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市長と語る〝対話のわ”平成30年1月14日 日曜日

[2018年3月2日]

ID:7482

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平成30年1月14日日曜日 ふれあい町家

日時

平成30年1月14日(日曜日)午後2時30分~午後4時

場所

神足ふれあい町家

テーマ

「これからの長岡京について」

参加者

20名

対話録(要旨)

〈進行〉

・市民の皆様と市長が直接お話しをするという対話のわを始めさせていただきます。

 

〈市長〉

・皆様こんにちは。ちょうど1年前にこのふれあい町家で開催をしました。それから1年間の市政の動きやまちづくりへの取り組みとともに、市民の皆様がどのようなことを市に望んでおられるのか率直な意見交換をさせていただきたいと思います。

 

さて、今後15年程の長岡京市のまちづくりに関する課題に対応していくためには3つの戦略的目標が必要と考えています。

一つ目の目標は「定住の促進」です。このまちに住んでいただく8万人規模をどう維持していくかです。この戦略的目標が最も重要なものであります。

昨年の11月から本市の人口は81,000人を超えました。それまでの推移は高度経済成長期に急激に増加し、この時期にまちの基盤が形成され、それから半世紀、約50年を経たのが今日であります。

これから高齢者は増えていき、働く世代と子どもの数は少なくなると予測されます。人口の3区分でいえば、65歳以上の方は老年人口の区分に入りますが元気に生活されている方が多く、徐々に身体の機能が低下し介護が必要な状態となるのは現実的には75歳以降の方であります。今後かなりの勢いで増え、団塊の世代が75歳に達する2025年から2030年がそのピークになります。国もその状況に対応する施策を実施しようとしています。

本市でも高齢化の現象は全国的な傾向と同じく増えてきています。また、市の15歳~64歳の生産年齢人口は、20年前の平成7年と平成27年の国勢人口で比較すると1万人以上の減少となり大きなインパクトがあります。しかし、少し詳しく5歳刻みで分析してみると、平成17年までは出生と死亡の関係である自然動態は僅かに増えており、社会動態はどの世代も転出が転入を上回り減ってきていました。平成17年から平成22年では30歳代から40歳代の子育て世代が転入超過に変化し、平成22年からの5年間では更にその傾向が強まってきています。

本市は若い人やお子さんが流入される全国的にもまれな状況で、また市の強みとも云え、現在も8万人規模である要因だと考えています。最新の総合計画でも15年後にもこの規模を維持し、かつ、その8万人が豊かに暮らしていけるまちを残していくこととしました。

二つ目の戦略的目標は現在の人口規模を維持するために、また、現在市に居住している人だけでは高齢化していくので、他地域から移動してきてさまざまな社会活動や経済活動等をしてこのまちを活性化させていただきたいと思います。市に賑わいをもたらし、経済的側面からも商店数を増やすことや企業を誘致して雇用を増やすことまで含めて、大きく云えば「交流の拡大」をめざすことであります。

三つ目の目標は、50年前から人口が増えて建設した学校や公民館等の公共施設をはじめ、道路、公園、上下水道等の都市インフラが更新の時期を迎えています。このような市を子や孫の世代に引き渡していくために、まち全体の「新陳代謝」を図っていくことにあります。

このことを念頭において、待機児童、高齢社会への対策、済生会病院の移転 阪急長岡天神駅周辺のまちづくり、観光・道の駅的施設、シティプロモーション、公共交通・バスのネットワーク、庁舎建て替えや空き家の問題等の個別課題があることを皆さんも共有していただい議論を進めたいと思います。

 

質疑応答・意見交換

〈質問者〉

・新庁舎の完成の際に、バンビオ1階で障がい者が運営している喫茶コーナーのような就労の場の確保を要望したい。

・現在、市内には福祉会館がないが、新庁舎完成時にはそのような施設は考慮されるのか。

〈市長〉

・市役所に隣接する京都信用金庫が旧開田保育所跡地の一部に建替えて新築されることから、その跡地を昨年11月に等価交換で市に譲渡され、今年の夏に完成の予定であります。

現在の市役所庁舎は古い建物であり、庁舎内が狭く、庁舎が分散しており、バリアフリーでなく、最も重大な耐震化もできていない状態であります。

庁舎の建て替えについては、一年間議論をして現在の場所で建て替えをすることとしました。建て替えの際には、行政機能だけでなく、市の中心市街地にあることから人々が集り賑わいの拠点となる市民広場を造っていきます。

今の場所で執務しつつ建て替えするのは難しく、昨年度の段階では仮設も検討したが、庁舎建設に約80億円かかる中で仮設に約10億円を要することは効率も悪いので行わないことに決めました。時間はかかりますが、工期を分け京都信用金庫の跡地と現在市役所前の駐車場の一部の場所に1期工事として4階から5階建の庁舎を建設します。そこに市民課や国民健康保険課等の窓口・相談部門や手続き部門を低層階に集めて、最上階に議会関係を設け、中間階にその他の部署を配置することを検討しています。

その後、2期工事で8階建ての庁舎を建て、老朽化した産業文化会館の機能を入れるとともに、昨年12月議会で提案しました健診や予防接種を行っている保健センターの機能も低層階に配置し、その上に市役所機能の部署や会議室を設けて、現在の職員数からして平均的な執務スペースである16,000㎡は確保できる計画を考えています。

現駐車場の一部に市民広場を設ける考えですが、市民の皆さんの声はできる限り広い広場を確保して欲しいし、必要性があれば庁舎はある程度高くても良との意見が多く寄せられています。

 また、駐車場は、当初現在の第2駐車場を立体化することを検討しましたが建築規制の関係で、庁舎敷地内の地下にするか、またはアゼリア通りの南側に造るか議論をしているところです。

・さまざまな障がい者団体から要望等はいただいておりますが、単独での建設は非常に難しい状況です。これから先、人口も大きく増えず併せて税収も大きく見込めない中で、公共施設への投資が必要なのか、建設後の維持管理費も考慮すれば、施設を複合化していく方向であり、どのような機能を取り備えることが必要であるかのご意見をいただきたいと思います。

 

〈質問者〉

・高齢者になって、勝龍寺から市役所や病院にバスで行くのも大変な状況である。

・勝竜寺城公園は市の所有なのでもっといろいろなサービス、お茶を飲む場所とかはできないのか。

〈市長〉

・市内の公共交通機関のバスは、阪急バスで民間事業者である。1日当たりのバス利用者の状況を平成12年と27年を比べると減ってきている。そうなるとバスの本数が減る、採算が悪くなる、さらに本数が減る、利用者がさらに減るという民間の経済的ルールから悪循環を引き起こしている状態にあります。   

一方、市が取り組んでいるはっぴぃバスは、市内の西方面と北方面で走らせ乗降客数は着実に伸びている。東部方面は社会実験中であり、もう1年その期間を延長しようとしているが決して採算が取れているとはいえない状況です。

 バスにかかる経費は、現行の1時間に1本片回りで約3千万円要し、内訳は料金が1/3で、残り2/3は税金で賄っています。仮に、1時間に2本両回りと倍増すると約1~2億円かかります。現在も赤字であるから止れば良いという訳にはいきません。この先高齢化に向かう時に、乗客の料金のみでは運営は難しく税金で支えなければならないと思います。そのためにはもう少し議論は必要であり、また市民の方にはより多くバスに乗車して欲しいと願うものであります。

もう一つの心配な事は、バスの運転手も高齢化しており今後の成り手も不足気味で、バスを走らせる経費の中で人件費が大きく影響し、バスを走らせること自体が困難な時代ではあります。簡単な解決策はありませんが、バスは走らせたいと思っています。

・勝竜寺城公園は都市公園であり、今までその使用・利用に多くの規制があり、喫茶コーナーや飲食する場所はできない状況でありました。しかし、最近国でも緩和対策が施され、収益を上げる施設を館内に設けることも可能になりました。公園も維持管理費は必要であり、その費用を捻出するためにサービスや提供も可能になりました。また昨年、細川藤孝の自筆の文書が発見されてガラシャ祭のとき特別公開した際多くの人が来館されたこともあり、今後サービスの提供も重要であると思っています。

 

<質問者>

・移転される済生会病院の規模は大きくなるのか。また、それに伴いはっぴいバスはどうなるのか。

<市長>

・現在のはっぴぃバスの路線は済生会病院を中心に組んでいる状況であります。その済生会病院は築34年になり、建物や設備も古くなり、経営状態も厳しいものがあります。地域の公的病院として誘致した済生会病院は、土地を市が無償で提供してこれまで急性期治療を中心に対応されてきました。今度は病院が独自で土地を購入し移転される予定で、その候補地は西山天王山駅付近の下海印寺の区画整理事業地を考えておられます。

一方、市はこれからの人口構成を考えた医療ビジョンを策定しています。本市の交通利便性が高い影響もあり、市民にとっては京都や大阪の医療機関にも通院しやすくある意味この地域の医療環境は恵まれており競争は激化しています。しかし、市民の身近に公的な病院は必要であり、これからの時代の医療は高齢者の受診が多くなる状況であり、急性期は今までどおりしっかり対応していただき、その上で乙訓地域全体で不足している回復期の治療やリハビリ機能を一層病院側で考えて欲しいと思っています。病院の規模は大きくならないが、機能は諸々備えた内容にしていただきたいと思っています。

開院時期は、計画が順調に進捗すれば平成33年頃の移転を目標にしているが地権者との交渉もありまだ未定であります。

 

〈質問者〉

・昨年、市役所のトイレに点字板の設置を希望したところ、さっそく対応していだきまことにありがとうございました。また、利用している道路に交番ができ歩道と車道の段差部分に点字ブロックを付けてもらいありがとございました。

 自分ひとりでできる限り歩きたいと思っており、障がい者が安心して行くことができる公共施設等や道路を造って欲しい。

〈市長〉

・昨年の暮れに障がい者基本条例を作ることができました。条例ができたことよりも寧ろ条例制定までの過程で障がい者への市民の理解も進んだと思っています。

 その中で特に感じたことは、健常者が障がいを持っている人のことをいかに気づくのか、いろいろな主張や意見を出していただき、市民全体が相手のことを相互理解する意味でも良い条例ができましたが、これがゴールではないと思っています。

 

〈質問者〉

・全国的な状況であり身近に感じるところでもあるが、若い人で結婚しない人が増えてきている。市でも今の状況を考えて婚活のようなものをできないか。

〈市長〉

・結婚されるにしても晩婚化の傾向であり、その原因として考えられるのは、個人の生活や価値観に関することなどさまざまであり、市はどこまで踏み込んで行うのかは悩ましいところである。行事とセットにした市が防災婚活を設けたこともあるが、長岡京市商工会や民間が主催し市が後援する形式で婚活や出会いの場の設定などで市が一定関与する方向で行うと安心感があるようです。

 

〈質問者〉

・恵解山古墳のところに公園ができた。観光で来られる方もあるがトイレがなく困る人も多く観光都市とはいえないように思う。

〈市長〉

・恵解山古墳公園ができて4年程経たが、トイレの件は大きな問題として認識しています。公園建設の際に地元から懸念の声があり断念したため、今すぐに対応できる話ではなく、必要性は感じていますが引き続き課題としていきたいと思います。

 

〈質問者〉

・若い市長になられて情報発信が多くなり楽しみにしている。フェイスブックも活用されており今後どうなるのかワクワクした思いを持っているが、今後どう変わっていくのか。

・弟国の宮ができてから1500年が経つが何かされるのか。また、長岡天神駅西側の隣接道路で飲食店の下水臭が今だにしているが、対応できたのかまたは今後対応するのか。長岡天満宮に行く道でもあり観光都市として恥ずかしいのではないか。

・大河ドラマの誘致はどうようになっているのか。

〈市長〉

・シティプロモーションとして、「かしこ暮らしっく」のキャンペーンを今年は市民向けに始めたので、外に向かっての発信は来年から行っていくところでです。

この取り組みは、少し前の調査結果で本市にある長岡天神駅が住みたい駅ランキングで京都府全体では第5位に入りましたが、近畿全体で見ると大きくランクが下がりました。つまり、知名度あるいは住みたいまちとして府内では認知されているものの、大阪や滋賀では名前は聞いたことはあるが、市のイメージが分からないという現状把握のきっかけとなりました。今後プロモーションをするにはこのことを意識した上で対応していかなくてはならないと思っています。

情報を伝えていく手段は、フェイスブックやSNS等増えてきました。さらに異なる媒体やメディアとしてコミュニティFMラジオの乙訓版が今秋の開局に向けて進行しているところです。地域のラジオの特長は全国放送ではなく、より細かで地域に根差した情報を発することができるとともに、災害等での発信力は重要なものとなります。

その他に、市内の乙訓高等学校が春の選抜に選ばれそうであること、また、乙訓の名前の由来となった弟国宮が継体天皇により角宮神社の近くに都を造営して1500年目にあたることなどで今年は全国にPRするのに最適な年であります。市が情報発信するだけでなく、より重要な伝達手段である口コミにでも広めていただきたいと思います。

・下水臭については地元からは声は聞いていないが、原因の特定と状況を引き続き調査します。

・大河ドラマの誘致は、毎年NHKに府内の関係市町村長等と一緒に粘り強く誘致活動を行っていきます。

 

〈質問者〉

・高齢者ではなく若者でもない中間世代の者としては、長岡京市を良くは知らないので高齢者層の方から良い点を聞き、若者層に伝承していく橋渡しのような役割がある世代だと感じている。市のために何かをしたいと考えている市民は多く、どう行動し誰と繋がれば良いのか戸惑っている。

市と市民が提供する側とされる側の関係ではなく、双方Win-Winの関係で市の良さや特長を示す機会を増やしていただきたい。市民にできることや望むことを知らせて、市に長く住み続けられ、若者の転入も促して後世に繋いでいける環境があれば活動したいと願う人は多いと思う。

〈市長〉

・子育てが一段落した世代で余裕がある方は、さまざまな場所や場面で活動されているようです。いろいろな情報が行き渡っているところまでは至っていないと思います。ある意味行政の良くない点の一つに、市が市民の方に何かをして欲しい場合に、押し付ける形になってしまうことがあります。最近では、民間の方や市民有志の方が知恵を活かし魅力があり人を呼び込める活動をさまざまな場所でされています。行政がそれらの内容をいかに拾い上げていくかが重要だと考えています。NPO活動をされている団体も多くあり、市が情報発信を市民の方と双方で行い、支援していきたいと思っています。

 

〈司会〉

ちょうど時間がまいりましたので、対話のわを終了させていただきます。本日はどうもありがとうございました。

 

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