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市長と語る“対話のわ”平成29年10月10日火曜日

[2017年12月27日]

ID:7309

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平成29年10月10日(火曜日)男女共同参画フロア(いこ~る)

日時

平成29年10月10日(火曜日)午後1時から午後2時30分

場所

男女共同参画フロア(いこ~る)

テーマ

これからの長岡京市について

参加者

37名(内、こども3名)

対話録(要旨)

1.   市長

多数のご参加ありがとうございます。今日は、市政の中心的な課題についてご意見をお聞きすると同時に、市政がどういう形で進んでいくのか等、市の基本的な考え方もご理解いただいた上で、双方向でのキャッチボールをさせていただく場にしていきたいと思います。行政と市民の皆さんとの考え方のベクトルを合わせていくことが、課題解決には大事だと思うので、活発なご意見、ご質問を含めていただけたらと思います。

市政の説明をさせていただく時に、必ず、最初に出すお話が、人口動態についてです。色んな課題を考える上で基本になるお話だと思います。長岡京市の現在の人口は8万人です。高度経済成長期からの20年で急激に成長して、50年が経ち、この20年で、働く世代、いわゆる生産年齢人口は1万人減っています。しかし、少子高齢化が社会問題になっている中、長岡京市への転入者の詳細を見ると、25歳から45歳の世代は転入超過となっています。その世代は、子育て世代でもあるため、長岡京市では、子どもの数が一定で推移しており、少子化には今はなっていません。この強みを生かして、子育て世代の方から選んでもらえる街づくりをしていかなければなりません。これからの市政の重要なキーワードは子育て世代です。

そして、もう一つのキーワードは、女性の活躍だと思います。先ほど述べたように、長岡京市だけでも、働く世代が1万人減ってきています。少子化は女性が働き始めたからだという認識はデータとして確実に間違っています。女性の就業比率が高いと合計特殊出生率も高い傾向があり、例えば、福井県は両方高いです。共働き家庭の方が子どもを産む数は多くなっています。働く女性の割合は男性に比べて低いですが、最近増えてきているのが、ある程度、家事や育児をしながら、働いている女性です。いわゆるM字カーブは、この20年間で大きく改善しています。仕事だけに限らず、地域活動や社会活動、経済活動への参画など、女性が活動しやすい環境を作っていくことがこれから非常に大事になっていくと思います。

何もしなければ人口が減っていく中で、子どもを産みやすい環境を整え、この街を選んで入って来ていただく方を増やしていき、人口8万人を維持し、8万人が豊かに暮らせる街の形を作っていこうというのが、これからの15年間の総合計画の大きなフレームです。その上で、戦略目標が三つあります。一つが今まで申し上げてきた『定住促進』です。そのために子育てや医療、介護等の高齢者対策をしっかりと進めていきます。

2つ目の戦略が、高齢化の進行、地域経済力の弱体も懸念される中、地域の外から人に来ていただき、様々な活動を通して、交流していこうという『交流の拡大』です。雇用創出、観光での消費、市民活動に外から人を呼び込む等、長岡京市をステージに活動してくれる人をどんどん増やしていくということを進めていかなければなりません。

3つ目は『新陳代謝』です。今年、市制45周年を迎え、色んな施設や道路インフラ等が古くなってきています。長岡京市は、この先、日本の中で勝ち残っていける街だと確信していますが、そのためには、適切な時期に適切な更新をしていかなければなりません。街の新陳代謝を今きっちりと図っていくことが必要だと思います。

相互に関連するこの3つの戦略目標を最重要項目として掲げながら、様々な施策を考え、暮らしやすい街を作っていくことが長岡京市の大きな目標です。

そのためには、まず、安心安全であること、子育ての問題が大事です。待機児童の問題があります。有難いことに、子どもの数は一定ですが、ニーズが幼稚園から保育所へ移ってきています。市としても定員を増やしていますが、入所希望の伸びの方が大きくなっており、なかなか追いついておりません。子育て支援策として、放課後児童クラブの拡充もあります。新たに、中学校給食の導入も行います。小学校の施設改修と合わせて、小学校との親子方式で給食を実施します。これは、女性が働き易い環境を整え、地域の元気につなげることが大事で、ニーズも高かったため進めています。

そして次に、高齢化の問題です。高齢者の数が増えると、当然のことながら、要介護認定者も増えて、費用も増えていきます。医療費の給付も増え、高齢者世帯の生活保護給付も増えています。公費負担もこの20年間でほぼ倍増しています。しかし、これは決してお金がかかるから削減をするという議論ではないと思います。そういう状況に備えての準備と体制を今からきちんと作っていくことが必要です。大事なことは、どれだけ元気に歳を重ねていけるかということです。そのためには、交流や活動する場、道路のバリアフリー化やバスの拡充等、出かけ易くなる環境作りが必要であり、その上で健康や介護予防が必要になります。市としても、福祉部門だけでなく、全庁的に、元気な高齢者を作るための色んな場作りを意識的に進めています。一例として、公園管理を行っている緑のサポーターがあります。登録者の9割くらいが高齢者の方です。公園の管理を行っていただく中で、結果として、高齢者自身の元気につながっています。元気に歳を取っていただきながら、介護等が必要になった時に、それを支える共助・公助の仕組み作りを行政として提案していかなければなりません。

また、京都府済生会病院の移転問題もあります。建て替えについては、単純な場所移転だけでなく、これまでの急性期機能から、その後の回復期機能を強化していただくという機能転換も進めていかなければなりません。

そういう暮らしやすさを内外にアピールし、長岡京市の良さを分かっていただくために、転入が多い子育て世代をメインターゲットにして、シティプロモーションを行っています。

そして観光も大事な要素です。もう少し地域で稼げるようにしていきたいと思います。住民の生活と観光の両立を図りつつ、地域の中でお金を落としていただく仕組みの一つが、道の駅的施設であり、検討を始めています。

もう一つの課題が、中心市街地・阪急長岡天神駅周辺整備です。積み残された宿題として、この問題に取り組んでいきます。中間まとめを受けて、今年と来年にかけて、計画の策定に取りかかる予定です。

本市には、高度経済成長期に建設された建物が多かったのですが、小中学校の耐震化はすべて終了しました。次は、市役所庁舎の建て替えです。空き家の問題も含めて、街全体の新陳代謝を図っていきたいと思います。

ここからは、対話形式で進めていきたいと思います。ご清聴ありがとうございました。

 

 

2.   意見交換

*精神障がい者への施策について

〈参加者〉

障がい者基本条例の素案を拝見しましたが、とても内容が良かったです。精神障がい者、特に、精神障がい2級への施策をもっと充実させていただきたいです。

〈市長〉

障がい者基本条例を今年の12月議会に上程させていただく予定です。この1年半は条例作成のプロセスを大事にしてきました。障がい者当事者、家族の方、市民の受け止め方がとても大事です。この4月に障がい者差別解消法が施行されましたが、その中に、差別的取扱いの禁止、そして合理的配慮の記載があります。合理的配慮とは、例えば、市役所に来庁された時に、聴覚障がいの方には、筆談で対応する等、自治体は責務として行わないといけません。そして、大事なことは、民間のお店や事業所・会社・市民が合理的配慮をどこまでできるのかと考える時に、見える障がい以外に、見えない障がいもあるので、それに対する市民の理解をどの様に深めるのかということです。それを踏まえて、相当な時間と議論を重ねながら、今、条例制定の最終段階まできています。

この条例の一つの特徴は、国の法令や府の施策の枠組みで言うと、身体障がい者や知的障がい者に比べ、精神障がい者への施策が弱いため、相談体制からきっちり作っていこうという部分も議論しています。大事なことは、条例ができて終わりではなく、条例ができた後に、具体的な施策につなげていけるかどうかだと思いますので、今のご意見をしっかりと受け止め、できる限り努力をしていきたいと思います。

 

*農業振興について

〈参加者〉

地元の食材、特にお米を地産地消で小中学校給食に活かしてはどうでしょうか。

休閑期に小麦を作ってパンを作る等、試験的にでも良いと思うので、何かできないでしょうか。

〈市長〉

農家の数は徐々に減少してきており、高齢化問題もあり、農地面積も減少しています。地産地消は大事なキーワードで増やしていきたいと思っています。しかし、給食には、安定的な供給が必要で、品目数も揃えないといけない等、難しい面があります。学校と農家で協議会を設置して、一部、お米を供給しているところもあり、できるところから取組は始まっていますので、それを拡大していくことが大切だと思います。すぐ近くに畑や田んぼがある風景が、長岡京市の魅力の一つでもあります。これからも農家の方と連携しながら進めていきたいと思っています。

 

*新庁舎の建設について

〈参加者〉

10年、20年先の街の姿、つまり、新庁舎の建設と阪急長岡天神駅の周辺整備について、進捗状況が知りたいです。

〈市長〉

新庁舎建設について概要をお伝えします。交番を移転し、分庁舎3と郵便局の間の通りを広くし、京都信用金庫が移転し、市と土地を交換する形となります。その跡地に、仮設庁舎なしで二段階の整備をしていき、1期目は34年、2期目は37年の完成となる予定です。まだ結論は出ていませんが、南棟と分庁舎3に入っている機能を集約し、ここからはまだ議会了承を得ていませんが、1階にワンストップの窓口機能、議会や議場を配置するなどのゾーニングを今年度中に検討する予定です。2期目の整備に、保健センターと産業文化会館機能を組み込む予定で調整しています。全体で約16,000平方メートルとなり、これは、庁舎に必要とされている国基準と大体同じです。できれば、賑わい作りも含め、市民が集える広場も作りたいと考えています。南側の土地は、何もまだ決まっていませんが、できれば、民間事業者にお貸しして、財産活用を行い、稼いでいけたらと考えています。来年度に1期と2期、両方の最終的な形の設計、プロポーザルを行うことになると思います。

 

*阪急長岡天神駅について

〈市長〉

阪急長岡天神駅については、まちづくり協議会でアンケートを行っています。地権者を含めた地域の理解を得ることが必要なので、まちづくり協議会を設立して議論が始まっています。一方で、費用負担も含めて、市全体の立場から検討しているのが選定委員会です。

その中で何を議論するのかということですが、都市計画決定は昭和32年になされています。しかし、決定だけで事業には着手してきませんでした。都市計画区域全体を今から区画整理することは不可能なので、この区域をどこまで縮小するかが一つの大きな判断です。もう一つは、立体交差についてです。道が線路を越えていくのが、正式な都市計画決定ですが、まちづくり協議会の中間まとめでは、道路ではなく、鉄道を上げるか下げるかをしながら立体交差をして欲しいという意見をいただきました。それに基づきながら、基本計画策定委員会の中で、鉄道を上げるか下げるかについて、技術的な検討をしています。また、駅前広場の位置等についても、地元の意向を受けて検討を進めています。南北のアクセス道路の整備をどうするのかは、これからの議論になってくると思います。アンケートは、中間まとめに対する意見を地元にお聞きしているもので、決定事項ではなく、地元の意見を取りまとめるプロセスのひとつだとご理解いただければと思います。

 

*私立幼稚園保護者助成金について

〈参加者〉

私立幼稚園保護者助成金制度の設立趣旨が知りたいです。新制度の支給条件が、10月1日を基準日に、3歳で区切られていることが納得できません。同じクラスでも受給できる子とできない子がいて、おかしいと思います。

〈市長〉

まず制度の趣旨は、簡単にご説明すると、保育所と私立幼稚園の経済的な負担の差を縮小するために行っているものですが、細かい支給条件については把握しておりません。その上で、今回の新制度は、3歳で区切られていることがおかしいということには共感しますが、詳細や改善できるかについては、担当課に確認したいと思います。

 

*LGBTについて

〈参加者〉

京都府ではまだどこの市も作っていないので、長岡京市が一番にパートナーシップ条例の導入を検討してはどうでしょうか。

〈市長〉

以前から、LGBTへの理解は大事だと思っています。ダイバーシティー(多様性)がきっちりと認められる社会であって欲しいですし、それを社会全体が包摂できるべきであると思います。一人一人が、自らの価値観を大切にしながら、生き易い街にしていくという意味では、LGBTに対する理解は大事な部分だと思っています。理解促進のための手法として、LGBTに特化した条例が良いのか、あるいは、本市の男女共同参画条例を拡充する形が良いのかどうかも踏まえながら、進めていくことについて、決して否定はしませんし、良いのではないかなと思います。この辺りの内容については、議会からの提案をきっちりと受けて進めていけたらと思います。

 

*観光について

〈参加者〉

観光の一番の問題は、市内に宿泊施設が無いことではないでしょうか。

〈市長〉

おっしゃる通りです。市内への観光客数は年間120万人強ですが、一人当たりの消費額は約450円です。宿泊施設がある亀岡市や宇治市は、本市に比べて、観光での一人当たりの消費額がもう少し多く、滞在時間にも差があります。最近の海外の観光統計は、消費額でなく、延べ宿泊者数で取られているので、その意味で、宿泊施設は非常に欲しいツールではあります。ただ、市が直接経営するわけにはいかないので、誘致については、色んな取組をしており、大きな課題です。京都市内のホテルが飽和状態になっているので、チャンスはあると思います。問題は場所です。ホテル事業者からは、駐車場がないとビジネスとしては厳しいという意見があります。ホテル事業者も京都周辺で探しておられたり、京都府でも、市内から市外に観光客を誘致しようという大きな流れがあり、色んな補助制度も作られているので、それらと連動しながら、今まさに、チャンスの時期が来ているので、しっかり取り組んでいきたいと思います。

 

*道の駅について

〈参加者〉

場所はどこになるのでしょうか。

〈市長〉

まだ何も決まっていません。昨年度、ニーズがあるのかどうかの調査を、委託して行いました。所得水準の高さや競合施設が無いという面で、ビジネスのチャンスはあると思います。ただ、立ち寄る施設では採算は厳しいので、施設自体が集客拠点にならないと難しいと考えています。キーワードは「食」、「地産地消」です。農業者の皆さんと、どういうコンセプトの施設にしていこうかと話し合いを始めたところです。現状はまだ何も決まっていませんが、ただビジネスチャンスの一つとしてご理解いただけたらと思います。

 

*男女共同参画の啓発について

〈参加者〉

男女共同参画を広めるために、紙芝居を作って、小学校で毎年、啓発を行っています。しかし、全ての小学校を回れているわけではないので、授業日数との兼ね合い等、色々あると思いますが、小学校でもっと活動できるように働きかけをしていただきたいです。

〈市長〉

学校や教育委員会には提案しておきたいと思います。

 

*はっぴぃバスについて

〈参加者〉

いこ~るや西代公園で活動をしており、場所自体はすごく使い易くて、ありがたく思っています。ただ、はっぴぃバスが、週末は走っておらず、交通が不便で、足が遠のいてしまっている方達がいるので、改善していただきたいです。

〈市長〉

去年から祝日の運行を開始しました。課題は、土日や朝の通勤通学時間帯、夜便を含めての拡充ですが、これ以上増やすとなると、新しいバスへの投資も必要になってきます。高齢社会になっていく中で、どこまでを利用者の受益者負担として、どこからを税負担として賄うのかは、非常に重たいテーマであると考えます。はっぴぃバスだけでなく、他の路線バスも含めて、ピッチを増やす、週末も走らせる等を行うと、利用者が伸びていく余地はあると思います。それを採算ベースに持って行くのが難しい中で、どういう形で負担を分け合うのが良いのか、サービスを拡充しながら、一定の何らかのご負担をいただく形で検討していきたいと思います。

 

*活動団体の広報について

〈参加者〉

活動団体の広報紙を小学校で配布させて欲しいです。

〈市長〉

公平性の観点から区切りがつきにくく、難しいと思います。地域のコミュニティ活動の中、例えばお祭り等で配布してもらえたらと思います。

 

*AV出演強要やJKビジネス問題について

〈参加者〉

AV出演強要やJKビジネス問題について、既に条例や小学生への予防教育等の取組が始まっている自治体がありますが、どうしていくのが良いと市長はお考えになりますか。

〈市長〉

基本は情報共有、どういう形で伝えるかという工夫が必要だと思います。デートDVについても当事者が認識していないこともあるため、色んな団体の皆様や学校現場で工夫をしてもらいながら、しっかりと伝えることが重要だと思います。

 

 

3.   進行

本日の「対話のわ」は終了させていただきます。長時間ありがとうございました。

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