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市長と語る“対話のわ” 平成30年5月9日(水曜日)

  • ID:8061

平成30年5月9日 市役所

日時

平成30年5月9日(水曜日)午後1時半から

場所

市役所 大会議室A

テーマ

これからの長岡京市について

参加者

40名(やすらぎクラブ)

対話録(要旨)

<司会>

・これから対話のわを開催いたします。やすらぎクラブ長岡京の山本会長からご挨拶いただきます。


<やすらぎクラブ長岡京会長>

・今まで2年に1回のペースで対話のわを実施している。周りの高齢者が増えてきているが、なかなか老人クラブの加入数が増えていない状況がある。しかし京都府下で会員が大幅に減少していない地域はこの長岡京市だけである。関係団体の力添えがあり活動ができていると思うので、これからもご支援をいただきたい。


<市長>

・本市においても様々な総合計画を実施していますが、市の大きなプロジェクトについてお話しをさせていただく。皆さんと一緒に街づくりを行って行く機会としたい。

 当市では人口が急激に増えた時期から半世紀経過した今、高齢者が増える、働く人や子どもが減っている。また、その時に建てた建物等も老朽化してきている。様々な課題があるなかで、1.定住の促進、2.交流の拡大、3.新陳代謝を図る、の3つの目標を挙げている。

 団塊の世代が75歳以上となる2025年問題が言われている。要介護認定率も上がり、介護保険料、医療費、高齢者世帯の生活保護費も増えてきている。元気に年を重ねていくために、全庁あげて取り組むための健幸長寿プラン2025を作成した。高齢福祉の分野だけではなく、スポーツや環境整備等に高齢者の方が入っていきやすい環境づくりにより元気な高齢者を増やしていくことと、いざという時のために医療や介護の基盤づくりを行って行くことを全庁で行って行きたい。

 共生型福祉施設については、障がいのある方の施設だけではなく、子どもから高齢者の福祉のニーズを満たすための施設を建てることの相談を行っているところである。

 京都府済生会病院の移転については、西山天王山駅近くの農地を活用することの協議を行っており、医療の施設として新しくなると共に新しい機能が付与される。回復期の機能のある病院が乙訓地域では足りていないため、その点についても考えていく必要がある。

 防犯カメラについては、1校区20台を通学路中心に200台設置する予定であり、防犯カメラだけではなく認知症の方のブルートゥースの受信機も併せて2年かけて設置していく予定である。

 公共施設の老朽化については、分庁舎等が分散し、バリアフリーもできておらず、耐震性もないということがあり市役所の建て替えを考えている。行政の職員が仕事をしている場所だけではなく、中心市街地にある場所を活かし、にぎわいを作れるような庁舎にしていきたい。時間がかかることが難点であるが仮設庁舎を建てることなく、2期に分けて建て替えをすすめて行き、すべて完了するには平成37年ごろになる予定。産業文化会館と保健センターの機能を合わせて取り込んでいく。分庁舎に入っているシルバー人材センターや産業文化会館の商工会議所等と話し合いを進めている。

 

【質疑応答・意見交換】


<参加者>

  老人クラブに入る、入らないという問題が地域にある。まちづくりというものはそういうことに力を入れねばならないのではないか。後継者がおらず、クラブ自体が減っている。


<市長>

 同じことが自治会でも起きている。今は当市の自治会加入率は6割を切った。高齢化によるものと、新しく開発されたエリアが自治会の組織化ができない、自治会があっても入らないという2つの要因がある。どうにかしないといけないと思ってはいるが、なかなか難しい。良い知恵があれば教えていただきたい。


<参加者>

 マンションを建てる時に自治会をつくるよう、入るように行政指導をすべきである。隣近所が分からないとうことがマンションではよくある。

 中心市街地の阪急長岡天神駅の高架問題が50年以上前からあるが、今後も進まないのではないか。


<市長>

 長岡天神駅は、現状では色々な課題があり、交通渋滞、道が狭く交通量も多いため危ない、バスのロータリーがなく不便である等、駅前なのに利便性がないということがある。現在、まちづくり協議会と2年間議論を行い今年の3月にまちづくりに対する基本構想を策定している。基本計画策定委員会では、専門的に検討していく場で、地元の方の意見を踏まえたものを、今年度中に市としての考えを整理しくことになっている。

 議論の内容は、区画整備事業の見直しを行い、立体交差をどうするのかということである。

 もう1つとして、バス広場をどのように作っていくかである。最終的に駅ができたとして東と西にバスターミナルが必要と思うが、相当な期間がかかる。その間、イズミヤのところに車のロータリーを暫定的に作れないかということを考えている。道路の位置もどこにするかという議論も進めている。この1年間で市として基本的な考え方をまとめて行きたい。


<参加者>

 プライバシーの問題があり、地域で何かをするときにいつもぶつかる。地域活動とプライバシーとの関連を調べるために海外の先進地に視察旅行をしてはどうか。


<市長>

 個人を尊重する考え方が浸透し、地域や家族が希薄化していることは確か。しかし、最近は阪神淡路大震災等の災害があり、少し変わってきているのではないかということを感じている。このような機運を大事にしたい。外国の例を参考にすることは重要と考える。


<参加者>

 市の予算から老人クラブに入る金額を1人当たりで計算すると1000円ぐらいである。高齢者に元気にいてもらうような予算ではない。地域で元気でいてもらうためにスポーツや会話、イベントが必要。地域や老人クラブが発展するためには来年度(補助金を)上げていただきたい。


<市長>

 市の予算全体が増えてきており、伸びてきている要因は高齢化に伴う扶助費が増えてきている。現在かかっている費用としては保育所にお金がかかっている。こうした問題や医療費についてはカットできない。こうしたことを踏まえて予算決定しているという苦しいところをご理解いただきたいが、努力はしていきたい。


<参加者>

 自治会、老人クラブの現在の活動内容を皆納得しているのか。後ほど書面を提出させていただきますので、後日で結構なので市長よりお返事いただきたい。


<市長>

 はい。分かりました。


<参加者>

 自治会や老人クラブの皆が集まって話し合う場がない。新庁舎を建てられるときに、話し合う拠点を設けていただきたい。


<市長>

 分庁舎に入っている団体については、個別でお話をしている。当然家賃を支払っていただかなければならない。その他の団体とも今後お話をしていくので、やすらぎクラブ長岡京にもご意見をいただきたい。市役所の中に事務所を置くということと、活動場所を確保するということでは意味合いが異なる。現在は会議室の確保も難しい現状である。会議室を多く確保することと、産業文化会館のように貸館としての機能を持たせることで、常時使わないところについて活用することができると思う。具体的な話については高齢介護課長にお願いしたい。

 先程頂いた紙面での提案では、活動のインセンティブについて書かれており、とても大事だと思う。様々な活動が行われることによって結果として、医療や介護にかかったお金が減ることで、活動費に充てるということは重要なことである。具体的にどのように測っていくかは担当部署と相談しながらすすめていきたいと思う。ありがとうございました。


<参加者>

 上部団体である京都府老人クラブ連合会で、山城地区で様々なスポーツの大会がある。昨年宇治市で輪投げ大会に参加するにあたって、バスがなく、車に6台に分乗し参加した。責任者としては、高齢者は免許を返納する身であるのに危険である。向日市では市にバスがあるようである。やすらぎクラブ長岡京として費用も負担するので、マイクロバスを高齢者が利用できるよう検討していただきたい。


<司会>

 様々な意見があるとは思いますが、本日は以上で終了いたします。長時間ありがとうございました。

お問い合わせ

長岡京市対話推進部秘書課秘書係

電話: 075-955-9500

ファクス: 075-951-5410

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