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市長と語る“対話のわ” 令和3年10月24日(日曜日)

  • ID:11856

日時

令和3年10月24日(日曜日)午後2時から

場所

神足ふれあい町家

テーマ

  • 新型コロナウイルス感染症対策について
  • 阪急長岡天神駅周辺のまちづくりについて
  • 市役所新庁舎整備について

参加者

14名

対話録(要旨)

<市長>

神足ふれあい町家での対話のわは、毎年1月にさせてもらっていましたが、今年はコロナで開催できず、この時期の開催となりました。

今月21日まで神足ふれあい町家も使用制限がかかっていて、ようやくすべての規制が解除となり、久しぶりに対面での対話のわができるようになりました。本日はよろしくお願いします。


新型コロナウイルス感染症対策について

新型コロナ感染症は第5波に入り、去年の2月くらいから感染者が出始め、長岡京市は府内では、京都市以外で初めて新型コロナウイルス感染者が出た市町村です。当時は初めてのケースで右往左往しながら対応しました。これまでの1年半の間で、本市では10月23日までで823人の方が新型コロナウイルスに感染をしました。その中でも、第5波で極端に感染者が増えています。7月から9月で全体のほぼ半分にあたる方が感染されたことから、デルタ株の感染力の強さがうかがえます。本市で1日最高で21人の感染者が出た日が、8月に3日間ありました。

医療の状況は、医療関係者のご協力があり、入院等の重症化は比較的押さえられてきました。これは5月後半に高齢者の方から順に始まったワクチン接種の効果が大きいと考えられます。ワクチン接種は重症化や感染者の抑制につながります。京都府内で、新型コロナウイルス感染症で亡くなられた方の推移をみると、今年の1月の第3波のころが一番多くなっています。第3波期間中に府内で亡くなられた方は、月間で66名いらっしゃっいました。一方、第5波では、感染者はかなり増えましたが、亡くなられた方は、8月は4名、9月は20数名と、第3波の時に比べ半減しています。これは、ワクチンの効果で重症化が抑えられたということと、体力が少ない高齢者の方の感染が抑えられたということです。

今後の新型コロナウイルス感染症の状況ですが、感染者がゼロになることはあり得ないと思います。新型コロナウイルスが再び流行したとしても、ある程度病院が患者さんを受け止められて、医療がきっちり提供できる、あるいは治療薬が開発されて、命をきっちり救えるようになってくるということが新型コロナウイルス感染症感染拡大のひとつの出口になってくると思います。

ワクチン接種は本市も終盤を迎えています。65歳以上の方の接種率は、本市の人口の9割を超えており、全年齢でも全人口の6割を超えてきています。国が出しているワクチン接種の効果のデータでは、未接種の方と2回接種された方を比較すると2回接種された方は、未接種の方の約1/10まで感染を抑止できています。広島県のデータでは、同居家族内でワクチンを接種している方としていない方の感染を比較すると、2回接種をしている方のほうが、感染を64%低減できることが示されています。これはワクチンによる感染予防ですが、ワクチンを接種したからと言って感染しないわけではありません。広島県のデータの中で、6月から8月の2000人の感染者の中でブレイクスルー感染が100人ほど起こっていますが、感染自体はかなりおさえられています。同じ感染者の中でも未接種の方と2回接種された方の症状を比較すると、未接種の高齢者で感染された方の4割以上の方が、中等症以上の症状になっています。一方で2回接種している高齢者の方では、中等症以上の症状になっている方は13%にとどまっています。ワクチンを2回接種している方は、感染したとしても比較的軽症で済むことが多く、ワクチンは新型コロナウイルス感染症に対して、ひとつの有効な手段であることから、本市においてもワクチン接種を進めてきました。

これまで本市で感染された823人(10月23日現在)のなかで、8月の感染者だけで全体の4分の1にあたる276人が感染されています。ワクチンが始まる前の4月までに感染された方の年代別のグラフと、ワクチン接種が開始された5月以降10月までに感染された方の年代別のグラフを比較すると、先にワクチン接種が始まった高齢者の感染割合が減っていることがわかります。感染者が出始めたころは最初のころは、50代、60代の感染者の割合が4割を占めていましたが、ワクチン接種が進んでくると50代、60代の方の感染割合が減っています。直近ではすべての世代の方へのワクチン接種が進んでいるので、感染者の年代は均一になっていると思います。

本市のワクチンの接種状況を簡単に説明すると、2回接種が終わられた方は人口全体の60%を超えています。本市の集団接種については、今日(10月24日)が1回目接種の最後の日になっています。今日1回目の接種を受けられた方が、3週間後に2回目の接種を受ければ、ワクチン接種を希望されるほぼすべての方が接種を終えられることになります。10月の前半までで本市の方がワクチン接種を受けられた割合は、全人口の75%の方、4人に3人となります。また現在ワクチン接種をすることができる12歳以上の方のうち、85%の方がワクチンを接種されたことになります。

しかし、ワクチン接種の効果はあまり長続きしないようなので、3回目の接種を政府が決めており、だいたい年内に医療関係者、来年2月頃から高齢者接種をスタートできるように市で準備を進めています。ただ、ワクチン供給等の情報がはっきりと決まっていないので、対応を決めかねていますが、これまでのワクチン接種では、高齢者の方にはできるだけ自分の住んでいる地域で接種ができるように、小学校の体育館をお借りして、会場を準備してきました。3回目の集団接種は、2月からの一番寒い時期になることが想定されますので、暖房が効かない体育館がいいのか、暖房が効く中央公民館がいいのか、数が打てるが山の上にある西山公園体育館がいいのか、このあたりの調整が今後の課題です。今後第6波が来る可能性がありますが、基本的な手洗い、消毒、換気等が、感染を引き起こさないためには効果的です。皆様には感染に気を付けていただきつつ、感染者数が多くても、感染者の重症化を抑え、医療提供体制を整えることができれば、経済との両立に向けた施策を考え、日々の暮らしを守ることができます。同時に、3回目接種も進めていかなければなりません。


阪急長岡天神駅周辺のまちづくりについて

阪急長岡天神駅周辺のまちづくりは息の長いこれからの話になります。JR長岡京駅前は約15年前に整備されました。この間、本市では、第二外環状道路が整備され、その下に阪急西山天王山駅ができました。最後に残された一番大きな宿題として、阪急長岡天神駅周辺のまちづくりがあります。阪急長岡天神駅前は昔のままで、ほとんど変化をしていません。この長岡天神駅周辺をどうしていくかが今後の大きなテーマになります。踏切による交通渋滞がある、歩道が十分に取れていない危険な場所がある、車の乗り入れやバスの乗り入れができる広場が駅前にない、特急が止まる駅にも関わらず、完全な利用がされていないといった様々な課題を整備していくために、まちづくりの構想を進めてきました。大事なことは、周辺にお住いの地権者の方と考え方を共有しながら進めていくことです。

今、阪急長岡天神駅周辺のまちづくりの中で、計画していることの1点目に阪急の線路の立体化があります。長岡天神駅周辺では、昭和の時代に決まった都市計画決定がいきています。この都市計画決定に基づき、JR長岡京駅からイズミヤにかけてのJR駅前線を順番に広げているところです。現在では産業文化会館前まで工事が進み、そこから踏切を越えるところまでの第4工区の用地買収を進めています。用地買収は5割ほど進んでおり、この都市計画決定は、道路が線路の上を越える形のものです。今の状況から見ると、道路が線路の上を越えるというのは難しく、道路を上にあげるのではなく、阪急の線路を上にあげられないのかという意見が地元の方からも出ています。この線路を道路の上にあげるという事業は、権限的に市が工事をすることができないものです。そのため、都道府県の事業として行わなければならず、現在、京都府にはたらきかけているところです。

2点目は、阪急長岡天神駅の駅前にJRと同じような駅前広場を東西1か所ずつ作ることです。広場の場所は、西側は現在駐輪場があるあたり、東側は駅から階段を降りたあたりです。このあたりに広場をつくり、車が入れるようなロータリーにするには、広場とつながる幹線道路が必要になります。

そのための片側1車線とゆったりとした歩道がある補助幹線道路を南北に整備するのが3点目です。

また、昔からこの地域にお住いの方と商売をされている方がいらっしゃいますが、駅に近いところでは商売をしていただく、お住いの方は少し駅から離れたところに住んでいただく等、駅周辺の機能を切り分けることを基本的な方針として出しています。西側のエリアの補助幹線道路は、イズミヤから踏切を越え右折する道、ずっと北に進めば西友に出るあたりに整備し、自転車置き場のほうに入っていくイメージです。東側のエリアは、昔ながらの細い道路しかないので、できるだけ駅に近いところで、イズミヤの駐車場に入っていく交差点のあたりに接続するような新たな線形道路を作っていくイメージを持っています。詳細の設計はこれからですが、大体のイメージはこのように考えています。

これらの事業の要となるのは、連続立体交差といわれる、線路を上げる事業です。線路を上げる工事の間、電車を止めるわけにはいかないので、電車を安全に走らせながら工事を進めることになります。そのためには2通りの工事の方法があります。

1つ目は、今ある線路の横に別の線路を作り、工事が終わったら新しい線路を使用する別線方式と言われる方法です。

2つ目は、今の線路を横によけて工事期間中は電車を走らせ、現在線路があるところに高架を作る仮線方式と言われる方法です。

この2つの方法について、京都府と阪急と話をしてきて、仮線方式が大体のコンセンサスになってきています。別線方式は、工事が早いように感じますが、完成した線路がどうしても湾曲してしまいます。湾曲した線路でのホームがひとつではない特急停車駅の安全性や、現在線の跡地活用などのまちづくり展開の観点から仮線方式が望ましいと考えています。このようなイメージで連続立体交差を含む駅前広場をつくり、歩きやすい空間を駅前に作りたいと考えています。駅前の空間をつくるときに、連続立体交差では、線路を立体的に交差させるために一度東側に線路の仮線を作るので、まずは西側のまちづくりから取り掛かっていくことになります。そのため、直近では、西側にお住いの方、1軒1軒にまちづくりの方針をお伝えしに回っています。東側も西側と同様に連続立体交差の進捗に合わせて進めていく予定です。また、阪急長岡天神駅の東口を降りたところに、広い土地を買わせていただいたところがありますが、立体交差を完成させるには15年から20年ほどの月日がかかるため、そこは暫定的な広場として活用しようと考えています。

市役所の新庁舎の整備について

最後に、新庁舎の整備についてです。

以前は駐車場として活用していたところで、工事が進んでいます。こちらが5階建ての一期庁舎になります。この一期庁舎は来年の今頃は完成している予定です。その後、内装の工事等を行い、年末に引越しをし、再来年の年明けくらいから新たな庁舎がスタートする予定になっています。一期庁舎の引越しが終われば、そこから1年ほどかけて現在の庁舎を解体する工事に入ります。解体が終われば、8階建ての二期庁舎を作っていきます。新庁舎の検討の中で、高すぎる建物を一度に作ってしまうのは、景観上よくないため、なだらかな階層性で作っていくこととなりました。また、新庁舎の中で、いろいろな方が集えるような広場を設けて欲しいという声を多くいただきましたので、一期目と二期目の庁舎がつながるところに屋根付きの広場を作る計画で進めています。

一期庁舎では、福祉系の窓口、税金系の窓口、市民課等、いわゆる窓口機能が入ります。今まで本市の市役所は、市民課や高齢介護課、障がい福祉課等の窓口が物理的に離れており、それぞれで手続きをすることになれば、道路をまたいで分庁舎まで行く必要がありました。新庁舎はフロアストップという窓口が面になっているようなつくりで、そこに座ったままで様々な手続きをすることができる環境にするイメージで進めています。例えば、出生届や児童手当、国民健康保険や子育ての申請等のいろいろな手続きを一気にできるようにしていくコンセプトです。これが一期目の特徴です。

二期目では、現在第七小学校の近くにある保健センターや産業文化会館の機能を入れて、市役所機能を複合的に利用していく方針です。また、市役所での申請等、様々な手続きをデジタル化できようにしようという方針のもと、現在私たちが合言葉にしているのが「書かない」です。一度限りの入力やマイナンバーカードの読み取り等、書かずに済むような仕組み、申請時に市役所に行かなければならなかったものを、できる限り家からインターネットで申請できるような仕組みの庁舎にしたいと考えています。どうしても法律上、市役所に来ていただかなくてはいけないものもありますが、大体のことは市役所に行かなくてもできるようにしましょうという方針で、庁舎建て替えのタイミングで市役所業務自体も大きく見直します。

ここからは皆さまへのお願いになりますが、新庁舎になればいろいろなことが便利になりますが、便利になるときのひとつのポイントは、いかに本人確認を間違いなくするかということです。これからマイナンバーカードで本人確認をすることができれば、様々な手続きをオンラインでできるようになります。現在の本市におけるマイナンバーカードの普及率は2割から3割程度でまだまだ普及していませんが、これからの手続きのことを考えると取得しておくに越したことはないと思っています。これは行政手続きのみではなく、昨年の給付金の申請・給付等のスピードや正確性を考えると、今後間違いなくマイナンバーカードを使用した手続きが増えてくるので、この機会にマイナンバーの取得を考えていただきたいと思います。

新庁舎の建設にどれくらいお金がかかるのかという質問をよく受けます。当初だいたい100億円程度を想定していましたが、入札等の競争や技術提案をいただいたことで、全体で7年かかる想定であった工期を6年に短縮し、102億円の予定価格で出していたものを87億円まで落とすことができました。新庁舎建設工事は、令和8年頃にすべて終了する予定で、工期が長期に渡ってしまいますが、工期を短縮するために仮設庁舎を建設すると、費用がさらに膨らんでしまうこともあり、現在の方法で建設を進めることになりました。

対話(質問・意見)

<参加者>

私は視覚障がい者で、先日マイナンバーカードを申請させてもらいました。ですが、申請した顔写真の表情がわからないということで、一度不備で返ってきました。「私は視覚障がい者なので顔の表情といわれても、どうすることもできない。」と言うと、1週間から10日ほどして「申請を受け付けます。」という返事がきました。現在はマイナンバーカードを取得することできましたが、一度は申請を断られました。視覚障がい者に配慮した申請にしてほしいと思います。

<市長>

対応を確認します。

後日調査した質問内容に対する回答                                                                            

マイナンバーカードの申請をしていただきありがとうございました。
マイナンバーカードは、地方公共団体情報システム機構が交付申請書の提出を受けて発行しています。あらかじめ定められている「顔写真のチェックポイントの基準」を満たしていない場合、機構が申請者に対して再申請を依頼する場合もあると聞いております。
マイナンバーカードの申請等に関しては、地方公共団体情報システム機構のマイナンバーカード総合サイト(別ウインドウで開く)に記載されておりますが、申請者のご事情により、「顔写真のチェックポイント」の基準を満たす写真の撮影ができない場合は、申請前に個人番号カードコールセンターまでご連絡の上、申請者IDをお伝えいただければ、個別にご案内することも可能とのことです。
この度はお手数をお掛けしました。


<参加者>

新型コロナウイルス感染症のワクチン接種について、5月に予約を取ろうとしていましたが、次の予約は9月25日といわれ、9月25日に予約をしました。その後、市役所から、「長法寺小学校で枠が空いていますので、よろしければ接種しませんか。」という電話があり、すごく嬉しかったです。この大変な状況の中、細かい配慮をしてもらったことに感謝しています。

<市長>

ありがとうございます。ワクチンは結果的に全市民の75%、接種対象者の85%の方が接種されましたが、ワクチン接種がスタートしたときは、全市民のうちのどれくらいの方が接種されるのかが全く分かりませんでした。どこの自治体も4月当初は7割くらいの方が接種されるのではないかという想定のもと進めていましたが、いざ予約を開始すると、すぐに枠が埋まってしまったという状況が続き、接種を進めながら会場を増設したりと対策を打っていましたが、どうしても接種に順番が出てしまいます。できる限り早く打ってもらえるように、空いているところを、詰めながら進めさせていただきました。全国的に見れば、人口が多い大都市は、まだまだワクチン接種が進んでいないところもありますが、本市はおかげさまで、11月中にはワクチンを希望されている方への接種を終えることができそうです。ワクチン接種は我々の集団接種だけではなく、医療機関の方にも相当な協力をいただいてここまでくることができました。

 


<参加者>

神足ふれあい町家の前にある看板についてです。看板の内容が古く、立命館高校の表記がありません。また、恵解山古墳の写真が整備前の竹やぶになっています。そういう看板はほかにもあるのかもしれませんが、一度点検していただき、新しくしてほしいと思います。市内できれいに整備されているところがたくさんあるのに、それがアピールできないことがもったいないと感じます。

<市長>

看板の状況を確認し、対応させていただきます。

後日調査した質問内容に対する回答

神足ふれあい町家前の看板の現状を確認し、ご指摘いただきました立命館高校と恵解山古墳の写真を修正いたします。


<参加者>

10月から要約筆記者養成講座が始まりました。新型コロナウイルスの関係でパワーポイントを使って講座をすることになりましたが、手書き要約筆記の講座でもあるのでOHC(オーバーヘッドカメラ)を使います。福祉会館の3階のホールは、OHCとパソコンが備え付けてあり、リモコンで切り替えすることができ、手書きもパソコンも対応できるようになっています。これからはそういった講座の仕方になっていくと感じました。こういった設備があれば、大きな荷物を持って準備に行く必要がなくなります。新庁舎にも福祉会館の機能が入ると聞いていますが、新庁舎ではこういった機能がついている会議室を用意していただけるのでしょうか。

<市長>

言っていただいているような機能が入るのはおそらく二期庁舎になります。産業文化会館の会議室や保健センターの会議室が想定されます。要約筆記やプロジェクター、ループのような設備の整備は当然入れていくつもりです。具体的にこういう設備がいいという話は、ぜひ担当課に伝えてほしいと思います。福祉的な機能は基本的に標準装備で進めたいと思います。

 


<参加者>

阪急の高架化の話です。市としてどれくらいの費用が必要になりますか。また時期的にはいつ頃完成予定なのか教えてほしいです。

<市長>

費用は、積み上げができるところまで設計が進んでいません。これまでの過去の調査から考えると、鉄道を上げるような連続立体交差は最低でも340億円以上かかるといわれています。これは鉄道を上にあげる工事の費用だけの見積もりであり、広場の整備等を合わせると、もう少し金額が上がると考えられます。全国的な負担割合の例を見ると連続立体交差の場合は、総事業費のおおよそ23%が市の負担となっています。大きな事業となるため、その他、国や京都府の負担もあり、一部阪急の負担もありますが鉄道会社の負担は少なくなっています。基本的に連続立体交差は、公費である税金を使って進めることが多い事業となっています。

 


<参加者>

連続立体交差の事業は、京都府の事業ということになっているということですか。

<市長>

連続立体交差は、長岡京市では施行ができません。今回の場合は京都府が事業化をしないといけません。実際の工事期間は、15年ほどかかるといわれています。工事がスタートするためには、まず用地の話、周辺のまちづくりの話があるため、まだしばらくかかる見通しです。今からで言えば、完成まで早くて20年ほどかかるのではないかという大きな事業です。長期の事業にはなりますが、この間も計画を積み上げて、着実に1歩ずつ事業を進めております。その点では、この2、3年の間で京都府が事業化するための1歩である調査費をつけてもらえるように働きかけているところです。現在、いろいろな事業効果の検討等は京都府も前向きに行っています。この事業は巨額の費用がかかるため、大体、都道府県で1か所ずつしか行うことができません。現在は、JR伏見のあたりで複線化の工事をしているところです。この後の工事で、阪急長岡天神駅で来てくれればと思っています。

 


<参加者>

嬉しいなと思っていることです。FMおとくにでいろいろな情報を言ってくれるので、聞いていてほっとしています。市長も何度も出演してくれていて、耳からの情報がすごくありがたいです。

<市長>

コミュニティー放送としてさせていただいていますが、この12月で放送開始から約3年になります。今は、昔ながらのラジオで聞かれている方と、スマホのアプリを使って聞かれる方といらっしゃいます。リスラジというアプリを入れるとネット経由でスマホでも聞くことができます。全国のFM放送の中でもFMおとくには上位に入るほど、いろいろな方に聞いていいただいていて、全国から、メール、Twitterで反応があります。FMラジオは私が、一期目の市長選挙時の公約のひとつにさせていただいていたもので、普段からいろいろな情報を出すのはもちろんですが、特に大切なのは災害発生時です。災害時に情報をお伝えするのにFMはとても手軽で、いろいろな避難所に行ってもラジオひとつあれば情報を聞くことができます。危険な情報等をいち早くお届けすることができるので、聞いていただいていることは非常にありがたいです。FMおとくには、市役所から緊急割込放送をすることができます。今年はお盆の時期に台風が来たときの長雨で、避難指示まではいかなかったが、危険ですという放送を何度か緊急割込みで入れさせてもらいました。ラジオはすごく機動力があり、直接言葉で伝えることができるものです。NHK等のニュースでは、全国の情報が見ることができますが、FMおとくにでは、本市の情報をかなり細かくお届けすることができます。災害時はぜひFMおとくに86.2を合わせて聞いていただきたいと思います。

 


<参加者>

自分の持っているFMラジオは古いもので、FMおとくにの周波数帯が入りません。

<市長>

コミュニティーFMはあまり電波が飛ばない仕組みになっています。そのため、場所によってはどうしても電波が入りにくいところもあります。スマホがあれば、少し遅れることもあるが、クリアに聞くことができます。

 


長時間にわたりありがとうございました。対話のわ以外にもいろいろなご意見があれば是非市役所全体でしっかり受け止めますのでよろしくお願いします。

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