています。そういう意味では、集客の拠点となるであろうと思っています。

もうひとつは、地産地消という地域農業をさらに活性化させていくためのひとつのツールとして使えるのではないかと思ったことが検討に至ったスタートでした。調査をしていくと、長岡京市は非常に高い所得水準であることが統計上もはっきりしています。30キロ圏内の道の駅施設を調べると、そのエリアの中では非常に大きな人口集積があるということがわかりました。これが長岡京市の特徴でもあります。マーケットの魅力としては、十分にありうることがわかっています。

また、分析結果によると、ターゲットはやはり女性です。女性をターゲットに、どのような施設を作っていくべきかを考えていくべきです。観光に呼び込みたい層にインターネット等を通じて調査をしましたが、食に対する関心が非常に高かったです。ある意味、こういう施設を検討していくときには外せないものですし、女性に非常に関心が高いキーワード「健康」も欠かせません。やはり、地元の安心・安全な食材を使った食の提供を考えていく必要がでてくるのであろうと思っています。

 

29年度に考えていかないといけない課題は3つあります。

ひとつは、どの場所でやるかの用地選定です。

もうひとつは、施設の運営主体が地元の皆さんとどう協働していけるかの仕組みづくり。そして、3つ目はその施設の運営形態についてです。

この3つを並行的に関係団体のみなさんと議論していかないといけないのが、29年度

の課題だと思っています。

 

まず、場所が決まらないと話が進みません。

28年度の検討の中で市内をいくつかのエリアに分けてメリット、デメリットを交通量等の様々な観点から調査を行ってきました。

結果として、西の地域は住居地域であり、暮らしのエリアの中に観光客を呼び込むのはよくないだろうということから候補から外れました。中央の評価はというと、やはり阪急の特急駅であるため、商売をするには評価が高いエリアです。しかし、ある程度まとまった、相当広い土地があるかというと現実的に可能性のある土地はないということで候補から外れました。東のエリアは、長岡京市の中でいうと工場が多いエリアです。171号線という幹線道路が走っていますが、イメージ的にそぐわないということ、また、こちらにもまとまった土地があまりないということから、可能性があるのは北のエリアか長岡京インターチェンジがある南のエリアが適しているのではないかということが、専門家の方を交えた結論になっています。

では、どういった中身にしていくのか。

一般的に直売所的な施設、物販、体験型の施設、レストランやカフェ等の食に関するもの、地元のいろいろなショップ、その中には観光発信の機能、そして、最低限必要な駐車場スペース、トイレというところだと思います。これは決定した内容ではなく、なんとなくこんな施設かなとみなさんとイメージを共有したいという意味でお示ししています。

実際に、この規模の施設を造ると概算で費用がいくらかかるのかというと、敷地面積2万平米、建築面積3,000平米、土地取得を別にして、だいたい18億円かかります。それを黒字でいこうと思うと、6億の売り上げを出さないといけない。非常に大きな投資が必要となります。

当然のことながら、初期投資を抑えることやランニングコストを抑えることによって、売上げとの比率をどう考えていくかはこれから考えていかないといけませんが、非常に大きな建物になるとお金がかかります。考え方を変えると、もっと小さな規模で直売所のみという発想もありうる。

どういう中身にするのかを考えていくことが、これからの課題となります。また、そういう施設を誰が運営するのかということも考えなければなりません。この話がスタートした当初から議会でも話をしていますが、市が直営するなんてことはありません。市が指導した第三セクターというような組織が運営して成功している事例もあまりありません。市も関与しながらも、こういう施設の運営を民間のノウハウを使っていかないと運営は難しいだろうと感じているところです。

まさに場所の選定、運営にどの程度のご参加をいただけるか、事業者としてどのような方が入っていただけるか、農家の方であれば直売機能をどのように作り上げていくのか、こうした内容を今日をスタートにみなさんと議論していけないか、これのどれひとつが欠けても道の駅的施設は実現しないと思っています。

 

私自身の思いですが、市も税金を使わせていただく施設なので、単に道の駅的施設を造ることが前提ではありませんし、造ることが目的となると絶対に失敗します。

民間で運営をしていただける地元事業者さんがあるかというと、正直なかなかありません。そうすると、運営手法を持っている事業所を募集していくことになりますが、安易に長岡京市に関係のない事業者さんに運営をお願いして、そこが大手の資本を集めてきて運営するとなると、簡単かもしれませんが、最初に申し上げた道の駅的施設の目的としている地域にお金が落ちるという主旨に合わないことになります。

いかに、この施設の主旨を事業者のみなさんに理解をしてもらえるか、参画してもえるかというのが大きなポイントになると思っています。

 

今まさに場所の選定というところで、北か南かというお話をさせていただきました。

この3月の議会の中でも、道の駅的施設をどうするかという議論がなされましたが、やはりどこの場所でやるかということを決めていかなければ、この話は前に進んでいきません。

専門家の方のアドバイスも聞きながら我々の中で議論をし、検討した結果、結論を申し上げると、まず北のエリアを中心に具体的な場所の選定を図っていきたいと考えています。今回の大きな目的は農家のみなさんの所得向上や地産地消につなげることですが、長岡京市の地域経済の発展に寄与するものでなければなりません。

これは大きな目的ですが、将来いろいろな場所を議論していくときに、公共交通の拠点となるバスの駅のような機能を持たせられないかと考えています。

南エリアにはにそと、そして西山天王山駅が出来ました。中心には長岡天神駅、まさに中心市街地です。そう考えたときに、南北の人の動きを作るような施設を北のエリアに作れないかと思っています。

市内での移動手段の課題として、バスの便数が減り、不便だという意見があります。ただ、これからはニーズがあるところにバスの路線を引くのではなく、あえて施設配置をすることで交通のニーズを生み出していくという発想が必ず必要になってくると思っています。

このように町の全体の配置を考えたときに、やはり北のエリアが望ましいのではないかと思っています。

これは余談ですが、南のエリア、西山天王山の近く、具体的にはっきりとは申し上げられませんが、京都府の済生会病院の移転建て替えの検討も始まっているところです。こうした動きがある中で、南北の幹線道路が大きな軸となっていくと考えると北のエリアでの場所の選定が望ましいのではないかという結論に至りましたが、当然地権者さんがいらっしゃることですので、これからより具体的な選定を行い、地権者さんとの接触も今年度進めてまいりたいと思っています。

この場所の選定という作業は、これから大議論になると思いますが、いわゆる調整地域も含めた中で検討をしていかなければ、一定程度まとまった土地を確保することはできません。その場合は、農地を転用する目的、また、農業者の思いもしっかりと受け止めながら、これがいいことなのか、悪いことなのかということも検討していかないといけません。

いずれにしても、今スタート地点の一歩手前に来たというところです。

最初の観光戦略プランにしても、道の駅的施設を造っていくことにしても、ぜひみなさんと一緒になって取り組んでいきたい、皆さん方を主体者として取り組んでいきたいと思っています。

おそらく、一人の住民の立場となると、道の駅的施設があったらいいねという声をたくさん聴きます。

今日お集まりのみなさんは、施設の利用者としての消費者側の意見ではなく、提供する側の立場となって議論していただきたい。そのことが必ずこの様々な観光の取組みや道の駅的施設の成功に結びついていくと思っています。時間はかかるかもしれませんが、一番の近道だと思っています。

少し長くなりましたが、現時点で28年度に検討してきたひとつの到達点というところで皆さまにお話しさせていただきました。

ここからはご意見、ご質問を含めて議論していきたいと思います。

ご清聴ありがとうございました。

 

<司会>

それではご質問、ご意見等承ります。いかがでしょうか。

 

<参加者>

新・観光戦略プランを昨日読ませていただきました。

438円の観光消費額に対して、目標とする700円に向けた具体的なプランが書かれていたところは非常にわかりやすかったです。

ただ、ひとつだけ懸念することは、道の駅的施設がありきの目標なのではないかということです。まず、この道の駅的施設がどうしてもいるものなのかどうなのか違和感を持ってみました。

すごく怖く感じたことは、道の駅的施設を造ることによって、本当に地域経済の活性化につながるのかどうかということです。商店数が減っていると市長がおっしゃいましたが、確かに商店街の会員数も減っている中で、ひょっとすると商店街がなくなってしまうのではないかという危惧もしております。

今あるものをもう少し活性化して、上質なお客さんを迎える、もっと上質な街並みを作っていく、商店街をもう少しリニューアルしていくなど、第一歩の手立てがなかなかない中で、いきなり道の駅的施設ということになったことに対して少し懸念をもちました。

ぜひとも、今ある商店街の活性化をお願いしたいと思います。

個店それぞれは努力していきたいと思っています。

 

 

<市長>

今日のテーマが新・観光戦略プランと道の駅的施設ということで、どうしても観光戦略プランの中心的課題が道の駅的施設と捉えがちですが、それは違います。

観光まちづくりの目標として、観光消費額を700円に上げる。私は正直、意欲が低い目標だと感じており、もう少し上げられる可能性が十分あると感じています。もちろん、それには長いスパンで考えなければなりません。あくまでも、道の駅的施設はひとつの展開です。

700円に達するところまでは、まずは地域の店舗のみなさんに、戦略プランに掲げる内容に賛同いただきながら、商店街としての雰囲気を作っていき、新たなお店を取り込んでいただく。そういう取組みを積み重ねていかないと、前期の取組みはうまくいかないと思っています。道の駅的施設がないと700円が達成できないと思っているわけではなくて、みなさんと一緒に取組んでいく中で、今の消費額から徐々に上げていこうと思っています。

もうひとつは、宿泊施設の問題で、これは観光客だけではなく市民の方からもお客さんをもてなすために高いニーズがあります。実際には、長岡京市の調子にゲストハウスができて、非常に流行っています。また、阪急長岡天神駅の西側にも、20室くらいのホテルを計画いただいている事業者さんもあります。このように、宿泊が伴うと、当然地域で食事をされたり、買い物される方が増えてくる。今日は触れませんでしたが、宿泊施設もあまり大きな規模のものが必要かと言われるとわかりませんが、考えていかなければいけない。  

必ずしも、道の駅的施設がなければ観光消費額が上がらないと思っているわけではないことをご理解いただければと思っています。

 

もう一点、道の駅的施設のアンケートを地元の事業者さんにも取っています。その中で、場合によっては競合する可能性がある。競合はなんとか避けていかなければならないので、中身のコンテンツについてもみなさんと議論しながらやっていかないといけませんし、やはり懸念されるところだと思います。道の駅的施設がお客さんを取りすぎて、駅前のお客さんが減ってしまったとなるか、むしろ道の駅的施設が流行って、駅前のお客さんが増えるのか、施設の位置付けとその施設の性質は考えながら検討するためにも、商工会のみなさんや商店街のみなさんのご意見も伺っていかないといけないと思っていますので、よろしくお願いします。

 

<参加者>

道の駅的施設を造るという構想は非常に魅力的だと思うのですが、先ほどの商店街の活性化という意見もよく考えてから取り組んでいかないといけない問題であると思います。  

道の駅的施設の中で何を売るのかとなったときに、長岡京市の名産であるたけのこを供給できるかというとほとんど出来ないと思っています。それは、それぞれに自分のところで販路を持っているからです。従来の販路を差し置いて提供するかというと、おそらく提供出来ないでしょうし、京野菜も同じだと思います。

掘り下げて考えてみると、いろいろな問題があります。

本当に長岡京市のものだけでいいのか、京都府下のものも取り扱うことがいいのか、近畿一円のもの、全国のものを取り扱うのか、そういう細かい問題を考えていかないといけないなと感じます。

もう一点は、先ほど市長がおっしゃった宿泊施設です。宿泊施設を道の駅的施設と一緒に造るということはどうでしょうか。日本中1,000メートルほど掘れば、だいたい温泉が出てきます。温泉はひとつの目玉になります。どうせやるなら、宿泊施設と合わせてひとつのものにされてはどうかと思っています。

 

<市長>

ありがとうございます。

今お話しいただいたひとつ目のところが最大の問題だと思います。

農業経営されている方もたくさんおられますが、それぞれに販路をお持ちの中で、この施設を造ったとして、地元産のものだけで十分まかなえるのかというと非常に難しいのではないかと思っています。ただ、あくまで長岡京市として取り組んでいく以上、地元の農家のみなさんがどういうニーズを持っておられるのかを把握しないといけません。今、売っておられるところよりも儲かる仕組みを作っていかないとものが集まってこないと思います。

この前、伏見にある施設を見に行きました。そこには、直売所とレストランが併設しています。お話しをお伺いしてみると、毎日品揃えをしようと思うと、少なくとも200~300軒の農家さんと契約をしているということでした。そこは、場所を貸して、値段決めは全部農家さんにまかせておられます。その売り上げのいくらかを場所代ということで取られる仕組みです。基本的には、そこに置いて、余れば引き上げてくださいというシステムですが、実情は、余った野菜は横にあるレストランで全部引き取られているので、契約農家さんが持って帰られるということは、今のところあまりないということです。

例えば、そのやり方がいいのかどうか、これからいろいろな団体さんからお話しを聞きながら検討していかないといけないと思っています。ただ、そのみなさんの参画なしに、この施設を造ることを前提にして話を進めてしまうと、何の目的でやるのか、ぶれると思うのでそこは課題と受け止めています。

もうひとつの宿泊施設ですが、一緒にやれることにこしたことはないですが、今、検討している中でいうと、敷地面積2万平米の広さで考えると結構いっぱいになります。もちろんできないわけではないが、都市計画法上の様々な規制、高さの規制なども考えていかないといけないと思います。温泉はやればニーズがあると思うし、掘ればでるかもしれませんが、これも採算がとれるかどうか、専門家である民間の事業者さんの判断を仰いでいかないといけないと思っています。

温泉を何も地下から掘らなくても、例えば、少し地下水を汲みあげて長岡京市らしく、放置竹林の整備後に出た竹をチップ化しボイラーの熱源にした「竹の温泉」のようなやり方もあるのかと考えたりはしますが、行政が儲かるだろうという考えで進めてしまうと失敗するケースが多いので、そこは事業の採算性をシビアに考える必要があるのではないかと思っています。

 

<参加者>

道の駅については、お二人のご意見に賛成です。

以前、大阪の昭和町のお話を聞いたことがあるのですが、古民家をカフェにしたり、カメラ好きが集まったりと若い人の感覚を取り入れて街の活性化に取り組まれていると聞きました。   

長岡京市にも、若いクリエイターの方がたくさんおられると思うので、若い人が来たくなるようなマップを作ったりして、来たくなるような取組みをしてはどうかと思います。

市内の観光地でも、お年寄りには行きづらいところも多い。市が補助を出して、移動手段をもっと便利にしてもらえると観光に訪れたくなるのではないかと思いました。

 

<市長>

駅に降りてもどこにも行けないなど市内の移動手段が観光の課題のひとつであります。レンタサイクルを始めているが、利用者数の伸び悩みもあるので、その他に新たな手段もあるのかなと思っています。

ひとつ大事なポイントがあって、行政がお金を出して運営するということは違うと思っています。例えばですが、人力車が運営される場合は、運営されている母体が採算も取れて儲かるという仕組みがないといけません。税金を投入して、お客さんを呼ぶということは違うのかなと思います。

観光できちんとした経営体を作っていこうという発想に、観光から儲けていく仕組みのものを提案していく。儲かるものというのはやはりニーズがあるものです。そういうものが何なのかを、まさにこれから突きつめて考えていかないといけないと思っています。

いろいろな提案をいただき、ありがとうございました。

 

<参加者>

新・観光戦略プランのことで思いを伝えたいと思います。

新・観光戦略プランを進めていく中で、NPOなど地域で活動されている方も巻き込んでいかれると思います。一方で、観光協会、商工会、農業関係者は推進役と、それぞれの役割がプランには書かれています。新・観光戦略プランを全て読まれている方はまだまだ少ないと思います。みんなで共通認識をして、その目的に向かって取り組んでいく場合、情報提供をしていただき、これならば新しい長岡京市の観光戦略として取り組んでいこうという思いを持たないと、温度差が生まれ、行政が勝手にしているだけになってしまうので、これから取り組まれることを積極的に周知していただきたいと思います。

それと、目標の中に、観光消費の向上に取り組む店舗・事業所の数を毎年20件、4年で80軒まで増やしていくという目標があります。なぜ20件ずつ増やす目標にされたのか疑問に思うところはありますが、実際にワンコインバル等に参加されたお店の声を聴いていると、一緒にやろうと言ってくださるお店もありますが、逆にイベントに参加することによって、自分の店の商売に影響が出てしまうと懸念される声もあることはあります。 

こうした意見の方を巻き込こんで、結果として80店舗となったらいいかと思いますが、あえて目標にしなくてもよかったのではないかと個人的には思います。

 

<市長>

80という数字が適切かどうかはわからないところもありますが、あくまで行政が計画として推進していくためには、判断基準がいります。この80店舗という目標にもっと早くに到達できるかもしれないし、全然到達できないかもしれない。まさにこれから取組みを行う中で必要な基準ではないかとは思っています。

いずれにしても、今のご意見にもありましたが、やはり事業者さんをどれだけ巻き込めるかが非常にポイントとなるものです。行政がやっているからお付き合いでやるというのでは長続きしないと思います。今これをやったら必ず流行るというアイデアがあるわけではありませんが、みんなで取組むことが、みんなの商売につながるのではないかということを提示していかないと続いていかないとは思っています。それぞれの店舗や商店街のエリアとして考えていく仕組みを作るためにも議論しなければいけないと思います。

農業団体のみなさんも同じで、お付き合いではなく、儲かるから参加するという発想に変えていかないといけないと思っています

この間、商工会のみなさんがブランド化に向けた取組みをしていただいています。

今までは、行政がこういったプランを作ったのでやっていきましょうというとそれに一生懸命参加していただけていました。そうなると、なんとなく言われてやっている感が強いので、最終的に結果がついてこなかった、モチベーションが下がっていくという課題もありました。今日は一方的に話をさせていただいていますが、取り組み方としては課題があります。この観光創造、拠点造りは、行政も主体者ですが、そこに主体者として関わっていこうと思ってくださるみなさんと一緒に作り上げていく作業がなければ、どっちもうまくいかないと思うので、一緒に取り組んでいきたいという思いと決意は伝えておきたいと思います。

今日は全体で話をしていますが、地産地消の推進と観光というのは別の話になると思います。

場所の選定にしても、農業振興にどうつなげていくかなど、シビアな問題がたくさんあるので、今後、私からも担当からも個別にお話をさせていただくことになるかと思いますので、ぜひプランに対する考えとみなさんの思いのベクトルをしっかりと合わせていきたいと思っています。もちろん、観光協会の中でも説明に来いというのは、おっしゃっていただければと思います。

 

<参加者>

道の駅の話はいつ頃やる、やらないを決定したいとかはありますか。

 

<市長>

計画でいうと、基本構想の中では29年度に基本計画を作って、30年度に基本設計をして31年度までに実施計画を作り、32年度から1、2年かけて建設工事にかかるというスケジュールになってはいますが、実際にこのスケジュール通りにはならないと思います。

ある程度急がないといけない部分はあるが、今お話しした内容をみなさんと議論していかないといけないので、あまり今年中に全部やるかやらないかを決めてしまうと、どうかなと思いながら正直迷っています。

 

<参加者>

最終決定は誰がするのですか。

 

<市長>

最後は市として判断しなければいけないと思います。

 

<参加者>

誰かと協議をするということはあるのですか。

 

<市長>

協議というか、まずは場所が決まってからですね。

 

<参加者>

これから、市民のみなさんがこの施設はいらないと言った場合に戻れるのかどうかということです。

 

<市長>

戻れる可能性はあると思います。

予算のことなど、議会で承認されなければ当然話は止まることにもなりますが、どういう施設を、どういう参画者のもとで出来るのかということが最大のポイントだと思います。  

今の時点では、道の駅的施設の構想をスタートしていきたいという思いを持っているので、1年はじっくり考えて、農家のみなさんも本当にこれが必要な施設なのかというところから議論を始めていかないといけないと思います。

 

<参加者>

商工会や商店街と議論して答えを出すということもあるのですか。

商工会としては、こういう意見だということを聞いていただけるのですか。

来年の夏までに考えて返事をいただくことは可能ですか。

 

<市長>

もちろん、商工会や商店街の意見は聞いていきます。

夏までにどうするかという見通しは出さないといけないと思いますが、一番最初の話、用地が決まらないと、実際にそこで軸になる人の選定には入れないですよね。

 

<参加者>

まずはやるかやらないかではないでしょうか。

 

<市長>

税金を投入して検討している以上、今はやるという意思決定はしています。

 

<参加者>

動くという前提ですね。

 

<市長>

やるか、やらないかを検討していくプロセスの中で断念せざるをえないということもないとは言いきれないので、まさにこれからの議論です。

商工会、商店街としてこんな施設は困るんだという意見になると止まるかもしれません。農家のみなさんがこういう施設が出来ても、自分たちのためにならないとなると止まるかもしれません。

そこは今日、この場で結論は出ませんが、こういう議論になっているので、みなさんがどう受け止められて、参画するか、しないかをこれから聞いていきたいとも思っています。それを考えると、夏までに商工会としての意見を出してくださいとお願いしても、意見の出しようがないと思います。もっと具体的な姿を見せながら、するか、しないかの議論をしてもらわないといけないと思っているので、今年度中には具体的な姿を示していきたいと思っています。

<参加者>

長岡京市内には、結構おもしろいお店があります。もっとそういうお店にスポットライトを当てるような取組みをすると、観光消費額が400円が500円になるかもしれない。そのような取組みは、道の駅的施設とは違うということですか。

 

<市長>

もちろんそうだと思います。どうしても道の駅的施設の議論になりがちですが、観光戦略プランの中では、隠れたお店や魅力的なお店の発信をどのように取り組んでいくかを検討していきます。これは取り組むことになっているので、情報をいただければと思います。

 

<参加者>

小さい成功事例をいろいろと検討されてはどうかと思う。道の駅的施設だけではないというのならば、セブン商店街でやっておられるような成功事例や道の駅的施設が出来た場合のシミュレーションのようなことをやってみて、成功事例を作ることをしてはどうでしょうか。成功事例があって初めて、あれに関わったら儲かるということに気付かれる方もあると思います。

そのためにも、小さい失敗もたくさんして、器ができたときにすぐに取り掛かれるようにしていけばいいかなと思います。

 

<市長>

おっしゃるとおりです。観光戦略プランで取り組もうとしていることは、小さな成功事例を積み重ねていくしかありません。

一気に爆発的にヒットするというものを目指すよりは、参加をすれば自分たちのプラスになる、地域のにぎわいになるというように仲間の輪がどんどん広がるということが理想形だと思います。

そのためにも、行政側もいろいろと働きかけをしていきたいと思いますし、地域で事業者としてがんばっておられるみなさんからも、こんなことをもっと行政がしてくれないのかとご意見をぜひご提案いただければと思っています。

 

<参加者>

基本的には賛成する部分が多くあります。

こないだの広報で、道の駅的施設の整備構想の予算を拝見しました。その内訳はどのようなものかお聞きしたいと思います。

 

 

 

<市長>

去年2,700万、今年が1,100万という予算組です。

マーケティングをさせていただいたときのコンサルへの委託料でほぼ使わせていただきました。これは国の交付金を活用させていただきながら進めさせていただいています。

 

<参加者>

現状、手さぐりにやっておられるが、こうすれば成功するということはないと思います。

南山城の道の駅の記事を読んだが、この辺りは道の駅がないのであればいいのになと思っています。奈良や和歌山にある大きな道の駅にいくと、JAが中心となり、農水省の補助金を活用していると聞いたことがあります。いい場所があって、駐車場が確保できて、おいしいグルメがあったりすると、人が集まるし、お金も落ちると思います。

人が多く訪れる観光地でも、その近隣のお店は流行ったとしても、地元のお店が流行っているかというと、そういうわけでもないと聞いたこともある。

施設が出来た後は、地域ががんばっていくものだと思うがどう思われますか。

 

<市長>

道の駅と一言にいっても、いろいろあります。

先日できた南山城の道の駅にしても、相互交通の多いところであって、競合のものがないということもあります。観光地として非常に有名で、観光客に訪れてもらうところもあるのですが、マーケティングをした結果、観光客だけで維持しようと思っても大変難しいものがあります。

あくまでも観光客はプラスアルファとして考え、残りは地元の方にも使われる施設が理想です。それに加えて、30キロ圏内の方にも来てもらえるような施設にしないと採算をとれる施設にはならないということが一定の方向性として出てきているので、そういうものを造らないといけないと思います。

国のお金をもらうとかなり縛りがあるので、もう少し具体化していく中で使える補助金があるならイメージはあります。ぜひ、しっかり検討していきたいと思います。

 

<参加者>

市民の人たちもというところで、各年代の人たちに、どういう施設が欲しいかアイデアをもらってはどうでしょうか。そうすると、いいアイデアがもらえるのではないかと思います。

ペットを遊ばせる場所や子供なら遊べる場所があるといいなと、それぞれの年代で道の駅的施設にどういう夢を持っておられるのかを聞かれてはどうかと思います。

 

 

<市長>

今回の検討の中で、市民のみなさんにもどういう施設があればいいと思うかについて、アンケートを聞かせていただいています。いろいろな意見がありました。

その中で、一番関心が高かったのが「食」と「健康」。地元産のものを食べたいという意見が地元の人にも多かったし、例えば、観光に行くならどういう施設が欲しいかという項目についても「食」が中心となっていた。それにプラスして、子供が遊べる場所、ペットが遊べる場所があれば、集客が見込める施設となるのではないかと思うので、それも検討していきたいと思います。

 

<参加者>

アクセスの問題です。高齢になってくると、公共交通を使うことになりますが、民間の交通会社がその路線に公共交通を整えてくれるかという問題があると思います。それに加え、北の地域は調整区域が多い。次に拡大していこうとしても、なかなか拡大出来るような場所ではないことを踏まえて考えなければいけないと思います。

道の駅的施設を造っても、5年もやればどんなものでも飽きられます。次から次へと新しいことをやっていかないと無理だと思います。道の駅的施設が流行ってくれば、別の一般の商店も集まりたいと思うだろうし、造るのであれば、そういう人がいろいろと集まりたいと思うようなものを考えて造るように考える方がいいと思います。

 

<市長>

確かに、この道の駅的施設だけではバスの路線を引っぱることは無理だと思います。

道の駅的施設とは違う議論になるかもしれませんが、当然、今のバス路線も含めて公共交通の充実ということは、市の大きな方針として取り組んでいます。公共交通の路線で今起こっていることは何かというと、通勤等で使う人が多い路線は黒字がでているが、お昼に毎日は使わないが、病院に通うとき、3日に1回買い物に出かけるときに乗る人が多い路線は赤字の路線となり、本数も減ってきています。その多くは、車で移動されていた世代で、その世代が高齢になってくる頃にはバスの便数がどんどん減ってくる。何が言いたいかというと、便数が減り、不便になるから乗らなくなる。そうなると、さらにバスの路線が撤退していくというスパイラルになってしまいます。それを年間の本数が一定に保てるための手立てをしていかないといけないと考えています。

出来るかどうかはわかりませんが、拠点化することで、そこにいくつかの本数を維持する路線が出来る可能性があります。

これが非常に難しいですが、バスの路線というのは民間会社がやっているので黒字が大前提という風に思われがちですが、世界的に見て、民間事業者だけでバスを走らせている国はほとんどありません。一定程度の公共性を維持するために、税金を投入しているところも多いので、路線を維持していくことは公共の役割からも非常に大切なことになります。コミュニティバスの路線も同じです。

この施設が出来たからといって、バスの収益性が改善されていくひとつの大きなきっかけになるとは思いますが、奇跡的に復活することは考えられません。今の取組みと合わせることで大きなチャンスとなるとは考えられると思います。

 

<参加者>

それは施設を建てるということですか。

 

<市長>

違います。今のバス路線をもう少し便利にする取組みは、全体の公共交通として考えていくべき課題です。今のところ解決策があるわけではありませんが、交通事業者の方にも検討をしていただいているところです。

 

<参加者>

長岡京市内には、スーパーが多いです。道の駅的施設が出来て、わざわざそこに行くのかどうか疑問に思います。

 

<市長>

我々も同じような懸念をしていました。必ずスーパーに売っている野菜のニーズと、直売所に売っている野菜のニーズは、若干ですが、顧客としてのターゲットが違うそうです。商売のプロではないので何とも言えないが、実際に他の地域のうまくいっている道の駅を聞くと、周りに大手のスーパーやショッピングセンターもあるけれども、わざわざ買いに来られるという層があるのは事実です。顧客が必ずしもかぶるかどうかというと、そうではない。自分が買いにいくかは別ですが、ニーズとしては可能性があると思います。しかも、スーパーの価格設定よりも高めだと思います。ですが、売れているという事実があります。

ただ、やるならそういう仕組みのものをやっていかないといけないし、必ずしもできるともわかりませんが、そういうものを目指してやっていこうという話だと思います。非常に難しいです。

 

<参加者>

一番大切なのは場所だと思います。新聞にも北部地区だと出ていましたが、その北部地域の人が大変心配しておられると思います。場所がどこになるものか、野菜を作って、出荷されているところの農家の方は、農地がなくなるのかと心配しておられるので、あまりにも北部地区とおっしゃることを私は懸念しています。

それを考えると、長岡京市には放置竹林が多くあります。市長もご存じだと思いますが、その調整区域のところを転用しようとしているのか、いわゆる市街化調整区域を活用してやろうとしておられるのか、それともまだ何もプランがない段階なのかお聞きしたいと思います。

 

<市長>

これだけの大きな施設なので、検討の段階で交通の面など、いろいろな観点から、いくつか具体的な場所は候補に挙がっています。ただ、今ピンポイントの場所を申し上げる段階ではないと思っています。

その場所というのは、現在営農されているところもあれば、竹林のところもあります。そこは地権者の方のこともありますが、農業委員会や農家組合のみなさんがその場所を許していただけるのかどうかご相談するためにも、目的をもっと明確にしていかなければならないですし、当然、厳しい意見もあると思います。

そんなところでやって儲かるのかということも考えなければいけません。マーケティング調査の結果、その場所でも運営していけるという結論に至ったということは尊重しながらも、リスクを犯してもやるのかどうかの判断も迫られます。

先ほどあったように、その話の議論をせずに、やるか、やらないかの話はないと思っています。この間、検討をしてきた中で、議会の質問に対する答えでも思いを伝えてきました。その内容が、先走ったものと聞こえたのであれば申し訳ないのですが、まさに29年度の検討する内容のスタート地点に立ったところです。この場所でも可能性はありますねという段階です。その可能性に向かって本当にやるのかどうかの意見もお聞きしたいと思っていますし、ここまで検討してきたのでやりたい気持ちもあります。

この調査結果に基づくものならば、僕は十分成功できるものだと思います。

みなさんとはこれからしっかり議論をしていきたいと思うので、よろしくお願いします。

 

<参加者>

お話しをお聞きしていて、定住者を増やすというのがいいと思いました。

住む人が増えると儲かると思います。それぞれ違う業種の人が、いい仕事をしようと思って、仕事をがんばると魅力ある町になると思います。

個人的には、あまり道の駅は乗り気ではないのですが、個々に知恵を絞って取り組んだら、いい街になると思いました。

 

<市長>

これも最初に申し上げたように、一番の柱は定住促進だと思っています。

そのためにいろいろな施策もしています。その中のひとつに、交流の拡大というのがある。長岡京市の魅力の一環として作っていこうと思うと、観光の観点は重きを置いていかなければと思い、今日の一連の話となっているわけです。定住促進の取組みを置き去りにしているわけではないということをわかっていただきたいと思います。

率直に、みなさんには、こんな道の駅的施設ならやらない方がいいよという意見もぜひお聞きしたいと思っています。

予算がついているから、ごり押しでやろうというものではありません。ただ、提案をしている以上、チャンスはあると思っているわけで言い方が非常に難しいですが、そこはいろいろなご意見をいただけたらと思います。

 

<参加者>

調整区域を簡単に外せるわけではありません。道の駅的施設に参画したいという人が出てきたときに、どんどん施設を開設するのでしょうか。

 

<市長>

調整区域の中でできるかどうかの判断も必要となります。それは、優良農地も非常に多い中でいえば、原則は今の農地を守っていくことが基本だと思います。そこに、観光のためにどんどん新たな施設を建てていくという考えは、今のところはありません。

 

<参加者>

儲かる、儲からないという話であれば、施設はもう2つ3つある方がいいのではないでしょうか。

 

<市長>

そうなれば、そういう展開になるかと思いますが。

 

<参加者>

公共交通の利用者であれば、ついでにどこかに立ち寄ろうと考えると思います。

 

<市長>

バスの話をしたことが議論を混乱させているかもしれませんが、わざわざその施設にバスに乗って、買いものに行く可能性はおそらく低いと思います。

むしろ、今の北部エリアの中で、この近隣の方が駅的機能として、そこに行けばもう少し便利になる。電車の駅があれば、そこに人が集まり、その周りの商業が発達もするし、維持されます。それと同じで、バスのハブのようなものを持ってくることによって、そこを利用する周辺の方々が集まってくるというようなイメージをしているところがあります。ですから、そこの場所にどんどんものを建てれば、そこに人が集まっていくというような考えはありません。

 

 

<市長>

ありがとうございます。

予定をしていたよりも、たくさんのご意見をいただき、ありがとうございました。

繰り返しになりますが、これからの議論になります。

おそらく時間もかかるでしょうし、いろいろなご意見、賛否含めて、これから積極的に議論をしていきたいと思います。やることありきで進めようとは思っていません。

ぜひ、本音でみなさんと話をしていきながら、これが長岡京市の商業や農業にとっていいものかどうか、今のところ空想でしかないので、これから具体化したものをみなさんに示していきたいと思います。

いただいたご意見をしっかりと受け止めながら我々からも情報提供させていただきたいと思います。どうもありがとうございました。

 

 

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